竹田で薬膳料理とお稲荷さんが舞い込んだ！？

2014/10/18 - 2014/10/18

天高く馬肥ゆる秋。
竹田市上原にある薬膳料理のお店にランチに行ってきました。
市内の城下町ではちょうどユニークなお祭りも行われていて、楽しいひと時を過ごしました。
写真はお稲荷さん御一行様（笑）

エリア 竹田(大分)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

国道442号にて　ただいま稲刈りの真っ最中。

竹田市神原地区は滝や渓谷、原生林のある山里です。

薬膳料理の「緒環（おだまき）」に到着。
地元で採れた旬の食材を使って、味付けも化学調味料を使わず、丁寧につくられたお料理がいただけるお店です。

ここは祖母山麓神原地域の交流拠点施設で、食事処、乾燥椎茸などを中心とした農林産物直売コーナー、木工体験・研修室などがあります。

木の香り、ゆくもりを感じる明るい店内。
季節毎に５種類の薬膳料理のセットがあり、それぞれに体への効用があるそうです。

野草五膳『番紅花（さふらん）』
手のひらが赤い、口内炎が出来やすい、階段の昇り降りがつらい等の症状のある方に。
食前酒・きのこの和風サラダ・豚肉の薬膳角煮・煮なます・旬菜の炊き合わせ・旬菜の天ぷら・田舎のお吸い物・デザート（ご飯は雑穀米、お吸い物は鶏ゴボウ）

豚肉の薬膳角煮　
豚肉の効能　増血、肥満防止、高血圧（赤い実はクコの実）

旬菜の炊き合わせ　（ゼンマイ・しいたけ・人参・竹の子・コンニャク）

牛乳プリン　
牛乳の効能　食欲増進、便秘、病後の回復、滋養

旬菜の天ぷら　お塩をつけていただきます。
スギナ・サツマイモ・シイタケ・ヤーコン・人参・ミゾソバ・ヨモギ・タンポポ・ユキノシタ

野草五膳『浦公英（たんぽぽ）』
手足が冷える、胃の調子が良くない、肌が荒れやすい等の症状のある方に。
食前酒・里芋の揚げまんじゅう・天竺の酢物・旬菜の炊き合わせ・金風和え・旬菜の天ぷら・田舎のお吸い物・デザート

里芋の揚げまんじゅう
里芋の効能　動脈硬化予防、咳止め、便秘、不眠、去痰、健胃、解熱

金風和え（山芋の和えもの）
採ってきて、食材の味を生かしつつ味付けされたお料理の数々。
１品１品に時間も手間もかけられていて、体のために・・・という地元の方たちの気持ちまで一緒にいただけるメニューです。
野菜をたっぷりいただけて体にやさしい、絶品グルメに舌鼓♪

食事の後は近くを散策。
健男霜凝日子神社神幸所

境内入口左にある御神木のトチノキ

大分県指定天然記念物　幹周7.2ｍ　樹高38ｍ　樹齢　推定500年

境内にはたくさんトチの実が落ちています。

神原川沿いには少しだけ紅葉し始めたカエデが。

紅葉の見頃はまだまだ先のようです。

神原渓谷大橋

神原川の清らかな流れに心まで澄んでくるようです。

「お稲荷さんが舞い込んだ」
「お稲荷さんが舞い込んだ」は、大正初期から始まったお祭りで、子どもたちが狐の面を被り、手に笹を持って家内安全・商売繁盛を祈願して家の中を振りまわり、菓子や果物を祝儀の「初穂」としていたそうです。
昭和42年頃から地元の子どもが段々と減っていき、自然消滅。
これではいかんと当時の子どもたちが祭りの復活と存続を願って35年振りに再興し、今年で13年目を迎え、今は子どもから大人まで楽しめるお祭りとなっているそうです。

子ギツネが御札といなりずしを店主らに渡し、店内をササを持って歩き回ります。

笛や太鼓、ドラムやシンバルの軽快な音が城下町に鳴り響きます。

行列は城下町をゆっくり練り歩いて行きます。

踊り子さんたちは「ソレソレ」「イヤササ」などの掛け声とともに軽快に踊りながら病院内へ。

キツネたちは手招きするようなしぐさで踊ります。

豊後竹田駅前に移動

見ているだけで幸せな気持ちになる素敵なお祭りでした。

但馬屋本舗　
創業は1804年、大分県下では一番古い和菓子舗です。

お土産に「荒城の月」と「三笠野」を購入。

併設している「茶房だんだん」で一休み。

季節のお菓子とお抹茶

しらたまづくし
温かいしらたま団子に3種類（きな粉・粒あん・こし餡）をつけていただきます。

帰途、久住町にある老野湧水（おいのゆうすい）の滝に寄り道。
以前、湧水が枯れたという噂を聞き心配していましたが、水は流れていてひと安心。
でも、苔の部分が茶色くなってるし、左側は苔じゃなくて草？

苔むした緑の岩肌を流れ落ちていく美しい滝だったのに…少し残念。

オフホワイトハウス
『田舎暮らしの魅力を全国に発信するプロジェクトを竹田市がキリンビールと共同で行うことになり、このプロジュクトは久住町の古民家を改修し、都会で暮らす文化人らに宿泊してもらい、その様子をインターネットを通じて、全国に発信するものです。改修が終わった古民家は「オフホワイトハウス」と名付けられ、滞在する文化人らは、地元住民との交流の様子を映像でアップするなど、インターネットで情報発信します（ＯＢＳニュース）』
ということで、記念写真（笑）
穏やかな秋日和に恵まれた奥豊後の旅、ゆったりとした時間を過ごしました。

この旅行記へのコメント （7）

• ぱっしょんKさん 2014/11/05 14:34:58

  故郷

  るりさん、こんにちは。
  
  実は豊後竹田はぱっしょんKの両親の故郷です。
  両親が名古屋に出てきた後に僕が身ごもったのですが、母が故郷に戻って僕が生まれたため僕の生誕の地。
  さらに年子の妹が生まれるまで、祖母に僕が預けられた場所です。
  
  祖母も亡くなり、疎遠になり、もう15年くらい行ってないので写真が懐かしくてしかたありませんでした。
  
  
  荒城の月、三笠野！すっかり忘れてた！！！食べたいわ〜（笑）

  るりさん からの返信 2014/11/05 19:30:53

  故郷

  ぱっしょんKさん　こんばんは。
  
  ご訪問ありがとうございます。
  
  ご両親の故郷でしたか。
  
  子供たちが小学生の頃、秋の竹田祭の書道の部に作品を応募していたので行楽を兼ねて毎年竹田に行っていました。
  城下町らしい雰囲気のある素敵な街ですね。
  
  私は焼き立ての三笠野が大好きです。　　るり
  

• 天星さん 2014/10/20 18:04:34

  お稲荷さん

  こんちは〜
  
  土曜日に竹田のある知人の店で
  子キツネたちがいきなり現れ
  びっくり.......
  最近は、児童数が激減して
  子キツネが減りつつあります。
  将来が心配されてます〜
  
  三笠野と荒城の月のお店
  その店の長女さまが先日
  結婚され、youtubeに3分の動画が
  流れていました〜
  ドラマのように作られてました！
  
  薬膳料理、なかなかの健康メニューですね！
  
  天

  るりさん からの返信 2014/10/20 18:57:06

  お稲荷さん

  天星さん　こんばんは。
  
  同じ土曜日に竹田にお出でとはニアミスですね〜。
  お土産には両方かいましたが、私は三笠野の方が好きです。
  子供が小さい頃は竹田祭などによく出かけていました。
  
  世話役の方が写真を撮るのを大歓迎してくれましたよ。
  大いに宣伝してあげなくては・・・
  見物客が増えれば街も活気がでるでしょうから。
  
  薬膳料理のお店は竹田市内からは少し離れていますが、美味しかったですよ。
  
  さっそく、youtubeで拝見したいと思います。　　るり

  天星さん からの返信 2014/10/20 21:22:03

  YOUTUBE

  http://www.youtube.com/watch?v=Ki2usH3r7mc
  
  広瀬神社での挙式をあげたカップル、幸あれ〜
  長女の方は和菓子職人として4〜5年です！
  作業場に親子で立つシーンがとても感動的です！
  
  天

• チムさん 2014/10/20 09:19:47

  可愛いね。

  栃の木が大き過ぎて「るりちゃん」危うく見落とすとこでした。
  
  世の中には面白いお祭りが有るんですね。
  私は井の中の蛙で知りませんでしたよ。
  
  体を気を付け楽しい旅行続けてください、そして楽しい日記
  お待ちしています。( ^)o(^ )

  るりさん からの返信 2014/10/20 12:43:40

  可愛いね。

  チムさん　こんにちは。
  
  「るり」に気づかれましたか？ありがとうございます。
  
  「面白いお祭りが有るんですね」
  そうなんです、今年で13年目になるのですが、ちっとも知らなくて・・・宣伝が下手ですよね。
  写真を撮っていると、保存会の方が、遠慮なく中に入って写してくださいと言われました。
  最後のオフホワイトハウスですが、キリンビールのコマーシャルに出てくるかも？噂ですが先撮りしてきました。
  
  相変わらず無理はできませんが、自家用車での移動なので少しは楽です。
  
  チムさんもお体に気をつけられてお過ごしくださいね。　　るり