2014/10/04 - 2014/10/05
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Matt Yさん
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LCCよりレガシーキャリア派の私ですが、春秋航空と佐賀空港のレンタカーキャンペーンに釣られていってみることにしました。海外でLCCは利用したことあるけど国内線では初めての経験。
春秋航空の佐賀便、2便体制ならフルに週末を活用できるが、減便が発表されたので、2便飛んでいる今のうちにってことで10月頭に行くことに。最安の1,000円では取れなかったけど片道3000円で佐賀まで行くことに。
台風の接近もあって行くかどうか迷ったけど、レンタカーも予約してしまったし、台風の暴風圏にはまだ入らない予報だったしで行くことに。一応キャンセルが効くANAの株優で抑えの予約をいれてリスクヘッジは図った。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー
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春秋航空の佐賀行きIJ601便は10:55発。この時間ならLCCでありがちな早朝の早い便ではないので楽だ。チェックイン機になぜか中国語で送られてきたメールに印刷されたバーコードをかざすとレシートタイプのボーディングパスが出てきた。
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セキュリティを越えたらすぐ売店が付属している待合室しかない。おにぎりやサンドイッチの類は売っているけど、朝食はセキュリティ入る前に済ませておけばよかった。
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当然沖止め。1台目のバスだったので、この時点ではガラガラだが結局満席にはなった。キャンペーン料金でない場合は荷物預けられるせいか、オーバーヘッドビンの取り合いになることはなかった。LCCにありがちなCAの制服が下品というわけではないのは好感持てる。
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最初LCCの割には狭くないな、と思ったが出発を待つ間に狭く感じてきた。シートピッチはレガシーキャリアより2インチ狭いのだが、私の体格的にはその2インチがちょうどつかえる幅なのだ。正直佐賀まで辛かった。
飲み物は有料で100円でコーヒーとかあるらしいのだが(しかもお代わり可能)、メニューはシートになく、CAにメニューを見せてくれるよう頼まなくてはならず、その仕組みだと、積極的になんか頼もうというテンションじゃない時はわざわざ持って来させるハードルを超えるほどのものではなく、縮地法(=睡眠時間圧縮ともいう)を使った。 -
佐賀到着。満席ではあったが、燃油や空港の施設使用料などを考慮するとどう安く見積もっても満席だったとしても一人10,000円は取らなければならない勘定となる。この日は当日でも6000円で取れたので、大赤字だろうな。実際2便から1便に減便されてしまうし。長く続くビジネスモデルではない。
九州佐賀国際空港 空港
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レンタカーは到着ロビーですぐ手続きできた。この辺は人数集まるまで待たされた挙句に遠くにバスで連れて行かれる空港より随分便利。佐賀県が空港利用促進の為に補助金を出して1人48時間が2000円で借りられるキャンペーンをやっていたので利用。
しかし実際には予約の段階で紆余曲折があった。事前に問い合わせたところ、指定のクラスであればキャンペーンが利用できる台数に制限はなく、つまり車がある限りキャンペーンは利用可能ということだったのに、実際に電話してみるとどの社も全て満車と言われる。
本当に車が出払って借りられる車がないなら納得も行くのだが、ネットで調べると空車があって借りられる。県の担当者に電話で聞いてみると、夜遅い時間まで掛け合ってくれて、二社は空車があること確認したので申し込んでくださいとのこと。
しかし空車があると県が教えてくれた某世界的メーカー系レンタカー会社に電話するとやはりないという。県に問い合わせた経緯を言っても、物理的に車がないので、と言われる。ではネットで予約した客は空港に着いても車が無いんですね?そういう事態がある事は本社に確認しても良いんですね?と聞くとしぶしぶ、「分かりました用意しておきます」ガチャンと電話を切られた。と、借りる前はカチンときたものだが、空港に来てしまえば普通に手続きして、ターミナルに隣接する駐車場から出発!
推測するに県の補助はレンタカー代全部ではなく、レンタカー会社としてはなるべくキャンペーンではなく正規の料金で借りて欲しいのでは?と推測。
ま、こちらとしてはキャンペーンで借りられればなんでもよいのだが。九州佐賀国際空港 空港
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デジイチのSDカードを忘れたのでヤマダ電機にピットイン。ETCカードも忘れたり今回は(も)忘れ物が多かった。
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ヤマダ電機に向かう途中、偶然大隈記念館という看板を見つけた。城下町らしい細い路地を抜けて行ってみると、早稲田の創始者の大隈重信の生家が保存されていた。
大隈重信記念館 美術館・博物館
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脇の記念館では大隈重信の生涯が学べる。正直大隈重信の生涯についてはあまり知識がなかったのだが、自分より下に見ていた者が字を褒められて以来、自らは署名などを除き一切自ら字を書かなかったなんて、頑固というかお茶目というか、ユーモラスというか。列車で移動する際、駅に停まる度に演説していた写真とか見ると、どんな演説をしていたか聞いてみたいもの。
大隈重信記念館 美術館・博物館
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福沢諭吉の生家と比べるとかなり立派。もっとも福沢諭吉の親は大阪蔵屋敷勤めのいわば経理担当の最下層級武士だったのに対し、大隈重信の父親は砲兵長で300石もらっていたのだから、かなり格が違った。
大隈重信旧宅 (生家) 名所・史跡
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もともと平屋建てだったのだが、勉強部屋として二階に一部屋建て増したそうで、やはり偉人は親の愛情と期待を受けて育つもんですね。
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今日のメインミッションは北九州で夜景を見ること。その前のつなぎに折角なので佐賀でどこか温泉にでも行こうと思った。本当は嬉野温泉とか行きたかったけど、方向が逆のため、佐賀大和インターから近い古湯温泉にでも行こうと車を進める。
しかし途中、「熊の川浴場→」という看板を見つけ、手っ取り早くそこに行くことにした。
よく温泉場にある共同浴場よりはやや都会の銭湯の様なスタイル。
温泉は油量がかなりある掛け流しなのだが、30度くらいの源泉そのままなので、冷たくはないのだが温まらない。その代わりいくらつかっていても出たいと思わない、しかしいくらつかっていても、決して温まらない、不満もないけど満足もないニュートラルな感覚のなんだか妙な感覚だった。私は熱いお湯が好きなので、なんともフラストレーションが溜まった感じ。
改めて本来の目的地の古湯温泉に向かおうと思ったが、心が折れてしまったのと時間も迫ってきたので、北九州を目指すことにした。 -
鳥栖ジャンクションで熊本方面と合流するときにやや渋滞したもの、割合スムーズに走行。しかし日本の高速は慣れていないせいか、そんなに走っていないのに疲れてきたので、古賀サービスエリアで休憩。
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夜は食べる時間がない予感がしたのでラーメンをいただく。それほど美味しいとは思わなかったけど。
古賀サービスエリア(上り線)那の福屋台 グルメ・レストラン
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北九州に着いた頃にはすっかり暗くなり、狭いカーブが連続する山道を登って皿倉山のケーブルカーの駅に到着。
帆柱ケーブル 乗り物
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おお、ここは絶景だ。左手に折尾ー黒崎ー戸畑ー小倉と見え、遠くに関門橋も見える。
長崎よりもスケールがあって、夜景としては私は好み。
ただしこの日は台風が近づいている煽りでとにかく風が強く、三脚が固定できなかった。ゆえに後で見てみて満足度が高い写真がそれほど撮れなかったのは残念。 -
こちらは黒崎方面。
夜景を堪能していると、私と帰る日が同じで一本早い便を予約していた友達が、私が乗る便が欠航になった旨知らせてくれた。
予約するとき指定のe-mailアドレスを家のPCのアドレスにしてしまい、連絡メールに気がつかなかった。教訓:こういう事も想定してg-mailにしておくべきだった。
さて慌ててメールチェックしてみると、果たして欠航のお知らせに予約変更を依頼するフォームのPDFが添付されており、記入後スキャンしてメールするかFAXしろとある。
出先でプリントできないし、その時点では同じ日の早い便に空きがあったが、そんなフォームでやりとりなんてしている間に埋まってしまうかもしれない。焦ったので注意書きを無視しコールセンターへ直接電話。
割合すぐつながり、キャンペーンの安い運賃だったが早い便に振り替えてくれた。折り返しの電話が帰ってくるまでけっこうびびった。安い運賃だけ払い戻してあとはしらんとかはならなくて良かった。一応台風が予報より早く来ることも考慮して、押さえで確保していたANA便の予約は早い便に変更。 -
黒崎泊地からのプラント
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黒崎泊地からすぐ近くの黒崎城址の公園、かなり丘の上まで車で行け、駐車場から少し上がっていったところに展望台があり、そこから正面に三菱化学の黒崎事業所の大プラントが一望できる。時が経つのも忘れてじっくり鑑賞。
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車を走らせ、洞海湾の反対側、日本金属二島工場近くの岸壁から。同じプラントを角度を変えてみた形。アベックが来ていたけど気持ちよく挨拶される。皿倉山であったアベックもそうだったのだけど、九州の人って挨拶が素晴らしい人が多い気がする。
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本当はもっと見たかったんだけど時間も日付が変わる頃だったこともあり、若戸大橋を渡って戸畑地区へ。
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西港町から
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遠くに高炉が見える。ここの高炉は派手にライトが付いていてカッコいいのだが、距離があり必然的に風の影響を受けなかなかいい写真が撮れなかった。
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お宿は値段と駐車場が確実に確保されていることを条件に、中心部からは車で30分ほど走る距離だけど苅田駅近くのアリストイン苅田北九州空港。
3200円で駐車場、朝食込み、ホテルはできたてで気持ちいいと、風呂が極狭なことを覗けば良いことづくめだった。 -
朝食。
取り立てうまいというものでは無いけど、基本を抑えており満足。 -
部屋からの眺め。遠くに三菱マテリアル苅田事業所のセメント工場が見えて萌える。
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三菱マテリアル苅田事業所
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三菱マテリアル苅田事業所
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三菱マテリアル苅田事業所
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途中近くの温泉でもよって行きたかったがあいにく営業時間外。とにかく風が強くなってきており、正直早い便も飛ぶか不安ではあったので、とりあえず空港近くに行くことにして、苅田北九州空港ICから高速に乗った。帰りは渋滞もなくスムーズに来れた。
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ちょっと寄り道してかつての佐賀線が筑後川を渡る大川昇開橋へ。
船を通すために真ん中が持ち上がる構造で有名だった。佐賀線が廃止になった今も産業遺産として残してある。
最初は橋のたもとの温泉施設にでも行こうと思ったのだが、ここでもとりあえず空港へ急ぐことにした。なにせ今日飛ぶのかどうかも分からない。この時間ではもう成田を出ても良いはずなのに未だ離陸したことの確認が取れなかったのだ。 -
今は完全に交通が不便な土地になってしまっているけど、昔は駅前一等地。なかなかレトロな立派な建物も残りちょっとした商店街が残っていた。この辺道幅がむかしのまんま。
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とりあえず空港着。空港の周りはなんにもないので、ものすごい強風。チェックインはまだ開始していなかったが、意地でも飛ばしますとのことだったので、押さえで予約していたANA便の予約は春秋航空の便より遅い便に更に変更。
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佐賀空港には300円払えば入れる有料ラウンジがあった。ソフトドリンクは無料なのですぐ元取れる。特にこういうディレイが予想されるときなんかは使い出があった。しかも外から食べ物持ち込みも抜け出してレストランに食べに行ってもよいとなかなか太っ腹。
ここで待っているとたまたま同時期旅行していて元々この便に乗る予定だった旅友さんと合流。 -
昼食には空港唯一のレストランでご当地グルメというシシリアンライス。かなり順番待ちだったけど、名前を書いておいてラウンジで待っていて頃合いを見計らっていけば良かったので楽だった。
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昼食を摂っていると折り返しとなる搭乗機が着陸。ややほっとする。
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想定内だけど遅れはどんどん拡大
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帰りはほぼ満席。ただしキャンセルになった2便分だと思えば・・・佐賀は風が強かったけど東京は雨雲が厚くつもっており、アプローチの過程でやや強めのジェットコースター気分が味わえることに。
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結局2時間近く遅れたけど無事帰ってくれれば良い状態。格安バスで都心へ戻りました。結局ANAは遅れながらも5便全て運行。今回は同じ日の早い便に振り替えてもらえたけど、こっちの便も満席だったらその日のうちに帰れなかったわけで、ANA便を抑えていなかったらとか、悪天候時はやはりLCCってリスクが有るんだなと実感しました。
九州はまだ果たすべきミッションはあるし、北九州の工場夜景だけでもまだまだポイントあるので上手くキャンペーンとかがあったらまた行ってみたいとは思った。
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