2014/07/22 - 2014/08/04
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funasanさん
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ルクセンブルク大公国は東にドイツ、西にベルギー、南にフランスと接しており、面積は日本の神奈川県と同じくらい小さい。人口も50万人ほどしかない。そんな小国がいかに独立を守り、繁栄していくのか?
ルクセンブルクは1人当たりのGDP(米ドル、2013年)世界ランキングが堂々の1位(約11.2万ドル)で、日本は24位の約3.8万ドルである。
このカラクリは極度に金融に特化したルクセンブルクの国策がある。
ルクセンブルクはヨーロッパの内陸国でEUにも加盟した先進国にも関わらず、タックスヘイブン(非課税地域)にしている。カリブ海の孤島「グランドケイマン」と同じ金融政策である。それ故、世界の巨大金融機関が(税金逃れのため)ルクセンブルクに集まり、雇用が生まれ、国民は豊かになる。一方では、旧市街に古い歴史の街並みが残り世界遺産にも登録されている。
そんな不思議な小国をじっくり歩いて観察してみよう。
私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
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7月27日(日)午前中、再びブリュッセル観光をして、午後3時37分ブリュッセル発ルクセンブルク行の電車(写真)に乗る。車内は結構込み合いローカルな雰囲気が漂う。3時間かけてルクセンブルクまで走る。料金は1人39ユーロ(5460円)
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午後6時40分、ルクセンブルク中央駅(写真)に到着。まだ日が高く十分明るい。
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今日のホテルは駅前にある4星ホテル「ベスト・ウエスタン・インターナショナル」(写真)である。中央駅の真正面にある宮殿風のホテルか?と期待したが隣の近代的なホテルであった。
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広めのツインルーム(写真)で不満はない。ルームチャージは2名利用朝食付きで1泊97ユーロ(13580円、税・サ込)。中央駅前という立地から考えれば安いと思う。このホテルに2泊する。
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我々の部屋は5階(日本式では6階)で 窓を開けると眼下に中央駅が見下ろせ、素晴らしい景色が広がる。事前にeメールで高層階をリクエストしておいた効果抜群である。
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ピカピカのバスルーム(写真)。バスタブがないのが唯一の欠点であるが、シャワーだけでも気持ちがいい。
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夏のヨーロッパの日暮れは遅い。日没までまだ十分時間があるので、旧市街まで出かけることにする。まずは駅前から右斜め前方に延びる「リベルテ通り」(写真)を歩く。
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この通りには立派な建物が立ち並び、宮殿風の建物やバラの咲き誇る庭園に出合い、夫婦ともに一気にテンションが高まる。
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リベルテ通を10分ほど歩くとペトリュッス渓谷に至る。渓谷に面して見張り台のような立派な建物(写真)が建っている。
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ペトリュッス渓谷にかけられた「アドルフ橋」(写真)は現在修復中で仮設の橋を渡って旧市街に入る。
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アドルフ橋を渡り渓谷沿いに右側に進むと芝生の綺麗な公園(写真)がある。
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この公園から旧市街を眺めると旧市街が堅固な城壁で囲まれている様子がよく分かる。
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振り返れば先ほど通ったアドルフ橋前の建物が夕日に輝いている。
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右側に目を向けると旧市街に至るもう1つの大橋「高架橋」(写真)が見える。どこを見ても美しいルクセンブルクの旧市街。さすが世界遺産だけある。
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旧市街をざっと見学して夕食のためにダルム広場の屋外レストラン(写真)に入る。日曜日の夜のためか非常に賑わっている。
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グルメ派ではない我々夫婦は軽めのオーダーにする。妻は単品の「サラダ」(写真)のみ。
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私は本日のおすすめコース料理。まずはスモークサーモンの前菜(写真)。非常にうまい。
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メイン料理は魚のグリル(写真)を選択する。非常に淡泊な味なので塩をかけて食べる。
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デザート(写真)はプリンで表面が砂糖で固めてありGoodです。飲み物を含めて合計40ユーロ(5600円)くらいだった気がする。
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夕食後はダルム広場から歩いて駅前のホテルまで帰る。もうすっかり暗くなってきたが治安は良いようである。ライトアップされた「ノートルダム寺院」(写真)が闇夜から妖しく浮かびあがっている。
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夜のルクセンブルク中央駅(写真)。最終列車が到着したのか乗客が降りてくる。時刻は10時40分。部屋に戻り熱いシャワーを浴びてベッドにもぐればすぐに熟睡である。(おやすみなさい)
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翌朝、朝6時起床。次第に明けていくルクセンブルクの街並みを眺めながら部屋でじっくりストレッチ体操をする。そして、7時、朝食のためにレストラン(写真)に行く。見知らぬ外国のホテルの朝食は期待が湧く。
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チーズやハム、ヨーグルトの種類が多い。ホットプレートの料理は平凡であるがクロワッサンやフランスパンが抜群にうまい。やはりルクセンブルクはフランスの影響が大きい。
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部屋でのんにびりした後、市内観光に出かける。今日は「高架橋」(写真)から旧市街に入る。
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「ノートルダム寺院」(写真)は17世紀に建てられた教会で、細い尖塔、丸天井が特徴的である。
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教会内部(写真)は相当広く、各方面に彩られたステンドグラスが美しい。
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眺めの良い憲法広場から北に向かい「ギョーム広場」(写真)に行く。ここにインフォーメーションがあり日本語の地図(無料)をもらう。
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ギョーム広場の一角にカフェ(写真)がオープンし、朝からお客が「クロワッサンとカフェオレ?」を楽しんでいる。いい雰囲気である。
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このカフェの反対側にベイカリーがあり、色とりどりのケーキ類(写真)を売っている。
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パンの種類も多く、趣向を凝らしたサンドイッチはまさに芸術の域に達している。フランスの文化と香りが漂ってくるようだ。しかし、どれも高い。1個6ユーロ(840円)くらいする。
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ギョーム広場から昨夜夕食をとったダルム広場(写真)は近い。お昼近くになるとダルム広場は観光客で大賑わいになる。
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屋外レストラン(写真)は人気があり早めに埋まってしまう。
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我々はダルム広場に面した「カフェ・フランス」(写真)に入り、ティータイムにする。カプチィーノ(3.6ユーロ、504円)、イングリッシュ・ティー(3ユーロ、420円)を注文。道行く人々を眺めながらルクセンブルクの休日を楽しむ。
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「大公宮」(写真)は大公の執務室兼迎賓館として使われている。内部見学はツアーに参加しなければダメなので省略する。
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「サン・ミッシェル教会」(写真)
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「サン・ミッシェル教会」の内部(写真)
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旧市街の東側、アルゼット川の深い渓谷を見下ろす「崖の上のプロムナード」(写真)が散策コースとしてベストである。
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崖の上のプロムナードの所々にクルント(低地)に下りる小道があるので下りてみるといい。
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アルゼット河畔の小道から見上げると、旧市街がいかに堅固な要塞の上に建っているのかが実感できる。
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要塞としてのすべての利点を備えたこの断崖は各国の支配下に置かれ、そのたびに強化されたという。
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そんな断崖絶壁の要諦に「ボックの砲台」がある。入場料を払って中を見学する。岩盤をくり貫いた地中要塞(写真)で迷路のように薄暗い。
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断崖絶壁に大きな穴が開けられ大砲(写真)が敵を迎え撃つ。難攻不落の要塞である。
陸続きのヨーロッパ各国を鉄道で旅行すると、民族や国家の興亡をつい考えてしまう。日本は天然の要塞である海に四方を守られ、外国に征服された歴史がない。史上まれにみる幸せな国民である。それ故、どうしても平和ボケしてしまう。そんなことを考えつつ、いよいよ明日はパリへ乗り込む。
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