パリとビルバオの夏休み　ビルバオ編③

2014/07/14 - 2014/07/21

今日はビルバオ3日目。
サン・セバスチャンに行くぞぉ～っとはりきってホテルを出発。

なのにバスターミナルに到着したらなんと
サン・セバスチャン行きのバス会社ぺサはクレジットカードが使えないんだとぉ！
手持ちの現金では足りず。

ならば、昨日のエジプト料理屋さんおすすめの
San Juan de Gaztelugatxeに行こうと急遽予定変更。

ホテルに一旦戻り、ホテルの人に行き方を調べてもらい
出直し出発～。

エリア ビルバオ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

San Juan de Gaztelugatxeへは路線バスで行けるとのこと。
まずビルバオからベルメオへ行き、
ベルメオで乗換。

郊外に行くにはビスカイバスを利用。

写真はベルメオ行きのバス停付近。
郊外へのバスが多く止まるバス停らしく
買い物かごをもったおばちゃん達が
バスを待っている。

バス停には電光掲示板があった。
最初は意味がわからなかったけど、
バス番号、行先、何分後にバスが到着するかが表示されている優れもの。
パリも同じようなシステムだった。

ベルメオ行のバスが来たので乗る。一人2.5ユーロ。

写真はバスの中。

この日利用したバスの運転手さんはなぜか全員、ラジオ？でディスコミュージックのような民族音楽のような非常に賑やかな音楽をガンガンにつけていた。

ビルバオをでて少したつと山道をくねくね上ったり、下りたり。

土地勘はもちろんないし、地図も持っていないのでどこを走っているか
全くわからない。
でもベルメオは終点だから乗ってればいつか着くから気がラク。

バスからの風景。

こんなのどかな風景が見れるだけでとっても幸せな気持ちになってしまう私たち。

山の中を走り続けていたと思ったら急に視界が開け
遠浅の湾が見えてきた。そしてカラフルな建物が並ぶ小さな港町に着いた。
そこがベルメオだった。
バスには約1時間乗っていた。

写真はベルメオの路地。

到着したバス停で次のバスに乗れるかと思っていたら、
そうではなく少し先のバス停から発車とのこと。
運転手さんに教えてもらった方向へ歩き出したものの少し不安。

偶然みつけたツーリストインフォで情報を仕入れることに。
さすがにツーリストインフォのお姉さんは詳しい。

地図を見せてくれながら、
「今ここにいるの。
San Juan de Gaztelugatxe行きのバス停はここ。歩いてすぐ。
バスは1時間に1本。毎時30分発よ。バキオ経由ビルバオ行に乗ってね。
そうねぇ、ここからは8キロくらい。バス降りたらエネぺリという
レストランの脇の小道を下るの。島についたら階段を上るのよ。
えっお昼ごはんまだなの？じゃ、エネぺリで食べたらいいわよ。
バスはね、San Juan de Gaztelugatxeの看板が見えたら降りるのよ。」
とスラスラと教えてくれた。

帰りもベルメオ経由かと思っていたけど、
いまから乗るバスに帰りも乗ればビルバオに戻れると知って安心した。

海辺の町ベルメオも時間があったらゆっくり歩きたかった。

ちょうど3時30分のバスに乗れた。

バスに乗る際にSan Juan de Gaztelugatxeへ行きますか？と念のため確認。
某テレビ番組の路線バスの旅の気分。

バスはまた山道をぐんぐん上り、時折木と木の間から海が見える。
そして急におり始めた。

「看板を見逃さないようにしなきゃ、降車ボタンはどこだろう」と
考えていたら運転手さんが覚えていてくれて止まってくれた。

ツーリストインフォのおねえさんが教えてくれた、
レストランエネぺリ。

アウトドア席とインドア席もあるかなり大きなお店。

でも、カジュアルなセルフサービスの店。

海が見えて見晴らしもとても良い。

メニューはグリル系中心。

主人はミートボールをオーダー。デミグラスソース風で美味しかった。
しし唐の素揚げも美味。

私がオーダーしたステーキとフライドポテト。ステーキは巨大でこれで7.10ユーロってお得と喜んだのもつかの間、筋ばっかり。

ナチュラルサイダー。

飲んだらアルコール分が含まれていたので驚いた。

よく考えたらシードルのことか。

ほろ酔い気分で出発。山道の急な坂を歩いて下る。

San Juan de Gaztelugatxeが見えた。

でも、なかなか着かない。

途中ですれ違う人はみんなゼェゼェ辛そうに上ってくる。

あとどのくらい降りるのだろう？

途中の景色。

だいぶ近づいてきた。

島と陸地はつながっている。

島についたら急な階段をひたすら上る。

とうちゃ〜く。45分くらいかかった。

そして帰りは山道をひたすら上る。

写真はSan Juan de Gaztelugatxeの全景。
ところで、この名前、
サン・ファン・デ・までは読めるけどそのあとが読めない。

帰りはさっきのバス停からビルバオ行に乗り、途中の15分休憩を含み約1時間30分の旅。

午後9時近くにホテルに戻る。
今日はロビーがいつもより騒がしいと思ったら、
午後10時からフラメンコショーが開催されるとのこと！

フラメンコも見たかったものの一つ。

午後10時に備えて、ディナーはホテル周辺のバルでピンチョス。

フラメンコショーは無料、
しかもビルバオ出身の歌手となれば満員御礼。

フラメンコと言っても踊りはなく、
歌とギターのみ。歌詞はわからなくても雰囲気を満喫した私たち。

ショーは12時近くでお開きになった。

なのに、
部屋に戻って寝る準備をしていると
まだ歌声と手拍子が聞こえてくる。

もしやアンコール？と思って降りてみたら
地元の人達が興奮冷めやらぬって感じで
ホテルの外で円になって歌っていた。
スペインらしい光景を見つけて得した気分。

今日はとても充実した日だった。

この旅行記へのコメント （1）

• Pメテオラさん 2017/09/30 22:21:46

  果報は次の目的地にあった

  ぜったいにサンファン・デ・ガステルガチェに行かれてよかったと思います。ドノスティア・サンセは、また、適当に来られます。でも、前者は、その気にならないといけません。現金がほんの少し足りないというチャンスをくれた偶然に、おめどとうございます。