2014/10/10 - 2014/10/10
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はくさんちどりさん
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前日まで東武スクエアワールドに行こうと思っていたのに、ホテルで入園料を事前に見たのと温泉街の散歩で時間が押したのとで、急遽予定変更し、湯西川温泉のリサーチをして帰ることにしました。
ところが、以前東京に単身赴任して頃、近くへ仕事で来た時にも気になっていた龍王峡の駐車場の看板を見て、即、入場!とっさの判断が素早いのも、はくさんちどり流!!
龍王峡、・・・う~ん、実に見応えのある所ですね~。階段や石畳の上をアップダウンしながら、深い峡谷沿いを歩き、自然の作り出した造形を堪能できるなんて、なんて贅沢でしょうか。・・・しかも、これが只なんですよ!!
五龍王神社、虹見の滝、虹見橋、むささび橋、大観・・・、随所に地形・地質的な説明板があって、それらを見ながら、龍王峡の成り立ちについて学習もできます。
行きは左岸側の研究路、帰りは右岸側の研究路を歩き、虹見橋に戻った頃、ちょうど虹見の滝に虹がきれいにかかっていました。虹好きの妻にとっては、何よりの誕生日祝になったようです。
思いのほか龍王峡で時間がとられたので、湯西川温泉の下見は諦め、早目に高速道路に出られるよう、日塩もみじラインで山越えすることにしました。
もみじラインはカーブの多い有料道路でしたが、始まりかけた紅葉を見ることもできたし、もともとスピードの出る車でもないので、のんびりドライブしました。
その分、東北自動車道は少しがんばりましたが・・・。とにかく、無事仙台に戻れたので、ホッとしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
東京に単身赴任していた時、仕事で何回か前を通り過ぎた龍王峡の駐車場。
湯西川温泉へ向かおうと思ったのに、立寄ることにしました。 -
擬木の祠に龍王観音が納まっています。
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龍王峡の茶屋群。
見物後のお客さんを確保するためでしょう、竹の杖を貸してくれるとこがあるようです(お店の前を通らなかったので、定かではありませんが・・・)。 -
五龍王神社の鳥居をくぐって、いざ参らん!
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茶屋の後ろの道を下っていくと、恰幅のいい松が生えています。
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龍王峡自然研究路案内図。
何でも、むささび橋の先は通行止めになっているとか・・・。 -
かなり急な九十九折の道を下りていくと、だんだん川の流れと滝の音が聞こえてきます。
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イチオシ
見えてきました、虹見の滝、その向こうに虹見橋、そして左側には五龍王神社が!
滝は水量が多く、近いこともあり、轟音を立てて落下しています。 -
虹見の滝の成因を説明しています。
地質の違いによる差別浸食でできた懸谷だそうです。 -
ごつごつした岩場に建つ五龍王神社。
足下をよく見て歩かなければ危険です。 -
五龍王神社で虹見の滝をほぼ正面から見た後、今度は虹見橋へ行き、橋の上から峡谷を眺めました。
下流側の全景で、左側の崖の上に五龍王神社がありますが、ここから見ると恐ろしげです。 -
転石なのかもともとの露岩なのかわかりませんが、川の真ん中に大きな岩がどっかりと座っています。
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こちらは、虹見橋から見た上流側の峡谷です。
かすかにむささび橋と思しきものが見えています。 -
アップで撮ると、このようにわかります。
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その手前には、流れ落ちる糸のような滝もあります。
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橋の陰が映っている川と左岸側の急斜面。
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橋を渡り右岸側に沿って研究路が続いているようでしたが、この時点でまだ湯西川温泉のことが頭にあり、戻ろうとします。
ところが、この標識を見て、竪琴の滝は近いから寄ってみようとしたのが、とんでもないことになってしまいました。 -
わずか40mなので、すぐ竪琴の滝に着きました。
静謐な音の滝です。 -
アップにすると、いい感じです。
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竪琴の滝近くには、斉藤茂吉が裏書きしている、龍王峡の開発に尽力した坂村真民氏の一言を刻んだ石碑がありました。
念ずれば 花ひらく
いい言葉です!! -
石碑の周りを見ていると、奥から戻ってくる方がおり、話を聞くことができました。
むささび橋までこちら(左岸)側は道がそう悪くないそうなので、それじゃ、むささび橋まで行ってみるか・・・となってしまいました。
確かにこの辺は歩きやすそうに見えます。
だんだん嵌ってゆきます。 -
対岸に『かめ穴』というのがあるそうです。
この標識で感心したのは、下に救急救助の位置を特定するための番号が付いていることです。
いつ、どこで、だれが・・・と、5W1Hで連絡できると、初動が素早くできると思います。
御嶽山ではどうだったんでしょうか? -
中央からやや左、岩の上のくぼみがかめ穴です。
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この辺に棲息する鳥や県の花の標識を過ぎていくと、岩石段丘の標識があり、対岸を眺めます。
崖の上がやや平らになって、松が生えている部分のことです。 -
この辺は、流紋岩という二酸化ケイ素分が多い岩石が見られ、マグマの急冷による割れ目が発達しており、ありがたいことには温泉が湧き出ることもあるそうです。
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むささび橋に近いところに、水芭蕉の群生地があります。
もちろん、今は季節外なので見られませんが・・・。 -
虹見橋の入口にあった標識から700m来ました。
むささび茶屋があり、その前に研究路の案内図がまた立っていました。
現在地だけが変わっています。 -
むささび橋の中央付近に立って、下流側を眺めました。
遠くに虹見橋がかすかに見えます。
下流側には流紋岩という岩石が多く分布していて、白竜峡と呼ばれています。 -
イチオシ
こちらは上流側の全景です。
主に青や緑がかった緑色凝灰岩が分布しており、青竜峡と名づけられています。
さらに上流へ行くと、安山岩からなる紫竜峡があるそうです。 -
むささび橋の右岸端から左岸の橋下流を振り返ると、少し紅葉が始まっています。
川の流れがエメラルドグリーンで、独特の色合いです。 -
同じ場所から右岸の橋上流側の風景です。
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右岸側からむささび橋を見るとこんな感じです。
さて、帰途に着きますか・・・と、戻るつもりでいました。 -
戻りながら、青竜峡を目に焼き付けるように、もう一度見ます。
虹見橋にいた時と、影が反対側に移っています。 -
だいぶ歩いて喉が渇いたので、飲み物をむささび茶屋で買うことにしました。
高齢の小父さんがいて、気さくに話しかけてきました。
茶屋の裏手にトイレがあり、その先の大観という場所の眺望がとても良いと教えてくれました。
それと、右岸側の眺めがいいから、ぜひそっちを戻った方がいいとアドバイスしてくれました。 -
せっかくのお薦めなので、大観へ向かいます。
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大観にある堀口大学の短詩碑。
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イチオシ
大観から上流側の全景。
紅葉真っ盛りの頃は、感嘆するような光景に巡り合えること請け合いですね。 -
近場の拡大写真です。
峡谷壁は荒々しいですね。 -
むささび茶屋のご主人にお礼を伝え、虹見橋まで右岸側を行くことにして、またむささび橋を渡りました。
松の梢の間から、対岸を流れ落ちる滝が見えます。 -
空を見上げると、運気を発しながら天に昇る竜のような雲が・・・。
そう見えませんか?
・・・せいぜいタツノオトシゴですか! -
突然、妻の呼びかけです、「ほら、虹が見えてるよ!」。
「どこどこ?」
よく見ると、確かに滝の流水で虹が出ています。 -
やっぱり、アドバイスに従って、こっちの道を選んだのが大正解です。
妻の誕生日祝いを兼ねた旅なので、妻が喜んでくれるのがうれしいです。 -
イチオシ
ぶれないよう松の幹にカメラの端をくっつけて固定し、ズームを最大にして、撮りました。
ピントも虹に合ってくれました。 -
モリアオガエルが生息している沼。
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妻が発見して命名した『亀岩』。
ほんとうに亀のように見えます。 -
沼を過ぎると、糸のような滝が研究路の近くを流れ落ちています。
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斜面上を通過する研究路は、危なくないよう手すりをつけた木道になっています。
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虹見橋が、木々の間にようやく見えてきました。
現在地は、橋よりもかなり高いところです。 -
階段を下って虹見橋に立つと、日差しの関係で下流の眺めも違ったように感じます。
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虹見橋の上流側もこんな感じです。
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そうしているうちに、妻がまた「虹、出てる!」と呼びました。
午前中は見えなかった虹見の滝の虹が、とうとう見えたのです!
妻の喜びようは尋常でありません! -
虹見橋の中央よりも右岸に近い方から見ると、虹がよく見えるようです。
滝の左下に、きれいに架かっています。 -
イチオシ
虹のアップです。
むささび茶屋のご主人、ほんとうにありがとうございます。 -
駐車場に戻る階段を上っていると、岩の上に黒毛和牛が顔を出していました。
そう見えます。 -
これは木の根が足を突っ張って全体を支えているように見ます。
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一息つきながら、龍王峡良いところだったねと話し合い、回想代わりにハイキングマップを眺めて、別れを告げます。
すでに午後1時をかなり過ぎていたので湯西川温泉下見は中止して、日塩もみじラインで那須塩原方面に出ることにしました。 -
日塩もみじラインの途中に、川治ダム見晴らし台があり、駐車場に車を入れました。
お昼代わりの果物や飲み物をここでお腹に入れました。 -
川治ダムは、写真中央やや左側に見えています。
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堤体をアップで撮りました。
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エーデルワイススキーリゾートの入口付近は、周辺の紅葉が進んでいました。
そろそろ見ごろの感じです。 -
イチオシ
道路脇に広い平坦な空地があり、スキーシーズンには駐車場になるのでしょう。
その周りの木々も色づき始めています。 -
イチオシ
青空に紅葉がとてもよく映えます。
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曲がりくねったもみじラインを抜け、里まで下りてきました。
まだ紅葉の気配はありませんが、色づいたらきれいだろうなと思います。 -
ライフにご飯(ガソリン)をあげている間に、対岸の岩山に目が行き、ここも紅葉真っ盛りを見たいものだと思いました。
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東北道の西那須野塩原ICから入り、明るいうちに郡山JCTまで来ました。
帰りはあまりサービスエリアで油を売らず、お目当ての品を買うため、1ヶ所限定で立寄ります。 -
宮城県境に近い国見サービスエリアに寄りました。
福島県で、『薄皮饅頭』といえば柏屋、『ゆべし』といえば菅野屋、です。
柏屋の薄皮饅頭は、こしあんとつぶあんがあり、お好みに応じて選べます。
菅野屋の家伝ゆべしは、中央にこしあんが包まれており、甘くておいしくいただけます。
いずれも旅のお土産に最適です。 -
釣瓶落としに暗くなり、泉ICに着いたころは、こうなっていました。
今回の旅は、『お気になりエリア』が『お気に入りエリア』になった、いい旅でした。
(秋の鬼怒川温泉旅行 おわり)
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