2014/09/17 - 2014/09/17
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<行った所>
アシガバット:国立博物館
★
東京から、飛行機を使わず陸路・海路で、シルクロード経由でユーラシア大陸を横断する旅行です。
アシガバットでは興奮のあまりあちこちに立ち寄りすぎたせいで旅行記の収拾がつかなくなり、博物館部分はスピンオフすることにしました。
この旅行記では国立博物館の展示内容を書いていきます。
スピンオフすると掲載枚数をそこまで気にしなくてもよさげなので、いつもなら割愛するようなものも掲載してみます。
本当は実物をみるのがよいと思いますが、こんな僻地に直接行けない方も多いと思うので歴史的な発掘品の充実っぷりと一部かなりヤバイな・・・という雰囲気が伝わればと思います(笑)
40-42日目 トルクメニスタン アシガバット(市内観光編)
http://4travel.jp/travelogue/10940031
のスピンオフです。
<写真は象牙のリュトン>
全体のルートはGoogle mapで↓
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=z1Gu1WLgvovM.k5bW8XTFkRBI
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
PR
-
エントランス。
いきなり豪華な感じ!
ではさっそく見て行きましょう!
国立博物館
入場料 USD 10+写真撮影料 TMT 50 -
入ってすぐにベルディムハメドフ先生の展示が!
あがるー!アゲアゲーーー!!
いきなり「一部かなりヤバイな」の部分が登場するとは!! -
ルーフナーマの展示。
注意したいのは、ベルディムハメドフの著書ではなく、ニヤゾフ前大統領の著書であること。
時々間違えそうになります。
間違えてもあまり支障なさそうですが。。
左下に「魂の書」という文字が見えます。
過去、日本語版もあったそうなのですが(30ヶ国語に訳されたそうです)、現在は販売中止説が有力。
後ろの地図に、翻訳された言語の国にルーフナーマが貼り付けてありますが、朝鮮半島に注目すると・・・
韓国ではなく北朝鮮に貼り付けてある!w
芸が細かくて感動! -
無駄にアップ。
いろんな人のブログでこれ(日本語版)が手に入らない、と嘆いていらっしゃいますが、ここにあるにはありますw
手にとって読むことができないのが残念。
私も日本語版欲しかったのですが、英語版で甘んじました。。 -
軍関係の展示。
空軍かな? -
お次は外交についての展示。
永世中立国であることや(実態は、独立後はロシアからチャチいれられたくないという意味で「中立」と言っている模様)、国交のある国・地域が122あることなどが書いてあります。
地図は、てっきり国営航空会社のルートマップかと思いましたが、トルクメニスタン大使館がある国のリストでした。 -
トルクメニスタンもウズベキスタン並みに綿花栽培が盛んでした。
クニャ・ウルゲンチ近郊で見ましたね。 -
学校教育の展示。
左下の写真、大統領なにしてんのw -
よく見えない方のためにアップ。
なんと大統領みずから学生に混じって授業を受けている!!w -
コブラのビルはMinistry of Health and Medicineでしたが、健康関係って何の展示だろう?と思ったら、ベルディムハメドフはトルクメニスタン国立医科大学を卒業しており医師でもあるらしいんです。
専門は歯科とのこと。 -
大統領が書いた薬草の本と、あやしい薬物と、あやしいキンキラの蛇のオブジェw
薬草ねぇ。。歯科医でしたよね? -
独立の塔と、なぜか民俗楽器の展示。
-
スポーツ関係の展示。
たくさんメダルがあって意外でした。
あんまり聞いたことないですよね。 -
大統領の隣には→
-
大統領就任の日からがんばってる的な話と最初の任務が書かれていますが、すごい量・・・
-
トルクメン語バージョンの横にはにこやかじゃないバージョンが飾ってありました。
-
剣。
こんなのリアルにあるんだなー。すごい。 -
国旗と思いきや、国旗柄の絨毯です。
緑だけの部分は比較的簡単そうですが、模様の部分はめんどくさそう! -
もはやこれは・・・
某キムさんの所とカブるなぁ。。 -
続いて展示エリアを移り、歴史関係の展示。
今でこそ市内観光編で見たようにヘンタイ未来都市のキ○ガイっぷりを笑っていますが、1930年代の地方はこんなだったようです。
Garry-Gala地域ということでアシガバット郊外の山岳地域のものだそうです。 -
Mulk-Yazy village of Stalin region, 1938 リテラシー・キャンペーンというタイトルがついています。
キリル文字の普及をしていたのかなぁ。 -
民俗的な展示。
こちらはテケ族とヨムト族の絨毯。
袋状になっていて、中に物を入れて運べる仕様です。 -
袋状なの、わかりますかね・・・?
-
民俗的な絨毯の展示にまぎれてオッサンの絵柄の絨毯が!
どうやらニヤゾフ前大統領のようです。
残念ながら、スマートすぎてあんまり似てないw
Ministry of the National Health Insurance and medicinal industry of Turkmenistanから国旗の日(2/19)とニヤゾフ60歳の誕生日記念に贈られたものだとか。
3.2m×5mの16平米とまあまあ大きいです。
図柄もいろいろ説明があるようなのですが
ちょっと割愛。。 -
ニヤゾフの絨毯の後ろにあったのはジャイアント・カーペット「トルクメンバシ」!でかっ!!
独立5周年を記念して38人の職人によって編まれたものだそう。
12.9m×20.62m=約266平米!
都内のワンルームマンション10部屋分程度ですね。
東京のマンションって何なんだろう。。 -
見上げて撮ってみました。
大きいのが伝わりますかね。。 -
今度は馬の絵柄の絨毯。
"On the shore of Avaza"というタイトル。
シルクで編まれているそうです。
茶色っぽい馬は金の毛並みといわれるアハルテケですかね?? -
馬の絨毯でキャッキャしてたら、大統領も馬に乗ってキャッキャしている!
これは髪型的にベルディムハメドフかな。
ウールの絨毯だそうですが一見絵のようですよね。すごい。 -
別の展示室にやってきましたが→
-
またあんたかw
-
ベルディムハメドフのありがたいお言葉が書かれたこれも絨毯なんです。
-
民俗的な展示を見るとほっとしますねw
19世紀ごろの女性用装飾具のようです。 -
だからこういうのがあると興奮しちゃうって!w
建国記念碑ですね。
だんだん建造物の形で何か分かるようになってきてます。。 -
悪趣味な雑貨も。
たぶんこの石はアメジストみたいな高いやつですよね。。 -
「TÜRKMENIŇ」というタイトルの歌詞が書いてありますがこれも絨毯!
いかにも中東チックなメロディーの歌で案外退屈な曲ですが、機会があれば聞いてみてくださいw
Jeýhun bilen Bahry Hazar arasy
Çöl üstünden öser ýeli türkmeniň
Çöl üstünden öser ýeli türkmeniň?♪ -
本当に絨毯なんですよ。。
職人すげーけど、何してんすかね。。 -
これは2階だったかなぁ。
急に石器時代の展示になります。
ここからは、いろいろな部屋に散らばっている遺跡関係の展示を遺跡ごとにまとめて書いていこうと思います。 -
まずは、遺跡に行く前にジェイトゥン文化の展示。
トルクメニスタンはかなり初期から農耕集落がいくつかあったとされ、ジェイトゥン文化はそのうちの一つと言われています。 -
木でできた鎌(Sickles)などがありました。
-
新ニサ遺跡からの出土品。
ニサ遺跡はアルサケス朝パルティア(紀元前のペルシャの王朝)の時代で、王宮などがあった「旧ニサ」と民衆の居住地区であった「新ニサ」に分かれています。
民家で使っていたものでしょうか。 -
旧ニサ出土の象牙のリュトンは有名らしいです。
リュトンというのはゾロアスター教の儀式で、ワインを上から入れて彫刻の下にある小さな穴から飲むときに使うものなんだとか。
こちらは「少女とケンタウルス」。
あちこちにギリシャ的な影響がみられておもしろい! -
アップにしてみました。
ずいぶんアレな所に穴が開いてますね・・・
ここから飲むとか、ほとんどプレイ・・・ -
名前控え忘れちゃったけど、これとか彫刻が細かい!
-
リュトンの出土数はかなり多いようでいっぱい展示されていました。
-
これもニサ遺跡から出土したもの。
なんと女神像!
ギリシャの影響ってすごかったんですね。 -
こちらも旧ニサ出土品。
戦士の彫刻なのですが、どうみても顔がギリシャ系に見えます。 -
クニャ・ウルゲンチのジオラマ。
まあ確かにこんな感じだったなぁ。
ここで本物のクニャ・ウルゲンチに行っていました
↓
39日目 トルクメニスタン クニャ・ウルゲンチ
http://4travel.jp/travelogue/10940029 -
デヒスタン(Dekhistan)遺跡出土のテーブルウェアで9-14世紀のものだそう。
おかめちゃんみたいな絵が目を惹きます。
ところで、デヒスタン遺跡はトルクメニスタン南西部にありますが、ロンプラでも名前の紹介だけで詳細が書いてありません。
遺跡の紹介→ http://www.advantour.com/turkmenistan/sights/dekhistan.htm
Google mapだとこのへん→ 38.266338, 54.621932
クニャ・ウルゲンチの地味版って感じですかね?
イランに抜ける方で、ゴンバデ・カーブースに行き、しかもマシュハドを行かずテヘランに抜ける場合は途中にあるので寄ってみてもいいかもしれません。 -
何か古い写真。
タイトルのトルクメン語はトルクメニスタン西方の遺跡建造物の写真、で合ってますかね?
この地域はかつてそれなりに繁栄していたのは間違いなさそうです。 -
アナウ遺跡の展示。
市内観光編では倒壊したモスクを見ましたが、石器時代から人が住んでいた地域らしく、いろいろ出てくるようです。 -
上の看板の下に展示されていたのでたぶんアナウ遺跡からの出土品だと思います。
-
アナウ遺跡の倒壊していたセイットジュマール・アッディン・モスクの復元イメージがありました。
観光客目線ではありますが早く復元してほしいものです。 -
これはダンダーナカーン(Dandanakan)のモスクの破片だそうですが、よく見ると卍の柄が!
ダンダーナカーンはセルジュークがガズナ朝を破った場所だそうです。
Wikipediaにはメルブ遺跡とサラクスの間にあるそうですが詳細はわからず。。
→ http://en.wikipedia.org/wiki/Battle_of_Dandanaqan -
メルブ遺跡からの出土品。
メルブはトルクメニスタン南東部のマリにあります。
模様とか、何気に細かいですね。 -
他にもいろいろ。
-
鏡かな?
-
figurine(人形)と書いてありました。
結構不気味・・・ -
メルブからの出土品が続きます。
墓石のようです。
立てるタイプでしょうかね。 -
これもメルヴからの出土品。
絵のタッチが独特ですが、馬に乗る人の雰囲気も独特。
あまり中東っぽい顔立ちではなさそう。 -
これは壷なのですが、、
ササン朝時代に栄えた宗教の一つであるゾロアスター教では死者を鳥葬した後地面に埋め、骨だけになった頃合を見て掘り起こし、骨を砕いてここに入れていた・・・とガイドが言っていました。
カラス(?)の絵が鳥葬を思わせますね。 -
仏像!
実はメルヴは仏教が伝わった最西端とも言われています。
しかし小さいっ!
ピント合わせずらっ -
これも!
-
首がなくなってるけど、仏像ですね。
-
まだまだメルブ出土品が続きます。
この壷には人の一生がイラストで描かれているんだとか。 -
反対側はハートみたいなのがいっぱいあって女子力高い感じ。
-
マリ郊外にあるゴヌール・デペのtenemosという寺院のジオラマ。
ゾロアスター教寺院かな。 -
最後に、独立記念塔に並んでいた像の写真でおひらきです。
11人の偉人にまぎれてニヤゾフ大先生がいらっしゃいます!
しかも先生の足元だけ噴水が!!w
こんな画像で終わってスミマセン。。
国立博物館は、考古学関係の展示が豊富なのと大統領関係の展示もあって内容が濃かった印象です。
なかなか満足でした!
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