2014/10/10 - 2014/10/10
40位(同エリア129件中)
いちごさん
ひとりで暮らす私の母は、今月で83歳になります。
お誕生日の10月15日に、何か〜美味しいものを食べに行こうと計画したけど、15日は猛烈な台風19号の速度と進路によっては心配なものがあるので、10日に少し早いお祝いをしました。
さほど遠くない所で、美味しいものを検索してたら、三重県亀山市関にある【うなぎの初音】がヒットしたので、「これだ〜!!」と、うなぎを食することに決定。
じつは、私が食べたかったのだけど(笑)
そして食後に、近くにある【関の宿場町】を散策しました。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
実家は滋賀県甲賀市で、三重県との県境にあります。
なので、実家から【関】へは、土山から国道1号線へ出て40分ほどで着きます。 -
口コミによると行列の出来る、うなぎ専門店【うなぎの初音】
三重県亀山市関町新所898-1
営業時間:11:00〜14:00 16:00〜19:00
但し*うなぎが売切れ次第、準備中もしくは閉店になるそうです。
定休日 :月曜日・第3火曜・正月・お盆
国道1号線沿いにあります。 -
夫の「金曜の平日やから、今日は大丈夫やろう〜」という希望的観測には取り合わず、11時の開店時間を目指してやって来ました。
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すでに駐車場には数台の車。
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開店2〜3分前で、まだ開いていない店の前に行ってみたら、玄関前に置かれた用紙に6〜7組の方が名前を書かれていました。
私も1番下にあわてて書いたけど、お店の方が出て来られて、書き終わると同時に名前を呼んでいただきました。
11時に昼食は早すぎるという少数意見もあったけど、やっぱり、早く来て良かった〜(^^♪ -
テーブル席へ通してもらいました。
テーブル席は4人用×3、2人用×1、カウンター席が4人。
右手の方は座敷席で、たぶん、そちらが多数だと思います・・・・・行っていないので分かりませんが。。。
ヒザの手術をして座敷には座りにくい母のためにテーブル席を確保することが、お店へ入るのと同じくらい重要なことだったのでホッとしました。 -
昨今、うなぎの稚魚の減少や消費税の増税で、年々うなぎは、庶民の手から遠のいて行きます。
我が家では、土用の丑の日にスーパーで買うのが関の山。
お店でうなぎを食べるなんて、ホント、久しぶり〜(^^♪ -
有名店だと思うと、出された湯のみさえ特別に思えます(笑)
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ここは、【おひつまぶし】が特に好評らしいけど、
我が家は、【特製 松うな重】に・・・・・お祝いですから。
特別な時に【特製】というのを選択するあたり、【庶民】が隠せません(笑)
注文してから焼いていただけるそうで、15分ほど待つけど、 -
うなぎはフワフワっとしていて、甘〜いタレがアツアツのご飯に滲みていて、
美味しい〜(^^♪
ボリュームもたっぷりで、お腹いっぱいになりました。 -
アッという間に食べ終わって、まだ12時前。
でも、やっぱり平日。
私たちがお店を出た時に、待っていた人は1人で、その方もスグに中へ入っていかれました。
行列の出来る時には整理券が配られて、 -
この電光掲示板に番号が表示されるらしい。
この装置は駐車場の方を向いているので、車に乗って順番が来るのを待つことが出来る、優しい計らいですね。 -
道をへだてて、向こう側に【お地蔵さま】が。
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足元には、コスモス畑が広がっています。
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東海道五十三次の47番目の宿場町【関宿】を散策します。
現在、旧東海道の宿場町のほとんどが旧態をとどめない中にあって、唯一歴史的なまち並みが残ることから、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているそうです。
まち並みは、東の追分から西の追分まで約1.8kmにおよび、江戸時代から明治時代にかけて建てられた古い町家200軒あまりが残っています。 -
足湯交流施設「小萬の湯」の傍に、観光用の駐車場があります。
車で5分あまりで着きました。
お手洗いの前に係りのおじさんが座っておられるので、てっきり、駐車料金を徴収する係りの方かと思えば、さにあらず・・・・・無料です。
駐車場を出て、少し南の方へ行くと街道へ出ます。 -
街道へ出た所は、西の追分から3分の1ほどのところです。
東追分の方向へ進むと、街道の中心【中町のまち並み】があるので、そちらへ向かいます。 -
きれいに整備されている、というのが第一印象です。
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そして、古いまち並みがずぅ〜っと続いていることに驚きます。
私の住む草津にも宿場があって、大名も宿泊した本陣が今も残っているのが自慢のひとつ(笑)だけど、昔の面影を残しているのはその周辺だけ。
それにくらべて、ここは、保存の意識と規模が違うと感じると同時に、わが町のことが、あらためてザンネンに思われました。 -
【会津屋】
元は山田屋といい関宿を代表する旅籠のひとつだったそうで、現在は、【山菜おこわ 街道そば】が名物のお食事処です。
「山菜おこわ」と書かれた木の看板に吸い寄せられるけど、お腹はいっぱい。
もし、お昼ご飯を食べてなかったら、入ってみたいお店です。 -
お店の前の縁台に置かれた【わら草履】・・・・・よりも、それを入れたザルに反応しました。
子どもの頃、こんなザルの中に茹で上がった素麺が入っていたのを覚えています。 -
【洋館屋】
その名のとおり、二階の洋風造りの窓がレトロななかにもオシャレ。 -
【せきの小万茶屋】
いっぷくどうぞ・・・・・とあります。
雰囲気のあるたたずまいで入ってみたいけど、歩き始めたばかりで「いっぷく」するには早すぎる。。。
ちなみに、【小万】という人は【旅籠 山田屋】で育ち、女の身で父親の仇討ちをした仇討烈女として有名な人で、鈴鹿馬子唄にも謡われているということです。 -
手作りでしょうか〜
江戸時代にはモチロンなかった代物だけど、みょうに、古いまち並みに溶け込んでいます。 -
【福蔵寺】
【小万】の記念碑とお墓が境内にあるそうだけど、門は遥か向こうに見えるので、ここで失礼させてもらいます。 -
【菓子処 いちみ】
前に並んでいる【いばら餅】がとても懐かしくて、
「これ〜、昔、お祖母ちゃんがいっつも作ってくれたなぁー」って母と話していたら中からオジサンが。
「どこから来たの〜?関へ来たら2つの土産話は聞いて帰って〜」って、話してくださいました。
そのひとつ目は、 -
【我が家では、土用の丑の日にスーパーで買うのが関の山】の
【関の山】は、ここ!!関宿が語源だそうで。
関神社の夏祭りの時に山車が巡行するのですが、狭い宿内の家並みを巡行する様から、「限度いっぱい」という意味で出てきたと言われているそうです。 -
【関の山車】は元禄年間から伝わる祭礼で、江戸後期には16基もの山車があったそうですが、現在残っているのは4基。
そのうちの1基が保存されている【山車倉】
「向こうに山車倉があるから見て行って〜」というオジサンのお勧めで、中を覗いて見たけど、窓が小さくて -
見えたのはコレだけ。。。
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郵便局も街並みと調和しています。
-
東京の通信総合博物館に所蔵されている日本最古のものを模して作られたポスト。
当時のポストは江戸時代の目安箱に似た木製の箱で【書状集め箱】と呼ばれていた・・・・・と横の立て札に書かれています。 -
【旅人宿 石垣屋】
【三重の古民家ゲストハウス】として実際に泊まることができます。
表からは、よく分からないけど奥行きがかなり広いようで、和風な中庭や離れもあるみたいです。
ちょうど前を通りかかった時、宿泊の予約申し込みを、ご主人が電話で受けておられる声が聞こえてきました。 -
ここに、ひとり旅の方が宿泊されるようです・・・・・この3連休かな?
情緒たっぷりで、まさしく【はたご】という感じのお宿で休んだら、江戸時代の旅人になれますね。
このお宿は築120年の建物で、元は肥料屋さんだったようです。 -
ここから、まだ、ずぅ〜っと先が【東追分】です。
江戸時代の旅人は、この街道を一歩一歩自分の足で歩いて行ったのだけど・・・・・お偉方は駕籠や馬やな、、、 -
平成の世に生きる私たちは、一旦、駐車場へ戻って文明の利器で【東追分】へ来ました。
隣は消防署の分署のようですが、前に車を停めるスペースがあります。
ここは東海道と伊勢別街道との追分です。
伊勢神宮へお参りする人は、ここから伊勢別街道へと進みます。 -
なので、伊勢神宮遥拝用に一の鳥居として設置された鳥居があります。
先ほどのオジサンの関の土産話のふたつ目。
20年に1度の伊勢神宮式年遷宮の際、宇治橋の鳥居も新しくなるのですが、そこにあった東詰めの鳥居がこちらへ移されるそうです。
内宮宇治橋東詰めの新しい鳥居は、遷宮前の内宮の棟持柱が利用されるのだとか。
宇治橋の新鳥居のくぐり始めは、今年の10月3日で、
来年の5月にはここ関へ宇治橋東詰めにあった鳥居が運ばれることが決まったそうです。
来年の5月以降には、40年前の内宮の御柱が拝めるということです。
そして、前回20年前の式年遷宮時に関にあった鳥居は、阪神大震災で被災した生田神社にもらわれて行ったのだそうです。 -
ちなみに、宇治橋西詰めの鳥居は外宮の御柱が使われ、
それまであった鳥居は、桑名市の【七里の渡し】に立つ鳥居になるそうです。
どちらの鳥居も、更にその後も別の鳥居や社に移されて行くのだとか。
神様にかかわるご神木、あだやおろそかにはされません。 -
アチコチでコスモスが咲いていたり、ススキが風で揺れていたり・・・・・
いいお天気に恵まれた秋の一日。
【関】というと、これまではドライブインに立ち寄る場所だったけど、美味しいものや歴史ある町を新発見。
いい日になりました。。。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 灰色ウサギさん 2014/10/23 00:11:31
- 関宿懐かしい
- 懐かしいですねえ。東海道の関宿。
東海道位置の古い町並みが残る場所ですね。
中山道の妻籠、馬籠と共に絶対残したい場所ですね。
関の宿場に着く前に大雨の亀山で道を迷い丘を降りてしまいました。あの時はすごいロスになりました。ホテル出びしょびしょの靴を乾かしたのを覚えています。
rinogoさんの最初の目的は「鰻」だったんですね。
なんだ鰻を食べに行ったのね、と思って読んでいたらちゃんと関宿も見学されていて安心しました。実は東海道にはたくさんの鰻の名所が有って、誘惑が多いんですよ。最後には大津の鰻も有りますしね。中山道はそういう意味じゃ鰻の誘惑は諏訪ぐらいですから夫の寄り道が少なくて済みます。
- いちごさん からの返信 2014/10/24 09:53:19
- 東海道のお話、懐かしい〜
- 灰色ウサギさん
ご訪問、ありがとうございますm(__)m
山から戻って来られたのですね。
関宿も風情のあるいい宿場町だったけど、信州もいいですね〜
ブログで、きれいな景色を眺めさせてもらいました。
そういえば、雨でびしょびしょになられた東海道中記、覚えています。
あれは、亀山での事だったのですね。
より、印象深く脳裏にきざまれているでしょうねぇ〜
東海道の街道筋はウナギの名所なんですか〜
ウナギが食べられると思って歩けば、元気も出ますね。
ご主人だけ?
大津の逢坂のウナギは、私もあの後行ったけど、まっ1回行ったらもう〜いいかな?という感じでした。
厚焼き卵も大好きなんですけどねぇ〜
今度、草津へ着かれた時は、瀬田川沿いのお店、紹介しますよ〜(^^♪
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