2014年10月　Ｆ１日本ＧＰ（鈴鹿）　日曜日　決勝

2014/10/03 - 2014/10/05

日曜日は、いよいよ決勝です！

台風接近による雨の中でも、白熱のレースを魅せてくれました。

ただし、残念な事故も起きてしまいました・・・ジュール・ビアンキ選手の回復を祈ります。

日曜日：佐藤琢磨選手トークショー－デビッド・クルサード・トークショー－観覧車－ドライバーズ・パレード－決勝

（表紙写真は、激しく争うメルセデスのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトン。）

エリア 鈴鹿(三重)

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩

日曜日の朝。

宿の部屋から見る二見浦。

雨です。。。

宿にあるフェラーリ！

どんよりと暗い二見浦の空。

快速みえで鈴鹿サーキット稲生駅に向かいます。

この時間の二見浦は、かなり強い雨だった。

鈴鹿サーキット稲生駅に着いてみると、思ったほど強い雨ではない。

ところで・・・鈴鹿なのに何で「ＦＵＪＩ」やねん！
と、お約束の突っ込みをしておきます。

とりあえず、ホットドッグで乾杯！

雨中のレース観戦やサッカー観戦は散々経験しているので大して苦にならないが、１５時スタートの決勝終了後に家まで帰れるかがちょっと心配だな。

例年、決勝翌日の月曜日は３連休の休日なのだが、今年は１週間早い開催で、明日は平日なので、何としても今日中に帰らないといけない。

台風よ、のんびり来てくれ。

本人が見えませんが、佐藤琢磨選手のトークショー！

佐藤琢磨選手がマクラーレン・ホンダ、ナイジェル・マンセルがウイリアムズ・ホンダをドライブする予定だったレジェンドＦ１デモ走行は、残念ながらこの雨で中止になるようだ。

続いて、ぺヤング・・・間違えた、デビッド・クルサードさんのトークショー！

相変わらず、四角い・・・間違えた、温厚なジェントルマンでした！

現役時代、大好きなドライバーでした。

どうも私は、ベルガーとか、クルサードとか、フィジケラとか、マッサとか、良い人だけど（良い人だから？）主役になり切れないドライバーを応援してしまう。

雨をしのいで一休みしたかったので、観覧車に乗りました。

赤福をいただきながら、雨の鈴鹿サーキットを眺める。

ちょうどレース中のＳ−ＦＪマシンがシケインを駆けて行く。

雨中の観戦は、手荷物をビニール袋ですっぽり包むのが基本です。

大きいゴミ袋は必携です。

ダンロップコーナーの後半の辺り。

決勝でのビアンキ選手の事故は、あの左カーブを曲がり切れずに、コース外に飛び出して起きてしまったようだ。

メインストレートを望む。

自分の席に来ました。

雨のＳ字コーナー。

第１〜２コーナーを駆け抜けるポルシェ。

この雨でコントロールを失う車が多い。

レジェンドＦ１デモ走行は中止になりましたが、ドライバーズパレードは実施されます。

まず、小林可夢偉が来ました！

可夢偉応援席の前で、車から降りて挨拶する小林可夢偉。

フェリペ・マッサ！

貴重なクラシックカーでパレードする選手たち。

決勝が近づき、コースインしてくる各車。

コース上の所々で水たまりができ、水煙が上がる。

この後、一時的に雨が強くなり、カメラも出せない状況に。

決勝レースは、セーフティーカー先導によりスタートした。

全車、フルウェット・タイヤ（深溝の雨用タイヤ）装着。

セーフティーカー先導のまま、数周走ったが、強い雨が続き、エリクソンのスピンもあり、赤旗中断。

まぁ、この雨では赤旗中断は仕方がないかな。

雨が弱まることを祈りつつ、辛抱強く待つＳ字コーナーの観客。

祈りが通じたか、徐々に雨が弱まっていく。

ほぼ雨も止み、再びセーフティーカー先導でレース再開。

セーフティーカーラン中に、Ｓ字コーナーでアロンソがストップ。

マシントラブルのようだ。

鈴鹿でのフェラーリ＝アロンソは、これが見納めかもしれないのに、あっさりと終わってしまった。

セーフティーカーランが続く。

トップはロズベルグ、２番手はハミルトン。

早くこの２台の至高のチームメイト・バトルを観たい。

水たまりを避けて走っていくベッテル。

鈴鹿でのレッドブル＝ベッテルもこれが見納めだ。

１０周目にセーフティーカーが退出し、いよいよ本当のレース開始！

ロズベルグ、ハミルトン、ボッタスと続く。

積極的な策に出たのが、このバトン。

セーフティーカー退出と同時にピットインし、フルウェット・タイヤからインターミディエイト・タイヤ（浅溝の雨用タイヤ）に履き替える。

もしこのまま雨が降らず路面状態が良くなれば、各車インターミディエイトに履き替えるはずだが、バトンは必ず路面状態が良くなると読んで先手を打った形だ。

マルドナド師匠も同じ策に出た。

結局、路面状態が少し良くなり、他のマシンが遅れてピットインしてインターミディエイトに履き替える間、バトンはメルセデスの２台に続く３番手まで上がる。

積極策が成功した形だ！

全車がインターミディエイトに履き替えた段階で、トップはロズベルグ、２番手ハミルトン、３番手バトン、以下ボッタス、マッサ、ベッテル、リカルドと続く。

ベッテル。

ウェット・コンディションでは、レッドブルの方がウイリアムズより明らかに速く、ベッテル、リカルドが、それぞれボッタス、マッサを追い抜いていった。

トップを争うメルセデスの２台。

ハミルトン（左後ろ）の方が良いペースで、ロズベルグは防戦一方。

第２コーナーでインから並びかけるハミルトン。

必死にこらえるロズベルグ。

この数周の攻防は実に見応えがあった！

メインストレートでＤＲＳを使って追い込み、第１コーナーへの飛び込みでアウトからロズベルグをかわし、とうとうハミルトンがトップに立つ。

ここで勝負あった。

ロズベルグを引き離していくハミルトン。

苦しいロズベルグ。

もう１回ずつインターミディエイトに履き替え、上位はハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、バトン、リカルドの順。

バトンは、２回目のピットストップに時間がかかり、表彰台圏内から落ちてしまい、さらにこの後リカルドにも抜かれてしまった。

突然、セーフティーカーが入る。

リアルタイムでは状況がよくわからなかったのだが、まずスーティルがダンロップコーナー出口でコースアウトしてバリアに衝突し、１周後にビアンキが同じ場所でコースアウトして、スーティル車を撤去中の作業車両に激突したようだ。

数周後に赤旗中断となり、このままレースは再開せずに終了とアナウンスされる。

ビアンキの事故の状況は全くわからなかったのだが、今にして思えば、事故場面のリプレイや救出作業の様子が映像で全く流されず、かなりシリアスな事故であったことが推測される。

結果は、セーフティーカーが入った時点での順位とされたため掲示板とは少し異なり、優勝ハミルトン、２位ロズベルグ、３位ベッテル、以下リカルド、バトン、ボッタス、マッサ、ヒュルケンベルグ、ベルニュ、ペレスのトップ１０。

レース終了後の第１〜２コーナー。

この時点では状況がわかっていなかったのだが、ビアンキは重態のようだ。

ビアンキの回復を祈ります。

鈴鹿サーキットを後にします。

来年は、ヘアピンから加速してくるマシンを正面から捉えられるＪ席で渋く観戦しようかな、などと思う。

台風と追いかけっこで帰りますが、何とか逃げ切れそうだ。

名古屋駅にて、きしめんで乾杯。

台風で立ち往生という事態に備えて買っておいたパンをいただく。

余りは明日の朝食にしよう。

デザートはういろう。

明日から仕事です。