2014/09/27 - 2014/10/03
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ごろごろ56さん
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千葉県の常磐線沿線は東葛地区と称されますが、そこで私は中学生から成人するまで育ちました。
首都圏の郊外は、都心より西側で先に開発が進んだとされ、いわば常磐線沿線は“遅れた地域”。
中学進学時に、神奈川県内より引っ越してきたのですが、「頭髪は坊主刈り、指定の学帽に通学
カバン」という細かい校則の存在に、まずカルチャーショック・・・。
「早く、こんな町から出ていきたいっ!」と思いつつの、思春期でした。
巡り巡って、“両親の面倒を看る”名目で、この町に帰ってきて、自分もこの町で生涯を終える
のかな・・・と薄々思っていたところで、
またまた、近々九州へ引越し予定と相成りました。
歳をとり、「出てきたいっ!」とひたすら思うばかりだった町にも、少しの愛しさを感じるように
なりました。休みの日に、近隣の見どころに行っておこう、と思う次第です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
PR
-
柏駅東口。
“日本で最初の”ペデストリアンデッキ(高架式歩行者専用通路」なのだか。
今では数少なくなった、回転式展望レストランも、そごう柏14階「中国料理 桃源」として健在。
つくばエキスプレスが開業して、柏駅の乗降客は減少したとのことですが、一見する限りは、自分の学生時代と賑わいは変わらず。
高校時代、この柏駅で途中下車して、駅前の大手書店に立ち寄るのを日課にしておりました。その書店が、今も健在なのが嬉しいところ。 -
私が借りているアパートのある地区は、柏市内では“高級住宅街”とされる地域。住人の方が丹念にお手入れをされた庭木を、通勤途上に鑑賞させて頂くのが、日頃の楽しみです。
なぜに、
「10月13日 実は青色になり 縦に割れる」
と予告できるのでしょう・・・?。 -
それでも、駅から少し離れた住宅地に。
ふと気がつけば、「空き家」を目にします。
自分が子供の頃は、
「住宅地は、どんどん郊外へ拡張し続ける」
というイメージがありましたが、時代は変わったことを感じます。 -
さて、「流山電鉄」。
実は、“略称”である「流鉄」が、正式な名称となっていることに、
驚かされたのですが。
http://ryutetsu.jp/
(以後、今風に「流鉄」と書きます)
通っていた高校の最寄駅が、新松戸駅。
通学路の途中に、この流鉄の踏切があり、毎朝“踏切待ち”をしておりました。高校に最も近い駅は、流鉄の小金城趾駅なのですが、そこを利用していた学生はいなかった・・・と思います。
学生時代、毎日その走る姿を目にしていたのですが、ついぞ乗る機会はナシ。
今回ようやく、その始発駅・馬橋駅の流鉄ホームに、足を運びます。 -
ちなみに、
流鉄は、馬橋ー流山間5.7キロ、駅数6つの、ミニ私鉄です。
自分が高校生の当時から走っている車両は、西武鉄道のお古。
この車両も、当時と同じ顔立ちのように見えますが、当時からの古強者?。
-
しかし・・・・・、
懐かしい気分に浸れたのは、発車するまで・・・・。
駅を発車した直後のポイント部分を通過する際に、
激しく振動!。
それ以降も、文字どおり“ガタゴトガタゴト・・”。
ハイ、こりゃあ酔うかも・・・と思いました。 -
マンションの1階部分にある、幸谷(こうや)駅。
常磐線・新松戸駅に近く、乗降客数ではここが流鉄のメイン駅でしょう。
土曜午後にもかかわらず、意外にお客さんは多いかな、という印象。 -
途中、列車交換可能駅・小金城趾(こがねじょうし)駅にて。
たぶん、運転士さんが手動でポイントと信号切替のスイッチを切り替えるの
でしょうね。 -
駅は、すべて有人駅。
-
全長6キロ足らずですから、終点・流山駅へは、あっという間。
(あんまり長時間乗っていると、酔ってしまうかもしれませんが)
鉄道マニアとしては、駅の構内をじっくりと見物したいところなのですが、
駅長さんが改札口で待ち構えていらっしゃるので、早々に退散。 -
流山駅の外観。
流山といえば、「近藤勇陣屋跡」等見どころがあるそうですが、
本日は、スタコラサッサ〜。
流鉄の線路沿いに、新松戸(幸谷)駅まで約4キロを歩く腹づもりです。
-
当然、すれ違う流鉄の車両を“撮り鉄”するつもりなのですが、
休日日中は20分に一本・・・・。
思うように、走っている雄姿を、お見かけしません・・・・・。
こちらは、新たに造成された住宅地に降った雨を、一時的に貯留させる「調整池」。鴨も羽を休める、ちょっと人工池離れしたたたずまい。
“人口減少”を実感する光景を、よく目にするように思いますが、
ここでは、新しい町が造成され、ここを“ふるさと”とする子どもたちが育っているのでしょうね・・。 -
のんびり、お昼寝する猫さん。
なにげない光景ですが、猫を屋外で見かけることが出来るのは、
それだけ穏やかな町である証拠のように思います。 -
そりゃあ!!、
列車が、来た〜っ!!!、
で、会心の一枚(笑)。
・・・・まあ、そんなに速くはありませんから・・・。
-
線路に沿って、かなりの部分に道があり、それほど遠回りしないで、幸谷駅まで
戻ってくることが出来ました。
馬橋駅から幸谷駅へと向かってくる列車。
月並みですが、JRの10両編成の列車にはない、かわいらしさ、があります。
「がんばれ〜」と、声を掛けたくなります。
手前の踏切が、高校生時代の通学路でした。 -
こちらは、常磐線の新松戸駅。
武蔵野線との乗換駅なのに、快速列車は停車しない・・・というのは、
高校生時代と変わらず。
とはいえ、当時は武蔵野線の高架下で「薄暗い」印象がありましたが、
明るい印象に変わっていました。
-
別の日。
秋晴れの晴天に誘われて、今度は北小金駅に下車。
こちらも、高校生当時とは、駅前が大きく様変わり。 -
「五街道」といえば。
歴史の授業で、
「東海道・中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道」
と暗記された方も多いと思います。
「水戸街道」は、その「五街道」には含まれないものの(異説あり)、徳川御三家のひとつが置かれた、水戸と江戸を結ぶ街道として重要視されたとか。
「小金宿」は、その水戸街道の宿場町。 -
そして、
今や全国チェーンとして名を馳せる、ドラッグストアチェーン、
「マツモトキヨシ発祥の地」
の案内があります。 -
今日の主目的は、こちら東漸寺(とうぜんじ)。
http://tozenji.sakura.ne.jp/
脚が衰えてしまい、長い距離を歩けなくなってしまった、わが両親が、
「これが鎌倉や京都にあったら、ぜったい観光名所よ」
と絶賛していた、お気に入り“お散歩スポット”。
確かに、この山門の佇まい。納得して頂けると思います。 -
紅葉の時期は、多くの人で賑わっているのでしょうね。
手押し車(歩行器)を連ねて、二人で歩く両親の面影を、
境内に探します。 -
「この紋所が、目に入らぬか〜!」
ご存知「三つ葉葵」の家紋。
将軍家・徳川家とも所縁の深い、浄土宗の古刹です。 -
今日は親父の、月命日。
墓参りに行く代わりに、両親の冥福を、ここでお祈りさせて頂きます。 -
旧水戸街道の宿場町の面影をしのばせる通りなのですが。
江戸時代、宿として使われた建物が現存しております。 -
歩道に突き出る形の、庇(ひさし)。
これを撤去させられなかったのは、ちょっとした奇跡だと思います。 -
おじいちゃんが店番をしていた、酒屋さん。
・・・・旧宿場町であると同時に、松戸市立小金小学校があり。
おりしも、子供たちの下校時刻。
校門前に、「パトロール中」の名札を提げた、PTA役員(?)のママさんが、厳しい眼差しで立哨中。
私も、しっかりにらまれてしまいました・・・。
(昨今の子供たちが被害者となる事件の報道を耳にすると、当然かな・・)
でも、
真剣な表情の女性って、とてもおきれいですよね。
思い切って、道をお伺いすればよかった・・・。 -
街中にそびえたつ、巨木。
江戸時代の当時は、小金宿の目印だったのでしょうか・・・。 -
旅行者としては、
とても気になる「小金屋旅館」さん。 -
鉄道マニアネタ、すみません。
北小金駅からの帰りに乗った車両が、
“営団6000系”という型番の電車。
銘板を見ると、昭和47年製。
ほとんど、自分と同じ年齢でございます。
-
今では、すっかり“老兵”の趣ですが、
高校生当時は、
「明治神宮前」「霞が関」という行き先を表示した、
この電車が、とても“ハイカラ”でした。 -
柏駅で降りて。
あれ?、
いつも通る場所なのですが、
なにをしているのでしょう? -
「アートラインかしわ2014」
http://2014.kashiwa-art.com/
という、アートイベントとのこと。
若いアーティストに、柏という街に表現発表の機会を、という催し(?)。
消えていくもの(者・物)の一方で、若いものも、次々と育っていく
・・・・・・。
「町は活きている」。
まあ、
悩み多き思春期を過ごした(笑)つもりの自分ですが、
でもその背景には、
右肩上がりの経済成長を前提とした社会があったわけで。
今の若者たちにとっては、“東葛地区”という町は、どのように見えているのでしょうか?・・・・。
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