2014/08/28 - 2014/08/28
31位(同エリア254件中)
ベームさん
8/28(木)、9日目。
今日はハンブルクから日帰りでブレーメンです。
「自由ハンザ都市」ブレーメン、人口55万人の大きな都市で、ハンブルクと同様一つの州です。ヴェーザー川の河口から60キロ溯っていますがその港はハンブルクに次ぎドイツ第2の規模を持ち、特にコーヒーと綿花が主要商品。
文献に現れるのはカール大帝の時代787年で、大帝より自由特権を与えられています。大司教座も置かれキリスト教の北ドイツ布教の中心地となりました。
1358年にハンザ同盟に加入。力をつけてきた商人たちは大司教の支配から逃れ自由特権を守るためローラントの像を建てるなど抵抗を続けました。1648年帝国自由都市。その後スエーデン、ハノファー選帝侯、フランス軍などの支配を受けるもしたたかなブレーメン市民は自治を守ります。
先の大戦で市街地の60%が破壊。
ビールのベック社の本拠地、ベンツの工場もある。メルヒェン街道の終点。
写真はマルクト広場に建つローラントの像。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
-
ハンブルクHbf。
-
9:15発のメトロノームで出発。
8人なのでニーダ・ザクセン・チケット5人用と3人用を買いました。今回はレールパスは使わず、このようなレンダー・チケットとかインターネットによる割引チケットを使い随分交通費は安く上がりました。 -
ブレーメン駅構内。
ヴェーザー川の船とかブレーメンの音楽隊の絵などが描かれています。 -
ブレーメン駅。
-
駅の左手に海外博物館。
オセアニア、アジア、アフリカ、アメリカなどの自然文化のコレクション。
どうして前に鳥居が建っているのか不明。日本文化の一つということですか。 -
市中心部に行く途中掘割の橋の右手に観光用の風車が建っています。
-
ゼーゲ通り入り口の豚飼いの像。
-
豚からは美味しいハムが作られるので貴重な家畜でした。
-
ゼーゲ通りの突き当り。
ベックスのレストラン。有名なベックス・ビールはブレーメンのビールです。1873年創業で、生産量はドイツ第2、輸出量はドイツ第1です。 -
その看板。
-
左に曲がると聖母教会の横にブレーメンの音楽隊の像があります。
一番下のロバの足首は大勢の人に触られてピカピカに光っていました。記念写真のポイントです。
4匹の動物たちは実際はブレーメンに到着しなかったとか、いやロバの骨が発掘されたから来たのだ、とか議論されています。 -
マルクト広場です。
左市庁舎、右聖ペトリ教会。
広場と市庁舎と教会、典型的なヨーロッパの町の風景です。 -
ブレーメン市庁舎。1410年。
後年取り付けられた屋根の上の三つの破風が特徴。ヴェーザー・ルネサンスの好例です。
バルコニーの上には砂岩で出来たカール大帝と7人の選帝侯の立像が並んでいます。 -
バルコニーの上のカール大帝と7人の選帝侯たちの像。
-
市庁舎の向かいには華麗なシュッティング/元商人のギルドハウスが建っています。
現商工会議所。
建物の左がベットヒャー通りの入り口です。 -
-
シュッティングの横にはパッサージュがあり、観光案内所が入っています。
-
1404年来広場の中央に立つローラントの像。
ローラントとはフランスで最古、最大の中世英雄叙事詩「ローランの歌」の主人公、カール大帝シャルルマーニュの甥ローランのこと。
778年のカール大帝のイベリア半島討伐に加わったローランの英雄的な死を歌っています。
この像がブレーメンを見守り続ける限りその自由と独立は守られる、という言い伝えがあるそうです。 -
手にするのは都市独自の裁判権を主張する「裁きの剣」と自由特権を表す帝国の紋章鷲の盾。
聖ペトリ教会を見据えながらすっくと立っており、教会支配に対する市民の異議と抵抗を示しているそうです。
北ドイツに多く見られるローラントの像の親玉で、ほとんどの像はブレーメンのローラントの像をモデルにしています。
像の高さ5,5m、天辺までは10,2m。市庁舎と共に世界遺産に指定されています。 -
このローランがどうしてブレーメンの自治都市としての尊厳を象徴するようになったのか分かりません。キリスト教国家の威信をかけてイスラム国家と戦ったローランを教会支配からの自由独立を目指すブレーメン市民の守り神にしたのは矛盾するように思えます。
私の想像では、ブレーメン市民はかってカール大帝より都市の自由特権を与えられたことを誇りにしており、そのカール大帝の栄光を象徴するのがローランだから。 -
マルクト広場。
-
こちらは大司教の聖ペトリ教会。
1042年建築開始、13世紀に完成。
ローラントの像と対峙しています。 -
正面。
-
-
以下聖ペトリ教会です。2012年に来た時は入れなかったので初めてです。
身廊。 -
-
身廊の天井。
-
身廊と側廊を仕切る柱。
-
-
-
側廊。
-
高い側廊の天井。
-
バラ窓。
-
-
-
-
-
市庁舎と聖ペトリ大聖堂。
-
シュノーア地区に来ました。
-
ブレーメンに残る最も古い地区で、狭い道に15~16世紀の家が立ち並ぶかっての手工芸職人の街です。戦災から免れています。
-
アクセサリー、手編み製品、アンティークなどを商う店が並び、観光客の人気スポットです。
-
-
-
-
工芸美術館、の標識があります。
窓に見える美女はは人形。 -
-
ヴェーザー川にでました。ブレーメンの水運の大動脈です。
-
帆船がもやっています。
-
ヴェーザー川側からベットヒャー通りに入りました。
コーヒー商ルートヴィヒ・ロゼリウスが中世の街並みを再現しようと、1924~1931年に私財を投じ作った街区です。
長さ100mの狭い通りにアクセサリーや工芸品、お土産屋、レストラン、美術館などが連なっています。 -
ロゼリウスハウス。
博物館になっています。 -
その前で大勢の人が何やら見上げています。
-
建物の屋根と屋根の間に仕掛けられたマイセン焼きのグロッケン・シュピールが鳴り始め壁面のからくりが回ります。
-
蒸気機関の発明者フルトン。
-
王様。
-
-
パウラ・モーダーゾン・ベッカー美術館。
19世紀後半の女流画家。
ハンブルク市立美術館で彼女の絵を1枚だけ見ました。 -
-
ベットヒャー通り入り口の大天使ミヒャエル。
通常はこちら側、マルクト広場から入ります。 -
昼は市庁舎の地下にあるブレーマー・ラーツケラーです。
-
1653年創業。
数あるラーツ・ケラー/市庁舎の地下レストランの中でミュンヘンのそれと並んでおそらくもっとも有名なものでしょう。 -
重厚な雰囲気です。
-
400種類を超えるワインが揃っているとのことです。
-
-
北ドイツ名物、船乗りの食べ物ラプスカウスを食べました。コーンビーフみたいな味でしたが余り美味しくなかった。酢漬けのニシンを巻いたのが美味しかった。ワインは幾ら400種類あっても飲めるのは一つ。
銘柄は何でもよいからリストの一番上を注文。 -
食後街歩き再開。
-
聖ヨハン教会。
14世紀。もとフランシスコ修道院教会。 -
-
キリスト降架。
-
ピエタ。
-
-
マルクト広場に戻ってきました。
-
市庁舎の横にある聖母教会。
1229年、ブレーメン最古の教会。 -
-
ステンドグラスを通して映る光が幻想的。
-
教会横の噴水。
-
ゼーゲ通りの豚飼いの像。
-
駅が来た時に比べ陽を浴び輝いています。
-
14::33発のメトロノームでハンブルクに帰りました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
79