2013/04/07 - 2013/04/07
427位(同エリア1850件中)
ケーンパさん
パリマラソンが開催されるパリを抜け出して、1泊2日でモンサンミッシェルへ。
日本人大好き、モンサンミッシェル。
日本人密度も大変なものでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ANA
PR
-
モンサンミッシェルへはエミートラベルのツアーを利用しました。
ホテル・ラ・ディーグ宿泊で34,100円。
修道院入場料9ユーロ、食事券20ユーロ込。
パレ・ロワイヤル広場に6:40集合でしたので、余裕をもって6:00には宿をチェックアウトしました。
外は真っ暗でしたが、日曜の朝で地下鉄もまだ危なさそうだったので、大通りを数駅歩いていきました。
子供から老人までの大家族10人ほどがラ・ファイエット駅へ入っていったので、大勢なら安心だろうと、その人たちについていき、いっしょに地下鉄へ乗り込みました。
パレ・ロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーヴル駅まで3駅。
精一杯、警戒して過ごしました。 -
自分は何ともなかったのですが、同じツアーの参加者がそれこそ今、乗ってきた路線のピラミッド駅でひったくりの現場に遭遇したと言っていました。
パリの地下鉄には扉の両脇にバネでたたまる簡易いすが備え付けられています。
ひったくりが物を奪ってから車外へ逃走しやすい場所なので、絶対そこには座ってはいけないのですが、ちょっぴり身なりが薄汚れた初老の男性が座っており、あろうことか人前でiPhoneをいじくっていました。
格好の餌食です。
駅に到着し、かたや身なりのしっかりした青年が扉を開けた直後(パリの地下鉄は乗降客がボタンやレバーを操作して開けます)、そのiPhoneに手をかけました。
奪われまいと必死に抵抗する男性。
引っ張り合いの末、結局、未遂に終わり、青年は逃げて行ってしまったそうです。
地下鉄の扉近くには立ち止まらない。
人前で携帯端末は操作しない。
基本です。 -
バスが来るまで、広場近くの建物の軒下で待とうと思いましたが、ホームレスでいっぱい。
起こしてしまったようで申し訳なかったですが、こういった人も危ないはずなので、起き上がってきたところで、その場を離れました。
時間通りにバスが到着。
参加者も全員集合できていて優秀。
6:50モンサンミッシェルに向け、出発です。 -
今日はパリマラソンが開催されます。
シャンゼリゼ大通りから、約3万人がスタートします。
すでに警察が通りを封鎖していました。
通常ですと、直進するそうですが、迂回して凱旋門に向かってくれました。
凱旋門の周りのロータリーをぐるっと回ってから、郊外へと走っていきます。 -
途中、SAでトイレ休憩をはさみ、9:30過ぎにボーモン・オン・オージュ村に到着。
ここで30分ほど、町の散策をします。
このツアーは、モンサンミッシェル手前のノルマンディー地方の3ヶ所の村を日替わりで訪れる内容となっています。
この村の名士はラプラス。
自然科学者、数学者、物理学者、天文学者といった複数の顔を持っていたそうです。
なかなか恰好のいい銅像が建っています。 -
ボーモン村はひなびた田舎の小村。
日曜日の朝とはいえ、人っ子一人目につきません。 -
この地方特有の木組みの建物が並びます。
いろんな色にペイントされていてかわいらしい。 -
村の集会所もこんなかわいらしい造り。
車はプジョーが多いですね。 -
村の教会とツアーバス。
バスのシートはとてもいい座り心地で、まったくお尻が痛くなりませんでした。
宿泊するのはごく一部で、ほとんどは日帰り客。
往復10時間ほどの乗車ですが、身体には優しいバスだと思います。
10:10集合して、出発。 -
モンサンミッシェルが見えてきました。
手前には羊が放牧されています。
プレ・サレです。
塩分・ミネラルをたっぷり含んだ草を食んでいるため、滋養豊富な肉質だそうです。
是非、食べてみたいと思います。
モンサンミッシェルは最初、左側の車窓から見えますが、その後ずっと右側から見えていたので、右側に陣取るといいと思います。 -
12:20過ぎ、モンサンミッシェル対岸のホテル街にあるスーパー脇にバスは停車しました。
日帰りの方は、ここから集合時間の15:30まで自由行動となります。
シャトルバスの乗り場まで2〜3分歩いていきます。
宿泊するホテルはバス乗り場のすぐ手前にありました。
荷物を預かってもらい、バスに乗り込みます。 -
モンサンミッシェルです。
ついにやって来ました。
快晴とはいきませんが、うっすら青空も望めます。
素晴らしい。
そして昨日までより暖かい! -
はるか遠くに干潟を横断する人が見えます。
はまり込むとなかなか抜け出せないので単独行動は厳禁とか。
泥も落ちにくいそうです。 -
入場しましょう。
いきなり大砲がお出迎えです。
モンサンミッシェルは14世紀の英仏百年戦争、16世紀の宗教戦争では修道院が閉鎖され、城砦として使われました。 -
王の門手前にラ・メール・プラールがあります。
モンサンミッシェル名物のふわふわオムレツ発祥の店です。
その昔、プラールおばさんが疲れた巡礼者たちの身体を癒してあげたいと考案したそうです。
ただし、ここのオムレツは前菜と2品のランチで39ユーロします。
優しくないお値段です。 -
跳ね橋を渡り、王の門をくぐると、グランド・リュが続いています。
狭い路地の両側にぎっしり、お土産屋さんや食べ物屋さんが並んでいます。 -
ツアーについていた食事券では2軒のレストランが指定されていました。
先ほどのラ・メール・プラールの姉妹店、レ・テラス・プラールでランチをいただきます。
よりカジュアルな店になっていて、お値段も手ごろです。 -
食前酒のシードル。
シードルはブルターニュ地方、ノルマンディー地方で多く栽培されるリンゴを使った醸造酒。
炭酸を含んだ発砲性であることが多いです。
ブリュット、ドゥミセック、ドゥーと辛口から甘口があります。
お酒が好きな方にはアルコール度数の高いブリュットがおすすめとのこと。
往きの車中で添乗員さんが教えてくださいました。
こういうことはしっかり記憶する(笑) -
前菜の生ハムのサラダ。
とても大きなハム。
味は普通でした。
ちょっと硬かった。 -
メインはオムレツとムール貝からチョイスできました。
やはりここはオムレツでしょう。
・・・
う〜ん、味が薄い。
おまけにふわふわしすぎで泡を食べているみたい。
日本でいただく普通のオムレツのほうが癒されると思います。
これは2度目はないなあ。
(あくまで個人的感想です。) -
デザートはリンゴのタルト。
これも普通。
ごちそうさまでした。 -
修道院に入る手前にあるサン・ピエール教会。
入り口の左手の像はジャンヌ・ダルクですが、もちろんここを訪れたことはないそうです。
大天使ミカエルがらみでなのか、百年戦争の功労者だからでなのか、よくわかりません。
中に入って見学していると長椅子に横になっていたおじいさんが転げ落ちて大きな音がしました。
神の御加護を(笑) -
いよいよ修道院入場というところで、ここへ来てなぜに歴史博物館。
誰も入っていきません。 -
哨兵の門から入場します。
いきなり急な階段です。 -
大階段を上っていきます。
-
西のテラスに出ました。
絶景を見渡せるスポットですが、曇ってきてしまいました。 -
ウミネコがいっぱい飛んでいました。
羽を休めにとまったところを記念撮影(笑) -
修道院の教会。
-
列柱の廊下。
-
オベール司教の彫刻。
これがモンサンミッシェル創建の由来を表わした彫刻ですね。
モンサンミッシェル近郊のアヴランシュの司教だったオベールの夢の中に大天使ミカエル(仏語でサン・ミッシェル)が現れ、「あの岩山に聖堂を建てよ」と命じます。(山は仏語でモン)
ただの夢と思いなかなか信じないオベールにしびれを切らしたミカエルは3度目の出現の際、オベールの頭に指を差し込み、お告げを示しました。
翌朝、目覚めると自分の頭に穴が開いているのを見て、お告げが本物であると確信し、聖堂を建立し始めたそうです。
ここを訪れる方はご存じの言い伝えですが、あらためて載せてみました。 -
修道僧の遊歩道。
リフレッシュルーム? -
神の武器庫から賜った剣をかざし、ドラゴンを退治するミカエルの像。
新約聖書「ヨハネの黙示録」の一場面。
尖塔の頂点にもこの像が飾られています。
あちらは金ピカですが。
修道院内部の見学はこれで終了です。 -
モンサンミッシェルの番人の猫ちゃん。
とてもおとなしく、ひとなつっこい。 -
ホテルにチェックインしましょう。
ホテル・ラ・ディーグ。
対岸のホテルでは2番目にモンサンミッシェルに近いです。
先ほども触れましたが、シャトルバスの発着所へは一番の近さです。 -
部屋は48号室。
2階ですが、外の土手の高さより若干、高い程度。
カーテンを開けていると、通行人から丸見えとなります。
半地下となる1階への宿泊はお勧めできません。 -
バスルームは広くて清潔です。
湯量も問題ありませんでした。 -
スーパーへ買い出しに行ってきました。
対岸のホテル街にはスーパーは一軒しかありません。
早速、教わったばかりのシードル ブリュット(トは発音しません)。
それでもアルコール分4.5%しかありません。
コルク栓だし、冷蔵庫もないので一気に空けてしまいました。
この後、アムステルダムビールを飲みましたが、こいつが強烈でした。
アルコール度数11.6%。
一気に酔っぱらいました。 -
部屋のバルコニーからはなんとかモンサンミッシェルを眺めることができます。
椅子に座りながら、シードルで乾杯!
とっても贅沢。 -
昨日買ったおかきをつまみに飲んでいたら、いつしか眠り込んでしまいました。
どんより曇ってきてしまったので夕景はあきらめたといえ、夜景まで見逃すところでした。
危ない、危ない。
22:30過ぎ、シャトルバスで島近くへ。
風もなく、それほど寒くありません。
漆黒の闇の中からモンサンミッシェルが浮かび上がります。 -
サーチライトに照らされて、尖塔のミカエル像も金色に輝いています。
いいですね。 -
三脚なしでの撮影ではブレブレの写真ばかり。
いかんですね。 -
まだ、シャトルバスは営業してくれています。
8時から翌1時まで5〜15分おきでの運行だそうです。
お疲れ様です。
え〜と、寝直します。
おやすみなさい。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
42