2014/09/13 - 2014/09/15
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HIT-Oさん
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以前台灣へ何度も旅行した理由のなかに、日本時代に作られた灌漑施設を勉強することがあった。台南の八田與一氏の作り上げた烏山頭ダム、磯田謙雄氏による台中の新社にある逆サイフォン技術を巨大化した白冷土川(ハクレイシュウ)など、おふたりともが金沢四校出の土木技師であり、その源泉が辰巳用水にあることは聞き及んでいた。
こうなると、この日本最古の技術のミナモトを確認したいと思うのは、しごく当然の熱情みたいなものだと思う。幸い、年寄り数名で行ってみようということになり、結果的には僕だけが精力的にこの問題と対峙することになったようだ・・。お疲れで寝ていた仲間からは別れて、夜から朝から昼間から・・素晴らしい旅でした。辰巳用水を知らずして金沢市内を歩くなかれと申し上げたい・・。水路の話に興味があれば、参考になると思う。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の始まり・・、13日は連休の始まり・・。7時船橋集合から一路金沢へ。渋滞避けられなかった・・。みんな同じか、
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到着したのは午後4時頃、幸いホテルはチェックイン可とのことでした。早速向かったのは有名な市場。ここで夕飯をとのことで訪問。中の美味しい店で、のどぐろ・・刺し身各種・・、美味しい地元の日本酒を頂きました。5人だったので人数分に細かく切ってくれたようで、刺し身に舌鼓でした。
一階の飲み屋さんでしたが、値段はそこそこでした。二階は高そうで止めにしましたが、これで正解と思う。食べるなら一階がおすすめと思います。潮屋 近江町いちば店 グルメ・レストラン
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食事後は直ちにホテルへ戻って、ライトアップバスへ。19時から2時間の間、ライトアップされた金沢市内を乗り降り放題のバスで移動。20分間隔なので、当たりをつけて置いた場所で降りたら、「まいどさん」ボランティアさんが周辺を案内してくれました。
http://www.hokutetsu.co.jp/bus/lightupbus/index.html
ピンボケなのですいません。でも夜はゆっくり地元の方の説明を聞く方が、時間の無駄がないようです。それは、兼六園や金沢城でもボランティアさんの説明を聞いている時が面白かったようです。もっとも、かってな都合で他の方の説明を盗み聞きするやり方でしたが・・、迷惑ではなかったようです。なにせ、勝手に見たい所もあるので・・、ガイドさん、ありがとうございました。 -
そのライトアップバスのチケット。開業待の新幹線の図柄が目を引きます。いずれ、泊まるなら、是非乗ってみたいバスだと思います。ちなみに運転していたのは女性でした。
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それでもってね次の日の朝の写真。時間は午前5時。兼六園は午前7時に開園なのだそうで、それ以前の時間は市民のために無料開放されています。
でも、考えると昼間に中を拝見する予定なので、周辺を散策しました。実際には、時間がなくて周辺はおろそかになるものですが、この時間に散策したのは正解でした。周辺にたくさんの素晴らしい歴史遺産があったからです。本来の目的の辰巳用水についても周辺にその痕跡が散財したことでも大正解。 -
たくさんの偉人を余に送り出した金沢四校の校舎。赤レンガの威風堂々たる建造物が、当時の学生たちにはどう写ったのか・・。多分、八田與一らの学生たちは日露戦争の風雲急なアジアの植民地とはならなかった日本とともに、独立独歩の道を歩んでいったのだと思いました。
当然、辰巳用水による兼六園や金沢城の水利については、詳細な研究をしたはずです。その地に広がる 155km もの用水路の土木工事についても研鑽したと思います。それがやがては、南方の台灣で巨大な花を咲かせたことに、改めて驚きと感謝を感じました。石川四高記念文化交流館 美術館・博物館
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石川県政記念しいのき迎賓館。二本のしいの木は天然記念物に指定されていました。金沢四校のすぐ隣、県庁の真向かいにあります。見事な建築物で、旧石川県庁舎本館として、大正13年(1924年)に竣工されたそうです。
ついでながら、向かいの県庁も工事中部分があり、新幹線に合わせた街ぐるみの改修が進んでいるようです。 -
四校から外周を回ることにした僕は、金沢城の周遊と相成るわけで、その城壁が広い範囲に残されていました。夜明け時間は車も少なく、空気も綺麗。年寄りそのものの徘徊は、其の先の歴史的遺産に巡りあうことになりました。微かにお堀の存在を見ることが出来ました。この水は辰巳用水の最初の逆サイフォン部分として、兼六園側から吸い上げられたものだそうです。
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旧、津田玄 藩邸とあります。緑は手の込んだ整備がされています。兼六園の隣になります。
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辰巳用水の説明と石管の展示。津田玄 藩邸の脇にありました。多分、これから兼六園へ下っていく部分だと思います。井戸らしきものもあるようですが、中は未確認です。
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その説明文。水路をたどる僕の旅にすればここから先はトンネルで登っていくことになり、これより下りを連想することにしました。
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金澤神社によらせてもらいました。6時過ぎなのであさの散歩をする人々にたくさん会えましたが、皆さんと「おはよう」を交わしている内に、つい日本はいいなあと思ってしまいました。
金澤神社 寺・神社・教会
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県立美術館 広坂別館。旧陸軍第9師団の師団長官舎。大正11年建築。金沢からは日露戦争での203高地激戦地へたくさんの英霊が参戦しました。当時を偲ぶものではありませんが、大正11年は1922年、日英同盟の消滅した年ですね。兼六園と金沢城の入場料で周辺も整備されているようです。
周辺全部が歴史遺産なのだと思いましたが、当時の用水らしきものは見当たりませんでした。 -
こちらは旧陸軍の将校クラブととして建てられたものとのこと。戦後は官庁の一部として利用、この場所へ移設されたとのお話。いずれ、兼六園の周辺には見るものが一杯。
午前6時の朝方なので建物の凛々しさに多少でも思いの入れ込みあったようです。井戸を探したのですが、それらしいものはありませんでした。 -
能楽堂だそうです。よくわかりません。
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歴史博物館。ここも大幅改修中とのことで閉館中。新幹線開業に合わせたみたいですね。
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金沢市役所。ここも全面改装中。
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藩邸脇の用水路。静かな流れです。水量の調整もどこかでやっているのでしょう。階段上にしているのも、堆積物の除去をプロック別にするためだと思いますが、よく考えられています。
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小山神社というのだそうです。勉強不足でよくわからず。ただ、どうも仏教だけではこの様式の建物を立てるだろうかと思いました・。
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其の帰り際にみた、北国新聞の本社。金沢の本店なのでしょう。北の良識新聞かも・・。
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僕はこの方を知りませんでした。学校では習ったのかもしれません。ホテルへの帰り道になにげなく発見しました。
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朝方の兼六園周辺の辰巳用水探索を終了。ホテルへ戻りました。7時30分、ロビーに関係者集合。朝飯を予約していないので、エキナカへ。その改築中の金沢駅の入り口に作られたモニュメント。いずれ新幹線開業に合わせて、大改造中のさなかのようです。
結局、エキナカには牛丼の***** しかなく、僕は諦めてパン屋さんからパンを購入、キヨスクから飲み物を買ってベンチに座って朝飯としました。
駅前は新幹線の各駅と同じかもしれないが、大きな地下への入口が正面にあり印象的でした。ガーデンホテル金沢 宿・ホテル
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その駅前に作られた噴水。まだ稼働していないようです。しかし、正面の一番良い所に設置されており、その名盤にこの旅行記のメイン写真である、辰巳用水が 150km もの水路を持って金沢の水の都を造っていることを紹介。
この噴水でさえ、辰巳用水から引っ張って出来たと説明されています。まさに金沢を語るとき、辰巳用水を抜きには無理だとの感を持ちました。辰巳用水 名所・史跡
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まさに開業へ向けての金沢駅です。雨を幾何学的な天井で防いでいる巨大な広場を作り上げたようです。
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さて、午前中の訪問ということで、年寄り数人で兼六園を訪問。日本最初の噴水を拝見。
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一部、紅葉していました。秋が近いのだと思います。たくさんの方が兼六園を紹介してるのは、ここが素晴らしい場所だからでしょう・・。
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この堰き止めが、土砂の堆積を防止しているのだろうと思います。水流の管理は手が込んでいると思いました。辰巳用水の維持がそれなりの歴史的経験からできていることの一部だと思います。
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兼六園内の辰巳用水に関する告示板。この用水の全貌を知った上で訪問している人はどれほどいるのだろう。
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それでもって、対面の金沢城へ訪問。確かに兼六園より高い場所にあるのは、歩けば登る広大なお城のようです。
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この大広場に辰巳用水の井戸があったはずですが・・、訪問した復元されたた建物を管理している方の話では、すでに撤去されているとのことでした。
古い写真を見せてくれたのですが、確かに井戸は存在したとのことです。とても残念なのは、その歴史的意義について認識していない管理をされている機関だと思いました。確かに古い井戸は危険でしょうが、・・・・残念でした。辰巳用水 名所・史跡
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こうなると、だだっ広いだけでなんだろう・・、魅力がなくなる僕です、お城としては確かに立派で素晴らしいですね。弘前城を思い出したのですが、桜の木はないようです・・。
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金沢城のなかの休憩所に設置されている、用水路の石管です。いたるところに展示しているのは啓蒙としては良いいでしょうが、何か統合された提示になっていない気がします。それはもっと大々的に優れた辰巳用水を啓蒙しようという意志があるのかと思ってしまいます。
用水こそがこの兼六園と金沢城の水の全てであることに、意識が薄いのではと感じてしまいました。金沢の人たちはもっと世界に見開くべきです。あの台中の新社にある白冷土川(ハクレイシュウ)を現地へ行って確認するべきだと思いました。
台灣の台中で生きている巨大な辰巳用水を説明文に加えたらどうでしょうか・・。現地の人々がの開通記念日に集っていることも、啓蒙すべきだと思います。親日の台灣で戦前の日本の金沢出の土木技師が作り上げたものをもっと啓蒙すべきでしょうと思います。辰巳用水 名所・史跡
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こうして、僕の金沢の旅は終わりました。夕刻のナイトバス、明け方の周辺探索、日中の兼六園と金沢城・・。辰巳用水を確認するの旅でした。
辰巳用水 名所・史跡
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