2014/09/13 - 2014/09/14
337位(同エリア917件中)
コタさん
石塀などに使われている大谷石の切り出し跡が地底に広がるという「大谷資料館」は前から行きたい処ではありましたが、イマイチ行き方が分からないので後回しになっていました。三連休に暇があったので日光と絡めて行く機会を作りました。日光は東照宮は行ったことあるし現在陽明門が修復工事中とのことで、高い拝観料を払うまでもないということでチョロっと寄ってくるだけになりメインはやはり大谷資料館です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
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東京の北の端にある自宅からはJRを乗り継いで宇都宮まで。駅改札前の観光案内所で「大谷観光 一日乗車券」を1,500円で買います。この乗車券は宇都宮駅と大谷地区間のバス乗り放題と大谷資料館と大谷観音がセットになったもので、合計1,900円のところ400円引きで結構オトク感があります。大谷資料館へのバスは宇都宮駅から東武宇都宮を経由して約30分、だいたい一時間に1本です。
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大谷資料館前バス停から歩いて数分で資料館に着きます。周りは既に大谷石を切り出した石切場跡っぽい地形で地底に広がる光景を予感させます。
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資料館入口から階段を降りるとそこには地底の世界が広がっています。しかし、とにかく寒いです。地底は12℃しかありません。入口にフリースの毛布が置いてあるので借りて階段を降りてゆきましょう。で、階段を降りきったところに絶景が広がっています。地下とは思えない空間の広さ、岩の鮮やかな切り口、幻想的な照明、これは素晴らしい光景です。
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地底の空間はとても広いのですが、階段は狭くて急です。
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地下の空間は部屋のように区切られていて、一部の空間にはオブジェが置かれています。また、幻想的に感じるように色々な光でライトアップされています。
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裸電球のライトアップが最もこの空間に似合っています。
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奥の方には現在位置を確認するため地上にまで穴を開けて外光が差しています。
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手掘りの壁は凹凸がありますが、機械掘りのところには機械で掘った線状の跡があります。この模様がまた幻想的です。
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とても広い空間が広がっているいることに驚かされつつ、もう一時間弱は中をウロウロしています。長袖シャツは着ていましたが、ここまで寒いとは思わずです。
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切り出した石の搬出口。その手前の壁は手掘りの跡でしょうか、きれいな紋様が浮かんでいます。
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余りの寒さに音を上げて外に出ます。出口付近にあった見取り図を見ると、先ほどうろついていた空間は極々一部のようです。まだまだ奥があったのですが公開していないみたい。もうちょっと見せてくれもいいんでないかい、と言いたいです。
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資料館向かいの休憩所奥にある空間です。
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駐車場を出て、川に添って立岩方面に歩いてゆきます。やはり奇岩が多いです。また、その奇岩の麓には立入禁止の看板があって、どうも竪穴が開いているようです。もし穴から落ちると先ほど行って来たような広大な空間に落ちてしまうということで、これはもう助からないでしょう。
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奇岩の連続、これがもしかして地名の由来となった立岩でしょうか。
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石を採掘して変な形になった岩山。
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大谷資料館から大谷観光方面に歩いて行くと、岩壁が現れます。車の大きさと比べてもすごい岩壁です。ここも大谷石を掘り出した跡なんでしょうか。
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歩いてすぐに大谷寺です。岩山に呑み込まれるように建っているお寺さんです。立派な磨崖仏の千手観音様がおられます。ここだけ写真禁止です。
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お寺の向かいには大谷石の切り出し跡の絶壁を挟んで平和観音様がおられます。
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巨大な観音像ですが、すぐ近くまで登れます。
大谷資料館、大谷観音も見れたことで、バスで宇都宮市内に戻って市内観光をします。 -
まずは宇都宮二荒山神社前でバスを降り、階段を駆け上がって参拝、裏側から出て栃木県庁の展望台、それから宇都宮城跡と歩いてゆきます。栃木県庁展望フロアは土日でも開いているようでかなりの展望がききます。15階ですが周囲に高い建物がないので周りがよく見えます。宇都宮城跡はきれいに整備されて気持ちのいい公園になっています。
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東武宇都宮駅の近くにある松が峰教会は大谷石で作られた教会です。先ほどの石切場から運びだされた石でできているとは。
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夜は宇都宮駅前の宇都宮餃子館でお一人さま餃子パーティです。12種類の餃子が楽しめるセットとさらに普通の餃子二人前ということでビール片手に4人前も食べてしまいました。
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軽く飲んだ後もやはりお散歩です。商店街をブラブラしていると何やら催しが、と見てみると「カクテルナイト」。宇都宮の3大名物は、餃子とカクテルとジャズらしいです。ということで、モヒートなんぞを飲みながらジャズを聴くという何とも優雅なことになってしまいました。この催しはさすが地方都市らしく8時半には終わってしまい駅前のホテルに帰りますが、この時間だと別に泊まらなくても十分に東京に帰れるのが分かりちょっとガックリ。
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宇都宮に泊まったからには早朝から起きて誰もいない日光をお散歩するぞ、と思いながらも7時前のJR日光線にて日光駅へ。JRの日光駅には貴賓室があるんですな。
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狙い通り、殆ど人のいない日光界隈をお散歩です。大谷川沿いに歩いて行くと男体山、女峰山を見上げながら神橋に。
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世界遺産「神橋」です。前回来た時はバスの中からちらっと見ただけでしたが、近くで見ると立派な橋です。橋の下の川も青々としています。この橋は300円で渡れるのですが、単に橋を渡ってまた戻ってくるというだけですので渡っている人はとても少ないです。
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神橋を渡らず、横の橋を渡ると世界遺産日光の社寺への遊歩道入り口の階段です。立派な石碑があります。
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残念ながら輪王寺三仏堂も平成の大修理中で、大きい建物に覆われていました。東照宮陽明門も修理中ですので、この時期日光を訪れるのも如何なものかと思われますが、結構長い期間修理をしていますのでこれはやむなしかと。
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日光二荒山神社に向う途中の杉の巨木に囲まれた道です。ここは本当に杉に包まれている感があってよい道です。
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徳川第三代家光さんが眠る大猷院ですが、ここも修理中のようです。
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唯一修理していないのが二荒山神社。
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拝観料を払って神苑に入ります。本殿が間近で見れたり。
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化け灯篭も見れたり。
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霊泉を飲むこともできます。この霊泉の横にはカフェまであったりします。
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ちょっとだけ東照宮の方にも行きますが、やはり人が多くてたいへんです。石鳥居は黒田長政が寄進したもので、あの官兵衛の息子が寄進した鳥居が今でも残っています。
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東照宮表参道、さすが世界遺産です。
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今回の目的はウォーキングですので、かなり奥の方にある滝尾社まで歩きます。大猷院と二荒山神社の間にある道を上がってゆくと巨大な杉木立に囲まれた登り坂となります。登ること10分強で峠に着きますが、ここに行者堂があります。役行者が祀られているのですが、ここが女峰山への分岐となっているためでした。二荒山神社は修験道の神社というか権現さんだった訳です。
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さらに進むと神橋から続く滝尾社参道に合流し、少しすると大きい滝が現れます。如何にも修験道らしいです。
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近くには石の鳥居があり、鳥居の真ん中に丸い穴があいておりここに小石を3つ投げて入ると幸運が訪れるとか。で、やってみましたが全然入りません。この先に滝尾社本殿があります。
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神橋から続く参道も大きい杉木立に囲まれてとても雰囲気の良い石畳の道です。
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滝尾社から降りてきて、次に気になるスポットである憾満ヶ淵(かんまんがふち)に向かいます。大谷川沿いの神橋から1キロ程度上流の地ですが、千仏地蔵と美しい淵があります。この石仏群、何度数えても数が合わないということで化け地蔵と呼ばれております。でも至って穏やかなお顔をされた地蔵さんです。
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華厳の滝を流れ落ちた大谷川はこの地で青々とした淵を形成しております。
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その淵を眺め下ろす建物は休憩用のあずま屋ではなくて、護摩を焚くお堂です。
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たっぷりの水流が激しく流れたかと思うと青々とした淵になっていたりと、ずっと居たいところです。
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帰りは大谷川に沿って徒歩で東武日光駅を目指します。途中で神橋。東武日光からは特急に乗らずに浅草まで区間快速に乗って修行をします。でもさすがに疲れて北千住でJRに乗り換えてお家に帰りました。
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