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鹿岡岬での逞しい夫婦岩の光景と一息入れたことで、リフレッシュした運転手の義弟は室戸岬まで一挙に車を走らせた。<br /><br />室戸岬で先端を東南から北西に大きく向をかえ、その先で室戸スカイラインに分け入り、九十九折の道を駆け登る。<br /><br />終点のパーキングから土佐湾が見下ろせる。<br /><br />しかし展望台へはパーキングから更に2.4k山道を辿らなければならない。<br /><br />展望台は諦め、400mの距離にある室戸岬灯台へ向かうことにした。<br /><br />正面に四国八十八か所第二十四番霊場の”最御崎寺(ほつみさきじ)”への割と急な石段があり、その右脇にはいかにも強風に耐え、踏ん張った様の曲がりくねった枝を張った、鬱蒼とした林のトンネルの下に、やや緩やかな坂の小路が室戸岬灯台へ続いている。<br /><br />林のトンネルを抜けると、どんぐりの頭のヘタを大きくした帽子を被った様な、真っ白な灯台が姿を見せ、背後には島影一つもない、真っ蒼な太平洋の水平線が広がる。<br /><br />割と小振りな灯台だが、50km先にも光が届く、日本の灯台の中でも有数の高度なレンズを持った灯台らしい。<br /><br />創建は1899年と云うから、既に120年余も航海の無事を見守ってくれている。<br /><br />灯台を眺める柵の前に”恋人の聖地(Lover&#39;s Sanctuary)”と書かれた銘板が置かれていた。<br /><br />室戸岬灯台は航海の船の安全だけでなく、恋人の幸せも見守っているらしい。<br /><br />灯台に行く道の手前に、最御崎寺の立派な山門があり、額には「室戸山」とある。<br /><br />しかし四国八十八ヶ所巡礼挑戦中の義弟夫婦は、「?序でに”お参りするものでは無い」と、山門を潜ろうとしないので、私だけ山門を潜り、少しだけ境内の様子を伺った。<br /><br /><br />

家族旅行2014夏 :大塚国際美術館と四国東南海部灘沿岸を室戸崎まで12室戸岬の恋人の聖地を見守る灯台

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2014/08/31 - 2014/08/31

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WT信

WT信さん

鹿岡岬での逞しい夫婦岩の光景と一息入れたことで、リフレッシュした運転手の義弟は室戸岬まで一挙に車を走らせた。

室戸岬で先端を東南から北西に大きく向をかえ、その先で室戸スカイラインに分け入り、九十九折の道を駆け登る。

終点のパーキングから土佐湾が見下ろせる。

しかし展望台へはパーキングから更に2.4k山道を辿らなければならない。

展望台は諦め、400mの距離にある室戸岬灯台へ向かうことにした。

正面に四国八十八か所第二十四番霊場の”最御崎寺(ほつみさきじ)”への割と急な石段があり、その右脇にはいかにも強風に耐え、踏ん張った様の曲がりくねった枝を張った、鬱蒼とした林のトンネルの下に、やや緩やかな坂の小路が室戸岬灯台へ続いている。

林のトンネルを抜けると、どんぐりの頭のヘタを大きくした帽子を被った様な、真っ白な灯台が姿を見せ、背後には島影一つもない、真っ蒼な太平洋の水平線が広がる。

割と小振りな灯台だが、50km先にも光が届く、日本の灯台の中でも有数の高度なレンズを持った灯台らしい。

創建は1899年と云うから、既に120年余も航海の無事を見守ってくれている。

灯台を眺める柵の前に”恋人の聖地(Lover's Sanctuary)”と書かれた銘板が置かれていた。

室戸岬灯台は航海の船の安全だけでなく、恋人の幸せも見守っているらしい。

灯台に行く道の手前に、最御崎寺の立派な山門があり、額には「室戸山」とある。

しかし四国八十八ヶ所巡礼挑戦中の義弟夫婦は、「?序でに”お参りするものでは無い」と、山門を潜ろうとしないので、私だけ山門を潜り、少しだけ境内の様子を伺った。


同行者
家族旅行
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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