2013/11/18 - 2013/11/18
42位(同エリア68件中)
寅平良さん
支倉が遣欧使節となる6年前の1608年10月22日知行割目録に記載された下伊沢郡小山村の領地(注)で遣欧前に没収された知行地を探して、陸中折居駅に降り立った。(田んぼ以外)な〜んもない。
ここはかつて平泉滅亡後頼朝から平泉を治めるるよう指示された奥州総奉行葛西清重、のその配下、柏山氏の折居舘のあった所で、地図には要害とか舘とかそういう地名がぱらぱらあるもののそれらしき遺構建物は皆無でもある。
軽自動車で駅前を通りがかったおばちゃんに「下伊沢郡小山村」はどこかと訊いたら、ずーっと西方の山を指して「小山は向こう。しかし、徒歩は無理だ」と教わった。無理承知で歩けるところまで歩いてみた。
行けども行けども人に会わず、やっとビニールハウスで農作業している一家を発見し訊いてみたら、「旧下伊沢郡小山村は駅の近くだよ。山の上は旧上伊沢郡小山だ。」と教示され逆戻り。陸中折居駅の南方向1キロ弱ほど歩くと、国道4号線沿いに「小山」というバス停(岩手県奥州市前沢区古城舘合下)があった。駅からすぐ近くという感じ。これが旧下伊沢郡小山村なんだそうです。支倉の領地はこのうちのどこかわからんけど、駅から続く田んぼのどこかなんでしょう。なんとなく河岸段丘のきわの平地で、小山というほどの山部分を指す地名でも無いように感じた。
はっきり言って、地元の人は支倉常長に全く無関心である事がわかっただけに、このご時世で、その旅行者に媚びない姿勢がある意味すがすがしい。支倉? 誰? 遣欧400年? それがどうした? みたいな。
幟も旗も土産物屋もガイド看板も支倉饅頭も何もありません。
注)慶長十三年(1608年)十月二十二日付「知行割目録」:常長は、下伊沢之内小山村の五十二貫余を本知行に加美郡一関村の七貫七百文余を合わせた計六十貫二百四十三文(六百石余)を与えられている。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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