2014/07/01 - 2014/07/02
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orangeさん
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白山の麓に広がる3つの山里....富山県の五箇山、岐阜県の白河郷には多少の馴染はあるけれど、石川県の白山麓は未踏地とて白山信仰の里に育まれた文化を訪ねてみることになりました。
小さな旅の概要は;
一日目はJR新大阪からサンダーバードに乗車、金沢の手前「松任駅」で降りて松任市を観光後、白山スーパー林道近くの「一里の温泉」に宿泊。
二日目は観光タクシーで地元の観光スポットを案内して貰い「金沢駅」から帰阪という次第です。
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何時ものように新大阪駅3階の神戸屋でミックスサンドイッチとお茶を購入
チケットを確認しながらブランチを楽しみます。 -
サンダーバードが姿を現しました。
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”雷鳥 ”やって来ました。
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およそ2時間40分で松任駅に着きました。
駅に降り立った夫の背中を見てびっくり!
「お父さん 背中のリュック忘れたのと違う?」
慌てて車内にかけ戻る夫、必死でドアに手をかけて車掌に嘆願のアイコンタクトする私。無事に間に合いました。どっと汗が噴出。
金沢と勘違いして降りてしまったビジネスウーマンが一人ドアを叩くも時既に遅く列車は走り去っていました。 -
始めての駅です。建物は新しそうですがこの時間帯人の気配はなさそうです。
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陽射しを除けて踏み出します。駅の観光案内所でもらった地図が頼りです。
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目指すは白川市立松任博物館。
石川県白山市西新町168−1
076(275)8922
午前9時〜午後5時 毎週月曜休館
入館料 個人 200円、高校生100円 -
夏の日差しの中たどり着きました。立派な建物です。
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ボランテイアの方らしき年配の男性が館内を同行解説してくださいました。
先ずは白山水系に広がる市域の地図を見ます。白山 自然・景勝地
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京都大卒で人間国宝となられた刀剣作家 の仕事ぶりと業績を讃えた製作過程と作品の展示です。
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身を清め一心に鉄を鍛える刀剣師。
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まるでそこに実在する人のように迫力が伝わってきます。
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隅谷政峯(1921〜1998)さん
重要無形文化財日本刀保持者「人間国宝」 -
石川県手取川 の開発と電気事業の経緯が記されています。
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水の豊かな白山麓ならではの然し南事業であった様子を伝えています。
白山 自然・景勝地
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欧米に学び発電所建設の発展に尽くした福沢桃介の銅像は諭吉との関連で興味深い。
常設展示では 加賀藩の有力な在郷として栄えた松任の郷土の歴史、著名な先達、民俗などが詳しく解説・展示されています。 -
緑溢れる公園を抜けて駅の方に向かいます。
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どうやら松任城址らしいです。
一向一揆の旗本松任氏の居尾上として始まり、前田利長野居城となり幾多の変遷を経て江戸初期に配乗となったそうです。
その後本丸碑などの石碑が建てられ公園となったのです。 -
大きな説明の立て看板がありました。地元の中学生も熱心に読んでいます。
日常的な歴史教育ですね。 -
松任駅の遠景です。
著名な先達の一人・加賀の千代女俳句館に向かいます。 -
「朝顔やつるべとられてもらひ水」の句で知られる加賀の千代女は江戸時代の代表的女流俳人です。
駅から徒歩1分の千代女俳句館に入りました。、
石川県白山市殿町57番地
tel 076(276)0819
chiyojyonosato@ city.hakusan.ishikawa.jp
一般 ¥200 高校生 \100 -
1703年生まれの千代女は芭蕉の高弟である各務支考に見出されました。
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明治政府の後押しもあって松任市では俳句が盛んとなり
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書画にも秀で朝鮮通信使への献上にも貢献するなど海外にもその名を知られた文化人でした。
モラエスの名があります。 -
高濱虚子とも繋がりがあると知ってとても身近に感じます。
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白山市ゆかりの俳人達
白山 自然・景勝地
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夥しい入選句が並んでいて熱気が感じられます。
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さすが俳句の土地柄です。四季折々の入選句が掲示されているのですね。
選者は良くテレビなどで知っている名だたる俳人の方々です。 -
俳句館前に立つ等身大の千代女像です。
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記念館の裏へ抜けると次の目的地に行けるようです。
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今日は見られないけれど、こんな催しがあるのですね。
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「松任市ふるさと館」....時間が有れば入ってみたかったところです。
明治〜昭和初期に金融、倉庫、米国業で財を成した吉田茂平氏の旧宅で死が譲り受け開館しました。紫霊園と名づけられたを含め国の登録有形文化財に指定されています。俳句館から庭園を経由すると中川一政館への近道です。 -
「百なりやつる一筋の心なり」千代女の心意気がよくでています。
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向うに次の目的・「中川一政記念館」が見えます。
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日差しが強くてかなり汗をかきました。
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芸術は生術であり、生きていることが最も肝要である」という主張は”感動”が根底にあります。バラやヒマワリにはその感動が活き活きと表れていてむせ返るようでした。
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ゴッホの影響を受け、向日葵を描くことに情熱を注いだ「中川一政記念館」
薔薇の絵もありました。力強い絵の具の筆致に圧倒されました。
この土地の生まれではないのですが .....とお聞きしました。 -
見終わって駅前の広場に戻って来ました。
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泰山木の花が気だるそうに咲いています。
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嘗て活躍した機関車が引退してこのように展示されています。
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「旅人に嬉しや片陰のベンチ」.... 一句できました。
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文化都市のシンボルでしょうね。ネーミングも決まったようです。
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木陰で一休みして後金沢に行きます。
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勉強してお腹も空いたので駅ビルの蕎麦屋さんに入りました。
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「そじ坊」の名物だそうでこれに決めて
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口当たり良く美味しくいただきました。
次回もここに決めました。 -
一里野温泉行きのバス乗り場へ。 -
白山の方に向かって走ります。
白山 自然・景勝地
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道の駅でトイレタイムです。地元の食材を見て回りました。
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馴染のないお米の種類ですが、日本有数の穀倉地帯ですからきっと美味しいでしょう。
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豊富な水の恵みが名産品を生み出しているのでしょう。
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「バスが出ますよー」と声が飛び乗車を急かされます。
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が……ツバメの子が可愛い口を開けて餌をねだっている様子。 急いで撮ったのでピンボケです。
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最後の交差点のようです。
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松任市〜金沢市〜一里野温泉の位置関係です。
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金沢を出てから 1時間余で終点です。「一里野温泉 魯庵」はちょっと見は民宿の感じです。
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熊が近くにいるのかしら?
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ひと気のないほの暗いロビーです。大丈夫ぶかな〜?
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チェックインです。お茶受けは素朴なおかきです。
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簡素なお部屋です。
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いかにも山のお宿です。
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洗面所です。
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狭いけれども清潔な水周りでほっとしました。
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外回りを散策します。
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森が直ぐそばまで迫っています。
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お風呂もこじんまりした感じです。
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中は案外のびのびして心地よさそう。
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良く温まりました。
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階段の踊り場にほおずきがおかれていていい感じです。
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お待ちかねの夕食の時間です。
案内されたのは一階のゆったりとした民芸風座敷です。 -
これぞ白山名物荒縄で縛って下げても崩れない堅豆腐の刺身が出ました。 -
地元で取れる山の幸が次々に運ばれてきます。
炉辺で焼き立てを頂く美味しさは格別です。 -
お目当ては岩魚の炉辺焼き。
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鴨蕎麦が出る頃にはそろそろ満腹気味
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ぜんまいがめづらしく味わえました。
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〆のご飯はやはり美味しかった。
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お食事所の外はとっぷりと日暮れてきました。
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ご馳走様。楽しいお話ができて楽しい夕べでした。
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