2014/01/03 - 2014/01/03
3889位(同エリア7256件中)
ごんぶとさん
●Gusuku Sites and Related Properties of the Kingdom of Ryukyu
●登録区分 文化遺産
●登録基準 (2), (3), (6)
●登録年 2000年
2014年正月。台湾にて、海外での年越しカウントダウンを生まれて初めて経験しました。そして帰りの便は沖縄経由!しかも5時間ほど滞在時間を確保できる!ということで、ここ沖縄・那覇にて、台湾では行けなかった世界遺産を訪問することにしました。今回も超弾丸です!!
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Peach航空にて、台北から那覇に移動してきました。
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空港から徒歩でいける「ゆいレール」乗り場へ。
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終点の首里駅を目指します。
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1日乗車券は700円で乗り放題。那覇空港駅〜首里駅は330円のため、一度でも途中下車するならおすすめです。
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所要時間は27分。
首里駅に到着しました。 -
守礼門までは駅から徒歩で15分です。その間にあるLAWSONの外観が沖縄仕様になっていて感激したので、物珍しさに入ってみました。
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ご当地もののオニギリを発見しました。こういうのテンションあがります。ポーク玉子。美味しかったです。
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ということで、首里城公園の敷地内に入りました。左手には円覚寺跡。
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沖縄の世界遺産は次の9資産で構成されています。今回はそのうちの(5)(6)を制覇することになるわけです。
(1)今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
(2)座喜味城跡(ざきみじょうあと)
(3)勝連城跡(かつれんじょうあと)
(4)中城城跡(なかぐすくじょうあと)
(5)首里城跡(しゅりじょうあと)
(6)園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
(7)玉陵(たまうどぅん)
(8)識名園(しきなえん)
(9)斎場御嶽(せいふぁうたき)
右手の弁財天堂を横目に進みます。 -
おおっ!!
城壁が見えてきました!! -
実はこの首里城跡、正殿などは近年復元されたものであり、世界遺産に登録されているのは城壁だけだったりします。
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件名にもある「グスク」とは古琉球(ぐすく)時代の遺跡(城)のことだそうです。
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美しい曲線を描く外観が、他にはない希有な魅力を光らせています。
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曲線ってなんかいいですよね。
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強固な石造りの城壁。
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この門も世界遺産の構成要素の一つ。
「園比屋武御嶽石門」と呼ばれる門です。
門の後方には鬱蒼と茂る森があるわけですが、これが園比屋武御嶽です。御嶽(うたき)は琉球の信仰における祭祀などを行う施設。その礼拝所としての役割をもっていたのが、この石門だそうです。 -
1519年に造られましたが、次第に荒廃。その後、1957年に復元修復され今に至ります。1972年に国の重要文化財に指定されています。
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続いては有名な守礼門です。二層の赤瓦屋根は実に華やかで優雅。往時の琉球王国の繁栄が忍ばれます。
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右手には説明書きがありました。
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遠目からも美しいですね。
守礼門は沖縄戦で一度焼失してますが、1958年に再建されています。扁額には「守禮之邦」と掲げられ、「礼節を重んじる国」というメッセージを伝えています。 -
それでは城壁の中へ入ってみましょう。
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前に見えるのは「歓会門」。
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1974年に復元された、首里城の正門です。両脇にはシーサーが睨みを効かせていますね。
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緩やかな坂を更に上ります。
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階段の上に見えるのが「瑞泉門」。
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手前に湧き水が出るスポットがあり、国王の飲料水として使われていたそう。そこから、この名前が付いたのだとか。
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周りの景色を見ると、かなり高い場所まで上ってきていることが分かります。
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そして第三の門が「漏刻門」。かつては水時計で時間を計っていたため、このような名前になったようです。
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朱色の木造建物は「広福門」。この門をくぐると、ちょっとした広場に出ます。
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ここからの眺めもよいですね。晴れている日は慶良間まで見えるらしいですよ。
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ポツポツと雨が降ってきました。駆け足で「広福門」をくぐりましょう。
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広場の名は「下之御庭」。ここではタイミングよく琉球舞踊が披露されていました。
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正月でしたので、甘酒も無料配布されていました。あいにく自分は甘酒が大の苦手ですので、いただきませんでしたがww
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下之御庭と御庭を分けている最後の城門「奉神門」から先へは入場料800円が必要です。ここまできたら躊躇などしてられません。GO!GO!首里城!
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で、で、でた〜!!
テレビや雑誌でよく見る朱色の正殿と御庭!!赤と白のボーダー柄はインパクト大ですね!! -
●Gusuku Sites and Related Properties of the Kingdom of Ryukyu
●登録区分 文化遺産
●登録基準 (2), (3), (6)
●登録年 2000年 -
正殿に伸びる赤い道は「浮道」と呼ばれ、国王や賓客しか通れなかった高貴な道。なぜ直角ではなく斜めになっているのかは解明されていませんが、このアシンメトリーな光景が、逆に他にはない神聖さを増長させてくれますね。
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南殿から中へ入ります。靴はビニール袋に入れて持ち歩くシステムです。
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書院や鎖之間を眺めながら、薄暗い正殿へと進んできました。
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床下の一部はガラス張りになっていて、琉球王国時代の石積みの遺構を見学することができます。
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正殿は3階建てで、ここは1階にあたります。「おちょくい」と呼ばれる階段は、国王が2階から1階に降りる際に使われたもので、障子を開けると現れる仕組みになっていました。
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そしてこれが国王の玉座!豪華絢爛、国王の権力や風格を象徴するつくりがみてとれます。この玉座だけ周りより一段高くなっていて、「御差床」(うさすか)と呼ばれています。
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左右には王の子や孫が座る「平御差床」(ひらうすか)があります。
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正殿から北殿へ向かう途中の景色。
なかなか良いです。 -
晴れてればなあ、、、、
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首里城は1992年に再建された、建物としては非常に新しいものですが、その建築様式は中国と日本の要素を折衷させた独特なもので、ここにしかない貴重な王宮であることが分かります。
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首里城のミニチュアも飾られていました。やっぱり浮道の斜めに切り込んでくる感じが好きだなあ。
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国王気取りで記念撮影。
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1429年に統一国家として誕生した「琉球王国」の往時が忍ばれる遺構でした。
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沖縄戦争による損害が悔やまれます。
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首里城見学はこれにて終了ですが、まだ少し時間があるので、、、、もう1つの遺産を見ていきましょう。
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首里城公園の敷地内にある「玉陵」(たまうどぅん)へ!
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入場料300円を払って中へ。
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玉陵は、第二尚氏王統の歴代国王が葬られている墓地で、1501年に尚真王が父・尚円王を祀るために岩山をくりぬいて造ったとされています。
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魔物の侵入を防ぐために、門は正面からずらした位置にあるようです。
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とにかく、墓としてはかなり広い。
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首里城の王宮を模して造られた、沖縄県でも最大の破風墓です。国王の権力がいかに巨大だったかを示しているのでしょうね。
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墓は向かって左から東室、中室、西室の三つに分かれています。葬儀の後、遺体は最初に中室に収められ、白骨化するまで安置されるそうです。
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その後、骨壷に収められて国王と王妃は東室、他は西室に納められます。
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一番最後の被葬者は、1931年の野嵩按司加那志(20代目尚典の妻)です。つい最近まで、王家の伝統を受け継いでいたわけですね。
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さて、雨がますます強くなってもはやびしょ濡れですww
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駅へ猛ダッシュで戻りましょう!!
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まだもうちょっとだけ時間があるので、牧志駅で途中下車して国際通りへ立ち寄りました。ホントは泡盛でも飲んでゆっくりしたかったのですが、フライト時間がせまっているので駆け足で、、、、
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あっという間に那覇空港へ。
空港食堂で空腹を満たします。 -
トーフチャンプルー(600円)をいただきました。安いし、本当に美味しい。ここはオススメです。
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帰りはジェットスターです。
んじちゃーびら、沖縄!
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