夏の家族旅行2014その１ー西表島・小浜島旅行記ー出発＆石垣島で食べログランキングナンバー1に輝いた島野菜カフェRe;Hellow Beachでの昼食編

2014/08/13 - 2014/08/17

夏休みを利用して今年は4泊5日で西表島と小浜島に行ってきました。
沖縄、八重山方面への旅行は天気に恵まれたことがありません。
３年前は台風襲来直後で天気が悪くて海で泳ぐことができたのは１日だけ。
２年前は二つの巨大台風の襲来を受け直前キャンセルするはめに。。。

三度目の正直となるか、
はたまた二度あることは三度あるってことになるのか！

今回も8月はじめに襲来した二つの巨大台風の影響で非常に嫌な予感。
「てるてる坊主を作ってお祈りしとこう」とわが子。
旅行前は大変気をもんだものでしたが、
わが子のお祈りが通じたのか、
旅行中はおおむね天候にも恵まれ、
西表島・小浜島を非常に満喫することが出来ました。

エリア 石垣島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

8月13日（水）、朝5時起きで伊丹の大阪空港にやってきました。

西表島2泊、小浜島2泊の日程で出発です。

飛行機は午前7時40分のANA761、伊丹発那覇行きB737。

西表島だと最寄りの空港は石垣空港になりますが、

お盆の最盛期で直行便が取れず那覇乗継になりました。

離陸後、四国上空で遠くに見えた不思議な雲。

まるで巨大ネズミかダックスフンドのよう。

機内でポケットモンスターのうちわをもらってご満悦のわが子。

下り便は機内の映画もポケモン。
ポケモン大好きのわが子は夢中で見ていました。

ビジネスマン向けのゴルフ番組なんかと違って、
子供向け番組の上映があるのが夏休みらしくて、
こんな些細なことでバカンス気分が高鳴ってきます。
子供も退屈いませんしANAはこれがあるから嬉しい♪

2時間ほどで沖縄上空へ。

写真中央は伊是名島。

この島はメジャーではないですが、大変綺麗な島なのだそうです。

http://vill.izena.okinawa.jp/

心配していたお天気も雲は多いけれども日差しは十分ありました。

タラップを降りて久しぶりに沖縄の地を踏みしめました。

次の石垣島行きの飛行機に乗るまで、

わが子とターミナルビルで空港の風景を眺めていると訓練なのでしょうか、

頻繁に自衛隊機が離着陸を繰り返していました。

（撮影わが子）

これはP3Cという対潜哨戒機ですね。
海深く潜る敵の潜水艦を見つけたり、
領海に近づく怪しい船舶を上空から探し出したり、
海での遭難者を捜索したりする航空機。

太平洋の大海原でヨットで遭難した辛坊さんを捜索して見つけたのもこの飛行機。
（ちなみに救出したのはこれではなく別の救難飛行艇）

（撮影わがこ）

着陸したかと思いきや、



（撮影；わが子）

タッチアンドゴーでそのまま滑走して離陸。
尖閣防衛のための活動も日夜頑張っておられるのでしょうね。
隊員の皆さん、
あなた達のおかげで日本人の生命と財産が守られています。
くれぐれもお気をつけて頑張ってください。
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　（撮影；わが子）

さてわが子がこんなことをして遊んでいる間に、
私はこの日のランチ場所をiPadで検索。
前からいくつかピックアップしていたのですが、
最近特に注目されているあるお店を選んで電話で予約を入れておきました。

時間になったので

那覇空港10時55分発の石垣島行きANA1765便に乗り込みます。

エンジンにイルカのマークがついたドルフィン・ジェットでした。

座席指定を忘れていて窓側席をとれず、

外の景色を見ることが出来ないまま石垣空港に着陸。

定刻通り11時55分に南ぬ島石垣空港に到着。

3年前に来たときには新空港になる前の小さな空港でしたが、

移転して大変立派な空港になっていました。

タクシーで市街地へ向かいました。

旧空港は市街地からタクシーで10分ほどのところで大変便利な立地でしたが
新空港は少し離れたところに建設されたので
市街地までタクシーで30分（料金にして4000円〜4500円）ほどかかってしまいます。

運転手さんに天気のことがずっと気になっていると話しをしたら、
「いやいやぁ、心配しなくていい。こっちの天気予報は本当にあたらないからね。それに雨が降ったとしてもサーと降ってすぐにやんでしまうから気にする必要もない」と。

いやぁ〜、神さま仏様の声に聞こえましたよ。
運転手さんのその言葉、信じさせてもらいます！

ちょうど昼食時になりました。

この日のランチは、
食べログで石垣島での評価がこの当時ナンバー1だった、
「島野菜カフェ Re;Hellow Beach（リ・ハロー・ビーチ）」
というカフェレストランにやってきました。

ふり仮名がないとなんて読んだらいいのかわかりませんが、

「Re;Hellow Beach」と書いて、

「リ・ハロー・ビーチ」と読みます。

一軒家を改装してハワイ風のお店にしたそうです。

写真向かって左側に綺麗なビーチが広がります。

1階にはオーシャンフロントのテラス席。

ここからは綺麗な夕日を眺めながら

食事やお酒を楽しむことが出来るそうです。

テラス席からの眺めはこんな感じです。

１階のテラス席から中へ。

中へはここで靴を脱いで入ります。

入り口を入ると左手にカウンター、

奥の階段を上がると2階席があって、

ここはゆっくりとくつろげるソファー席になっています。

1階はこのようなテーブル席。

那覇空港で乗り継ぎ待ちの間に電話で予約を入れてからきましたが、
ランチタイムは当日予約でも入ることが出来ました。
繁忙期のディナータイムは予約が必須だそうです。

リクエストをしたわけではありませんでしたが、
吹き抜けになった２階のテーブル席に案内されました。

写真正面奥の窓からは綺麗な海が見渡せます。

正面は真栄里(マエサト)ビーチ。

以下3枚の写真は、

窓の外を向かって左側から右側に回転しながら撮影。

テラス席よりも綺麗に海を見渡せます。

燦々と輝く太陽に真っ青な空と海。
これを求めて八重山にやってきました。

ビーチリゾートに来て雨にたたられたら楽しみ半減、価値激減。
ましてや台風なんぞに来られた時には…

お天気に恵まれなかった過去2回の経験から、
今年もまた台風がやって来て、
きっと旅行代を無駄にしてしまうようなことになるんだろうなと、
諦め半分の気持ちでやって来たので、
予想外のお天気に気分はとても高揚しました♪

ビーチリゾートに来たからにはやはりお天気がよくなければ価値がありません。
今回も天気に恵まれなかったら、
夏休みの沖縄には二度と行かないと宣言してやってきたのです。

しかしそんな心配を吹き払うかのような素晴らしいお天気。

ところで以前石垣島に来たときは島時間なるものがあって、
食事を注文してもやってくるまで結構まったものでしたが、
ここは２０分ほどで運ばれてきました。

ランチタイムはドリンクとスープバーつきです。

ドリンクバーは果実の生ジュースや白ワインまで無料で飲み放題でした。

家内はパンケーキとならんで当店1番人気と評判の
リハロウの和風ロコモコ　1200円

大きなハンバーグにたっぷりの野菜、それに片面焼きの半熟目玉焼き。

食べる前にハンバーグと目玉焼きをしっかり潰してかき混ぜて下さいとのこと。
表面はしっかり火が通されていながら中はふんわりやわらかくあっさりとしたジューシーな味わい。

おそば大好きの我が子は

「あぶりマグロと島豆腐のポキからそば」　1200円

こちらも野菜たっぷりに大きなあぶりマグロの切り身。

ボリュームたっぷりの野菜に隠れて見えませんが、

下に八重山そばが隠れています。

私は「たっぷり島野菜と白身魚のグリルプレート」　1100円

白身魚だけではなく島野菜もグリルされて出てきます。
口コミでは甘味が引き出されて美味しいという評価が多かったのですが、
私の味覚がおかしいのかはたまた香辛料のせいなのか、
甘味よりも苦みの方が強く感じられて甘いという感じではなかったなぁと。。。

食後、お店からタクシーを呼んでもらい市街地にある離島ターミナルへ。
Re;Hellow Beachからだと車で10分ほどですが歩くには少し遠いです。

お盆なのでタクシーもなかなか来てくれないのではないかと心配だったのですが、
石垣島のお盆はこの時期ではないそうで、
観光客であふれるこの時期はむしろかき入れ時とばかりに
タクシー運転手さんも車を出すそうなのですぐに来てくれました。

離島にはここを拠点に各島へのフェリーが運航されていて、

安栄（あんえい）観光、八重山観光、ドリーム観光の３つの船会社があります。


こちらは安栄観光のチケット売り場。

こちらは八重山観光のカウンター。

安栄観光と八重山観光は提携しているので、
どちらかの船会社のチケットを購入すれば、
どちらのフェリーにも乗ることが出来るのですが、
ドリーム観光はドリーム観光の船にしか乗れないそうなので、
船会社選びは旅行のスケジュールに合わせてしっかり作戦を練って乗船券を買いましょう。

また安栄観光、八重山観光とも、
３日間とか４日間（安栄観光は５日間もあり）乗り放題チケットも販売していますが、
こちらは期間中に複数の島めぐりをするのであればお得ですが、
ただ１ヶ所か２ヵ所程度の目的地をせいぜい１〜２往復するくらいなら、
普通の往復チケットを購入したほうが安あがりだったりしますので
これもまたじっくり検討して購入しましょう。

今回の私たちのように旅行期間中、石垣島-上原間を１往復、
石垣島‐小浜島間を１往復しかしないのであれば、
乗り放題チケットよりも普通に往復チケットを買うほうが安かったので、
往復チケットを買うことにしました。

私のリクエストにこたえて顔をのぞかせる乗りのよいわが子。

乗船時間がやってきました。桟橋へ向かいます。

西表島には島の北側に位置する上原港に行く路線と、

島の南側に位置する大原港に行く路線と二つあるのですが、

今回宿泊するニラカナイ西表島は上原港の近くなので上原港行きのフェリーに乗船します。

第三十八あんえい号。
このような一見屋形船のように見える小さな船ですが侮ってはいけません。

石垣-上原間37.2kmの距離を所要時間40〜50分で結びます。
平均時速にして約50km、
最高速度34ノット（時速約60km）も出るそうなので
クルーザーなみの速さ。こう見えて結構速いのです。

しかも一度に100人ほど乗れるそうです。
石垣港から西表島の上原港まで片道大人1名2360円、往復だと4510円でした。

船後部の屋外席。

海の湿気とエンジンの熱のせいか、

ここは走っている最中でもかなり蒸し暑かったです。

最初八重山の潮風を感じたくてここにいたのですがたまらず中へ。

屋内席の方が冷房も効いて快適。

客室はすいていました。

オープンスタイルの操縦席。

出発進行！

石垣港を出るところに海上保安庁の基地がありました。
巨大な巡視船が4隻も停泊している姿は迫力満点。

尖閣諸島の警備強化のために開発された「はてるま」型と呼ばれる
1300トンクラスの巡視船だそうです。

ここの巡視船と海上保安官の方々は、
日夜尖閣諸島周辺に出没するチンピラ国家の不法侵入船と対峙しているのですね。

日本の領土を命がけで守ってくれている海上保安官の方々の苦労を思うと、
のんびり悠長にバカンスで来ている自分は、、、と
なんだか申し訳ない気持ちさえ感じました。

港を出ると船は一気に加速。

ゴォーーーっとうなりをあげるエンジン音。
コマツの770馬力エンジンを３基搭載した高速船は、
少々荒れ気味の海をもろともせずに快調に疾走を始めました。

港の中は穏やかだった海も沖合に出ると少し波が高くて、
時折りドスン、ドスンと尻餅をつくような強い衝撃を受けながら、
猛スピードで駆け抜ける船。

これから始まるバカンスに高揚する気持ちとは裏腹にお空の方は怪しげな雲行き。
予報では私たちが滞在する今日からの５日間、
八重山諸島のお天気はすべて雨の予報でした。

やがて船は西表島の上原港に到着。
桟橋を歩いて南海の秘境、西表島に初上陸。
桟橋にはニラカナイ西表島のスタッフの方がバスで迎えに来てくれていました。

無料の送迎バスに乗って星野リゾートが運営するニラカナイ西表島へ向かいます。
港からホテルまではほんの5分程度ですが、
女性スタッフさんがマイク片手に島のことを説明してくれながら走りました。

途中なんの変哲もない信号機がぽつんとたっていました。
島に２つしかない信号機だそうです。

島で5台車が並ぶと渋滞と言われるほど交通量の少ない西表島で、
なぜここに信号機がついているのかと言うと、
島の子供たちは高校生になると殆どが石垣島か沖縄本島に行ってしまうのだそうで、
その時に信号機を見たことがないということでは困るという理由であえてここに一つ、
そして島の南部の集落大原地区に一つ設置しているのだそうです。

ほどなくこの日から2泊するニラカナイ西表島に到着。
今年の11月からは同じ星野グループが運営する別ブランド、
リゾナーレ西表島に名称変更するのだそうです。

さて気になるお天気ですが、
ホテル到着間際にスコールのような雨がふったそうですがすぐにやんだそうです。
ちょっと雲が多いながら日差しもあって、
晴れ間ものぞいているのでひとまず満足。

これまでとことんつきに見放されて来た八重山のお天気。
正直大きな期待を寄せると裏切られた時にショックなので、
あまり期待せずにやって来たのですがよい意味で裏切られました。

こうなると俄然元気が出てきます。
こうして我が家の2014年夏休み旅行が幕を開けたのでありました。

この旅行記へのコメント （4）

• くまくまさん 2014/09/17 19:29:39

  Mill Reefさん

  くまくまです。こんにちは。このたびはくまくまの旅行記にご訪問＆投票ありがとうございました。
  
  西表。小浜島
  最近石垣にいっていない上に、そこから離島へはまだ一度も足をふみいれておりません〜
  最近はダイビングも控えめになってきたので
  次の八重山は離島めぐりしたいな〜って思いました。
  あのリゾートホテル名前かわるんですね？
  って経営がかわるってことですね。。。。

  Mill Reefさん からの返信 2014/09/21 21:56:46

  RE: Mill Reefさん

  くまくまさん、こんばんは♪
  
  いつもありがとうございます。
  またお返事が遅くなりまして申し訳ございませんでした。
  西表島ですが隣の石垣島とは全く違った趣きでしてとてもよかったですよ♪
  
  星野リゾートニラカナイ西表島ですが、
  もともとは南西楽園リゾートが2004年に開業したホテルでしたが、
  2011年に星野リゾートに運営が委託され、
  今年の秋からは運営が星野リゾートのまま、
  ブランド名だけが同じ星野リゾートのリゾナーレに変更されるみたいです。
  
  施設もホスピタリティーも素晴らしかったですが、
  充実したアクティビティーと食事もとてもよかったです。
  また行きたいと思える島＆ホテルでした。
  
  私はダイビングはしたことがないですがシュノーケリングをしました。
  海はとても綺麗でシュノーケリングでも十分楽しめましたから、
  ダイビングだともっと満足感を得られるのではないかと思います。
  くまくまさんも是非訪れてみてくださいね♪

• たらよろさん 2014/09/09 21:09:22

  太陽に出会えて良かったですね

  こんばんは、MillReef様。
  
  お天気を心配されていた八重山旅ですが、
  その願いが通じたのか、三度目の正直で太陽に出会えてよかったですねー
  
  食べログもどこまで信じて良いのやら、、、
  な部分もあるけれど、
  全然わからない場所の食事では、やっぱり食べログ頼っちゃいますよね。
  ロケーションが抜群のいかにもビーチリゾート感満載の素敵ランチからリゾートがスタートしただけで、本当にテンションMAXですよね〜
  
  味は二の次？？（笑）
  
  この後も良いお天気が続きますように♪
  
  たらよろ

  Mill Reefさん からの返信 2014/09/10 22:48:34

  RE: 太陽に出会えて良かったですね

  たらよろ様、こんばんは♪
  
  今回出発前にずっと天気予報が気になって確認していたのですが、
  旅行期間中天気予報はずっと雨。
  しかも過去２回が２回だっただけに、
  ８月初めに２つも台風がやって来たときには
  今回もまたかと意気消沈して期待せずに出発したのですが、
  今回は帰る前日に曇り空、帰る日に雨となった以外は概ね晴れで、
  旅行には殆ど影響がなく過ごせました。
  タクシー運転手さんの言葉通りでした。
  
  食べログの評価ですがはっきり言ってあてになりませんね。
  この評価は料理だけではなくお店の雰囲気まで含めた評価なのではないかと思います。
  
  とにもかくにもてるてる坊主がきいたのか、
  お天気に恵まれただけで
  テンション上がりまくりの上々のスタートをきることができました。