2014/08/18 - 2014/08/21
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ペコちゃんさん
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3日目は車で出かけて《平床大噴泉 ⇒ 木戸池 ⇒ 東館山高山植物園 ⇒ 高天ヶ原・せせらぎ遊歩道 ⇒ 蓮池 ⇒ 澗満滝 ⇒ 峠の三十三観音めぐり ⇒ 一沼》と回り、志賀高原の三日目の夏を楽しみました。
バスも一時間に一本ほどあるのですが、やはり車でないと効率的に回れません。
平均気温22℃の涼しい高原も、今日で終わり・・・明日からは、また猛暑が待っています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3日目の朝。
ホテルの部屋から笠ヶ岳を見ると、秋のような青空が広がっています。 -
朝食を済ませて、今日は車で8時半過ぎに出発。
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最初に、ホテルのすぐ近くにある「平床(ひらとこ)大噴泉」に立ち寄りました。
志賀草津高原ルート沿いの平床にある大噴泉は、平成3年に掘り当てた新しい噴泉で、遠くからも煙を確認できるほど・・・噴泉近くに行くと、その勢いを一層強く感じます。
近くの石の湯でゲンジボタルが見られることから「ほたる温泉」と名づけられ、宿泊施設でこの源泉が利用されています。熊の湯ほたる温泉 温泉
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もうもうと上がる白煙は、近づくほどに迫力が増します。
平床大噴泉 自然・景勝地
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次は「木戸池」です。
志賀高原の中ほどにある木戸池は、緑の木々に覆われた静かな佇まいで、国道沿いにあるとは思えないほどです。木戸池 自然・景勝地
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標高1620m、深さ6mの静かな木戸池は、貸しボートで遊ぶこともできます。
手前の白い花はノリウツギ、奥に見えるのは笠ヶ岳。木戸池 自然・景勝地
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酸性度が低いため、フナ・ワカサギ・ニジマスなどが放流されています。
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ここのトイレもロッジ風。
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本日のメインイベント、東館山高山植物園に向かいます。
高山植物が咲き乱れる東館山山頂へは、発哺温泉からゴンゴラリフトで登り、高天ヶ原へサマーリフトで下るのが、楽なコースです・・・名付けて、「東館山天空コース」。
両方とも同じ会社が運航しているので、高天ヶ原から車を置いている発哺温泉へは、マイクロバスで無料送迎してくれます。東館山 自然・景勝地
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ここがゴンドラリフトの山麓駅。
発哺温泉 温泉
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標高1,600mの発哺温泉山麓駅から2,030mの山頂駅まで、約7分で一気に登ります。
発哺温泉 温泉
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夏の青空の下を、ゆっくり上り・下りする、可愛いゴンドラ・・・2人乗りですが、中にいると結構暑い。
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ゴンドラから周りを見ると、昨日の大沼池や一昨日の横手山も、よく見えます。
絶景を楽しみながら・・・大沼池 自然・景勝地
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標高2,000mの東館山・山頂駅に着きました。
山頂の南斜面に広がる高山植物園は昭和35年に開園し、約10万平方mの敷地の中に、志賀高原に自生している500種類を超える高山植物が植えられています。東館山高山植物園 公園・植物園
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山頂駅の建物に展望台があるので、行ってみました・・・夏の青空と山々の緑の眺望が素晴らしい!
この景色は、帰りのリフト終点がある高天ヶ原一帯、右上のゲレンデがある小高い山は西舘山(1,756m)で、冬はスキー場になります。 -
展望台にある方位盤。
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山頂広場には「児玉環」翁の碑があります。
平成10年2月に開催された長野オリンピックは、20世紀最後の冬季オリンピック・・・冬季オリンピックとしては、最も南に位置する都市で開催されました。
この時、志賀高原スキークラブ会長だった翁は、志賀高原で悲願の五輪招致を実現し、この東館山で男女大回転が行われました。東館山高山植物園 公園・植物園
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駅で貰った地図を見て、山頂広場からリフト乗り場まで下りながら花を見て行きます・・・Bー1からぐるっと回って、Aー1へ。
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厳しい寒さから解き放たれる僅かな期間に、花たちは競い合うかのように次々に開花していきます。
これはタカネナデシコ。 -
ハクサンフウロ。
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カニコウモリ。
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タマガワホトトギス。
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ミヤマコンギク。
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アキノキリンソウ。
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ハナニガナ。
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ネバリノギラン。
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タテヤマウツボグサ。
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ノコギリソウ。
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ハクサンシャジン。
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イブキボウフウ。
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ミヤマクルマバナ。
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クガイソウ。
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ヤマハハコ。
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ナガボノシロワレモコウ。
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エゾアジサイ。
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シラネニンジン。
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植物園の中ほどに、ヒカリゴケが見られる岩があります。
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洞窟のような暗所で、エメラルド色に妖しく光るヒカリゴケ!・・・ヒカリゴケはホタルのように自力で発光しているのではなく、暗所に入ってくる僅かな光を、レンズ状細胞が反射することによって光るのだそうです。
またレンズ状細胞には、葉緑体が多量にあるため、反射光は金緑色(エメラルド色)に輝きます。 -
ヒカリゴケの所から少し下って行くと、長野オリンピック・メモリアルの東屋があります。
東館山 自然・景勝地
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この辺りが、オリンピック大回転のスタート地点だったようです。
長野オリンピックは、アイスホッケーと女子のスピードスケートを長野市内で観戦しました。 -
東屋のそばにある、志賀高原を愛した詩人・三好達治(明治33年~昭和39年)の詩碑・・・山ノ内町に縁が深い達治の死後、桑原武夫らが発起人となり、記念の詩碑を建立したものです。
「雪」 太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪降りつむ
次郎を眠らせ 次郎の屋根に雪降りつむ -
ハクサンオミナエシ。
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ベンケイソウ。
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オニシモツケ。
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コバノイチヤクソウ。
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サンカヨウ。
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クマの被害に遭ったベンチ・・・木の中に住む虫を手でほじくって食べた跡は、見るも無残な状態になっていました。
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アカモノ。
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ヤマドリゼンマイ。
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サワギキョウ。
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チョウジギク。
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ミズギク。
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途中の池には・・・
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コウホネが咲き・・・
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クロサンショウウオもいました。
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キンコウカ。
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オオバギボウシ。
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ゴマナ。
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キバナヤマオダマキ。
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アキアカネがとまっています。
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ヤナギラン。
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ヤマトリカブト。
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植物園内の散策を楽しみながら、写真を撮ったり、鑑賞をしたり、高山植物の咲き乱れる植物園内で涼しい夏のひとときを過ごしました。
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高天ヶ原サマーリフトで下界に下ります。
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綺麗な鳴き声の鳥が、ケーブルにとまっていました。
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標高1,670mの高天原に下りて、昼食をとった後・・・
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「せせらぎ遊歩道」を散策しました。
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このコースは、高天ヶ原から流れ出す小雑魚川沿いの湿原を、木道で結ぶ約1.3kmの散歩道です。
湿原には沢山の花々が咲き、せせらぎの風も爽やかです。 -
キツリフネ。
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ススヤアカバナ。
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ここにもトリカブトが・・・
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湿原には、花が終わった後の水芭蕉やコバイケイソウの株がありました・・・花の時期に来てみたいですね。
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送迎バスで駐車場に戻り、再び車で志賀高原の中心「蓮池」へ。
蓮池(長野県山ノ内町) 自然・景勝地
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アオイトトンボ。
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池には睡蓮が咲いていました。
睡蓮は朝咲いて午後には閉じるので、睡(ねむ)る蓮(はす)・・・しぼむのが未(ひつじ)の刻(午後2時頃)なので「ひつじ草」とも言います。 -
一息入れた後、澗満滝展望台に行ってみました。
「澗満滝」は志賀高原の横手山に源を発し、ホテル一望閣のそばを流れる角間川の下流にある滝です。澗満滝 自然・景勝地
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歌人の若山牧水(明治18年~昭和3年)が、「少なからぬ興奮を覚えしめた」と表現した壮麗な滝。
案内板に、
「澗満滝 牧水 大正九年五月二十一日
とにかく珍しい瀧らしいので道からそれて見に行った。…(省略)…水量とても貧しくないそれがいま太陽に向って赤裸々に三百九十尺を落下してゐる姿は歩き疲れた私の心に少なからぬ昂奮を覚えしめた。…(省略)…暫く崖の上に横になりながらこの珍しい瀧を眺めて時を過ごした。」
と紹介されています。
牧水は各地を旅する中で、草津から志賀高原を経由し渋温泉に行く途中に、この滝に寄ったようです。澗満滝 自然・景勝地
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全国の一般公募により選定された「日本の滝100選」には入っていませんが、落差107mを誇り、日本でも第7位の落差がある、志賀高原を代表する大瀑布・・・しかし、観瀑台は滝から700mも離れた場所にあり、音も聞こえないし、水しぶきもないので、迫力は伝わってきません。
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でも、壮大な素晴らしい風景です!
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澗満滝の上流。
澗満滝 自然・景勝地
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澗満滝の下流。
因みに、滝壺らしい滝壺はありません・・・落差が高く、水は途中で霧状になるため、滝壺がないのでしょうか。
そのため、大瀑布の割には、滝音も静かです。澗満滝 自然・景勝地
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292号線に何か所か、「峠の三十三観音めぐり」出入口の案内板があったので、少し歩いてみることにしました。
草津街道は昔から人の往来がありましたが、狭く険しい山道で命を落とす人も多かったため、江戸時代後期に地元の有力者達が西国三十三霊場を参拝し、本尊の写しを頂いて地元に戻り、石工に彫らせたり自分で彫ったりした石仏観音を、安全を祈念して街道沿いに寄進したのが、峠の三十三観音です。 -
これは、京都府宮津市・成相寺の本尊を模した、28番・聖観音。
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これは、滋賀県近江八幡市・長命寺の本尊を模した、31番・千手十一面観音。
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線刻がわずかに見えます。
一沼 自然・景勝地
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31番から木道を歩くと、「一沼」に出ます。
一沼 自然・景勝地
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ここは、志賀高原入り口の湖沼。
春先のツツジと紅葉期には、周囲が反映してすばらしい風景となります。
沼には睡蓮が咲き、水辺の環境も良いので、オオルリボシヤンマやオオトラフトンボ、イトトンボなどが生息しています。 -
今日の夕食は、きのこ鍋がメイン。
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夕食後、部屋に戻って山の方を見ると、綺麗な空が・・・
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横手山からのサンセットは、どうだったでしょうか?
外が暗くなってから、またホタル観賞に出かけました。
(4日目に続く)
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