三浦半島・城ヶ島で磯遊び

2014/08/04 - 2014/08/06

小学一年生の息子と二人で、三浦半島・城ヶ島に磯遊びに行ってきました。
はるか南に台風が発生していた影響で波が高く、波打ち際で遊ぶだけになりましたが、たくさんのカニやヤドカリを見ることができました。
宿泊は城ヶ島京急ホテルです。お手頃な宿泊費で、食事もお風呂も楽しめました。

エリア 三浦海岸・三崎(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

城ヶ島のバス停を降りてからホテルまでは、細いお土産屋街を通ります。
昭和の香り漂う、素敵な通りでした。

２泊した城ヶ島京急ホテルです。
かなり歴史ある（古い）ホテルですが、部屋は明るいし、部屋や食事をする大広間、お風呂からも海が見えるし、食事もよかったです。

日本の海辺の宿、というか観光地の宿って、ハイシーズンに子供と２人で泊まれて、かつリーズナブルなところってとっても少ないんですね。少人数だと泊まれなかったり、高すぎたり…。
でもここはかなりお手頃で、予約も取りやすかったです。

ホテルで荷物を預かってもらい、早速海へ。ホテルから徒歩１〜２分で海に到着です。

台風が南のほうに発生していたためか、三崎口の駅に降り立った時点で強風が。風はその後鎮まることなく、日に日に強くなっていきました。

おかげで滞在中ずっと海は荒れ気味で波が高く、浅瀬で遊ぶのが精一杯。
シュノーケリングとかありえない状況でした。
海水浴なら油壺にいくのが無難です。

最初は波が高くて海に入れないかと思いましたが、岩に囲まれて波が直撃しない場所があったので、そこで遊んでいました。

天候のせいか、海に入って遊んでいたのは多くても３〜４組。
海に入らないで景色を眺めて帰る人も多かったです。

海水はとても透明度が高くてキレイ。
でも波も高かったせいなのか？？魚がいない…。まあ浅瀬なのでこんなもんかと。

でも小さなヤドカリやカニはたくさんいました。ダンゴムシで２、３時間遊べるお子様なら一日楽しめると思います。

さっそくカニやヤドカリをゲットです。
ものすごく小さいですが…。
100均で購入した小さい網が役に立ちました。

海辺にゴロゴロしている大小の岩には小さい穴が無数にあり、穴をほじくると必ずカニが入ってるというくらいカニはたくさんいました。２〜３センチの小さなカニばかりですが、たまに数センチのカニも見かけました。

捕ろうとするとササッと穴に逃げてしまうので、エサでも用意しておびき出すといいかもしれません。

波に漂っていた海藻をゲットです。
息子はコンブ屋さんを開店すると申しておりました。

洞窟を見つけたらのぞかずにはいられないのが小１です。
中にはゴミが散乱してました。

干潮時には子供が肩までゆっくりつかれるような小さいプールも出現します。プール内には３センチくらいの小さな魚がけっこういたのですが、捕まえようとすると穴に逃げ込んでしまいます。

息子はこのプールにずっと浸かっていたのでよほど気に入ったのだろうと思っていたのですが、寒かったので温まっていただけのようです。

プールからあがるとブルブル震えだしました。全身びしょぬれで風に吹かれて、体が冷え切ってしまったようです。寒くなるから肩までつかるなとあれほど言ったのに…。
寒さで本日の磯遊びは終了です。

ホテルにチェックイン。
風呂なしの安い別館だったのですが、部屋は明るく改装されていて、眺めもよかったです。チェックインが遅れて夕食が７時からとなったので、テレビを見て過ごします。

部屋から夕日が沈むのを見られます。
窓ガラスがあんまりきれいじゃなかったのですが、それでもきれいでした。

富士山も正面に見えます。
今の時期は見えない日が多いらしいのですが、初日はめでたく見ることができました。

夜、息子が「ねえ、明日帰るんだよね？」と聞くので。
「え？　違うよ。あともう１回泊まれるよ！＾＾」と言うと、
「ええー！！　やだーー！　帰るーー！！」
と、まさかの半泣き。

「な、なんで？　海楽しいでしょ？」
「つまんない！　この海カニとヤドカリとフナムシしかいないし！！」
真ダコと遊びたい、真ダコはどこだと・・・

しょうがないので、
「明日は他の海岸に行こうね。ホテルでマリンパークのチケットもらったからマリンパークにも行ってみよう」と機嫌をとりつつ本日は就寝。何のためにここまで来たのか。虚無感に包まれる。

翌朝、さてどうやって１日やり過ごそうかとブルーになっていたら、なぜか上機嫌な息子が「早く海行こうー！！」と。
「どこの海に行こうか？　昨日のところは嫌なんだよね？」
「昨日と同じとこーー！！」
え？　昨日のとこでいいの？　昨日は泣くほど嫌がっていたのに…。
小１男子の考えていることはわからん…。

そんなわけで早朝から海に繰り出し、昨日とまったく同じ作業（カニ捕り等）を繰り返す。
「寒くなるかた濡らすのは腰から下だけにして」と言ったにもかかわらず、あっという間に全身海につかりびっしょり。またまた強風にあおられ寒くなってしまい、午前中で海は終了。

午後は油壺マリンパークにやってきました。チケットはホテルました。城ヶ島からはバスを乗り継いで行くことになります。
さっそく小さなタッチプールで小さな鮫とふれあいます。

ナマコとも触れ合えます。お子様なら皆楽しめると思います。
今思えばこれがマリンパークのハイライトだった…。

水槽を「見るだけ」の展示にまるで興味のない息子は魚の展示は走り抜けて終了。
ショーの時間までやることがないので食堂でホットケーキを食べて時間をつぶします。飲み物とセットで５００円くらい。

しかし待つのに飽きた息子は「この水族館つまらない！　ホテルに帰る！」と言い出す始末。
いくらタダ券とはいえ時間と交通費をかけて来たのに１時間で帰るわけにはいかず、「もうちょっとだから！」となだめるも、「帰る！！」と聞かない。
仏の私もついに鬼の形相となり、険悪な雰囲気でショーの開始を待つのでした。

さて、やっとショーの開始です。
まずペンギンが出てきて、それからアシカのご挨拶です。

そんなに珍しい芸をするわけではありませんが、息子は食いついておりました。

輪っかをくぐったり、ピアノを弾いたり・・・

この日は初日よりも風が強く、マリンパークの木も吹き飛ばされそうな勢いでした。ショーを見たらさっさとホテルに戻ります。

城ヶ島に帰るバスは途中で乗り換えるのですが、本数が少ないので30分も待たされました。バス移動はかなり面倒です。車があるといいんでしょうけど。

さてホテルに帰って夕食です。
食事つきプランのみだったので、２日とも朝晩ホテルで食べましたが、マグロ中心のメニューでとてもおいしかったです。

写真は２日目のものですが、初日のほうが好みのメニューでした。てんぷらがとってもカリっといい感じで揚がってて好きでした。

ただ私は小食で、この手のホテルや旅館の食事は食べきれず、残してしまうのがとってもストレス…。
なので食事は自由にとれるビジホみたいな素泊まり宿のほうが気楽なのですが、このあたりの宿は食事つきの昔ながらのスタイルがほとんどみたいでした。

２日目夜のキッズメニューです。
初日とは違うメニューです。
こちらもおいしいんですけど、とにかく量が多くて・・・
てんぷら食べたい、と思いがらもおなかに入らず、持って帰るわけにもいかず。
ああもったいない。

食事は大広間で食べます。
大きな窓があって、海を見ながら食事できます。

ちなみにお風呂も室内と露天とあって、海を見ながら入ることができます。

部屋に戻ると、
「明日帰るのやだ。もっと泊まりたい！」と。
初日はあんなに帰りたがってたのに、なぜか旅行が楽しくなったようです。

最終日になりました。
「昨日行った海に行くーー！！」
とのことで、チェックアウトしてまたしても初日、２日目と同じホテル前の磯場にやってきました。
３日とも同じ場所で遊んでいたので、写真の絵面がすべて同じです。

息子の座っているあたりは砂地のようですが水があります。
透明度が高くてとてもきれいでした。

３日間で、小さなカニ、ヤドカリ、魚、エビ、貝などいろいろ捕まえました。

またしても全身びっしょりになり、寒くなって昼前に海から上がることになりました。何度同じ失敗を繰り返したら学習するんでしょうか。

ホテルはチェックアウト済みだったので、ホテルの日帰り入浴であったまります。

さっぱりした・・・
ちょうど昼時ですが、はるばる埼玉まで帰らないといけないので早めに出発します。

ホテルのロビーです。
奥にお風呂やトイレがあります。このへんの施設はちょっと古ぼけた感じです。

帰路につく前に、京急ホテルのレストランで軽く食事します。
マグロ定食以外にもカレーなどのメニューはありました。味はまあまあです。

さあ帰ろう。
息子は帰りたくないと叫んでおります。
３日間、カニやフナムシと遊べて楽しかったようです。
初日はどうなることかと思ったけど、楽しんでくれてよかった・・・

当初は八丈島に行く予定だったのですが、息子の体調不良でまさかの前日キャンセル。急遽決まった城ヶ島でしたが、そこそこ楽しめました。

しかし子連れ旅行って大変ですね。埼玉からの小旅行でしたが、超高齢母の私は翌日寝込んでしまいました。いつになったら海外行けるのだろうか…。

お読みいただきありがとうございました。