2013/05/25 - 2013/05/26
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GOTOCHANさん
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日本の滝百選を完全制覇するためにはいわゆる難関滝を攻略しなければなりません。その中でも最難関との誉れ高い双門の滝は2009年に攻略しました。そして最難関滝のひとつとされているのが、富山県の黒部渓谷、新潟県の清津峡とともに日本三大渓谷のひとつである三重県の大杉谷にある七ツ釜滝です。登山口から約7?、宮川の渓谷の断崖に設けられたトレイルは、危険な個所が何箇所もあり、毎年のように滑落死亡事故が発生しており、所要時間も4〜5時間かかるとされています。
2004年(平成16年)9月29日、鹿児島県に上陸した台風21号は日本列島に豪雨をもたらし、大杉谷は斜面の大規模な崩落、吊橋の流失など壊滅的な被害を受けました。七ツ釜滝へのルートは、大杉谷の登山口である宮川第3発電所と大台ケ原を結ぶ登山道のみで、台風の被害により長い間七ツ釜滝の姿を見ることはできませんでしたが、2012年4月28日、全登山道のうち宮川第3発電所から七ツ釜滝までの約7?が部分開通し、ようやく七ツ釜滝を見ることができるようになりました。
難関の七ツ釜滝を攻略しました。これで日本の滝百選85滝目となりました。
七ツ釜滝滝見難易度:6
参考 滝見難易度0:道路から見える、1:片道徒歩5分以内、2:片道徒歩15分以内、3:片道徒歩30分以内、4:片道徒歩1時間以内、5:片道徒歩2時間以内、6:片道徒歩2時間以上もしくは2時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意 滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ニコニコ滝の展望所から10分ほどで平等?(ぐら)吊橋に到達しました。この吊橋が2004年の台風21号で流され、また七ツ釜滝の上流側の光滝付近が大崩落したため、8年近くも七ツ釜滝へは(正式ルートでは)行くことができない状態が続いていたのです。新しい平等?吊橋は2012年4月28日に完成し、不完全とはいえようやく七ツ釜滝へのルートが部分開通したのです。
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平等?吊橋と平等?。圧倒的な高さです。しかし、これほど深い谷で高いところに架かっている吊橋が流されるというのは、大自然のパワーの恐ろしさを感じずにはいられません。
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平等?吊橋を渡り対岸に平等?が見えるようになりました。
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吊橋を渡るり桃の木小屋までは比較的歩き易い道でしたが、このような難所もありました。
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平等?吊橋から約30分、桃の木山の家が見えてきました。この辺りはそれほど深い谷ではなく、台風21号での被害はあったのでしょうか?
翌朝出発時に山の家のスタッフの方に話を聞いたところでは、山の家自体は台風による大きな被害はなかったとのこと。平等?吊橋が流された日には、外国人の客が1名だけ宿泊していたそうです。彼は大杉谷を非常に気に入り山の家にとどまったということですが、生きた心地はしなかったでしょう。山の家は完全に孤立したためどのように脱出したのか聞いたところ、山の上を走る林道まで登り、尾鷲へ1日かけて下山したそうです。 -
桃の木山の家に到着しました。登山口から休憩や撮影時間を含めても3時間20分ほどでした。4時間程度を予定していたので思った以上に早く到着したことになります。正直なところいろいろと言われているほどは厳しい道のりではありませんでした。
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宿泊の手続きを済ませ、リュックを置いて空身で七ツ釜滝へ向かいます。桃の木山の家から七ツ釜滝までは危険な個所があります。この写真のような岩を削って作った道もあります。
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台風の爪痕か、巨大な岩がゴロゴロ転がっています。
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見上げるとこのような断崖絶壁があります。
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七ツ釜滝の最下段が見えてきました。
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桃の木山の家から15分で七ツ釜滝の展望所に到着です。さすがに長かった。危険な個所はありましたが、十分に注意を払えば問題なく、双門の滝と比較すると難易度はかなり低いと思います。但し集中力の切れる下山時は注意しなければなりません。実際この翌日同じバスに乗車予定の方が下山時に転倒し負傷。結局バスの時間に間に合わず、置いて行かざるを得ないということが起こりました。
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イチオシ
総落差は100mとスケールの大きな滝です。七ツ釜滝ということは七段の滝のはずで、展望所から見えるのは上から四段目から六段目で、上の三段は見えません。
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残念なことに、上流にダムがあり取水制限をしているそうで、水量が乏しいのでした。
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イチオシ
それでも雄大な景色に圧倒されました。
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七ツ釜滝から上の登山道はまだ通行禁止でした。但し、大台林道を迂回するルートで一応は日出ヶ岳(大台ヶ原)までは行くことができるようになっていました。その後2014年4月に大杉谷の登山道が全線開通しました。七ツ釜滝の上流には光滝や堂倉滝など見ごたえのある滝があり、水量の多い時に是非とも再訪したいものです。
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桃の木山の家は定員330名の比較的大規模な山小屋です。この日の宿泊者は50名程度だったでしょうか。自家発電で消灯は午後8時ですが、入浴もゆっくりできました(石鹸、シャンプーなどは使用禁止)。
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朝7時に出発しました。登山バスの出発時刻は12時30分でかなり余裕をもっての出発となりました。
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イチオシ
朝の平等?。
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下山は順調です。シシ渕で時間調整のため小休止。
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能谷川原。この辺りは伏流しています。ここまで戻ってくればゴールは間もなくです。ここでも時間調整のため大休止。
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大日?から見る宮川。
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無事下山しました。途中1時間ほど時間調整で休憩しましたがまだ10時50分。バスの発車まで1時間半以上あります。
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