2014/06/06 - 2014/06/07
6位(同エリア41件中)
Halonさん
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聖山スレイマン・トーはキルギス最初の世界遺産。トーとは山の意味。
オシュではまずこの聖山に登り、その後大シルクロード博物館やバザールを見た。
翌日は体調不良を押してビシュケクまで移動。途中のアラトー山脈はこれまた絶景であった。ビシュケクにはカザフスタン・ビザ取得のために暫く滞在するから「寝込むならビシュケクで」とも思っていた。
【交通】オシュ0900 ⇒ ビシュケク1900 乗合いタクシー 1000ソム+チップ100ソム
【宿泊】6/6 オシュゲストハウス ドミトリー 326ソム
6/7 さくらゲストハウス ドミトリー 400ソム
【標高】オシュ:900m ビシュケク:750m 【為替】1ソム≒2円
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 2.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ゲストハウスから南へ歩いて5分でアリ・ブハリ・モスクを過ぎる。
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ホテル北京の界隈でビシュケク行き乗合いタクシーの客引きをやっていた。
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工事の壁に隠れて市場があった。丸いチーズを試してみたいが腹不調のため我慢。
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卵は1個10円。ピラミッド型に積むのは手間だと思うが。
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人参は赤より黄色のほうが高い。ジャガイモが意外に割高。
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ナヴォイ通りは工事中で歩きにくかった。街一番の橋も無残な姿を晒している。
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オアシス都市風の水路がここに流れていた。
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公園にこういう表示があった。トイレかもしれない。
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トイレ発見。中は中国と同じく背の低い扉で覆われている。Mのほうが男。最悪ここまで来ればできることが分かり一安心。
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無料かと思った聖山は入場料5ソムだった。10円くらい払ろたる払ろたる。
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体力がないので休憩しながら登るが日陰がない。
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頂上には「バーブルの家」と呼ばれるモスクがあり信者が立ち代り入っている。
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岩の上からモスクを見下ろす。
シュレイマン山 (アラ トー山) 山・渓谷
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更に西に道が延びていたが今回はここまで。
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麓に下りた。
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続いて大シルクロード博物館へ(50ソム)。最初にあったのが虫の標本。なんか理科室っぽい。集団で見学に来た幼稚園児がせーので「スパシーバ」と言わされている。中では民族衣装が目を引いたかなあ。ほかに土器、絨毯、剥製、支配者の歴史、タイ文字に似た文字が彫られた石板など。説明がキルギス語とロシア語のみなので展示内容の詳細は分からず。
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続いて広場にAlymbek datka博物館を見つけたがここはパス。
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衣装を着て撮影できるらしい。
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ベンチに座って噴水を見ていたら、
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赤ちゃん連れのお父さんに英語で話しかけられた。
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ここは市民の憩いの場になっていた。
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歩いていたら立派な建物があったので入ってみたら大学だった。門番もいずに自由に入れた。
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市場内の楽器屋に西洋ナシ型の楽器が並ぶ。
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キルギス人がよくかぶっている帽子、カルパックというらしいが、帽子屋が何軒も並んでいた。
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この店でお土産にひとつ購入(120ソム)。折りたたんで持ち運べるから荷物になる心配なし。一番安いのだと50ソムからあったのでばら撒き土産にもなりそう。
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用はないけどバスターミナルを見学。
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場末感たっぷりのビリヤード広場。
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疲れたので午後は昼寝。
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この日はジュースとパンで生きながらえた。情報を貰ってお世話になったカシュガルのユースに、僕も到着時刻や道の状況をメールで報告する。wifiは室内でばっちりつながる。
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夜に事件発生。あいかわらず腹の調子が悪いので部屋で寝ていたら、例のグルのようなオーナーが来て「下に警察が来ているからパスポートを見せてくれ」と言って持っていった。それから20分ほど1階から話し声がしていたが、やがてスタッフ全員が警察に連れていかれてしまった!
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玄関にはこんな書置きが。えっ?いない間にお客が来たらどうすんの?それよりもパスポートが戻って来なかったら!まさかあのグルに限って僕のパスポートを置き去りにして戻ってはこないと思うが。話がこじれたらビシュケクの日本大使館に連絡すべきか。明日ビシュケクへの出発は危うそうだ。う〜ん困った。外で車の音がするたびに聞き耳を立てるが誰も戻ってこない。
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1時間半ほど経ってドアの外で物音。非番だったスタッフと泊まり客のドイツ人が戻ってきたので事情を説明。たまたま出かけていたドイツ人はラッキーだった。
2時間後にようやくグルとスタッフが戻ってきた。パスポートを返されてほっとする。それからグルはドイツ人に向かってドイツ語で長々と説明しはじめた。その後こちらに英語で二言ほど「もう大丈夫、全てOK」(おい、そんだけかい)。どうもテロリストの捜査をしていたとのことらしい。 -
6月7日(土)
今日は丸一日かけてビシュケクまで移動の日。ゲストハウスで乗合タクシーを1200ソムで手配できたが、自力で拾えば1000ソムなので客引きのいる場所まで歩く。ベンツの洗車が終わるのを待って乗り込む。痩せているから「お前は後ろだ」と言われたが「写真を撮りたいから」と言って助手席を死守。客は僕以外に3人揃っていてすぐに出発。中学生くらいの息子とそのお父さん、それに足の悪い男というメンツで安心する。 -
オシュ⇒ビシュケク間のルート
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例によってまずはガソリンスタンド。それからタイヤに空気。
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実質オシュを出たのが9時ごろ。
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このあたりはウズベキスタンとの国境が入り組んでいるから道路が東に迂回している。
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9時55分、オズギョンの街を通過。
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沿線で目立つ建物といえばモスク。
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それと方々に個性的なモニュメントのようなものが立っている。
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10時24分、踏切通過。線路があるということはジャララバード近郊らしい。
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牛がときどき横切る。
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ゲートやら看板やら面白い形をしているが、
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キリル文字の意味が分からず消化不良。
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のどかな一本道。
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11時18分、ここどこ?と聞いたら、
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コチコルアタまで来ていた。
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サイクリストもときどき見かける。
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11時47分、ウズベキスタンとの国境線の真横を走行。
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信号機は久しく見ない。
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12時11分、Taw Kymbip通過。
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山道に入っていく。
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対向車もめったに無く、たまにこんなのとすれ違う程度。
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商店があったので運転手が少年にタバコを買いに行かせる。
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13時半、山影食堂で食事。
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僕だけは持参のパンで済ませる。お腹が治るまでは用心。
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14時20分、トクトグル湖が見えてきた。
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ターコイズブルーの貯水池
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14時48分、ビシュケクまで318km。
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まだは先は長い。
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15時半、山岳地帯に沿って走る。
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蜂の巣箱が並ぶ。
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小川が下り、
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雲が流れる。2010年の騒乱など無かったように平和に見えた。
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16時13分、ビシュケクまで197km。
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信号が無いかわりに家畜による停車がたまに入る。
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緑の盆地を突っ切って
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遊牧民のユルタが並ぶ高原。キルギスは牧畜と鉱山で食べている国。
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一人あたりのGDPは1300ドルで148位。なんと中国の5分の1しかない。そんなに貧しくは見えなかったが。
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モンゴルで泊まったゲルには電線が来ていたけど、ここはソーラー発電のみかな。
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ビシュケクの手前で4000m級のアラトー山脈(天山山脈の支脈)を越える。
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峠に向けてぐんぐん上る。車道の最高高度は約3200m。
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17時8分、長いトンネルを抜けて
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下り坂に入った。
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一時停車して車外へ。結構冷える。同乗の親子は川へ水汲みに。
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18時9分、料金所を通過。ビシュケク近郊に入る。
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終着点のオシュバザールを過ぎてさくら・ゲストハウスに近いゴーイン・デパートまで送ってもらった(チップ100ソム)。
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さくらゲストハウスのドミは6人部屋で400ソム。中庭では欧米人と別のテーブルで日本人4人が晩酌中だった。さっそく近所のスーパーの場所とか教えてもらう。誰かが酔って歌っていたゴーイン・デパートの替え歌が耳について離れないのはどういう訳か。♪ゴーインゴーインーき〜みの〜あ〜さ〜だよ〜♪ 頭のメモリーはもっとほかの事に使いたいと思うがなかなか忘れない。
さくら ゲスト ハウス ホテル
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この旅行記へのコメント (4)
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- がまだす@熊本さん 2014/08/29 19:43:05
- 素敵な旅記ですね〜 読みながらワクワクします♪
- Halonさん、まいど(^0^)
僕も旅してるような、そんな素敵な旅記に脱帽です。
来年?それとも再来年かな、シルクロードは長年の憧れの旅路でもあり、
旅立つその前にペンを執りつつ計画案を練らさせて頂きます。
あそうだ!
昨日東北から友人やって来たので、例の「キャサリンバー」を訪ねてみました。
相変わらずかな、お客は多かったですよ。
またいつか飲みたいですね(^0^)
- Halonさん からの返信 2014/08/29 22:14:50
- RE: 素敵な旅記ですね〜 読みながらワクワクします♪
- がまだすさん こんばんは
中央アジアはこれからが行き時みたいですよ。
カザフのビザが7月から要らなくなったみたいだし。
あと一ヶ月早く実施してくれればよかったんですが。
まあ次から行きやすくなるからいいか。
キャサリンバー詣でですかあ。わははは。
またいつかよろしくお願いします。
-
- arfaさん 2014/08/14 05:56:14
- おはようございます、arfaです。
- Halonさんおはようございます。
第6弾まで旅行記ができましたね。旅行記の内容が自分の目で見ているようでこれから先も楽しみです。
キルギス人がウズベク人住民を襲ったのが2010年のオシュ動乱だったと思いますが現在の状況は両民族間に亀裂が入ったままなんでしょうかね。
オシュはスレイマン山と並んで、オズギョン遺跡があったと思いますがこちらは行かれなかったようですね。少し遠いのかな。
高度があるので6月でもまだまだ寒そうな景色でぞくぞくします。いつか行けるようになったら是非参考にさせていただきます。
- Halonさん からの返信 2014/08/14 20:14:17
- RE: おはようございます、arfaです。
- arfaさん こんばんは
オシュにはウスベク系の人もたくさんいるんだと思いますが、街は平穏でした。
ただ何かのきっかけで再燃する火種は残っているでしょうね。
オズギョンはビシュケクに行く途中で通過したので途中下車もできましたが、そこからビシュケク行きの乗合タクシーを拾う自信が無かったのでやめました。行くとしたらオシュから日帰りのほうがよさそうです。
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