2014/06/21 - 2014/06/26
135位(同エリア519件中)
皐月さん
数年前から興味を持ち、ずっと行ってみたいと思っていた国・スリランカ。
しかしなんとなく「私にスリランカはまだ早い」みたいな気持ちがあったんですよね。スリランカの観光業界がまだ成熟していなくて、私のようにチケットや送迎の手配を旅行会社にお願いしているような旅行者だと、まだうまく周れないのではと…。そんなわけで数年スリランカのことはスルーしていましたw。
しかし去年あたりからスリランカの情報をテレビや雑誌でよく目にするようになり、私の中でスリランカがぐんと近くなってきました。それでここにきて「これは行ってみるしかない!」となり、今年の旅先に決めたわけです。
いつもは終日フリープランが多いのですが、今回は自動車移動と世界遺産等にははガイドがつく(お決まりの土産屋には連れまわされない)自由度の高いツアーを選択しました。さらに移動に時間がかかりそうなので例年より長い4泊6日で直行便を希望し、奮発して1泊はバワのホテルに泊まれるツアーに!
その分効率的な道順を考えて、行きたかった紅茶畑と世界遺産の街ゴール行きは諦めました。残念…。
このツアーはいつも利用している大手ツアー会社ではなく、インドやスリランカ専門の旅行会社で見つけました。ここはツアーの種類も豊富だったし、スリランカに特化しているということで安心感もあったのですが、この選択が大正解だったのは確かです!
旅先が決まると事前に4トラや色々な媒体からの情報収集を怠らない私ですが、今回のスリランカ旅は、情報収集では決して得られない人の優しさや縁をものすごく感じる旅でした。その国の印象は、その旅でかかわった人の印象で随分変わるんじゃないかと実感した旅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- スリランカ航空
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ロックの脇を走り表側に回って、いよいよシーギリヤロック下の正面入口へ向かいます。
その前に、正面入口の向かいにあるシーギリヤ博物館に寄りましょう。写真の奥にチラッと見える白い建物が博物館です。 -
児童が描くシーギリヤレディ作品の展示と、
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半強制的に昔の農民の格好をさせられる私。
この時チップの習慣の分からない私たちに代わって、私のこの↑写真を撮った博物館の人(本当に博物館の職員なのかは怪しい)に、ガイドアンジェロがさりげなくチップを渡していたんです!その後そのチップ代を私たちに請求することもなく…なんて気が利くの!アンジェロ! -
いよいよシーギリヤロックへ!
それは…
このお堀を渡った先からのほうがよく見えますw。
(ちなみに入場料金は30ドル(スリランカ人はタダだったかな。私はここの見学が組み込まれたツアー料金だったのでここではお金を払っていません)。ちょっとお高いけど、オマケにシーギリヤの学習DVDが付いてきます。)
お堀を渡り、茂みを抜けてシーギリヤロックへと続く真正面の道へ。すると… -
あ!
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あぁ…!
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現れたーーー!!!
広く平坦なジャングルに、むき出しの岩肌で垂直にそびえ立つシーギリヤロック。
同じような写真をたくさん載せてしまいましたが、真正面から見るシーギリヤロックのたたずまいは私のつたない写真では表現しきれません。壮大で荘厳…私はパワースポットとかスピリチュアルなことに全く興味が無いのですが、ここはほんとに、なんともいえない存在感を感じました。。。
この時、1日のうちで一番気温が高いといわれる午後の2時。そしてここは常夏のスリランカ。心配していたお天気もピーカンです。そんな中この神秘の岩山・シーギリヤロックに登るのです。覚悟はしていましたが…ロックのふもとまでの距離も長い。。。 -
でもッ!このテッペン目指してがんばるぞー!!!
実物を目の前にしたらがぜんやる気が出てきましたッ! -
シーギリヤロックは「自然が作りあげた巨大な奇岩」というだけでも大きな価値がありますが、さらに「岩山の頂上に王が華麗な王宮を建てて住んでいた」という神秘の伝説も残しています。
なのでお堀もこの道も、その両脇にも遺跡がいっぱい。 -
マンホールのように見えるところには小さな穴があいていて、これは噴水だそう。地中には岩山の頂上から水道管が繋がっていて、それを証明するために頂上の貯水池から着色した水を流すと、ここからその色水が吹き上がるんだって!逆に下から上へも水を運ぶんだって!これがなんと1400年前の構築物なんですよ!
そんなアンジェロの素晴らしいガイドを聞きながら岩山のふもとへ歩みを進めます。
道すがらには「登頂を手伝う」「荷物を持つ」と言ってくる人がいます。きちんとノーを言わないと一緒に付いてきて、最後にチップを強要するらしいので注意です。
しかし、スリランカの商人ってあんまりしつこくないんですよね。一度断るとあっさり引き下がる。そんなライトな対応にスリランカの高感度上がります^^。 -
やっとロックの入口。入口は敵の侵入を妨げるために岩と岩のわずかな隙間を入ります。
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ここから頂上までの階段1200段!行きまーす!
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こんな、岩肌にへばりついた通路や階段を上がっていきます。
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ここでシーギリヤの歴史を…。
シーギリヤロックは古代から仏教徒の修験場だった。それが5世紀後半…。
正妻の子でないがゆえ王位につけない若き王子カーシャパは、実の父である王を殺害し強引に王の座につく。しかし正妻の子である弟の復讐を恐れ、この急激な岩山に宮殿を建造した。しかしこの狂気ともいえる王都はたった11年で幕を閉じてしまう。インドに亡命していた弟との戦いに敗れ、カーシャパは自ら命を絶った…。
だいぶはしょってしまいましたが^^;ものすごくドラマチックな伝説ですよね。
ここシーギリヤで天国のような生活を過ごしたカーシャパ王。でも、この孤独で狂気に満ちた人生には未だ謎が多いそう。
だって不思議ですよね、父を殺す度胸があるのにこんな天上の王国に潜んで、最後は自殺しちゃうなんて気弱な結末。アンジェロも言っていました「数年後には新たな発見があって歴史が変わっているかも」と。 -
螺旋階段を登ると…
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有名なシーギリヤレディの壁画があります!
1400年前の絵画とは思えないくらい発色がきれい。絵のタッチも妖艶で美しいです、グラマーだしw。
いつの世も、男性はおっぱい好きなのねぇ〜。 -
シーギリヤレディは雲に乗っかっています。
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ここには優しくてサービス精神旺盛なシーギリヤの管理人さんがいて、シーギリヤレディをバックに私達夫婦の写真をたくさん撮ってくれました。
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このあとミラーウォールと呼ばれる壁の内側をとおり、
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敵が来たら落とすための巨石を眺め、
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ライオンの入口に到着。あと少し!
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この頃からさらに風が強くなり、暴風といってもいいくらいに。足元が不安定なうえに帽子が飛ばされそうになったりして、かなりスリリングになってきました。
(でも、この風のおかげでだいぶ暑さがしのげてる♪。) -
でも昔はこんな立派な階段があったはずもなく…落ちて死んだ人もたくさんいたろうな。
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えっさ、ほいさ!
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ついに頂上に到着〜!
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ここに天空の王宮があったんだね…。
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階段の総数1200段プラス最後の2段です!
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小さな中国人の男の子が「こっちおいで!」というので行ってみると、大きなトカゲ?がいました。
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王様のプール。ここに男性はカーシャパ王ひとりで、多くの女性に囲まれていたんだって。まさに天国!
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歩いてきた道が見える。
カーシャパ王もこの景色を見ていたんだと思うと、歴史と今が繋がっていると実感します。
汗だくになったけど(特に夫)
シーギリヤロック、ほんとうに来てよかった!!! -
帰り道は岩を降りた後、横道にそれて行きとは別ルートで駐車場へ向かいます。
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途中にある遺跡。
ちょっと写真では分かりにくいですが、右の岩の上は集会所(会議室だっけ?)だったらしいんだけど、なんと左の巨岩を上から縦に切り、右に倒したものなんですよ!すごい…。
ガイドがいなければこんなにシーギリヤの歴史や遺跡について深く知ることができなかった。
アンジェロ、ありがとう〜!
このあと駐車場で待つドライバーアンジェロと行き会い、今夜の宿泊ホテルへと向かいます!
わくわく♪
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この旅行記へのコメント (2)
-
- とよとよさん 2014/07/21 00:38:13
- 絶景のシーギリアロック
- 皐月さん
先ほどメッセージ書いたと思ったら、もう続きUPですか〜?!早い!!(笑)
シーギリアロックの頂上からの景色、私と違って皐月さんご夫婦は堪能されたようですね。
そして、お二人とも写真だと軽々登ったように見えました!
私なんて、もうダメダメでしたよ。。。^^;
それにしても、シーギリアロックは本当に凄い所でしたね。
まさかあんな所に!!って感じですよね。
以前「世界遺産」という番組で、空から見たシーギリアロックを見たことがあったのですが
ジャングルの中に忽然と現れたその姿に、当時とても驚きました。
そしてその後、まさかそんな場所に自分自身が登っているなんて思いもしませんでした。
頂上で、なんだか不思議な気持ちがしたのを良く覚えています。
世界にはいろいろな絶景がありますが、シーギリアロックはその中でも忘れられない場所ですね。
とよとよ
- 皐月さん からの返信 2014/07/21 08:00:32
- RE: 絶景のシーギリアロック
- とよとよさん
実は4トラのほかにブログを書いてまして、先行してそちらで旅行記をUPしているんです。なので4トラの記事はブログの記事をコピーしたものなので早かったんです^^;。
しかしブログのほうの記事ももうストックがありませんw。続きはのんびり書きたいと思います〜。
シーギリヤは本当に神々しいというか、見た瞬間「わーっ」ってなりました。
私もスリランカに行けて、シーギリヤに登れて本当に良かったと思います。
(私達夫婦もけっこうバテバテでしたよ!)
私の旅はこの後ヘリタンス・カンダラマ→キャンディ→コロンボと続きます。まだ書いていないのでどうなるか分かりませんが…よかったらまた遊びに来てくださいw。
皐月
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