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 大坂冬の陣では参戦するも、肝心な所で遊郭遊びをして大失態を犯すというユーモラスな、薄田隼人の憤死した羽曳野市内に在るという墓を求めてMTB行に。陣中でお戯れ、と云うと少々不謹慎ですが、塙団右衛門は女性連れで参戦していたとも云われている。要は戦闘部隊としての体をなしていなかったのかも知れません。<br /> その墓ですが、西名阪道路と近鉄南大阪線の交点、南西の農地と住居の混在する農道脇にあります。子孫の浅野家が墓を建てて、地元の羽曳野市に寄贈したようであります。50?程の用地に石塔や謂われ書き、大阪夏の陣跡の石柱などが配置されている。この墓の直ぐ脇に「東高野街道」が通り、その近くに母方の実家があり小さい時から良く通っていたが、薄田の墓は知りませんでした。少し先にあるのが応神陵と誉田八幡宮ですから、夏の陣の中でも細かく分類すると「誉田の戦」で亡くなったと云うことでしょう。<br /> 午前の戦で後藤又兵衛が石川を挟んだ小松山で亡くなり、午後に展開されるのが道明寺そして誉田の戦。その後退去命令が下り、真田幸村などは陣を離れることになります。薄田隼人の墓は大阪市内にも在る。どれが本物と云うことでは亡く、縁者が思いを込めて寺に供養を願ったのでありましょう。

大坂夏の陣に散った、薄田隼人の墓を探して

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2014/07/06 - 2014/07/06

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旅行記グループ 大坂の陣四百年

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河内温泉大学名誉教授

河内温泉大学名誉教授さん

 大坂冬の陣では参戦するも、肝心な所で遊郭遊びをして大失態を犯すというユーモラスな、薄田隼人の憤死した羽曳野市内に在るという墓を求めてMTB行に。陣中でお戯れ、と云うと少々不謹慎ですが、塙団右衛門は女性連れで参戦していたとも云われている。要は戦闘部隊としての体をなしていなかったのかも知れません。
 その墓ですが、西名阪道路と近鉄南大阪線の交点、南西の農地と住居の混在する農道脇にあります。子孫の浅野家が墓を建てて、地元の羽曳野市に寄贈したようであります。50?程の用地に石塔や謂われ書き、大阪夏の陣跡の石柱などが配置されている。この墓の直ぐ脇に「東高野街道」が通り、その近くに母方の実家があり小さい時から良く通っていたが、薄田の墓は知りませんでした。少し先にあるのが応神陵と誉田八幡宮ですから、夏の陣の中でも細かく分類すると「誉田の戦」で亡くなったと云うことでしょう。
 午前の戦で後藤又兵衛が石川を挟んだ小松山で亡くなり、午後に展開されるのが道明寺そして誉田の戦。その後退去命令が下り、真田幸村などは陣を離れることになります。薄田隼人の墓は大阪市内にも在る。どれが本物と云うことでは亡く、縁者が思いを込めて寺に供養を願ったのでありましょう。

旅行の満足度
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
バイク
旅行の手配内容
個別手配

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  • 国道170号脇の案内標識。向が誉田中学校、中学校を挟んで東高野街道が南北に走る

    国道170号脇の案内標識。向が誉田中学校、中学校を挟んで東高野街道が南北に走る

  • 農道の左が目的の墓、奥に西名阪道と近鉄南大阪線の交点がある、これが大きな目印

    農道の左が目的の墓、奥に西名阪道と近鉄南大阪線の交点がある、これが大きな目印

  • 薄田隼人のこと等を綴る

    薄田隼人のこと等を綴る

  • 大坂夏の陣石柱

    大坂夏の陣石柱

  • 誉田八幡宮の戦跡碑

    誉田八幡宮の戦跡碑

  • 後藤又兵衛奮戦地の碑(柏原市片山テニス場脇)

    後藤又兵衛奮戦地の碑(柏原市片山テニス場脇)

  • 天王寺区安居神社にある真田幸村像

    天王寺区安居神社にある真田幸村像

  • 道明寺の戦の舞台となった、道明寺天満宮の手水、四代目市川團十郎寄進の銘がある(余談)

    道明寺の戦の舞台となった、道明寺天満宮の手水、四代目市川團十郎寄進の銘がある(余談)

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