はしれ！「田園シンフォニー」～くま川鉄道と産交バスで行く、球磨盆地・春の小旅行（下）　

2014/03/24 - 2014/03/24

　ライバル・ＪＲ九州が運行する観光列車「ＳＬひとよし」「いさぶろう・しんぺい」と比べてしまうと、くま川鉄道の「田園シンフォニー」は、残念ながら地味であることは否めません。また、運行開始したばかりで、“おもてなし”のノウハウがまだまだ試行錯誤の段階かな・・・と思います。
　乗車してみようと思われる方は、単に人吉温泉ー湯前駅間を往復するだけでなく、是非是非、もう少し足を伸ばす“より道”を計画されてください。幸い、くま川鉄道は日中でも1時間に1本程度運行されており、地方鉄道としてはガンバッテおります。
　そして、公共交通といえば、路線バスも。
　事前にバス時刻表を手に入れて、あれやこれや計画を立ててみてください。

エリア 球磨・多良木・五木(熊本)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

湯前駅前でも、枝垂桜が咲き誇り。

いちごの無人販売所は、「田園シンフォニー」のお客さんにより、たちまち“品切れ”。

さて、湯前といえば、知る人ぞ知る「徳丸食堂」。
　以前は、いかにも“駅前食堂”という店構えだったのですが、改築されて、とってもオシャレな雰囲気に。

お昼の時間帯は、たちまち席待ちの人が並ぶ、大繁盛店。

　私たちは、カレーパン（240円）を。

　忙しい時間帯にもかかわらず、「少々お待ちください。揚げたてをご用意します」。

　アツアツのカレーパンを、どこで食べよう？と考えて。
　湯前駅のホームベンチで。

　お向かいの製材工場も、お昼休み中。

乗るのは、産交バスの「古屋敷」行き。

　運転手さんと、
　「今日は、小中学校は修了式だよね」
　　等々、お話をしつつ、市房ダムへ。

下車したのは、「市房ダム前」。

　ダム堰堤上から下を覗いて、
　　「怖いよ〜っ！」
　　　と言うのは、お約束？。

　ダム湖の周囲は、もちろんご覧の通り。
　それでも、まだ満開前でしょうか・・・。

大噴水を背景に。

桜の花の下で、お仕事の電話中、の図。

今日は月曜日。前日まで「湯山温泉桜まつり」が、開催されていたとのこと。
広場では、その片づけ作業中でした。

これは、「木（き）ん馬（ま）レース」に使われた木橇。
かつての木材搬出作業を模して、5人一組でこの丸太を押してタイムを競うレース。

帰りは、「市房登山口」より折り返してきた「人吉産交」行きバスに。

　往きと同じく、くま川鉄道に乗り換える方法もありますが、このまま路線バスで、人吉市街地まで。

　当たり前ですが、鉄道と路線バスの違いは、「線路を走るか、道路を走るか」。

　そして、“街並み”というのは、道路に面して形作られるもの。
　
　多良木町の市街地を通行中。
　かつて賑わいをしのばせます。

シニアカーのお年寄りのために、一時停止。

　バスは、ちょっと横道に逸れて。

　この建物は、「家畜市場」のようです。

“駅伝少女”、学校帰りもランニング、のシーン？

　バスは、そっと追い越していきます

　大手ショッピングモールの最寄バス停で、バス待ちをしていた女の子二人組。

　そして、下車する、男の子グループ。

　観光客目線では、古めかしい商店街に魅かれますが、地元で育つ子供たちにとっては、やっぱり大きなショッピングモール！なのでしょうね。

　人吉市街地まで、路線バスなら所要約1時間10分。
　その間、地元熊本在住の彼女は、ぐっすりお昼寝・・・。
　普段、彼女のマイカーに頼りきりなので、それもまたよし。