1996/04/28 - 1996/05/04
96位(同エリア245件中)
しげじんさん
社会人2年目のGW。
10連休の大型だったが,まだお金はない。
そこで,学生時代からの愛車の原チャリ『SUZUKI セピア』で野宿しながら四国一周を計画。
すると,自転車で佐渡島一周を計画していた同期が,こっちの計画の方がスケールがデカイと話にのってきた(他の同期から原付を借りる)。
目的は,とにかく四国を一周すること。
観光にもグルメにも目もくれず,ただ島一周達成目指して7日間を激走した。
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【全行程概要】
■所用日数:7日間
■走行距離:1886.3km
■給油回数:19回
■給油数量:61.9L
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
【1日目】
◎富山県→大阪南港→(フェリー)→徳島港→徳島市
■走行距離:367.1km
■給油回数:3回 -
11:15自宅出発。
なお,愛車の原チャリは,出発時点で走行距離“7523.1km”。
これが最後の長距離ツーリングかな。
富山市から出発した連れと国道8号線のスーパー駐車場で合流。
11:40に高岡“六家”を出発した。
なお,ルパンが自分。 -
計画では,大阪南港から徳島港へ渡る予定。
二人で,ただひたすら8号線を南下。
50ccなので,下道でフルスロットルが続く8号線は地獄。
22:50,大阪南港埠頭に到着。
23:00出航便に間に合った。
これからが,ようやく旅の本番。 -
フェリー内でつかの間の休憩。
初日なので,まだ体力はある。
AM2:30に徳島港到着。
国道55号線を南へ走り,適当な野宿先を物色。
勝浦川にかかる橋の下を初日の宿場とした。 -
【2日目】
◎徳島市→室戸岬→高知市
■走行距離:254.4km
■給油回数:3回 -
7:30起床。
小松島のローソンで朝食を調達し,国道55号線をひたすら南下。
徳島から高知に入り,13:05に『室戸岬』に到着。 -
室戸岬からは,国道55号線を北上。
途中,安芸市で岩崎弥太郎の生家に寄り道。
16時過ぎに高知市内に到着。
しかし『はりまや橋』で右折した時,まさかのパトカーサイレン。
二段階右折せず捕まってしまった。
罰金3,000円。
トホホホホ。
まあ,旅にトラブルはつきもの。 -
気を取り直して『高知城』観光。
そして,出発からの旅の汗を流すために銭湯『太平閣』へ。
その後,野宿する場所を探すが,市街地でなかなか無い。
最終的には,21:00に桂浜の駐車場に寝床を確保した。 -
【3日目】
◎高知市→足摺岬→宿毛市
■走行距離:263.8km
■給油回数:3回 -
6:45起床。
小雨模様。
コンビニで朝食を調達し,今度は国道56号線を西にひた走る。
荷台に銀マットを積んでいるので、本物のライダー達が(多分、半笑いしながら)同志に敬意を表して、敬礼したり、クラクションを鳴らしたりして抜き去っていく。
ちょっとしたヒーロー。
昼過ぎ『土佐西南大規模公園』到着。 -
日本最後の清流『四万十川』。
雄大!
その後は,県道321号線を南下。 -
土佐清水市に入って,悩んだ末『足摺スカイライン』を攻めることに。
海岸線も飽きたので,山道進路。
16時ちょうどに『足摺岬』到着。
四国最南端を制覇!
1時間ほど観光して,いざ北上。
しかし,小雨になってきたので,本日は『宿毛ユースホステル』宿泊を決断。
ここでは,自転車で島一周をしている親子に会った。
気合いでは完全に敗北。
だが,自分は原チャリで島一周のキワモノ達成感を励みに,明日からもひた走る。 -
【4日目】
◎宿毛市→松山市
■走行距離:211.9km
■給油回数:2回 -
7:30起床。
再び国道56号線をひたすら北上。
宇和島付近には,3時間程度で到着。
吉田町に入ってからは,海岸線に沿って県道378号線へ。
見所少なく,ただ島一周の消化試合になり疲れ倍増。
イベントは,八幡浜市 保内付近の山間で,原生の“いよかん”をゲットしたくらい。
残念ながら,とても佐多岬を攻める気力はなかった。
途中『ふたみシーサイド公園』を経由し,17時頃 松山市内到着。
『道後温泉本館』につかって疲れを取った。
21時過ぎ,石手川河川敷にテントを設営し本日終了。 -
【5日目】
◎松山市→金刀比羅宮→高松市
■走行距離:199.2km
■給油回数:2回 -
7:20起床。
瀬戸内の県道196号線をひた走る。
今治城を横目に,東予市から県道11号線に入線。
道中,ローソンで昼食を調達し,14:30過ぎに琴平駅に到着。
せっかくなので『金刀比羅宮』を参拝。 -
山頂まで随分あったが,この絶景。
その後,高松に向かい,19:30頃には『玉藻町公共広場』内でテント設営。 -
【6日目】
◎高松市→小豆島→小松島港→(フェリー)→和歌山港→琵琶湖(近江高島)
■走行距離:361.3km
■給油回数:4回 -
想定より1日早いペースで進んでいる。
そこで,オプション企画として,小豆島上陸を目指す。 -
小豆島といえば『二十四の瞳』。
-
この旅で,最も観光らしいひと時。
オプションツアーは,心にもゆとり。 -
瀬戸内海をバックに。
-
この後,島の頂上を踏破したい自分と,もう1島一周を走破したい連れの意見が割れ,内海町漁港付近で,初めて別行動をすることに。
自分は,小豆島スカイラインを登り,島中央部の『四方指展望台』に向かった。
昼過ぎ土庄港で合流。 -
しかし,溜まった疲労が悲劇を招く。
帰りのフェリー乗り場「徳島港」に向かったが,着いたのは「小松島港」。
時間に余裕なく,とにかく乗らなきゃと急ぐ。
その焦りが大失態。
行き先が「大阪港」ではなく「和歌山港」であることに乗船後に気づく。
二人とも,疲弊していて何も考えていなかった。
このタイミングで60km以上の距離加算は,原チャリライダーには極刑。
かなり凹む。
打ちひしがれながら,20:45に「和歌山港」到着。
二人とも疲労と精神的ダメージで無口になってしまっていたが,最後の力を振り絞り富山に向けて走り出す。
出来れば一気に富山まで走りたい(着いて欲しい)との願望空しく,AM3:30 琵琶湖 近江高島付近で,体力の限界。
ドライブイン脇でテントを張った。 -
【7日目】
◎琵琶湖→富山県
■走行距離:361.3km
■給油回数:4回 -
8:45起床。
これから,地獄の国道8号線。
既に旅の目的は達成しているので,何の意味もない拷問のような道のり。
休むことなく走り続け,16時少し前に二人のスタート地点に戻ってきた。
それから,別々に自宅へ向かう。
自分は,16:10に無事帰還。
過酷だったが,原チャリもよく走ってくれた。
四国一周だけなら楽しかったが,そこまでの往復路がキツかったかな。
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