被災地鉄道訪問Ⅱ-④竜田駅(避難指示解除準備区域）へ初の鉄道が

2014/06/24 - 2014/06/24

４日目(６月２４日）
前回（13年6月）には、ＪＲ常磐線のいわきー広野が開通したが、今回さらに広野ー竜野間が開通した。初めて避難指示解除準備区域(立入可、宿泊不可）に鉄道が乗り入れた。
今回は、昨年訪ねた広野に立ち寄り、竜田で「避難指示解除準備区域(立入可、宿泊不可）なる街を見た。
写真は竜田駅にあった線量計。０．２１２μＳｖ/h。この数値の詳細な意味は分かりませんが、好ましい値だとは思えません。

行程は
八戸7:17⇒9:42郡山10:15⇒高速バス⇒11:43いわき12:20⇒常磐線⇒12:45広野途中下車13:32⇒常磐線⇒13:42竜田15:00いわき15:35

エリア 浪江・富岡・川内(福島)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

いわき行きの高速バス。郡山駅で。ＪＲパスを使うなら磐越東線だが接続が悪く、高速バスを使った。圧倒的に本数がＪＲ磐越東線より多い。いわきまで￥１６００。一方ＪＲ鈍行では￥１６６０。
ＪＲだけで検索すると、上野経由のルートが最速の場合もある。

これから高速道路だ。
乗客は１５人くらいか。

いわき市内に入る。

いわき駅に到着。約1時間半。

いわき駅舎。

いわき駅から広野行きに乗る。

常磐線の広野行き電車。いわき駅で。

複線用のトンネルだが単線運転。この区間は単線と複線が交互に現れる。

広野駅舎。
広野町は２０Ｋｍ圏のすぐ外側。一時期、全町避難となったが、今は解除になっている。が、戻ってこない町民もいる。
町内には、楢葉町とまたがってＪビレッジがあり、そこは福島第一原発復旧の前線基地である。まだ多くの人が福島第一原発の廃炉等の業務を行っている。

広野駅内部。委託職員が駐在。線量計を掲示。約０．１８５マイクロシーベルト/時だ。

広野駅。広野駅折り返しの車両が待機中。１番線から３番線までを使用。
昨年、広野が終点の時は、今止まっている２番線のみを使用し、折り返ししていた。２番線と１番線(駅舎側）は渡り廊下を作り、跨線橋を使わずに乗降できた。

広野駅前では食堂ののぼりがでていた。(昨年はなかった）

広野駅前。両側のビルで食堂が開いていた。(昨年はどちらもなかった）

駅前の食堂で。
サッカーＷ杯をやっている最中でザックｼﾞｬﾊﾟﾝの応援しきり。(その翌日予選敗退が決まってしまった。）

広野は鉄道唱歌の発祥の地。唱歌を書いたものが置かれていた。
駅から１００ｍ位の場所で。

広野駅前の駐車場の案内。特急利用者優先の駐車場。上野行きの特急が停車していたことをうかがわせる。

住んでる気配はあるが、頻繁ではない。（広野町）

竜田駅。今回（2014/6/1）ここまで開通した。
竜田駅のある楢葉町は、２０Ｋｍ圏の一番南側の圏内にあたり、警戒区域となり、全町避難となった。今も全町民が避難している状態。いまは避難準解除準備区域で、立入可、宿泊不可になっている。日中は家の片づけや、日中だけの仕事をする人がこの駅を利用する。町役場はいわきや会津を渡り歩き、いまはいわき市内にある。
駅で時間待ちの高齢者の方に聞いた。いわきから家の片づけで通っているそうだ。

竜田駅待合室の線量計。０．２１２μＳｖ/ｈを示す。

竜田駅のプラットフォーム。駅舎から遠い３番線のみを使用している。1番線、2番線をまたぐ通路を作り、跨線橋を渡らなくてもいいようにしている。

竜田駅前広場の線量計。あちこちにあることになる。０．２４８μＳv/hだ。

楢葉町の案内板。福島第２原発、Ｊビレッジがある。

駅前の家。締め切ってあり、草も生え放題だ。

竜田駅駅前には町民バスが集まり、乗降があった。小型タクシーやワンボックスタクシーを使っている。

駅からの広い通り。人通りは感じられない。

竜田駅の裏側にある会社風の建物。通勤用の車が並んでいた。日中、仕事をしているようだ。

竜田駅前の酒店。自動販売機も止まっている。

スパリゾートハワイアンの案内看板。2011年３月の案内のままだ。

駅前。人通りを感じない。