2014/04/29 - 2014/05/01
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massiさん
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2014年GWの旅行記、第3段です。
旅行記の冒頭でも述べたとおり、今回のモロッコ旅行には3つの目的がありました。
それは、
①青の町シャウエンの街歩き
②サハラ砂漠
③お洒落なリヤドに宿泊
の3点です。
ということで、順番が逆になってしまいましたが、今回は3つ目の目的で
あるフェズと宿泊したリヤドのご紹介を中心に、歴史ある世界遺産フェズの
街歩きをしてみたいと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
青の町、シャウエンで1泊したあと、再びフェズに戻ってきました。
この前々日にもフェズにも宿泊していますが、その時は旧市街の入口にある
パーサホテルに宿泊しましたが、時間も遅く、24時間のフライトに車で3時間の
移動と疲れていたため、観光は全くしませんでした。
そのため、今回がフェズの初観光になります。こちらは、フェズの入口、アグノウ門です。アグノウ門 建造物
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フェズの町に入る前に旧市街の城壁の外をぐるっと回って、フェズの町が一望できる高台に向かいました。
-
イチオシ
フェズの旧市街(メディナ)は世界遺産に指定されていて、非常に歴史があります。丘からするときれに見えますが、旧市街はフェズ・エル・バリと呼ばれ、迷宮都市として知られています。しかし、どこがどう迷宮かはここからではわかりません。
フェズ旧市街 旧市街・古い町並み
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続いて、これまたガイド観光のお約束ともいえるお土産店に立ち寄りました
-
フェズは陶器モザイクの産地としても有名で、向かったのは陶器のお店です。
同じお土産店でも、陶器のほうが安いものが多く、小物買いには便利なので、家用のお土産はここで買いました。 -
そのあと、フェズの町に入り細い路地を歩きます。
ご覧のように2人通ればギリギリになってしまうような狭い道で、多分ガイドなしではすぐに迷ってしまいそうな景色が続いています。
まずはレストランに行くため、ガイドに連れられて路地を進みます。 -
どこをどう行ったか全くわかりませんが、とにかくレストランに着いたようです。
路地にほとんど看板もないような場所でしたが、中に入ると驚くような豪華な広間がありました。
このレストランは昔のお金持ちの旧宅を改造してできたもので、リヤド等も基本的にこういったスタイルになっているようで、入り口は狭く内部は広い。中央には噴水がおかれて、吹き抜けとなっています。 -
料理が運ばれてきました。
今日の料理はクスクスです。 -
モロッコ料理と言えば、有名なものはタジンとクスクス。
同じタジン鍋を使いますが、穀物(小麦)を主とした蒸し料理ですが、自分にはやはり会いませんでしたね。。 -
続いて革製品のお店に入りました。
と言ってもここの目的はショッピングではなくて観光にあります。 -
イチオシ
お店の階段から屋根の上に上ると、青空の下フェズの街並みと、眼下にはタンネリが広がっていました。
皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史
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タンネリとは昔ながらの方法で革製品を染める工房ですが、これがハトの糞などを使っているということで、非常に臭います。屋上に上がる前に匂い消しのミントの葉を渡されますが、ほとんど効能はないほどの匂いでした。
自分は大丈夫でしたが、一緒にいた観光客の一人はここで気持ちが悪くなってしまったということで、市内観光から離脱してしまっていました。 -
次に向かったのはカラウィンモスクです。ここは現役のモスクですので、非イスラム教徒は入ることができません。でも、ガイドが門番にいくばくかのチップを渡すと1分だけ重い扉を開けて中を見せてくれました。
ここもタイルが敷き詰められた中庭の中央に噴水と伝統的なスタイルです。
もっと詳しく見ようとしましたが、あっという間に時間切れでした。カラウィン モスク 寺院・教会
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更に街中を歩きます。細い路地が多く、空も見えない場所が多いので、空が見えるとなんかほっとします。しかし、この日も良い天気。影の下を歩いていても汗が噴き出てきます。
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その後もフェズのメディナを歩きます。
イメージとしては昨年行ったイスタンブールのグランドバザールほどではありませんが、道幅が狭いため非常に活気があるように感じます。 -
また、店の主人も写真を撮るなら何か買えとかなり強引です。
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イチオシ
続いて、街中にあるブー・イナニア・マドラサに向かいました。
ここは昔のイスラム神学校ですが、先ほどのモスクとは違い現役ではありませんので、中に入ることができます。
ここの建物は14〜5世紀にできたものということですが、壁に施された精巧なモザイクがとても美しかったです。ブー イナニア マドラサ 史跡・遺跡
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少し歩くと、広場に出ました。ここは金物屋が軒を連ねるスークで、広場というには若干狭い場所ですが、空も見えますので街歩きの際には目印になりそうな場所です。
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更に歩いて、ブージュルード門に差しかかりました。
本来はここがメディナの正式な入口なのですが、今回は脇道から入って回ってきました。本当、街中はどこをどう歩いていたかわかりません。ブー ジュルード門 建造物
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イチオシ
ブージュルード門の外に出てみました。上の写真と比べてみるとわかりますが、門を飾っているタイルの色が中と外で違っています。外側から見るとご覧のように青いタイル、中側は緑のタイルで、比べてみてみると面白いです。
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もう一度中に入り直し、2件目のお土産店です。
ここでは、金物店に入りました。見てのとおり細工が非常に美しく、ここの職人は先ほどのブージュルード門の装飾も作ったそうです。
非常にきれいなのですが、全て手作り。値段も張るので、簡単に買えるようなものはありませんでした。 -
更に街歩きは続きますが、どこをどう歩いたかわかりません。
迷宮都市と言われる意味が良くわかりました。 -
そのまま連れられて駐車場に出ましたが、もう自分たちだけで街歩きを、と言われても戻ってくることは難しそうですね。
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駐車場から車で10分程度、メディナでも少し小高い地点にこの日泊まる、リヤド・メゾン・ブルーがあります。
ここは、フェズでも草分けのリヤド、ル・メゾン・ブルーの別館としてできたリヤドで、こちらも昔の邸宅を改装したフェズでも有数の豪華リヤドです。リヤド メゾン ブルー アンド スパ ホテル
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当初、スタンダードルームの予約でしたが、ついてびっくり、エントランスから部屋にダイレクトインできる最上級のスイートにアップグレードされていました。
しかし、それには理由があります。それは後ほどで…。 -
スイートということで、部屋は寝室、リビング、バスの3室コネクティング。3階建の建物の2階に位置しますが、1階の中庭と3階のテラスにダイレクトで出られるプライベート階段がついています。
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窓から眺めは中庭です。基本的にリヤドはこういった吹き抜けの中庭を囲む作りで、外部から中が容易にわからないようになっています。
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こちらは3階のプライベート出口から出たところです。屋上にはデッキチェアもあり、メディナの喧騒を忘れのんびりすることもできます。
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3階テラスから中庭を望みます。中央にプールがある典型的なリヤド建築です。
リヤドとは中庭がある邸宅で、中庭には緑があることが条件だそうです。
このリヤドは10室程度あり3件の邸宅をつなげていますので、規模的には比較的大きいほうですが、広さに比して宿泊客が少ないので、プライベート感は満点です。 -
また、テラスにはレストランから町の外にある高台の眺望が見えます。
この丘は最初の写真にある町を眺めるために立ち寄った場所で、今度は逆から見ていることになります。 -
このリヤド・メゾン・ブルーは名前にスパとついており、スパも売り物のようですので、ここでモロッコ名物のハマムに挑戦してみました。
ハマムと言ってもここは豪華リヤドですので、普通の蒸し風呂ではなく、垢すりやオイルマッサージまでついたロイヤルハマムです。
約30分、最初蒸気が噴き出したときは暑くて参りましたが、垢すりまで終わるとこれまでの埃汚れも落ち、さっぱりすることができました。 -
徐々に日が暮れて、リヤドの中庭もライトアップされてきました。
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この日は風が強く、屋上に天幕を張り風をしのぎますが、その天幕に写るモロカンランプの影が美しいです。
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夕食をとりにテラスレストランに向かいます。
実はレストランでは、ちよっとした仕掛けをしていました。
宿泊した4月30日はちょうど妻の誕生日でしたので、リヤドと直接交渉して、バースデーケーキを用意していただく段取りになっていました。
+20ユーロで依頼していたところ、ワインとケーキに加え、部屋の無償アップグレードまでしていただいていて、まさに至れり尽くせりでした。 -
ということで、サプライズケーキを出そうとウエイターと段取りを話していたところ、妻に気づかれてしまい、恥ずかしいから止めてと強く言われてしまいました。。
残念ながら食事と一緒に出すのは失敗しましたので、貸切バーに移動してケーキプレゼントです。欧米の観光客って、こうしたサプライズを喜ぶから面白いと思ったのに…。 -
イチオシ
食事に十分満足した後、せっかくなのでリヤド内の散策をしました。
先ほどの中庭のプールがライトアップされ、モザイクガラスもきれいです。 -
こうしてリヤドの夜は更けていきます。
やはりどこを見ても絵になるリヤドでした。 -
翌朝の朝食ですが、昨日とは場所が違うようで、どこにあるかわかりません。
ロビーで聞いたところ、別棟にあるそうですが、そこにたどり着くまでがまた迷宮のようで、階段を上にいったり下にいったり。迷宮都市の中ではリヤドも迷宮です。 -
前日はこちらには来ませんでしたが、別棟は白を基調としたすっきりとしたタイルで飾られていてやはりきれいでした。
本当あはもう一棟あるそうなので、時間があったら探検してみたかったです。 -
この後は一気にアトラス越えをしてサハラ砂漠に向かうため、準備も早々に9時に出発です。
-
ここはリヤドに至るまでの路地ですが、こんなところにご覧のとおりの豪華リヤドがあるなど考えもつきません。やはりここは面白い街です。
-
こうしてわずか1泊ですが、フェズでのリヤド滞在は非常に楽しめました。欧米人のように1週間以上滞在してリヤドでのんびりするなんて楽しみ方ができれば…ですが、距離・時間・費用どれをとっても我々日本人にはハードルが高いですね。
でも、こんな迷宮都市にある美しいリヤド、規模的に団体ツアー泊まることはまずありませんが、モロッコに行ったらぜひとも宿泊してみてほしいですね。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- mistralさん 2017/06/28 17:31:15
- メゾンブルー。
- massiさん
いつも有難うございます。
過去の旅行記を拝見していまして
モロッコの旅行記を発見!
中でも「フェズ リヤド」編に興味を持ち、
読み進めました。
メゾンブルーにお泊りになったということ、
そして朝食は別館のどこかで取られたというお写真から
ふと思い当りました。
http://4travel.jp/travelogue/10896584
上記は私たちがフェズに行ったおりの旅行記URLです。
泊まったのは La Maison Bleu
メゾンブルーの本館です。
もともと本館を予約していたのですが、旅の途中で
予約サイトから連絡があり、本館が工事中の為
間に合わなければ別館の方に宿泊してもらうことに
なるかも、という連絡を受けていたのでした。
フェズに着いた時には工事も終わっていて
本来の本館に泊まることとなったのでした。
massiさんが朝食をとられましたのは、上記旅行記にある
朝食会場と同じではないでしょうか?
迷路?を案内されてそこまで辿りつかれたということ、
そんなふうに内部で、つながっていたのね、と
改めまして思った次第です。
よろしかったら、旅行記中の後半、リヤドでの
朝食の様子をご覧くださいませ。
mistral
- massiさん からの返信 2017/06/29 07:33:15
- RE: メゾンブルー。
- > massiさん
>
> いつも有難うございます。
> 過去の旅行記を拝見していまして
> モロッコの旅行記を発見!
> 中でも「フェズ リヤド」編に興味を持ち、
> 読み進めました。
> メゾンブルーにお泊りになったということ、
> そして朝食は別館のどこかで取られたというお写真から
> ふと思い当りました。
>
>
> http://4travel.jp/travelogue/10896584
>
> 上記は私たちがフェズに行ったおりの旅行記URLです。
> 泊まったのは La Maison Bleu
> メゾンブルーの本館です。
> もともと本館を予約していたのですが、旅の途中で
> 予約サイトから連絡があり、本館が工事中の為
> 間に合わなければ別館の方に宿泊してもらうことに
> なるかも、という連絡を受けていたのでした。
> フェズに着いた時には工事も終わっていて
> 本来の本館に泊まることとなったのでした。
>
> massiさんが朝食をとられましたのは、上記旅行記にある
> 朝食会場と同じではないでしょうか?
> 迷路?を案内されてそこまで辿りつかれたということ、
> そんなふうに内部で、つながっていたのね、と
> 改めまして思った次第です。
> よろしかったら、旅行記中の後半、リヤドでの
> 朝食の様子をご覧くださいませ。
>
> mistral
こんにちは。
旅行記拝見しました。
確かにこの白タイル、朝食会場のほうのリヤドのようですね。
私は別館の一つかと思っていましたが、こちらが本館だった
のですね。
自分も、最初どちらに泊まるか迷いましたが、あまりこだわり
はありませんでしたので、新しそうな写真のほうに決めました。
両方見れてよかったです。
どうもありがとうございました。
-
- nazarさん 2014/08/02 23:29:20
- きれいな写真、感動です
- 初めまして。
モロッコはとても興味のあるところなのですが、時間、予算、どれを取っても今の自分には無理で羨ましいという気持ちで旅行記を拝見させていただきました。
写真がとても素敵で感動!
目線が私の好きな感じでワクワクしました^^
また素敵な写真で旅行記がアップされるのを楽しみにしております。
- massiさん からの返信 2014/08/03 12:21:52
- RE: きれいな写真、感動です
- > 初めまして。
>
> モロッコはとても興味のあるところなのですが、時間、予算、どれを取っても今の自分には無理で羨ましいという気持ちで旅行記を拝見させていただきました。
> 写真がとても素敵で感動!
> 目線が私の好きな感じでワクワクしました^^
>
> また素敵な写真で旅行記がアップされるのを楽しみにしております。
こんにちは〜。
モロッコよかったですよ〜。
特にシャウエンの青には感動しました。
でも、確かにモロッコは時間がかかるのが厳しいですね〜。
もう一度行きたい!という旅行先は数あれど、ここはまず無理ですね。
でも一度は行く価値のある場所だと思います。
こちらこそまたよろしくお願いします。
-
- 蔦之丞さん 2014/06/28 13:53:06
- 今迄、眼中になかったモロッコですが
- massiさんの旅行記を拝見させて頂きまして
青空とのコントラスト
また、サプライズのグレードUPまでして下さる心意気に
行ってみたくなりました
あまり歩けないから無理かな〜?
蔦之丞
- massiさん からの返信 2014/06/28 15:50:10
- RE: 今迄、眼中になかったモロッコですが
- > massiさんの旅行記を拝見させて頂きまして
> 青空とのコントラスト
> また、サプライズのグレードUPまでして下さる心意気に
> 行ってみたくなりました
はい。こちらはお願いしたわけではないのですが、実はアップ
グレードしてもらえるのではないかとひそかに期待していました(笑)。
というのは、日本のホテルって、より高い部屋が空いてようが
公平性を重んじるので無償でのアップグレードなんかまずして
くれませんが、欧米だとどうせ使うなら良い部屋にということを
良くやってくれます。また、ハネムーンやバースデイは事前に
行っておけばサービス対象になることも多いので。
ということで、今回追加ケーキ代20ユーロに、色々準備してくれた
お礼のチップ20ユーロ、締めて40ユーロで200ユーロ以上かかる
上のグレードのにあげてもらえるというエビで鯛を釣る状態でした。
もちろん宿の側のサービスがあってのことなので、感謝しています。
ま、自分の英語力がつたないせいで打ち合わせに時間がかかり、妻には
すぐにバレてしまいましたが(苦笑)。
全て個人手配だったので手間はかかりましたが面白かったです。
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