2014/06/14 - 2014/06/15
212位(同エリア1403件中)
るびさん
来月7月に行くグアム旅行にご一緒するお友達&お友達のお母様との顔合わせを兼ねて彼の住む横須賀へ夫と2人で1泊旅行。このお友達はネットで知り合い、10年近く交流しています。釣り好きな彼からは、日々の釣りの風景としての横須賀の話を毎日のように聞いていました。
東京で生まれ、幼少時を過ごした私は、横浜は子供の頃から親に連れられて何度か行ったことがありました。しかし横須賀は初めてです。米海軍基地があり、原子力空母ジョージ・ワシントンの母港であるという程度の知識しかなかったので、基地の街、港町ヨコスカを訪問することをとても楽しみにしていました。
宿は汐入駅前のメルキュール横須賀。朝食付き、眺望指定なしのスタンダードダブルというバジェットプランです。横須賀港を遊覧船でめぐる「YOKOSUKA 軍港めぐり」を旅のハイライトとしました。軍事オタクではないので、船については帰宅してから調べないとわからなかったのですが、お隣の国のお陰で色々ときな臭い出来事が頻発する今日において、なかなか興味深い内容でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- その他
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-
船橋の自宅を出て、高速湾岸線をひた走り、横浜横須賀道路を目指します。梅雨の中休みといった、ほぼ快晴の青空が広がり、日差しがとても暑いです。6月半ばの土日ですが、高速はとても空いていました。
最後、横浜横須賀道路でICをひとつ行き過ぎてオーバーランしてしまいましたが、それでも2時間ほどで横須賀の汐入に到着です。 -
着いて早速、メルキュール横須賀のラウンジでご当地グルメ「よこすか海軍カレー」を戴きます。ライスはふんわりバターの香る人参ピラフでした。
長い航海で曜日感覚を失わないように、週休2日以降は毎週金曜日にカレーが出されているそうです。船が揺れても零れないよう、ルーに小麦粉を入れてとろみをつけた、つまり今の「日本風カレー」はこうして生み出されたのですね。昔、船乗りは脚気に悩まされてるため、豚肉などでビタミンB群を補い、更に葉酸とカルシウム補給のためにサラダと牛乳が必ず着くのが「海軍カレー」だそうです。
メルキュール横須賀の海軍カレーはホテルらしい上品なアレンジで、とても美味しく戴きました。毎日食べても飽きの来なそうな味わいです。ただラウンジの店内はちょっと冷房が効きすぎですけど…。全ての席の頭上に、冷房の吹き出し口があるため、腕に直接冷気が降り注ぐからだと思います@@; -
かつてはプリンスホテルだったそうです。汐入駅前で一番高い建物なので、よく目立ちます。
お部屋は必要最低限な感じでした。お世辞にも広くはありません。冷蔵庫も奥行きがない、ペットボトルを数本入れたら満杯になりそうなタイプです。ウォシュレットはありますが、いつの時代の製品だろう?という感じだったり。空調も古いタイプですぐに冷えなかったり。でも今回は長期滞在でもないし、夜寝るだけなら十分。ワッフル地のバスローブは気持ちよかったし、使い捨てスリッパも良かったです。
アメニティ類は過不足なく揃っていました。歯ブラシ、ソープ、シャンプー、リンス、ボディソープ、シェイバー、ヘアキャップ、ブラシ、綿棒とコットン。ただ質はあまり良くないですね^^; あとSirocaの電気ポットがありました。お茶の類は意外と豊富で、UCCの117、カフェインレスコーヒー、日東紅茶(ダージリン)、ローズヒップティー、煎茶というラインナップでした。ベッドサイドテーブル下の扉の中にセーフティボックスがありました。
バスルーム備え付けと、三面鏡前の2箇所にドライヤーがあるのはいいですね。バスルームの鏡の曇り止めはバッチリ効いていました。排水・水圧共に良好です。
眺望指定なしでしたが、横須賀港がちらっと見えるパーシャルオーシャンビューでしたw -
朝食は19Fのレストラン「ビストロ・ブルゴーニュ」にて。20階建てのホテルの19階で、ぐるりとめぐらされた窓からの眺望が素敵でした。朝食を取るにはとても気持ちのよいレストランです。
和洋食のビュッフェですが、海軍カレーもありました。ただし昨日ラウンジで戴いたのと違い、ライスは普通の白米となります。朝からカレーが食べられるほど胃腸がタフではないので、私は食べませんでしたが^^; -
「ビストロ・ブルゴーニュ」からの眺め。私達は横須賀港が見える窓前に座りました。山側の方の眺めも緑溢れていて素敵そうでした。
横須賀は、海のすぐ後ろに山が迫っている感じで、道路も山を貫くトンネルが至るところにあります。海沿いを走る国道から少し入ると急な坂道で、崖の上にも民家が沢山あって、なかなかダイナミックな光景です。山側だとそんな光景が楽しめるかなと思います。 -
お友達(O君)とお母様。軍港めぐりの当日券を、朝8時半から並んで買って下さいました。本当にありがとうございました。
軍港めぐりは、屋根付き1Fデッキ部分の収容人数が80名で、ネット予約できるのはこの80名までで、かなり人気も高いようで、2週間前ではもう全く買えませんでした。土日は2ヶ月先ぐらいまでいっぱいです@@; かなり人気が高い観光のようです。
雨が降らなければ2Fデッキの収容人数の50名分のチケットが当日販売されます。今回は梅雨の中休みで晴れてくれたため、当日券が販売されるということで、9時から発売なのですが、その30分前から並んで下さいました。それで無事に希望時刻の便に乗れることとなりました。 -
前の便が戻ってきました。1時間ごとに出港する45分間のツアーです。乗り物はなんでも好きな私ですが、中でも船は大好きな部類なので、ワクワクしてきます。天気が良すぎてとても暑い日でしたが、港は風が通ってとても気持ちいいです。
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いよいよ乗船です。「Sea Friend 1」という名前の船ですね。クルーや係員は若い方が多く、マリンルックで日焼けした姿がかっこいいです。
YOKOSUKA軍港めぐり 名所・史跡
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1Fデッキの後方に、後ろ向きに置いた椅子に座ることにしました。港に停泊する船を、水先案内人がマイクを使って解説してくれます。
船が動き出しました。まずはバックして方向転換です。 -
日本の海上自衛隊所属の潜水艦だそうです。でも停泊しているのは米海軍基地。潜水艦は、米軍基地に停泊する決まりだそうです。潜水艦の上には、白い夏服に身を固めた海上自衛官の方が数名、動いていらっしゃいました。
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潜水艦は真っ黒で、まるでクジラのようですね。これ以上近づいてはいけないそうですが、これだけ近づいて見せていただければ十分です。これは軍港めぐりならではですね。
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「今日は珍しい船がきています」と水先案内人。「U.S. COAST GUARD」と書かれた白い船のことですが、アメリカ沿岸警備隊所属の船がはるばる来港していました。美しい船ですね。帰宅してから調べたところ、ハミルトン級カッターの「モーゲンソー」という艦のようです。
※動画を確認したら、水先案内人さんがしっかり「モーゲンソーという船です」とおっしゃってました(*´▽`) -
アメリカ沿岸警備隊の船の隣には、米海軍のイージス艦が停泊していました。
八角形の部分がレーダーで、500kmぐらいの距離まで検知できるということで、日本列島なら3隻あれば大体見張れると水先案内人さんがおっしゃっていました。ただし建造費がとても高く、1隻あたり1000億円以上かかるそうです。でもその性能ならば当然の価格かもしれませんね。 -
帰宅してから調べたところ、艦艇番号「DDG-62」、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の「フィッツジェラルド」だそうです。2004年にアメリカ第7艦隊に所属し、横須賀を母港としていて、東日本大震災の際のあの「トモダチ作戦」にも加わってくれた船です。
この船のモットーは「Protect your People」とのこと、ちょっと胸が熱くなりました。 -
この日はたまたま「よこすかYYのりものフェスタ2014」が開催されていて、横須賀港周辺はかなりの人手でした。ヴェルニー公園の脇には、海上自衛隊の護衛艦「てるづき」「ゆうぎり」が一般公開されていました。これはDD-116、「てるづき」です。沢山の人が見学で船上にいて、私達に向けて手を振る人もいました。O君が気づいて手を振り返していたので、私も真似して手を振っちゃいました(*´▽`)
よこすかYYのりものフェスタ2020 祭り・イベント
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アメリカの原子力空母の中で唯一、国外を母港とする「ジョージ・ワシントン」は、5月24日に出港したそうで居ませんでした。クレーンがあるところが空母用のドックらしいです。空母はとても大きいので、このドックも長さ1.4kmあるとか言ってた気がします@@;
来年はジョージ・ワシントンをオーバーホールのためにアメリカへ返し、代わりにロナルド・レーガンが来るらしいです。 -
やえやま型掃海艦の「やえやま(MSO-301)」「つしま(MOS-302)」「はちじょう(MSO-303)」が停泊していました。写真には写っていませんが、画面の右端切れたあたりに「はちじょう」が居ます。
鉄でできた船は、長い間に徐々に船体に磁気が蓄積してしまい、それを取り除く設備が横須賀港にありましたが、そういう船体の磁気に反応して爆発する「磁気反応型機雷」に気づかれずにそれを除去するために、このやえやま型掃海艦は木造だそうです。肉眼でよく見ると確かに木造船ならではの細い筋が、船のボディに見えました。 -
新井堀割水路を通過中。ここは元々は箱崎半島と呼ばれた岬だったのですが、明治時代に新井堀割水路が掘られて今では吾妻島(写真右手側)となりました。吾妻島全体が米軍施設のため、一般人は立入禁止だそうです。
この掘割を作るときに出てきた象の化石が、最初に発見されたナウマン象の化石だそうです。その頃来日してた、若き地質学者ナウマンによって発見報告がされたことから命名されたとか。 -
軍港めぐりを終えて、ターミナル近くのなんとなくおしゃれなスタバ。
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軍港めぐりのあと、ドブ板通りの近くの「魚藍亭」で「元祖よこすか海軍カレー」を食べました。団体さんが居たらしく、30分ぐらい並びました。
元祖ということでとても期待していたのですが、私にはちょっと苦手なスパイスが入っていたようで、残念ながら食べきれませんでした。ライスもあまり美味しくなかったかも…。私はメルキュール横須賀のラウンジの海軍カレーの方が好きです(ノ∀`) O君とOママにわがままを言って付き合ってもらったのにすいません^^; 軍港めぐりのチケットの半券があると、冷たいオレンジジュースを戴けたのは嬉しかったです。魚藍亭のよこすか海軍カレー館 グルメ・レストラン
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ドブ板通りの昼間の風景。この通りは夜の盛り上がりがすごかったです。ベース(米海軍基地)の正門の目の前だからか、外人さんがいっぱい居て、あちこちのお店で盛り上がっていました。グアムよりもずっと外国らしさを感じられる場所かもしれませんw
その様子をカメラに収めたい気持ちはありましたが、皆さん酔ってらっしゃいますし、トラブルにでもなったら…と思い、写真は自重しました。横須賀に泊まったら、ぜひ夜のドブ板通りを歩いてみるのをお勧めします。 -
おまけ。元祖よこすか海軍カレー「魚藍亭」の近くにあった可愛い消火栓の蓋。とても目を引きますね。
「魚藍亭」のあと、O君のお宅にお邪魔してしばらくおしゃべりしてから帰宅。O君宅からは1時間半で帰れました。湾岸高速線が空いてたお陰です。とても楽しくて気持ちのよいプチ旅行となりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- norisaさん 2015/09/10 06:06:02
- 横須賀の軍港めぐり
- るびさん
おはようございます。
いつもありがとうございます。
さて、横須賀の軍港めぐり、我々も今年の6月に行きました。
本当に混んでいて予約も大変でしたね!
しかし、普段は軍事や防衛に無関心でも周辺国との緊張を考えると頼もしくもあり、不安でもあり、そんな感想を抱く有益な見学ですね。
今後とも宜しくお願いいたします。
norisa
- るびさん からの返信 2015/09/10 16:29:59
- RE: 横須賀の軍港めぐり
- norisaさん、こんにちは^^
コメントありがとうございました。
なんと、観音崎京急ホテル宿泊の前に軍港めぐりをなさっていらしたのですね。
観音崎以降をもっぱら拝見しておりましたので、目からうろこでした!
軍港めぐり、土日ですと2ヶ月以上前から予約しないと取れませんよね。
私の場合、思い立ったのが既に1ヶ月を切っていたため、
当日券以外に乗れる道はなく、まさに当日の天気頼みでした。
乗れてよかった(ノ∀`)
私の時は、木造のやえやま型掃海艦全3隻が停泊していましたが、
norisaさんのときはFRP製の掃海艇が停泊していたのですね。
調べたら艦艇番号604こそが「えのしま」で、605の「ちちじま」、
606「はつしま」と共にえのしま型掃海艇なのだそうですね。
江ノ島訪問のあとに「えのしま」をご覧になったという…。
すごいなぁ、羨ましいです(*´▽`)
確かに昨今の隣国の行動を前にすると、真の抑止力足りうるものとは
一体何だろうか、などと日々考えさせられますね。
少なくとも「九州の玄関口で酒を酌み交わして一緒に遊べば分かり
合える」といった類のものではないことはわかります。
戦争にならないためにこそ、力というものは絶対に必要だと思います。
世界で孤立しないために価値観を同じにする国々との連携を保つ
外交力もそうですし、手を出したら手こずると感じさせるだけの
防衛力も然りだと思いますし…。
とまぁ一介の主婦でも、国の行く末となると無関心では居られませんw
ところでnorisaさんも志賀高原にいらっしゃったのですね。
norisaご夫妻の志賀山や裏志賀への登頂のご様子を拝見しましたが
なんですかあの木の階段@@; 無理、私には絶対無理。
なにしろ海以外は活動力が70%減ですから…残りの30%を振り絞り、
せめて横手山か万座温泉日帰り入浴ぐらいはしたいと思っています…。
そんな情けない私でございますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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