2014/06/01 - 2014/06/11
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Weiwojingさん
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かねてからイギリスに行ってみたならば、この国の貴族の邸宅を訪ねてみたいと考えていた。
今回、出来ればイギリス滞在中に最低でも5箇所の貴族の館を訪ねたいと思ったが、先ず計画したのはロンドンの Kenwood House ( ケンウッド・ハウス )と Woodstock (ウッドストック )にある Blenheim Place ( ブレナム宮殿 ) である。後者はウインストン・チャ―チルの生家で、オツクスフォード近郊にある。
実際に訪れてみて、これらの邸宅は日本の旧華族の邸宅に比べても到底比較できないほどの広さと規模の大きさを持ち、イギリスの貴族の強力さを思い知らされれた。先ずは Kenwood House 訪問のレポートになるが、Blenhaim Place は後の Oxford 篇で紹介したいと思う。
Kenwood House は法律家で貴族であったスコツトランドの William Murray (ウイリアム・マレー) が18世紀後半にこの地に広大な土地を購入し、屋敷を建設したことに始まる。
- 旅行の満足度
- 4.5
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地下鉄 Northern 線に乗り Archway Station (アーチウェイ駅)まで来た。ここからバスで10分ほど乗ると、ここがロンドン市内だとは到底思えないような広大な森や丘が広がるハムステッドヒースで、大きなお屋敷が立ち並ぶような地域である。
この建物がケンウッドハウスである。白い館が広大な敷地の中央にあり、周囲をなだらかな丘と湖が囲むようにして建っている。 -
ケンウッドハウスの館の裏側に当るが、こちら側に入り口がある。
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入り口を入ると、大きなホールがある。先ず驚かされたのは、ホールに飾られた絵画や彫刻である。ここだけで一つの美術館のような感じである。
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天井にはこれまた素晴らしい絵が描かれている。
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Lady Elizabeth と Lady Henrietta を描いた作品。
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この部屋は「楽器の間」という名前がついていて、いくつかの楽器が置かれている。写真にはハープとオルガン、ヴァージナルが見える。
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展示されている美術品の中で何と言っても注目すべき作品はフェルメールの「ギターを弾く女」だ。10数点しか存在しない彼の作品の一点がここにあるのは大きな驚きである。しかも1メートルほどの至近距離で見ることが出来る。
最初この作品があるのに気が付かずにいたところ、係員の方が教えてくださり、この絵と対面することが出来た。 -
17世紀ごろのものと思われるヴァージナルが置かれている。
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明るい日差しの入るサロンは全体が黄色く、こんなところで1日のんびりしたいですね。
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ここは Library ( 図書室 )で、たくさんの書籍とその広さには驚くばかりだ。
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図書室には床から天井まで本棚が並び、17、18世紀を中心にした書籍が並んでいる。
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天井に描かれた絵が何枚もあり、素晴らしいものばかりである。
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こちらも天井に描かれた絵である。
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Lord Mansfield's Dressing Room ( マンスフィールド卿の着替え室 ) と説明があり、そんなに大きな部屋ではない。
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階段も手摺りといい周囲の壁といい、美しいという他にない。
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2時間余り館内を見学した後、外の敷地に出てみた。0pen-air のカフテリア があり、少々疲れた体にはちょうどいいですね。屋内にもありますが、この日はちょど天気がよったので外で休んでいる人の方が多い。
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庭のあちこちに花が咲いています。この時期どこへ行ってもこのディジー見られ、またバラもちょうど咲いていて、イギリスの夏が一気に来た感じである。
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大きな木が茂り、散歩をしたり、ひと休みするにはぴったりのベンチがそこかしこに置かれている。
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館の前の庭はどこまでも続き、ハムステッドの丘が広がっている。
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犬を連れた男性が散歩をしている。近所の人でしょうか。こんな広い所を自由に動き回れるのは犬にとってもうれしいだろう。
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小川も流れていて、小さな橋が架かっている。
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敷地の中央には大きな湖があり、ここには様々な野鳥がのびのびと動き回っている。
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アヒルとその子共だろうか。よちよち歩きの子を親がしっかり見守っている。
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この旅行記へのコメント (2)
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- belleduneさん 2014/06/28 08:53:24
- 規模が違いますね...
- Tamegaiさん、広大な敷地に建つお屋敷、やはり違いますね。
室内に置かれた楽器も素敵です。私の母がピアノをやっていたので、チェンバロを持っていました。湿気に敏感な楽器で、自分で毎日調律しないといけないので、老後私が譲り受けました。今も1室を占めていますが、ヴァイオリンしか習ったことがない私は、一時チェンバロ教室に通い、イギリス館の発表会に2度出たっきり、先生がアメリカへ行かれた後は、習っていません。パリに行っては、日本より安い為、チェンバロの楽譜を買いに行ったりしたものです。
チェンバロはグランドピアノと比べると、幅は狭いのですが、長さが断然長いので、もっと広い部屋に置きたいと思っていますが、仕方ありません。
Tamegai さんがご覧になった楽器は、多分ミュゼラー型のヴァージナルだと思われます。1段で音域が狭い、17世紀頃のものではないでしょうか。チェンバロの前に、スピネットを持っていましたが、小さくて、音域は狭いのですが、バロック感は楽しめました。
Tamegaiさんの旅行記を拝見して、最近日本女子大学の旧成瀬記念館分館へ行ってきました。裏手の不忍通り拡張に伴い、今年中に分館は移築されるそうです。
- Weiwojingさん からの返信 2014/06/29 00:43:36
- RE: 規模が違いますね...
- belledune さん、書き込みをありがとうございます。
明日でイギリス滞在は終わりで、次の目的地へ向かいます。
イギリスの貴族の生活は想像できないほど、大きく豊かであることを実感しました。しかし、中には没落し、人手に渡ってしまっような館もあります。
今回訪ねた Kenwood House もある時期荒廃し、売りに出されたことがあるそうです。それをあるお金持ちが購入し、今のように整えたとパンフレットに書いてあります。
あの楽器はハ―プシコードでなく、ヴァージナルですか。良くハ―プシコードのコンサートには出かけたことがあり、好きな楽器の一つです。belleduneさんはチェンバロを弾かれるのですか。素晴らしいですね。
ロンドンではいたるところでコンサートがあリ、無料のものや安いものをいくつか聞きにに出かけました。イギリスでは美術館も無料、貴族の館も然り、イギリスは旅行者にとって大いに愉快です。
日本女子大学の旧成瀬記念館分館はもうすぐ移転ですか。元のところにあるのが一番ふさわしいのでしょうが、いろいろな事情で残念ですね。
ありがとうございました。
tamegai
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