2014/02/08 - 2014/02/11
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赤い彗星さん
2013年の遷宮にちなんで、多くのTV番組を見る機会に
恵まれましたが、そこで初めて日御碕神社を知りました。
確か浅野温子さんが、古事記を朗読していた舞台が、
日御碕神社だったかと思います。
小さな漁師町に佇む、神話に由来する色鮮やかな社殿が
印象的でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
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出雲大社を離れ、神社百景という番組の出雲大社編で紹介されていた、江戸時代から続く出雲そば老舗の荒木屋さんを訪れました。
混む時間を避けたため、数人待ちで入ることが出来ました。
割子そばを頼み、少し甘めのつゆをかけて頂きます。
普段うどん派の私ですが、ここのおそばは、ほんとにおいしかった。
3段じゃなくて、4段のおそば頼めばよかったなあ〜と後悔しました。 -
時間の合うバスがなかったので、荒木屋さんから歩いて稲佐の浜までやってきました。
大体20分ぐらい歩いたような。途中、出雲の阿国のお墓もありました。
稲佐の浜は、出雲風土記の国引き神話や大国主大神と武甕槌神の国譲り神話の舞台となった場所でもあります。
今でも神在月には、八百萬の神々をお迎えする場所だということです。稲佐の浜 自然・景勝地
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弁天島です。
数十年前までは島だったそうですが、近年砂浜が広がり、直接歩いていけるようになったそうです。
以前は「弁財天」が祀られていましたが、今は豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られています。 -
天気が悪い上に、冬の日本海は荒波のイメージがあるのですが、波一つないといったような穏やかな海面が広がっていました。
(石見銀山で話した地元の方も、冬は泡立つほど海が荒れると言っていました。)
夏場は、海水浴場として賑わっているそうです。 -
名所旧跡には、出雲市の解説版が用意されています。
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稲佐の浜のバス停前にも、壁画彫刻が飾られていました。
国譲りの交渉をしている場面を描いているようですね。稲佐の浜 自然・景勝地
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海岸沿いのカーブが続く道をバスで約20分揺られて、日御碕神社にやってきました。
出雲風土記には、「美佐伎社」という名前で登場するようです。日御碕神社 寺・神社・教会
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バスから降りると、目の前に日御碕神社の鳥居が建っていました。
日御碕神社 寺・神社・教会
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「一羽のウミネコが、海草を日御碕神社の欄干に3度掛けて飛び去ったので、不思議に思った神主が、海草を水洗いして乾かしたところワカメになった。」という故事が、壁画になっています。
この故事を元に、和布刈神事(めかりしんじ)という神事が、今でも毎年行われているそうです。日御碕神社 寺・神社・教会
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日御碕神社の朱色の映えた楼門です。
なんとなく、京都の八坂神社がぱっと頭に浮かびました。日御碕神社 寺・神社・教会
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楼門の左右には、阿吽の狛犬が安置されています。
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木製の狛犬は、珍しいなあ。見た事ないかもしれません。
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楼門をくぐると正面に、天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られている、下の宮「日沈宮(ひしずみのみや)」があります。
「日の出る所伊勢国五十鈴川の川上に伊勢大神宮を鎮め祀り日の本の昼の守り、出雲国日御碕清江の浜に日沈宮を建て日御碕大神宮と称して日の本の夜を護らん」(伊勢神宮が「日本の昼を守り」、日御碕神社は「日本の夜を守る」) との神勅により祀ったのが、日沈宮の始まりと言われます。
日沈宮は、素盞嗚尊の子孫である天葺根命(あめのふきねのみこと)が経島に鎮座したものを、村上天皇の勅命で現在地に選座されたそうです。日御碕神社 寺・神社・教会
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下の宮から右手階段を上った所に、素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀る上の宮「神の宮」があります。この上下二社、両本社を総称して「日御碕神社」と呼びます。
出雲の国を造った素盞嗚尊が黄泉国で、柏の葉を取り占い「吾が神魂はこの柏葉の止る所に住まん」と葉を投げたところ、現神社背後の「隠ヶ丘」に止まったそうです。
その後、天葺根命が、この地に素盞嗚尊を祀ったと言われています。
当初、隠ヶ丘に神の宮は鎮座していたそうですが、安寧天皇の勅命により、現在地に遷座されたそうです。日御碕神社 寺・神社・教会
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日御碕神社は、天照大神(姉)と素盞嗚尊(弟)を祀った神社です。
日御碕神社 寺・神社・教会
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出雲大社にあった十九社に建物の形状が似ていますね。
こちらも神々の宿泊所でしょうか? -
現在残る建物は、江戸時代に3代将軍徳川家光の命により、1644年に松平直政が完成させました。上の宮、下の宮共に重要文化財に指定されています。
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日光東照宮同様、本殿と拝殿を連結している権現造りの建物です。
内壁や天井には、狩野派や土佐派の絵師による絵画が描かれているそうです。 -
下の宮が、最初に鎮座されていた経島です。名前の由来は、島の形状が「経典」を積み重ねたように見える事から、名付けられたそうです。
現在は、ウミネコの繁殖地となっており、国の天然記念物に指定されています。経島 自然・景勝地
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ウミネコの人形も設置されていました。
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海沿いの岸壁という事で、結構な風雨にさらされました。
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東尋坊(福井)や三段壁(和歌山)のような、断崖絶壁の海岸線が続きます。
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島根半島最西端に建つ日御碕灯台です。
明治36年(1903)に建設され、灯台自体の高さは43.65m、海面+灯塔の高さが63.30mで日本一の高さを誇っています。
平成10年に「世界の歴史的灯台百選」、平成25年に国の登録有形文化財に選ばれたそうです。日御碕海岸 自然・景勝地
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200円で灯台に登れるという事で、早速登ってみます。
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灯台内は、螺旋階段が続いています。
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頂上のカンデラ部分です。
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灯台の頂上からの風景です。
晴れてたり夕日の時間帯だったら、きれいな眺めが拝めたでしょうが、小降りとは言え、横殴りの雨に早々に退散しました。 -
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