2013年ロシア旅行~13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現【第14日目:ノヴゴロド第1日目】(1)ノヴゴロド観光は外から攻める!~イリーナ通りの素敵な2つの教会~フェオファン・グレクのイコンがすばらしい優美な白亜のスパサ・プレオブラジェンニヤ教会と色彩豊かなフレスコ画が内壁一面に残るズナメンスキー聖堂
2013/07/19 - 2013/07/19
7位(同エリア21件中)
まみさん
2013/07/19金 ノヴゴロド観光1日目
~長距離バスで3時間半
・イリーナ通りのスパサ・プレオブラジェンニヤ教会
・ズナメンスキー聖堂
・ヤロスラフの宮廷跡
市場の上の聖ゲオルグ教会
・ヴォルホフ川の歩道を渡る
・クレムリン
聖ソフィア大聖堂
ロシア100年祭記念碑
【ノヴゴロド泊:ヴォルホフ・ホテル】
ロシアの前身ともいうべきモスクワ公国よりも前から存在していた古都ノヴゴロドは、白亜の教会がほんとうに絵になる、静かな地方都市でした。
徒歩で散策できる、手頃な町で、教会のあるエリアも、地方都市らしい住宅エリアも、散策しがいのある町でした。
13年前の2000年当時にも憧れをつのらせつつも、日程が足らずにあきらめたところです。なので、今度ロシアを再訪するときには絶対ノヴゴロドに行くんだ、と心に決めました。
それが、ついに叶いました。そして期待以上に気に入りました。
ところが、バスで片道3時間半から4時間もかかるのに、今回もスロースタートになってしまいました。
9時15分にチェックアウトし、ノヴゴロドに1泊して同じホテルに戻って来るため、ホテルにスーツケースを預けて、軽装で出発。
9時50分にバスターミナルに到着し、10時30分発のノヴゴロド行きのバスに乗車。
バスの長旅なのでノヴゴロド寄りのバスターミナルで休憩が入り、14時頃に到着。
ただ、バスに乗っている間に空模様はどんどん怪しくなり、雨が降ってしまいました。
もっとも、そろそろ旅の疲れと寝不足もたまり、窓際の座席で、せっかくの田舎道を堪能する機会だったので、往路はぐーぐー居眠り。
時々目が覚めたときに、バスは雨雲に向かって走っている!
と愕然としました。
本日は一日外を散策する日なのに、と恨めしく思いましたが、田舎の景色は絵画のように美しくて、それで少しは心がなぐさめられました。
そして幸い、ノヴゴロドに着いたときには、雨はやみました。
道路はかなりぬれていて、水たまりもたくさんあって、雨がやんだばかりであったことがうかがえました。
スロースタートではあったけれど、雨との関係でいえばちょうどよいタイミングで到着したようです。
稀少なフェオファン・グレクのオリジナルのフレスコが見られるというイリーナ通りのスパサ・プレオブラジェンニヤ教会にはぜひ行きたかったのですが、そんなわけでホテルから歩いてアクセスしたら間に合わないと判断し、タクシーを使いました。
わざわざタクシーを拾ったせいか、間違えて町から5km離れた近郊のユーリエフ修道院に向かいかけていたようですが(悪意はなかったと思いたい)、途中で進路を訂正させ、教会見学には間に合いました。
タクシー代も、1,000から1,500ルーブルくらいとられるかな、と思ったけれど、それはモスクワやサンクトペテルブルグのような都会の相場。実際にはたったの160ルーブルと、遠回りされたわりには、驚くほど安かったです。都会との物価の差を思い知りました。
地方都市のタクシー代がこんなに安いのなら、観光の効率から、往復しなければならないところは片道をタクシーにするなど、もっと活用してもよかったのに、と思いました。特に、ズズダリでそうすればよかったです。
イリーナ通りには、スパサ・プレオブラジェンニヤ教会だけでなく、隣のズナメンスキー聖堂も、こちらは少し新しいですが、中のフレスコ画がよく残っていて、非常に見応えありました。
タクシー代は思ったより安かったこともあり、時間がないのならタクシーを使ってでも行く甲斐はあると思いました。
タクシーの運転手は、見学が終わるまで待っていようか、と言ってくれたけれど、タクシーを待たせていると落ち着けないし、ゆっくり見学したかったので断りました。
それに、もともとは歩いてくる予定だった距離です。
そして、実際、2つともゆっくりと味わう価値のある教会でしたし、イリーナ通りからノヴゴロド観光ハイライトのクレムリンまでの地方都市の町並みも、なかなか楽しい散策でした。
<2013年ロシア旅行:簡易旅程>
7/06土 出国&モスクワ到着
7/07日 モスクワ1日目(国立歴史博物館と民芸品博物館)
7/08月 モスクワ2日目(クレムリン)
7/09火 モスクワ3日目(トレチャコフ美術館)
7/10水 ズズダリ
7/11木 ウラジーミル
7/12金 モスクワ4日目(コローメンスコエ)
7/13土 ペトロザヴォーツク経由でキジ島へ
7/14日 ソロヴェツキー島1日目
7/15月 ソロヴェツキー島2日目(ザヤツキー島エクスカーション)
7/16火 サンクトペテルブルグ1日目(ロシア民族学博物館ほか)
7/17水 サンクトペテルブルグ2日目(エルミタージュ美術館)
7/18木 パヴロフスク宮殿&庭園
7/19金 ノヴゴロド1日目★
7/20土 ノヴゴロド2日目
7/21日 サンクトペテルブルグ3日目(宗教博物館・ユスポフ宮殿ほか)
7/22月 サンクトペテルブルグ4日目(ロシア美術館)&出国
7/23火 成田空港着
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
詳細旅程はこちら。
「2013年ロシア旅行~13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現させた旅行【旅程一覧】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10797557
準備編や帰国後の全体の感想は、ブログ「まみ's Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/)に掲載しました。
「“新しい町”を意味するノヴゴロドは、実はロシアで最も古い町のひとつで、とても静かないなか町。ロシアの年代記によれば、乱れる国土と人民を治めるためにこの地に招かれたルーシ(海の民とも呼ばれたノルマン族で、俗にいうヴァイキングでヴァリャーグ、おそらく今のスウェーデンあたりにいた部族)のリューリクによって、862年にノヴゴロド公国が建てられた。
その後、リューリク王朝はヨーロッパ・メシアを7世紀半にわたって統治し、ロシア国家の基礎を築いた。
ノヴゴロドは、「ヴァリャーグからギリシアへの道」と呼ばれる古代の貿易路の中心地のひとつで、町を流れるヴォルホフ川を経て、コンスタンチノープルまで延びるヴァイキングの交易拠点として、また中世にはハンザ同盟との貿易を独占して発展した。ハンザ時代のノヴゴロドは、ヴェーチェという民会によって行政が行われる、一種の共和国でもあった。
ノヴゴロドは奇跡的にモンゴル軍の破壊を免れ、独立を保ったが、イワン大帝のモスクワ公国時代に1478年に併合され、その輝かしい一時代を終えた。
ノヴゴロドはロシアの歴史発祥の地として、今なお“偉大なるノヴゴロド公(ガスパジーン・ヴェリーキー・ノーヴガラド)”と敬意を込めて呼ばれている。」
(「地球の歩き方 ロシア(2012~2013年版)」より)
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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なんだか可愛らしかったノヴゴロドのバスターミナルの建物
ノヴゴロド到着14時頃。
ノヴゴロド観光をじっくりしたかったため、サンクトペテルブルグの日帰りにせず、1泊2日にしたプランとし、1日目は市内観光、2日目は郊外の修道院や木造建築博物館に行くつもりでしたが、スロースタートだったため、1日目は半日観光も同然となってしまいました。
しかし、ノヴゴロドに到着したときにちょうど雨がやんだばかりだったようで、その意味ではタイミングは悪くなかったようです。 -
バスターミナルのすぐお隣が、まるで教会か館のような建物のノヴゴロド駅
サンクトペテルブルグからノヴゴロドまでのバスの旅の詳細はこちらのハイライト旅行記にまとめました。
これら2枚の写真は、そちらのハイライト旅行記にアップしたのと同じです。
「2013年ロシア旅行〜13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現〜ハイライトその10【ロシアの列車とバスの旅】」
http://4travel.jp/travelogue/10807157 -
駅前から伸びるヴァスクレセンスキー並木通りをひたすら真っ直ぐ進む
バスターミナル&鉄道駅からホテルまで道は分かりやすくかったです。ほぼまっすぐ。
ホテルはクレムリンのすぐ手前にあるホテル・ヴォルホフで、ロケーションもバツグン。
ノヴゴロドのホテル・レポートはこちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2013年ロシア旅行〜13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現〜ハイライトその8【サンクトペテルブルグとノヴゴロドのレストランと食事(ホテルの朝食以外)編】」
http://4travel.jp/travelogue/10804519/ -
ホテルに向かう途中にあった広場
ヴァスクレセンスキー並木通りの突きあたりになります。 -
イチオシ
イリーナ通りのスパサ・プレオブラジェンニヤ教会(1374年)
この目の前までタクシーでやってきました。
なんと優美な教会でしょう。
「地球にの歩き方」にも写真がありますが、実物はそれ以上でした。
入場料は110ルーブル。
(2013年7月現在、1ルーブル=約3.5円で換算)
「ノヴゴロドで最もハンサムな教会イリイナー通りのスパサ・プレオブラジェーニヤ教会
1374年に建てられた白壁の美しい教会。外壁には14世紀のノヴゴロド教会特有の浮き彫りが施されている。
外側から見ても美しいが、この教会はフェオファン・グレクによって描かれたフレスコ画でも有名。近年の学術調査で内壁のの厚い塗装の下から発見されたものだ。ほとんど赤茶色と白のみで描かれた人物像は力強く、うちに秘めた感情があふれ出てくるかのようだ。有名なイコン画家アンドレイ・ルブリョフも、初期には彼の下で働いていたという。(後略)」
(「地球の歩き方 ロシア(2012〜2013年版)」より) -
本来ならイコノスタシス(イコンの壁)の向こうにあったはずの礼拝堂跡
この礼拝堂部分も、かつてはフレスコ画がぎっしり描かれていたはずですが、残念ながらいまは断片しか残っていませんでした。 -
中心の天井ドームから見下ろす万能のキリストのフレスコ画
おお、あれが必見のフェオファン・グレクのオリジナルのフレスコ画に違いありません! -
教会の壁に所々に残るフェオファン・グレクのフレスコ画
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階段を上がって2階へ行ける
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ドームの円柱部分の内側に描かれた聖人や天使たち
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2階から見下ろした礼拝堂跡
2階には、フェオファン・グレクのフレスコ画を見つけたときの様子や、その保存や修復についての展示がありました。
すべてロシア語なので、何が書かれてあるかさっぱり分からなかったけれど、少しだけあった写真でかろうじて何の展示か分かりました。 -
中世の要塞を連想させる、細い明かり取りの窓
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壁にかろうじて残るフェオファン・グレクのフレスコ画・その1
茶色一色で、どこかキュビズム的にも見えて、意外に現代的なかんじすらしました。 -
壁にかろうじて残るフェオファン・グレクのフレスコ画・その2
上は殉教場面です。聖人達が火にくべられています。
下は、聖母マリアがイエスをだっこしながら両手を広げてすべてを受け入れるような慈愛のポーズを見せている「しるしの聖母(パナギア)」とその他の聖女たちらしき姿が見られました。 -
壁にかろうじて残るフェオファン・グレクのフレスコ画・その3
厳かな雰囲気の聖人像です。
でも、とても厳しいけれど愛情深い父親か祖父のような温かみを感じました。 -
ドームの円柱の内壁の聖人像と天使像にもう1度注目
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イチオシ
目力に魅了される万能のキリストのフレスコ画
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天井ドームの万能のキリストのフレスコ画とその周辺の天使像
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こちらも保存状態が良かった聖人のフレスコ画
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アーチ天井に描かれた2人の聖人のフレスコ
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こちらの聖人からも強い目力を感じる
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全体の姿や組んだ指がとても優美
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顔にズームしてじっくり眺める
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こちらの聖人は顔のあたりの痛みが激しくて残念
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外に出たら青空がほんのり見えてきたので、スパサ・プレオブラジェンニヤ教会をもう1度撮る
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イチオシ
緑の芝生と白亜の教会のコントラストが静謐な空気を生む
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スパサ・プレオブラジェンニヤ教会のすぐ周辺は牧歌的な雰囲気
周りは住宅地ですが、この教会の周りには空間的余裕がたっぷりありました。 -
次に隣のズナメンスキー聖堂へ
「(前略)通りを挟んで隣に建つ、木造の門が特徴的なズナメンスキー聖堂は、1688年にピョートル大帝の援助で建てられた教会。ノヴゴロドの教会の建築様式とは異なり、「黄金の環」の周辺で見られる特徴を備えているという。内部の壁一面を飾るフレスコ画は1702年に描かれたもので、鮮やかな色彩が非常によく保存されている。」
(「地球の歩き方 ロシア(2012〜2013年版)」より) -
ズナメンスキー聖堂の門は木造の玉ネギドーム屋根と格子戸がすばらしい
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ズナメンスキー聖堂の門のドーム屋根に描かれた聖母子と聖人のフレスコ画
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ズナメンスキー聖堂の銀のドーム屋根
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ズナメンスキー聖堂の門の格子戸と中庭の様子
さあ、中に入ります。 -
小さな玉ネギ型ドームがある古めかしい鐘楼
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ノヴゴロド様式ではなく、モスクワで見たことがある様式のズナメンスキー聖堂
たとえばすぐに思い浮かんだのは、コローメンスコエのカザン教会です。
アーチが連なる廊下が1階と2階といった決定的な違いはありますが。
関連の写真
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=32240229
関連の旅行記
「2013年ロシア旅行〜13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現【第7日目:モスクワ】(1)コローメンスコエ:一日いても飽きない見どころいっぱいの都会の中の憩いの公園」
http://4travel.jp/travelogue/10854008 -
v内側から見た木造の門・その1
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内側から見た木造の門・その2
大きい方の門はかつて馬車が出入りした方でしょう。 -
木造の門の屋根にズーム
上のドームはキジ島の木造教会を思い出させます。
1枚1枚の木造の瓦のぎざぎざが実に魅力的です。 -
いよいよイリーナ通りのズナメンスキー聖堂へ
入場料は150ルーブルでした。 -
玄関ホールから色とりどりのフレスコ画に迎えられる
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白馬に乗った骸骨が意味深な戦いの場面
はじめは天使に導かれた聖戦かと思いましたが、むしろ天使が騎馬の戦士たちをこらしめているようにも見えました。 -
教えを説く聖人とそれに耳を傾ける信者達の図
中心の聖人はキリストっぽくはないですが、誰かは不明。
ひざの書物はきっと聖書。 -
興味深い様々な場面が描かれた玄関ホール
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棺桶のような箱を囲む天使たち
天使たちの衣装が、聖人のように長いので、いかにも近世以降の天使像というかんじがしました。
聖母マリアであれば、その衣装の色に赤と青が使われているのは中世より後の時代のキリスト教会がのお約束で、赤が血の色、すなわち救済や愛を、青が空の色、すなわち純潔や真実を意味したんだったと思います。 -
入ってきた重厚な扉を振り返って
ちなみに、玄関ホールまでは誰もいなくて、この扉の中から有料です。
と言っても、ここまで来ていて、中を見ないで帰る人はいないでしょう。 -
入口側の壁に描かれた「最後の審判」
私が東欧旅行で見てきた「最後の審判」の図像とはずいぶん違っていました。 -
両手を広げた慈愛のポーズの聖母マリア(左)と聖母子像(右)
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窓枠の上には、中世によく描かれた体のない翼だけの天使
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1番保存状態の良い「最後の審判」のフレスコ画をじっくり眺める
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赤い血の川には死者を地獄に堕とす悪魔たち
悪魔たちのそばには文字が書かれてあります。
悪魔たちのセリフが書かれていたのでしょうか、それとも悪魔の名前? -
「最後の審判」の上の方には、天国に導かれる人々
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赤い血の川には死者を地獄に堕とす悪魔たち
悪魔たちのそばには文字が書かれてあります。
悪魔たちのセリフが書かれていたのでしょうか、それとも悪魔の名前? -
審判の時が来たことを告げる角笛を吹く天使たちと、蘇った死者たち
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窓枠の上に聖人像、そして窓枠の両脇には聖人の生涯のエピソード
そこまでは分かったのですが、あいにく聖人が誰でどんな生涯エピソードがあるのかは分かりませんでした。 -
天井を支える太い柱に描かれた聖人像
正教会は武人の聖人もいます。
もと武人でなく、正教会にとって英雄だったので聖人に列せられたような聖人です。
カトリックにもいるかもしれませんが、カトリックの聖人は殉教者の方が圧倒的に多いイメージです。 -
アーチが連なる側廊
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窓の周りに描かれた体のない翼だけの天使と聖人像
立派な王冠を身につけた聖人は、もしかしたら正教会を国教化したウラジーミル1世とか? -
受胎告知の場面
聖書を読んでいた聖母マリアのもとに天使ラファエルがやってきて受胎告知をします。
告知される場面と、マリアがそのことを受け入れた場面かな。 -
儀式らしき場面が描かれたフレスコ
チェック模様の床がステキ@ -
判別できない絵があっても、一面ぎっしりフレスコ画というのは、実に迫力があってワクワクする@
-
聖人が描かれた柱から窓枠の上のフレスコがよく残っている部分にかけて
正教会の武人聖人で代表的なのは、アレクサンドル・ネフスキー。
ノヴゴロド公国の公でもありました。
彼はカトリック勢力のスウェーデン軍やドイツ騎士団がロシアに侵攻するのを許さなかった、ロシア史の英雄で、聖人に列されています。 -
ドーム天井から吊り下がるシャンデリア
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ドーム天井に描かれているのは聖母子像
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ドーム天井の聖母子像にズーム
顔があまりよく残っていないのが残念です。
全体に赤っぽいのは、フレスコ画の塗料の中で赤の方がよく残る素材ということかな。
聖母子は、幼子イエスをひざに座らせたマリアが両手を広げた「しるしの聖母(パナギア)」だと思います。
ググッてみたら、旧約の預言(イザヤ7:14)に由来しているとの情報が得られました。
イエスをだっこしているのではなく、受胎の様子を描いたものとは、初めて知りました。 -
再び「最後の審判」のフレスコ画〜審判を下しているらしき天使と懇願する死者
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地獄に墜ちて苦しめられる死者たちの部分
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美しいアーチ門と重厚な扉
玄関ホールから眺めた中への扉です。
見学を終わって出て来たときに撮影しました。 -
玄関ホールから外への扉を眺める
-
ズナメンスキー聖堂の中庭の建物
このあとは、クレムリンに向かって歩きました。
ちょうどホテルに向かって戻る方向にもなります。 -
イリーナ通りから眺めた町の一角
イリーナ通りでスパサ・プレオブラジェンニヤ教会やズナメンスキー聖堂があったあたりからヤロスラフの宮廷跡までは、このように閑静で美しい住宅エリアでしたので、散策も楽しかったです。
ヤロスラフの宮廷跡は、思ったより早く到着しました。
ノヴゴロド編1日目の後編へとつづく。
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