さぬきうどん１日ツアー２０１４０６

2014/06/08 - 2014/06/08

我が家の恒例行事の香川日帰りうどんツアー。今回は高松市内の店を攻めてみることにした。

エリア 香川

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

我が家から高松へは瀬戸大橋経由より明石海峡大橋経由の方がやや近い。梅雨の真っただ中なので曇りで視界はイマイチ。それでも絶景だね。

今日の第１店目は高松市郊外の庵治にある「山」へ。名前の通り、そのまんま小高い山の上にある。

店の庭からは箱庭のように集落と瀬戸内海が見える。

この店、倉庫だった建物をそのままうどん屋にしているらしく、天井はトタンがむき出し。でも広々としている。まだ２０代とおぼしき若い主人が奥でうどんを打っていた。

席からは外の景色が見えるようにしてあり、手作りの工夫が随所に見られる。

冷やかけうどん２１０円。出来上がりを待っている間、トントンと包丁の音が聞こえてきたのだが、やはり手切りだった。麵が捻じれているのでわかる。丁寧に切ってあるのでほとんど太さは揃っている。うどんは固くしかし弾力がある。冷たいイリコ出汁で締められて極上の旨さ。手間暇かけてこの値段は感動もの。

２店目は、高松港近くにある「麦蔵」へやって来た。

ちょうど昼時だったので店の外まで人が並んでいた。外見はセルフ店みたいだが、フルサービスの一般店なのだ。

待つこと１５分。たのんだのはかしわ天ざる。ほとんどの客がこれをたのんでいた。６２０円と値は張るが、それだけの価値はある。宮崎地鶏の天ぷらが旨すぎる。唐揚げと遜色ないカリカリ感、鶏の身の旨味とジューシーさ、鶏好きの自分も完全に降参。鶏の事ばかり書いてしまったが、うどんももちろん旨い。ここは水分が多いしっとりもちもちした麵で、よく伸びる。量も多い。ちなみに子供がたのんだかけうどんは２８０円と安い。しかしここは何をおいてもかしわ天ざるをたのむべきだと思う。

腹ごなしに、港近くにある「北浜ａｌｌｅｙ」にやって来た。古い倉庫群をリノベーションして、雑貨屋や食べ物屋が集まっている。ぶらぶら歩いていると気持ちが良い。

店の中も雰囲気が良い。若いカップルも多かった。

お次は、サンポートにある四国ショップ８８へ。香川県を中心とした四国の名産品がずらりと売られていた。

３店目は、栗林公園の南にある「うどん番長」へ。

ここも一般店。有名店で長年修業した主人が満を持して開店したらしく、期待が高まる。ぶっかけうどん３８０円。器も盛りもきれいで食欲をそそられる。自分好みの固太麵。噛むのに苦労するほどの固さ。普通の人が食べたら固すぎると感じるだろうな・・・妻はイチオシのカレーうどん５００円を食べていたが、これもさすがの旨さだった。

腹もふくれてきたので例によって温泉で中休み。今回は高松市南部にある「クレーターの湯天然温泉きらら」へ。香川は案外日帰り温泉が多く、毎回違った温泉を楽しめるからいいね。施設は清潔で露天風呂も広々としてゆったりくつろげる。泉質は単純泉らしくあまり普通の湯と変わらんかったような・・・

さて、４店目はただの民家にしか見えない。看板もないし表札もない。しかし戸が開いており、恐る恐る中に入ると小麦粉の大袋が山積みされておりそれとわかる。その名も「橋本製麺所」。

家の奥ではＴＶの音がしており、何回も声をかけるとおばあちゃんが出てきてくれた。「うどん玉をいただけますか？」「ええよ。」もちろん、お椀と箸と醤油は家から持参している。壁の値札を見ると、１玉７０円！うどんツアー史上の最安値を更新した。（これまではは道久製麺所の1玉７５円が最安）

お椀にうどんを入れてもらう。箸をつけると、うどんがひっついている。・・・作り置きだった。

時刻はもう１６時前だったので致し方ないか。おばあちゃんの話を楽しく聞きながらうどんをいただけただけで満足だわ。いつから製麺所をやっているんですかと尋ねたら、さあ、５０年くらいかな、もう忘れた、だって。ごちそうさまでした。

本日のフィナーレは、「もり家」。夕方なのに広い店内はほぼ満席。ひっきりなしに客がやってくる。

かけうどん３５０円をたのむ。ここは一般店で、店員の対応も良く、盛り付けが美しい。こういう所が人気の所以かと思ってうどんを口に入れると・・・完璧だった。これは流行るわけだ。

帰りは道の駅みろくに立ち寄って行きと同じく鳴門、淡路経由で帰路についた。２００３年から始まった我が家のさぬきうどんツアー、これでついに５０店達成。次は１００店目指してがんばろー。