2014/06/05 - 2014/06/06
101位(同エリア397件中)
おぷさん
荻上直子監督、小林聡美主演の映画「めがね」の映画ロケの舞台となった与論島へ3泊4日。
1日目は舞台となったホテル「民宿ハマダ」こと「ヨロン島ビレッジ」に宿泊、2日目以降も島の各所にあるロケ地を巡ります。
旅の前半戦(こちらもロケ地巡り)はこちらです
http://4travel.jp/travelogue/10895543
<旅のトピックス>
・サラリーマンバックパッカー一人旅
・与論島は30年ぶり(!)2度目の訪問!
・映画「めがね」のロケ地をめぐる旅
・バラエティ番組「ロケみつ」の最終ゴール地点でもあります。
<スケジュール>
6/4(水) 9:35名古屋→11:50那覇(SKY)
12:55那覇→13:35与論(RAC)
(ヨロン島ビレッジ泊)
6/5(木) 与論島 ←★いまここ!
(ヨロン島ビレッジ泊)
6/6(金) 与論島
14:00与論港→19:00那覇港(フェリー)
(那覇のホテル泊)
6/7(土)20:45那覇→22:50名古屋(SKY)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 船 JALグループ スカイマーク 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
「おはようございます。朝です。」
ヨロン島ビレッジの朝は今日もおだやか。
・・・とイイたいところですが、並びの部屋に電話工事をしている業者の団体さんが泊まっていて、みんな仕事で朝早いのでばたばたしています。
ちなみに、そのおじさんたちとは昨日仲良くなり、食事を一緒にしたり、酒をがんがん飲んで大盛り上がりしました。
ヒトクセもふたくせもある方たちばかりでしたが、仲良くなるとみんな優しくて親切で陽気で楽しい人達でした。 -
さっそく、朝ごはん。
とにかく、こちらのホテルのご飯は美味しいと評判。
今日の朝ごはんは和食です。 -
鮭の切り身に、お漬物とシンプルながら、味加減などが”絶妙な塩梅”です。
-
茄子のおひたしも、家庭の味っぽくもあり、上品な味付け。
朝からご飯がすすむ、すすむ! -
宿のおかみさんと話していると、昨日仲良くなった電話工事のおじさんたちが明日出て行くことになったので、「今夜はバーベキューでもしようかと思って、ご一緒にいかが」と誘ってくれたので、二つ返事でOK。
まさに映画「めがね」の1シーンのようじゃないですか。
ところで、レストランに飾ってあるこの写真は・・・もちろん、お分かりですね。そう「メルシー体操」。
ここのスタッフの方々かな? -
今日も、バイクを借りて、島中をひたすら走りまくります。
まずは、与論島の観光のメインと言っても過言ではない、こちらのビーチへ。
大金久海岸なのですが、一般的には「百合ヶ浜」のあるビーチといえばわかりやすいでしょう。 -
百合ヶ浜は、海岸の沖合1.5kmの地点にあるサンゴで出来た島で、海の潮加減で出てくる日とそうでない日があるとのこと。
こちらは、その百合ヶ浜まで行くためのボートの受付所。
やっている気配はありませんね。 -
運が良ければ、この正面に百合ヶ浜が見えるのですが・・・今日は残念ながら小潮のため、浜は見えないようです。
近くにいたおみやげ売りのおばぁに聞いてみると、出てくるのは夕方、と言っていました。
ちなみにこのおばぁ、星の砂をくれたり、コーヒーくれたり、とっても優しい島のおばぁでした。(もちろんその後に土産物売りつけられましたが、まあ仕事なので)
家族や子どもがいるというと、「今度はぜひ一緒においでね〜」と言ってくれました。 -
あれが百合ヶ浜があれば、乗って行けるグラスボートのようです。
グラスボートはおそらく、床がガラス張りになってて海の中が見える、的なものですね。
30年前に来た時には乗ったかなぁ??百合ヶ浜には行ったような記憶がうっすらあるので、もし当時からあれば、たぶん乗ったのかな? -
誰かが並べた、砂浜のアート。
というか、一番の観光地なのに、私以外にだーーーれもいません。貸切状態です。
1日にお客さん何人くらい来るんだろう?ひょっとしたら、10人程度かも・・・ -
こちらもサンゴのオブジェ。
誰もいない海辺でまったりとたそがれます。
途中、現地のおじさん(朝から酔っ払ってる)が現れて、島の現状などの話を30分位しました。
「とにかくこの島は何もない!会社もないから、仕事が無い、だから金もない!だからこの島は町から市になることは永遠にないんだ」的な愚痴をさんざん聞かされました。
やっぱり、現地の方々は苦労しているのですね。
(ただ、酔っ払いながら話すおじさんは楽しそうでしたが)
のんびりできてイイ島だな〜と思うのは観光客だけなのかなぁ。 -
1時間ほどゆっくりして、今度は南の方にあるビーチへ。
こちらは赤崎海岸。
灯台がシンボルです。 -
こちらの海岸は「めがね」のロケとは特に関係がないのですが、何気なくある、海岸前の「美咲」という名前の食事処に入ってみると・・・
-
ここはかき氷屋さんのようです。種類が豊富で、よく見ると、メニューに「めがね」の文字が!
さくらさんのかき氷が食べられる店!!
さっそく、座って注文です。
それにしても「キムラのアホ」とか変な名前のメニューもいろいろ・・・ -
出てきました!こちらが「さくらさんのかき氷」!
実際は、店の仏頂面なハゲオヤジさんが作ってくれます。
ひとくち食べてみると・・・うまい!!
染み入ります。この店からは海が見えないのですが、映画のシーンのように、頭のなかに青い海が広がってくるようです。
下にあずきが入っているのですが、映画と異なるのは麦も入っています。
写真の小サイズで300円、普通サイズは500円で半端ない大きさです。 -
このかき氷屋さんはなんと情報ノートあり。
壁の至る所にも落書きがあって、バックパッカーな香りがする店です。
店のオヤジは無愛想ですが(というかシャイな方?)奥さんはとても愛想のいい人。
置いてある本に、与論島の特集が乗っていて、漫画家の「北見けんいち」先生がよく来られるのだそうな。
あの「釣りバカ日誌」で有名な方です。 -
つづいて、「めがね」のロケ地巡りシリーズ!
はい、外観だけでもうお分かりですね。
そう、こちらが薬師丸ひろ子演じる「めがねの友達」が経営する「マリンパレス」!
「あそこは、たそがれるにはちょっと・・・」 -
ただ、実際はめちゃめちゃ親切なおかみさんがいて、写真を取らせてもらっても良いか聞いてみると、看板まで外に出してくれました。
「2,3日に1人くらいは、やっぱり映画のこと知ってて訪ねてくる人がいますね〜」とのことで、相当の有名スポットのようです。
ほんとはこっちの宿にも泊まりたかったぁ〜。 -
裏の畑も!
「午前中は畑仕事、午後からはお勉強会。」
当時は里芋を植えていたのですが、今年はサトウキビを植えているのだそうです。 -
宿の中も見せてもらいました。
これぞ、「ザ・民宿」といった感じの、最高に落ち着けそうな感じのつくりです。
僕が子どもの時に来た「ちびっこ探検隊」のツアー客が、今も毎年こちらに泊まっているのだそうな。
ちなみに、私が30年前に泊まっていた「緑風荘」という旅館はもうなくなってしまったようです。残念。 -
与論小学校。
映画のメルシー体操を踊っていた子どもたちも、もう大きくなって卒業しちゃったかなぁ〜? -
与論中学校。
こちらは映画の中で市川実日子演じるハルナが教師をしていた高校として、ロケで使われていましたね。 -
「最南端は、最先端!」
すばらしい教育ポリシー。 -
そろそろ昼近いですが、続いてバイクで「サザンクロスセンター」までやってきました。
入場料400円。
5階の展望台から島中が一望できます。
天気が良ければ、沖縄本島や徳之島まで見えるらしい・・・ -
入場してお金を払うと、その受付のすぐ横に、あの自転車が!
映画の中でもたいまさこ演じるさくらさんの乗る自転車です!
「いいなぁ、ボクも乗りたい!」
すると、係の人が「乗ってもいいですよ。1階のフロアだけなら運転もできます」とのこと!!
超テンションアップ! -
ここは名シーンですね。
マリンパレスを慌てて出てきたタエコが道に迷ってしまい、疲れ果てた時に、どこからともなくさくらさんが自転車に乗って登場。
無言で後ろに乗ってというときの優しい顔と、スーツケースをもって乗ろうとした時のなんともいえないさくらさんの表情、そしてその表情で察して、スーツケースを捨てて、手持ちカバンひとつでタエコは自転車の後ろにのせてもらうのです。 -
というわけで、ぼくも乗りました。
本当は後ろに乗りたかったんですが、運転もしたかったんですよね〜。
小さい1階フロアをゆっくり漕ぐと、キコキコといい音がします。
いや〜、この旅で最もテンション上がりました〜! -
他にも5階は展望台、4〜1階は展示ブースになっています。
与論島の歴史や自然がなんとな〜くわかります。
与論方言も。 -
このペナント、30年前に買った気がするなぁ〜〜。
っていうか、最近ペナントって見かけないよね? -
さて、お昼時なので、いったん町の中心地へ。
ちょっと小高い丘になっている場所にあるおしゃれなギャラリーに来てみました。
こちらでTシャツを1枚購入。 -
横には「海カフェ」というおしゃれな喫茶店があります。
海がよく見わたせますが、お腹も空いていたので、こちらではなく、下にあるピザ屋さんへ。 -
建物としてはつながっているけど、すぐ下にはピザ屋さん。
こちらでミックスピザを注文。
もちろん生地から手作りで、専用の釜で焼いてくれます。 -
今日は朝から曇り気味で、お店に入ったところでちょうど雨が降り出してしまいました。
食べている間に止むといいけど・・・・ -
手作りピザと、昼間っからオリオンビール。
生地がカリカリで、最高!
食べている間、雨がスコールのように2回ほど降りましたが、そのあとは晴れ間がまた見えてきました。 -
一旦宿に戻って小休止してから、今度は島の中心地へ。
こちらは「舵引き丘」(ハジピキパンダ)という与論の新名所。
小高い丘になっていて、島中が見渡せます。 -
といっても、島中見渡す限り、サトウキビしかありませんが・・・
-
「だが、それがいい」
たそがれるには十分すぎる眺めです。 -
まだ開発中なのか、階段は途中までしかないし、なんだかこの中途半端感もいいです。
-
それにしても、することがないので、鍾乳洞があるときき、行ってみることに。
さきほどの赤崎海岸近くにある赤崎鍾乳洞。 -
受付に行ってみると・・・営業時間内なのに、誰もいなくて、やってません。
今日はもう店じまいかな?
受付カウンターには懐中電灯が3,4本並んでいるだけという恐ろしくシンプルな感じ。 -
というわけで、こちらの鍾乳洞はお預けと相成りました。
次回にとっておこう。 -
さらに、島の南部をバイクで走る。
夕方になると風も出てきて気持ちいいです。
風車を発見。 -
小さい島なので、本日は2周くらいしています。
与論城の跡地へ。 -
こちらも絶景。
この島じゃ、絶景じゃない場所のほうが珍しいぐらいです。 -
となりの神社には、与論島の英雄のお墓もあります。
飢饉で島が大変になった時、長崎へ移住する計画を立て、実行した親子です。ただ、移住と言っても簡単ではなく、差別や偏見などいろいろな苦難があったようです。
歴史を感じます。 -
そろそろ夕方なので、西側の海岸へ。
こちらは・・・えーと。
もうだんだんわからなくなってきましたが、たぶん品覇海岸・・・かな。 -
「夕焼けを見てたそがれるだなんて、意外と・・・」 -
そろそろ、宿に戻りましょう。
さすがに、一日たそがれまくって、逆に疲れました。 -
2泊目も同じ宿の同じ部屋にお世話になります。
ベランダからも夕日が見れて綺麗です。 -
今日の夕食は、同じペンションの並びに泊まっているおじさんたちとバーベキュー!
てっきりロケで使われた会場でやるかと思っていましたが、そちらは使用せず、新しい方のテラスで。
みなさん、今日もお仕事お疲れ様です〜。 -
宿の方が用意してくれたお肉や野菜。
シンプルですが、やっぱり美味しい。
下味の付け方が上手なのかな。 -
みんなで飲んで食べて騒いでいると、宿のスタッフのおじさんが、焼酎を差し入れに持ってきてくれました。
連泊していた団体のおじさんたちが最後の夜ということで、「与論献奉」をやりましょうということに。 -
まさか、ここで与論献奉とは、なんというおもてなし精神。
こちらのお酒は与論島の地酒「島有泉」。
黒糖(つまりサトウキビ)で作ったお酒です。
意外にあっさりすっきりと飲みやすくて、泡盛や薩摩焼酎とはまた違った味わいです。 -
まず、親のスタッフさんが1杯飲みます。
-
そして、周りの子にお酒を進めます。
ちょうどいいところで「と!」というと注ぐのをやめてくれます。そして一気のみし、最後に盃を反対にして手でしずくを受け、それを髪につけて神に返します、という意味になります。
ちなみに、こちらのスタッフのおじさんも、映画「めがね」に出演していたそうです。わかりますかぁ〜〜?
(ヒントは、かき氷のシーンです)
こうして、楽しい与論の夜は更けていくのでした。 -
朝。
もっとゆっくり寝たいのですが、自然に目が冷めてしまいました。
というわけで、朝の散歩。 -
宿からすぐ歩いていける「メーラビビーチ」への道。
映画でも出てきた、宿から山辺に行くシーンの道です。
っていうか、ほとんどジャングルなんですけど。 -
浜が見えてきました。
「春は毎朝、メルシーです」
残念ながら、誰もやっていませんでしたが・・・ -
こちらはタエコが編み物をしていた海岸ですね。
-
ケンに朝の挨拶をして。
-
朝食です。
本日は洋食。
毎日、メニューが違うから飽きません。 -
クラムチャウダースープ。
文句なしのうまさ。 -
目玉焼きに、ハムとお漬物。
特に、紫色のキャベツ(?)の漬物が最高にいい味!
さて、私も本日が与論島最終日。
朝食を食べて、さっそくバイクでまた島めぐりです。 -
今日も、隅から隅まで海岸めぐり。
まずこちらは宿からすぐの宇勝海岸。 -
どこの海岸もこの透明度。
そして、相変わらず誰もいません。 -
遠くにうっすら、沖永良部島が見えます。
-
昨日も来た、寺崎海岸。
何度来てもいいですね。 -
一人メルシー体操!
-
皆田海岸。
沖合に島があり、泳いで渡れるそうです。 -
与論島にゆかりのある作家、森瑤子先生の眠るお墓。
与論島ではお墓は必ず海の見える一番いい場所にあります。 -
シーマンズビーチ。
-
メガネ岩。
-
前浜海岸。
こちらからは沖縄本島が見えますね。 -
フェリーの港が見えます。
あとで、わたしもあの港から那覇へ向かいます。 -
供利漁港のある海岸。
漁港といっても、あいかわらず誰もいません。 -
島を一周して、昼になったのでビレッジにもどり、レストランで昼食。
頼んだのは、島の郷土料理「鶏飯」(けいはん) -
いろいろな具材をご飯に乗せて、鶏のだし汁で頂きます。
むほー!ダシがうますぎる!
2、3杯にわけて食べますが、なんだろう、この味。忘れられません。 -
宿の人に港まで送っていただく約束をし、まだ30分ほどあるので、ビレッジでビールを飲みながらたそがれ。
-
映画のセットもだいぶあちこち傷んできていますが、いつまでも残してほしいものです。
-
最終日もめっちゃいい天気。
-
映画に出てくるヨモギくんよろしく、ビールをいただきます。
最高に幸せ。
「自由は何か、知っている」 -
時間になってしまったので、宿の方が用意してくれた車に乗り込んで港まで。
メガネを落とさないようにね。 -
フェリーが島に向かっているのが見えます。
-
フェリーの待合所に到着。
-
宿の方、本当に最期まで親切でありがとう。
送ってくれた車を見送ります。 -
那覇まではフェリーで5時間(!)。
けっこうかかりますねぇ。
チケット代は2等で4700円ほど。 -
フェリーは2社が隔日で運行していて、毎日1便あります。
今日はエーラインフェリーでした。
かなり大きなフェリーで、揺れも少なくて安定しています。 -
さらば、与論島。
どんどん小さくなっていく島を見ながら、ぜひまた来たいとの思いを感じました。
まず今度は、息子を「ちびっこ探検隊」に送り込まないといけないなぁ。 -
那覇フェリー到着は18:55。
-
那覇那覇に1泊して、今回の旅も終わりです。
那覇で1泊したのですが、あまりにも都会すぎて、とくに面白いこともなかったので省略します。都会は一人旅よりも家族旅ですね。
「なにもないけど、満たされる」素敵な島、与論島の旅。
素敵な宿と人の出会いに大満足でした。
興味をもった方は、ぜひ訪れてみてください。
与論島 旅の前半戦(こちらもロケ地巡り)はこちらです
http://4travel.jp/travelogue/10895543
映画「めがね」好きな方は、ぜひ「いいね!」していただけるとうれしいです。
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