2014/05/23 - 2014/05/25
29位(同エリア686件中)
YAZさん
羽田からの早朝の便で石垣島にやってきた。途中うとうとしたせいか3時間のフライトはさほど苦にはならなかった。
石垣空港から港まではタクシーを使った。わずか数時間前には高い建物の合間を車で走っていたのが嘘のように、今はサトウキビ畑や牧場沿いを車は走っている。空がとても広く感じられた。
タクシーの運転手が牛の話をしてくれた。「ここで育った子牛がセリにかけられて松坂牛や神戸牛になるんだ。だから、ここの石垣牛はおいしいのさ。」乗っていたタクシーは別のタクシーに追い抜かされた。このタクシーはまるで牛のようにゆっくりと港に向かった。
タクシーはゆっくりだったが港から小浜島に向かう船は高速だ。海面を蹴散らして船の後ろに白波を作りながら25分程で小浜島に到着した。
小浜島の港からはホテルの大型バスに乗ってはいむるぶしに向かう。いつ見ても稼働していない製糖工場の横を通り、サトウキビ畑を抜けるとホテルになる。
また、小浜島に家族でやってきた。
はいむるぶしはいつもと変わらない景色で僕らを迎えてくれた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 船 タクシー JALグループ
- 利用旅行会社
- 東武トップツアーズ
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朝の6時40分に羽田空港を飛び立ち3時間程で石垣島に到着した。今回乗った飛行機の機体にはジンベイザメがデザインされていた。
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一昨年の春に開港した新石垣空港では滑走路が長くなったのでこれまでより大きい旅客機が離発着できるようになった。
ただ、新空港から石垣島市内までの距離はだいぶ遠くなった。そのため、石垣港までタクシーを使っても30分近くかかるようになった。新石垣空港 (南ぬ島石垣空港) 空港
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小浜島に行くには石垣港から船に乗る。船が石垣港を出発してすぐに碧い海の上にいくつか島が見えてくる。石垣島から一番近い竹富島の先に八重山諸島のひとつ、小浜島が見えてくる。
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小浜島の桟橋をめがけて船はさらに進む。船は25分で小浜島に着いた。桟橋では船から降りて観光に向かう人達と石垣島に戻るために船に乗る人達が行き交う。はやる気持ちを抑えながらスーツケースを船から降ろす。
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桟橋の先ではかりゆしを着た人達がレンタカーやホテルの案内板を持って待っている。はいむるぶしの案内板を持っている人に到着したことを伝え、港に停車しているホテルの大型バスに乗り込んだ。
小浜港 乗り物
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バスは5分程走るとはいむるぶしの入口にたどり着きそのまま広い敷地を進んでいく。
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両側にヤシのある道を進むとレセプションのある建物が現れてくる。バスの到着にあわせスタッフが出て待っていてくれた。
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1回、また、1回と重ねていくうちに、はいむるぶしに来るのが今回で15回目となった。
家族での楽しい思い出がその分増えた。はいむるぶし 宿・ホテル
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屋根の上からシーザーが「また会えたね」とでも言いたげにこちらを見ていた。
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はいむるぶしの広大な敷地には様々なタイプの宿泊棟がある。手入れの行き届いた芝生に囲まれて気持ちが良い。
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宿泊したのは今回も海と西表島を臨む部屋だ。この部屋に宿泊するとカートがセットになってくる。敷地が広いのでカートがあると移動にありがたい。
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部屋にはテラスがついている。テラスからの眺めは変わらずに心を癒してくれる。
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ハンモックに体を預けながら海を眺める。
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この部屋のお風呂には魅了される。海を眺めながら湯船につかる。これはとても贅沢なことだ。このお風呂は お気に入り★
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青空が広がり白い雲が海の上を流れていく。テラスのソファに腰を下ろし暫く遠くに目をやる。ヒュるるると鳴く鳥の声が小浜島にいることを実感させる。
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正面に見えるのは西表島だ。国内12番目に大きな島だが90%以上が亜熱帯のジャングルとなっている。人の営みよりはるかに自然の営みの方が大きい島だ。目の前の島にイリオモテヤマネコが潜んでいるかと思うと少しわくわくする。
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娘のお気に入りのプール。このプールは都会にあるプールと違って時間がゆっくりと流れていた。
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太陽から降り注ぐ光がプールの水をとても柔らかくしてくれる。5月なのにプールの水がとても心地よかった。
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はいむるぶしのビーチの入り口。この場所は結婚式にも使われる。
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光が降り注いでいる。光の中で小浜島の海はエメラルド色に輝いていた。
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ビーチにはウッドデッキがある。ここでの読書は気持ちよさそうだ。
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シャコ貝の中にかわいい花が浮んでいた。見ていると心が和む。はいむるぶしの園内ではハイビスカスやブーゲンビリアをいたるところで目にする。
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ここでも時間の進みがゆっくりだ。小浜の海を眺めていると飲み物を注文することも忘れてしまう。
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朝のヨガのレッスンはこの屋根の下で行われる。初めてヨガに参加してみた。
インストラクターからは他の人のことを気にせず自分の呼吸や姿勢に集中するようにと言われた。思うようにはいかなかったがレッスン中も心地よい風が吹いていた。 -
ヨガのレッスンを受けた場所の先には開放的な景色が広がっていた。エメラルド色に輝く海と小浜島の緑を見ていると心が洗われる。
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敷地には沢山の木が植えられている。その中にガジュマルの木がある。沖縄ではガジュマルにはキジムナーという妖精が住むと言い伝えられている。心がきれいでないと妖精を見つけることができない。当然見ることはなかった。
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電動自転車を借りて食堂のある集落に向かった。集落までのまっすぐなこの道はシュガーロードと呼ばれている。NHKの連続小説のちゅらさんで有名となった道だ。のどかな風景の中を道がまっすぐにのびる。
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シュガーロードの途中にぽつりと松の木がある。その昔津波が押し寄せてきた場所に目印にこの松の木を植えたそうだ。集落はこの先の高台にある。
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シュガーロードの横には牛が放牧されている場所がある。牧場の先にはエメラルドグリーンの海が顔をのぞかせ、はっとした。思いがけずこんな景色を見ることができて幸せな気分になる。
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目的の集落にある食堂「シーサイド」。地元の人に混じって昼食をとった。娘は八重山そばをぺロリと食べた。
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ここが小浜島の集落に唯一ある商店だ。品揃えは多くはないが集落に行った際の数少ない立ち寄りスポットだ。釣りに使うウキや針も売っていた。
前本商店 専門店
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集落には2日間夕食でお世話になった居酒屋「結(ゆい)」もある。どの料理を食べても美味しい。小浜島に来る数日前には予約を入れておく。今回も予約の人だけで店は満杯になっていた。
小浜島料理 結 グルメ・レストラン
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結にも思い出がたくさんある。いつもなら、娘は昼間の疲れから食事の途中で寝てしまうのだが今回は2日間とも起きていた。娘が成長したことをここでも感じた。
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結で食べた海ぶどう。ポン酢と良く合って美味しかった。
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ここで初めて食べて感動したのがソーメンチャンプル。これが絶品。以来、結に来るたびに注文している。
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島豆腐のチャンプルを初めて注文した。この料理の味付けにうなってしまった。ゴーヤチャンプルはもちろん豆腐チャンプルも美味しい。
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集落の外れにある節さだめ石。案内文にはこの石に掘られている穴と星の方角で作物の植える時期を決めたと書かれている。
この島では星が生活に欠かせなかった。
ほんの少しの時間だが今回初めて娘と一緒に満天の空を眺めることができた。その星空を写真に残すことができないのが残念だが、言葉で表せないほどの凄い数の星だった。
娘が部屋に戻った後も30分ほどひとりで夜空の星を見上げていた。そうしていたら10個ほどの流れ星を見ることができた。そのひとつはとても明るく夜空を駆けていった。また、満点の星空の中に一定の速度でまっすぐに動く光を6、7個見つけることができた。夜中の3時なので飛行機ではないだろうし、飛行機であれば光を点滅させているはずだ。おそらくは人工衛星なのだろう。小浜島の満天の星に圧倒された。節さだめ石 名所・史跡
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朝陽に浮かぶはいむるぶしの木。また一日が始まった。
星が消えて南国の景色が現れはじめた。でも、見えなくなったけれど、満天の星がこの上に確かにあるのを知っている。 -
今回も楽しい旅行となった。自宅から5時間程で幸せになれる。小浜島にありがとう。
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帰りも石垣港から空港まではタクシーを使った。行きと違って帰りのタクシーのスピードは普通だった。
帰りのタクシーの運転手も牛の話をしはじめた。「子牛のセリの値段は50万円くらいかな。大きくなってしまった牛はセリでは値段がつかないんだよ。」
50万円が高いのか安いのかよく分からなかったが、タクシーは沖縄県で一番高い於茂登岳(525m)を横に見ながら空港に向かって走り続けた。
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