「東海道五拾三次」を歩く　　四、神奈川 ～ 程ヶ谷

2014/05/10 - 2014/05/10

歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次」に魅せられて、
広重が愛した道を、自分の足で歩いてみたくなった。

と書けば、なんとなく上質の旅行記のように感じるか。
本当のところは、２週間前に某テレビ番組に魅せられて、
ただ思いつきで始めてしまった企画でございます。

エリア 東神奈川・保土ヶ谷・弘明寺(神奈川)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩

いよいよ、おなかがすいてきた。

前回は不覚にも参鶏湯（サムゲタン）を食べてしまったが、
今回は是非とも「江戸」にこだわりたい。

都合よく、この辺りに老舗の蕎麦屋「勇喜屋」があるらしい。
ググッてみると、まさかの閉店。

もうコマはないので、次の程ヶ谷宿に賭けよう。

ここからは、急な上り坂がつづく。

歴史あるお寺は点在するが、
暑さにバテて、寄り道する気も失せる。

急坂の先には、なぜかゴージャスな白亜のマンション。

ビバリーヒルズ、六本木ヒルズ。
ここは何ヒルズか知らないが、
セレブはどうして丘の上が好きなのだろう。

坂を上れば、やはり坂を下ることになる。

そして、
坂を下れば、やはり迷子になる。
あるはずの浅間神社がない。

交差点を曲がってすぐのはずが、
歩けども歩けども、見つからない。
蕎麦屋と同じく閉店してしまったと思いたい。

が、道を間違えたのだろう。
交差点まで戻ると、神社は営業中だった。

突然だが、ここらの地形は実に奇妙。
右側はこんなにも丘陵、左側はこんなにも平地。

左側は海だったのでしょうか。

「やすさ、来やすさ、洪福寺松原商店街」

「やる気、元気、いわき」的な昭和を彷彿させるゲートをくぐると、
街道を埋め尽くす人、人、人。

まっすぐ歩きたくても、おば様が飛び出してくる。
ばばあ様が振り回す大根があわやニアミス。

だから、活気に満ちた商店街は嫌いである。

松原商店街 市場・商店街

なんとか無傷で商店街を抜けると、
世界は平和を取り戻す。

そして帷子橋を渡れば、程ヶ谷宿である。

時刻は１２時５分。
川崎宿を出発して４時間１０分後のことである。

この旅行記へのコメント （2）

• 前日光さん 2014/11/11 18:27:09

  とても４時間10分も歩いたとは。。。

  思えません。
  
  でもおま。さんって、ブツブツ言いながら、けっこう真面目に決めたことをやってますよね(゜∀゜)
  そこが良いところ？
  
  それにしても、人はどうして高い所に住みたがるのでしょう？
  津波の被害は確かに避けられる可能性が高い。
  
  でも、それ以上にやっぱり下界を見下ろしたいんじゃないでしょうか？
  猫も高い所に登った方が優位に立つみたいですよ。
  
  猫も人間もレベル的にいっしょなのね(・∀・)
  
  
  前日光

  おま。さん からの返信 2014/11/12 11:32:53

  RE: とても４時間10分も歩いたとは。。。

  ただ歩いてるだけですけどね。
  良くも悪くも、意志は強い方かな。
  
  で・・・
  実は、高層マンションに住んでます。
  
  高層マンションの３階ですが（笑）
  
  おま。