レッサーパンダ研究の旅〈11〉市川市動植物園

2014/03/26 - 2014/03/27

ず〜じゃん。にて、ご挨拶させていただいた市川市動植物園のレッサーパンダ担当さん。そこで3つ子たちの成長記録の発表や裏話などなど様々なお話を聞かせていただきました。
どうしても3月のうちに3つ子に会いたくて、行ってきてしまいました！

エリア 市川(千葉)

10日前のず〜じゃん。にて研究結果の発表させていただいた際に、市川市動植物園のレッサーパンダ担当さんとお会いしました。
3つ子の成長を見守り育ててきた担当さんの発表を聞いて、いたく感動した私はとうとうやってきてしまいました。3つ子に会うため、市川市動植物園にです。

この日はず〜じゃん。のときにお会いしたファンの方、またブログを書いているファンの方、そして開園当時から市川に通っているというファンの方までいらしていました。
これだけ多くの人に愛されている動物園というのはとても素敵ですね。

まずはウエルカムパンダの3つ子にご挨拶。
生で見る3つ子は初めてです。仲良くお昼寝していますね。

常連のファンの方に案内していただきつつ、奥のレッサーパンダ達にも会いに。
こちらはソラちゃんです。めちゃめちゃかわいい顔をしています。
お母さんは美魔女と呼ばれるナミさん。確かに目を見ると、ナミのキラキラ瞳を受け継いでいるのが良くわかります。

日本平のシーちゃんもかなり美少女であまり変顔を見せないのと同じように、常連さん曰くソラちゃんもあまり変顔をしないタイプの子らしいですが…この日は素晴らしいポーズと変顔気味の寝顔＾＾；
貴重な表情を見ることができました。

こちらはハオ。ハオも3つ子で生まれた過去がありますが、お母さんのシーンファのお乳が足らず他の兄弟も亡くなり、人工保育で育てられました。
その後、ナミの子である同い年の2匹とまるで兄弟のように暮らし、市川の悪ガキトリオとまで呼ばれていたそうです。

現在は単独暮らし、今年度はソラとペアリングを組みました。
今年も期待できないかなあ…なんて話も聞きましたが、どうでしょうね。
私はうまくいっている気がしてなりません＾＾

フラン、か、イチ丸、です（∵；）
うーんイチ丸かなあ。ごめんなさい、わかる方は指摘してください…

イチ丸、フランともに3つ子のお兄ちゃんです。
イチ丸は毛並みのもふもふ感がとんでもなく素晴らしいです。
フランはあまり出てこなかった気がするので…覚えていない部分の方が多いです。
情けない；；

イチ丸は5月に新たにお嫁さんを迎えましたので、来年度はペアリングを組むことになると思います。
フランは…まだ婚活中かな？笑

いい顔で寝ているこの子は、3つ子、イチ丸、フランの父であるライチです。
ナミの子であり、先ほど述べました市川の悪ガキトリオのメンバーです。
現在は単独暮らしですが、残念ながらペアであったメイファが亡くなったため、今年度はメイファの妹のルルとペアリングを行ったようです。

ライチは、普段はぽや〜んとしたり、起きているときも園内の音楽に合わせるようにしっぽふみふみをしたりと園内一の癒し系パンダではありますが、繁殖期だけはパンダが変わったようにメスに猛アタック！！やる時はやる男、なのだそう。

日本平のシュウシュウも同じようなことを獣医さんに言われていたなあ…。
草食系というか紳士なパンダほど、繁殖期ではうまくアタックできるのですかね?

ライチとルルのペアリングはどうだったのでしょう。楽しみですね。

フェネックです。
いつも行く日本平は夜行性動物館にしかフェネックがいないので、陽の下でフェネックが見られるのはとても嬉しいです。
子犬っぽくて可愛い動物です。

最近なにかと話題のコツメカワウソ（笑）
流しカワウソ、カワウソと握手など様々なイベントが市川ではあります。
カワウソと握手、してきました(^ ^)
ひんやり肉球がたまらんです。

ですが、注意書きにもあるように、歯がとても鋭いので、口元には要注意です。

レッサーパンダに戻ります。

3つ子の反対側にはナミさんがいます。
3つ子のおばあちゃんにあたりますが、おばあちゃんとは呼べない美魔女オーラを持っています。
目がキラキラしているんですよね。表情も良く、この顔で見つめられた人はナミの虜になっちゃいます。
この日はちょっと元気がなさそうでしたが…。

大きい音が反響しやすい場所なので、静かに見守るようにした方が良いとのこと。

東屋の下に落ちパンダ。
3頭ともいますね。

リーちゃんがぼーっとしながらも、出入り口を見つめています。
もうすぐリンゴタイムなのです。

リンゴタイムということで飼育員さんがやってきました！
ユーちゃんがダッシュ、寝ぼけつつリーちゃんもトコトコ、明登は寝ぼけたままのんびりトコトコ。ユーちゃんの食いしん坊加減がよーくわかります。
写真右のように、ユーちゃんは飼育員さんにリンゴをねだっていますが、もうすでに何切れかもらっていて、リーちゃんはまだ食べていません。食べるスピードも、ユーちゃんは段違いですね。

やっと明登も来ましたが…

優花「もっとちょうだいってばあああ！！！」
なんだかすさまじいリンゴタイムです。

リンゴタイムが終わったら笹を食べたり遊んだり自由に動き始めました。
優花が乗っているところは、笹が刺さっています。あっという間に禿げちゃいますが。笑
優花と明登が上、梨花が下から笹を食べていましたが、食いしん坊優花以外は遊び始めましたよ。

…リーちゃん、何をしているのかな？

遊び始めたかと思いきや、とんでもない姿勢で笹食い！！笑
とってもマイペースなリーちゃん。みーんなカワイイですが、リーちゃんが一番面白くて可愛かったです。私のお気に入りです(^ ^)

あれ、パンダが落ちてる…

食べて遊んだら、すぐに寝る。
子どもですね。
食べるだけ食べて、元気いっぱい遊んで、電池が切れたように眠る。その間にどんどんと成長していくのです。

3つ子の成長を感じながら、市川に来られているファンの方がとてもうらやましいと思いました。
ぜひとも、この3つ子の成長をたくさんの方に見守ってほしいなぁと思います。

リーちゃん、そこは枕には硬いかなぁ…笑

あっという間に閉園の時間です。
しまわれちゃうかな〜と思いながら見ていたら、
「まだ中に入れないよ。最後に3つ子に挨拶していくお客さんもいるからね」
と担当さん。
最後までじっくり見させていただきました。担当さんの素敵な心遣いが嬉しく思いました。


この日は、担当さんに急に、本当に急に！！（笑）、ず〜じゃんで発表したことを事務所でやってほしいと言われました。
本当に急に！！ですよ！！笑

早々たる面々の方々に囲まれ、緊張に震えながら発表させていただきました^_^;
とはいえ、担当さんにたくさんフォローしていただき、発表を聞いていただいた方々からも飼育のプロとして様々なアドバイスをいただきました。
機会を与えて下さった担当さん、担当さんを紹介してくださったファンの方に感謝します。ありがとうございました。

飼育に関しては、やはりど素人の私には全くわからないことだらけでした。
研究を進めていくには、やはり現場を知る必要があると思います。

動物園と大学が手を組んで、動物園を研究の場、学びの場にしていく必要があると思います。
今の日本の動物園はどうでしょうか？娯楽施設の役目だけでは、動物園は成り立ちません。種の保全には、研究が必要です。研究をするためには学びが必要になります。

動物園の目的は
1.種の保全
2.研究
3.学びの場を与える
4.娯楽施設
とありますが、これは4本の柱ではなく、すべてが一体のものだと思うのです。

日本の動物園がさらに発展していくことを、そして大学と共に学ぶ場ができていくことを期待しています。

おまけ。
次の日はディズニーランドに行きました。笑
卒業旅行の一つです。

シンデレラ城、オススメです。意外と楽しい(^ ^)