2014/04/07 - 2014/04/10
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Weiwojingさん
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今回の京都旅行では「仙洞御所(せんとうごしょ)」と「桂離宮」の見学申し込みを宮内庁京都事務所にしていたので、この2箇所を中心に動き回わりやすいように計画を立ててみました。その上偶然にも、9日から13日まで京都御所の一般開放ともぶつかり、うまい具合に見学も可能となり、大いに京都の春を楽しむことが出来ました。
先ずは「仙洞御所」の見学です。地元の人に仙洞御所と言ってもあまり知らないようですね。仙洞御所は、皇位を退かれた天皇(上皇または院などと言われる)のお住まいで、後水尾上皇の御所として江戸時代初期の寛永7年(1630年)に完成しました。
それと同時にその北に隣接して東福門院(御水尾上皇の皇后、将軍徳川秀忠の娘和子)の女院御所も建てられました。古くは内裏のように一定の場所にあったわけでもなく、また必ず置かれていたわけでもありませんが、御水尾上皇以来現在の地すなわち京都御所の東南に定まりました。
御水尾上皇が御存命中の間に三度焼失し、その度に再建されて、それ以後霊元、中御門、桜町、後桜町、光格の五代の上皇の仙洞御所として使用されてきました。
嘉永7年(1854年)の大火で京都御所とともに焼失したのを最後に、ちょうどその時は上皇がおられなかったこともあり造営されないままとなりました。そのため、現在の仙洞御所には、2つの茶室以外に御殿等の建物は全くなく、敷地いっぱいに広がる庭園が往時の面影を残しているだけです。
(見学者用のパンフレットから参考にさせていただきました)
- 旅行の満足度
- 5.0
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仙洞御所は大宮御所の中にあり、大宮御所の門を入るとこの御殿がまず目に飛び込んできます。天皇・皇后両陛下を始め皇太子ご夫妻など皇室関係の方々が京都に来られるとここに泊まられるそうです。
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まずここは大宮御所の玄関部分で、御車寄です。
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大宮御所の屋根の装飾が見事です。今までこのようなものを見たことはありません。
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この飾りも興味深いですね。まるでフクロウの顔みたいです。
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建物を右回りで進むと、御殿の正面( 御常御殿 )に出ます。建物は和風造りですが、内部は大正年間に洋風造りに造り変えられたそうです。周りにはガラス戸がはめ込まれています。
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仙洞御所に入ると、建物類はほとんどありません。かつては御殿がいくつもありましたが、度重なる火災で焼失してしまいました。現在はこのような庭園だけが残されています。
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御所を進んで行くと、「北池」に出ます。仙洞御所に池は2つあり、一つはこの北池、もう一つは南池です。
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庭のあちこちに植えられている苔が太陽の光を浴びて、美しく輝いています。
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よく手入れされていますね。
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訪れる人は全くおらず、ひっそりしている。ここが京都の真ん中にあるとはとても思えないほどである。
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北池の近くに紀貫之の邸宅跡を示す石碑がありますが、これは明治8年(1875)の建立です。
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桜の花はもう終わりかけていて、散り始めています。
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南池には藤棚におおわれた「八ッ橋」が架けられていて、池の中央にある二つの島を結んでいます。
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こちらが南池です。
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仙洞御所内には茶亭が2棟あります。この茶亭は「醒花亭」で、庭園の一番奥にあり、南池を一望できる場所にあります。
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「醒花亭」の全景です。
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もう一つの茶亭は「又新亭」です。
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「又新亭」は明治17年「1884)に近衛家から献上された茶亭です。元々この場所には、修学院離宮から移築された茶室「止々斉」がありましたが、火災により焼失してしまいました。
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亭の門外には外腰掛けあり、茶会の際の待合でした。
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