2014/04/02 - 2014/04/02
8位(同エリア61件中)
キートンさん
ペルーからメキシコに旅の舞台を変え、旅の7日目はメキシコ入国2日目。
今日は11:30発のバスでグアナファトからサンミゲル・デ・アジェンデに移動する日。
後編は、サンミゲル・デ・アジェンデの街歩きをします。
サンミゲル・デ・アジェンデからバスで約30分、サンミゲルと共に世界遺産になっている「アトトニルコ」も訪れます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
サンミゲル・デ・アジェンデのバスターミナルに定刻より早い12:40頃到着。
セントロまで約2kmで、市バスもあるが、歩けない距離でもないので歩くことにした。 -
しかし街中に入ると歩道幅が極端に狭くて、上り坂と段差が多い。
昨日同様、宿までの行程で結構苦労する。 -
バスターミナルからなんやかんやで45分程かかって、ようやく今日宿泊する「カサ・ケツァール」に到着。
外見だけ見れば、宿なのか普通の民家なのかわかりにくい。 -
13:30前に到着して、15分程待てばチェックインできるということなので待つことにした。
待っている間、少し中をうろうろしてみたが、ここがまたなかなかおしゃれなのである。 -
間口は広くないが、奥行きがかなりある。
こんな通路もまるでスペインのアンダルシアみたい。 -
泊まる部屋の前にはパラソル付きのテーブル・チェア。
この宿もクチコミを参考に選んだのだが、グアナファトの「カサ・ディオニシオ」に続いて当りだなと思った。 -
部屋の清掃・ベッドメイクも終り、チェックイン。
部屋の広さはやや広めで、設備はシンプルかな。
エクスペディアで予約し、シングル1名で6800円くらいだった。 -
前面のガラスエリアが広く日が差し込むが、カーテンを閉めなければプライバシーの問題あり。
まあ、この奥には他の部屋が1室しかないので、人通りはほとんどないけど。
今まで泊った中であまりなかったタイプの部屋なので、新鮮ではある。 -
バスルームもシンプルだが、絵が飾ってある。
洗面台の流しが、昨日の宿と同様に柄模様になっている。 -
部屋の外を少し探険してみた。
中庭に階段があり。2階にも部屋がある。 -
中庭がいくつかあって緑が多く、木漏れ日が心地よい。
-
14:00過ぎに最小限の荷物で街歩きに出発。
北に歩いてまず目についたのが「サンフランシスコ教会」。 -
イチオシ
「サンフランシスコ教会」前の噴水。
天気のいい日に水の風景はいいね。 -
ハトもここで羽根を休める。
-
「シビカ広場」に建つ像。
誰なのかはわからない。 -
「メルカード」(市場)前を通って行く。
ここからさらに北に歩き、突き当りを左に曲がったところに「アトトニルコ」行きのバスが停まっていた。
タイミング良く出発する前で、バスは女子学生たちでほぼ満席になった。 -
バスは14:30頃に出発し、30分程で「アトトニルコ」に到着。
バス停から2〜300mのところにこの教会がある。
外観はグアナファト、リマ、クスコで見てきた教会とは異なり、外壁の上部は「グアナファト大学」を思い起こさせる。 -
白を基調とした建物に対してオレンジ色の鐘楼がアクセントとなっている。
「アトトニルコ」に関しては、「歩き方」には「聖堂の天井には宗教が描かれていて必見・・・」という記載が欄外スペースにあるくらいで写真も載っていない。
ネットで調べても、「アトトニルコ」に関する情報はほとんどなかったが、2〜3の旅行記を読んだ限りはどうも見る価値はありそうだった。 -
入口を入ると、「前室」から天井を埋め尽くす宗教画が目を引く。
なお、後に入場する教会の多くに共通することだが、入口に「NO FLASH」の表示がある。
これは、発行禁止だが撮影可と解釈できる。 -
赤系統の色を基調としていて派手さは押さえられているが、精密さには圧倒される。
「菊花紋」に少し似た立体的な造形も見られる。 -
「前室」から見た「身廊」と「祭壇」。
外観から受けるイメージより、意外に奥行きがあり、天井も高い。 -
側部の壁には薄黄の地に赤と青の衣をまとう、鮮やかめの壁画が描かれている。
-
「身廊」の高い天井にもびっしりと宗教画で埋め尽くされている。
宗教都市や大都市にある有名な教会であれば驚きはしないが、地方都市のサンミゲル・デ・アジェンデからバスで30分かかる片田舎の教会にこの見事な壁画が描かれているのは驚きだ。 -
「内陣」と「祭壇」。
世界遺産登録の正式名称は「サンミゲル保護地区とヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖域」となっている。
詳しいことはわからないが、ここがキリスト教の重要な「聖域」であることは雰囲気からも感じられる。 -
「袖廊」にも精密な彫刻と壁画が見られる。
面白いのは側部の壁には何も描かれていないのに、天井と窓枠に壁画が描かれていること。
そのへんは何か法則があるようだ。 -
全ての壁画を掲載するときりがないので、一部だけ掲載する。
-
「身廊」から見た「前室」方向の天井。
-
「前室」横の「袖廊」の祭壇。
一般入場は禁止のようだったので、「前室」から撮影。 -
ローカルバスに乗ってわざわざ来た甲斐があったよな。
そうは思わないかい?ネコちゃん。 -
イチオシ
独特のこの外観もこの街に合っていて個人的には好きだな。
-
バス停の方から見た教会。
本当にのどかな片田舎の街である。
来た時のバスを降りる時に聞いた情報では、16:00と17:00にここを出る便があるという。
街を散策しても良いが、教会以外に特に見どころもなさそうなので1時間の滞在で十分だった。
帰りのバスは10分前には到着していたが、のんびりしていて出発したのは16:10頃だった。
それでも帰りは20分程でサンミゲル・デ・アジェンデに着いた。 -
サンミゲル・デ・アジェンデに帰って来て、「ラコンセプシオン教会」まで歩いて来た。
-
目的地は「ラコンセプシオン教会」ではなくその隣の「エルグロマンテ文化会館」。
比較的広い建物なのだが、入口はこじんまりとしている。
このウシなのかブタなのかよくわからない像が目印。 -
「エルグロマンテ文化会館」はありがたいことに入場無料。
入場するとパティオ(中庭)を取り囲む回廊が目に入る。 -
緑豊かなパティオ(中庭)の中央に噴水の泉がある。
この建物はもともと「ラコンセプシオン修道院」であった。 -
階段の踊り場の壁には壁画が描かれている。
-
2階回廊から見たパティオ(中庭)と「ラコンセプシオン教会」のドーム。
「エルグロマンテ文化会館」は現在、芸術関係の教室を開講していて、市民会館のような施設となっている。
バレエダンス教室も見かけた。 -
2階回廊から見た「ラコンセプシオン教会」のドーム。
-
「エルグロマンテ文化会館」で見落とせないのが、この「シケイロスの壁画室」。
「イグナシオ・アジェンデ将軍の生涯についての計画」というタイトルだという。 -
イチオシ
ダビッド・アルファロ・シケイロスはメキシコの社会主義リアリズムの画家で、ディエゴ・リベラ、ホセ・クレメンテ・オロスコと共にメキシコ壁画運動を立ちあげた人物。
「リアリズムの画家」ではあるが、1948年制作のこの作品は彼にしては珍しく抽象的な作品だという。 -
また別室には、期間限定の企画展らしき作品もあり。
これ、通路を歩く度にバリバリとガラスが割れるのだが、警備員は歩いていいんだよという仕草だった。
「歩くと割れる」その変化もこの作品の一部なのか? -
17:00を過ぎ、日も傾いてきた。
西日がコロニアルな街並を照らす。 -
ソカロ(中央広場)の正面には、この街のランドマークともいえる「サンミゲル教区教会」。
-
宣教師がヨーロッパから持ってきた絵ハガキを頼りに、名もない先住民の職人が設計したという。
ゴシック風の造形に薄いピンクという独特の外観をしている。 -
ピンクの外観とはガラッと変わって、内部は重厚な感じ。
-
「祭壇」と中央の「ドーム」。
内部は意外にレンガ調だな。 -
「側廊」には小さいながらステンドグラスも見られる。
-
「歩き方」には見どころとして記載はないが、地図に載っている「闘牛場」が気になったので寄ってみた。
ソカロ(中央広場)から南東に10分程歩いた所にある。 -
誰もいない「闘牛場」。
内部に入ることができたが、観客席には入れなかった。 -
さらに南東に歩き細い急坂を上って行くと、「展望台」と地図に書いてある場所に出る。
「展望台」といっても駐車場にこんな歩道があるだけなのだが。 -
「サンミゲル教区教会」と「ラコンセプシオン教会」。
昨日のグアナファトの「ピピラの丘」が良かっただけに、正直ここからの眺望はいま一つだと言わざるを得ない。 -
展望台の下が緑地になっていて樹木が支障になっている。
夕方は逆光ぎみで、地形や建造物も一部を除いて平凡な感じなのである。
ジャカランダの花が咲く木々が良い感じで点在しているが、手前の樹木に隠れているのが残念だ。 -
緑地に咲くジャカランダと赤い花。
-
手前の樹木などが支障となるので、どうしても望遠域での撮影となる。
三脚は持参していなかったので、これ以上暗くなってから望遠域で撮影するとどうしても手ブレが大きくなってしまう。
夜景までねばろうかとも思ったが暗い夜道を歩くのも避けたかったので、19:00頃に展望台を後にした。 -
セントロに戻る途中の坂道から。
-
夜の「サンフランシスコ教会」。
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イチオシ
夜の「サンミゲル教区教会」。
独特の形状なので、ライトアップもちょっと幻想的だ。 -
ソカロ(中央広場)には多くの屋台が出ているので、適当に何か食べることにした。
-
値段も聞かずに適当にたのんだら、大きめのハンバーガーが40ペソだった。
昨日のホットドックが11ペソだったので、ちょっと割高に感じた。
まあ、牛肉も野菜もたっぷりだったので不満なほどではない。 -
ソカロ(中央広場)横から「サンミゲル教区教会」。
今日は、サンミゲル・デ・アジェンデの街歩きと「エルグロマンテ文化会館」や「サンミゲル教区教会」の見学もなかなか良かったが、2時間かけて見に行った「アトトニルコ」の教会がとても印象に残った。
片田舎の静かで小さな街の教会の、天井を埋め尽くす程の精密な壁画は、まさに「聖域」を感じさせるものだった。
「アトトニルコ」まで足を伸ばしたことで、この街を訪れた価値が格段に上がった気がした。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- 川岸 町子さん 2016/01/22 12:27:58
- 来ました❗
- キートンさん、Hola
無事にピピラの丘に登りました。
明るいうちに行き、帰りは日本人二人組といっしょです。
めっちゃ可愛く美しく感動しました🎵
今、サンミゲルデアジェンテの多分キートンさんがお泊まりのお部屋の隣の部屋にいます。
今晩は、ソカロで音楽会があり、大変な人通りでした。
VIPが数名おられ、警備の警官が多かったです。
でも夜8時にはホテルに帰りました。
素敵だし、ソカロから近くいいホテルですね❗
教えて下さり、ありがとうございました🎵
町子
- キートンさん からの返信 2016/01/22 20:37:06
- RE: 来ました
- Hola!町子さん。
旅先からのお便り、ありがとうございます。
2日前に偶然るなさんのグアナファトの旅行記を見て、町子さんがグアナファトに向かう直前と知りました。
ピピラの丘へのフニクラ(ケーブル)は運行してましたか?
あそこからの街並みを見て無事街に下りて来れたということで、安心しました。
現地で日本人と出会えたことは心強かったですね。
サンミゲル・デ・アジェンテの宿で、私が泊まった部屋がよくわかりましたね。
宿も気に入っていただけたようで、クチコミした甲斐があります。
ソカロでの音楽会は楽しめましたか?
人と警官が多かっただけかな?
昨年のヨーロッパの旅で、チェコのチェスキークルムロフを訪れた時、偶然1年で最も盛大なお祭りが開催中で、普段は見れない催し物を見れてラッキーでした。
思いがけないサプライズも旅を盛り上げてくれますね。
今日はメキシコシティに戻る日でしょうか。
治安は大丈夫そうですか?
最後まで気を付けて、楽しんで帰って来てください。
では、また。
キートン
- 川岸 町子さん からの返信 2016/01/22 21:04:58
- RE: RE: 来ました
- キートンさん、おはようございます。
ピピラは、明るいうちに歩いて登りました(笑)
他に人気があり、不安はありませんでした。
タクシーでの方法をホテルの方にお聞きしたら、歩いて行けるわよー、と。
キートンさんのサンミゲルデアジェンテの旅行記を現地で、改めて拝見し、あ〜、同じ場所と思いました。
欧米人の年配者が、めっちゃ多いですね!
長期滞在のようですね。
あ!今、鐘が鳴り響きました。
町子
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