2014/04/18 - 2014/04/19
26183位(同エリア54625件中)
ごんじさん
5/11で廃線になる北海道のJR江差線に乗ってきました。
北海道には数えきれないほど行っているけど、江差線は乗ったことがありませんでした。
今回が最初で最後の江差線乗車です。
ANAのマイルが貯まっていて使用期限も迫っていて、じゃーどこか行かなきゃ、という話から
急に決まった今回の旅行。
またまたお天気にも恵まれ、いい旅になりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
函館空港から連絡バスでJR函館駅へ。
久しぶりに来たなぁ。こんな駅舎だったっけ?新しくなったよね?
駅そばの朝市を冷やかしに。
海外からの観光客がたくさんいました。やっぱり中国人が多いかな?
ここも新しい建物ができてましたよ。お土産屋さんや食事できるスペースもある立派な建物。
「函館に来てカニを買わないなんて!?」という声を背に、一周してから駅に戻ります。 -
我々はこれから江差線に乗らねばならんのです。カニは買って帰れないのです。
廃線前になると鉄ちゃんが乗りおさめにやってくるわけで、土日なんかはすごい混雑らしい。
今日は平日(金曜日)だけど・・どうかな?
乗る予定の10:27発の電車は9:25に入線するというので、それに合わせてホームへ。
入線〜。 -
前から後ろから横から。ひととおり写真撮影します。
鉄ちゃんと思しき人は2、3人しかいません。
今日は空いているかも? -
車内はこんな感じ。
やっぱりいいよね〜ボックス席。これだけで旅情を誘うよ。
通常は1両編成だけど今日は2両です。
事前に「進行方向左側がいいよ」と聞いていたので、左側ボックス席をゲット!
してから、車中で食べるおつまみなどを買いに。
発車するころには満席になりましたよ〜。早く来て正解。
半分は観光客かな?
地元の人にしてみたら迷惑な話かもね。 -
木古内駅にて。
北海道新幹線の立派な駅舎が造られていました。
うーん、、新幹線ねー、、
まぁ地元民でもない、これまで一度も乗ったことがない我々がとやかく言うことじゃないんだけどさ。 -
幻の駅「あまのがわ駅」ゲット。
北海道夢れいる倶楽部という団体が、江差線の存続と町おこしを願って作った駅型モニュメントだとか。もちろん停車はしません。
通り過ぎる時に、奇跡的に撮れたぜ〜。 -
江差線の沿線は、いわゆる絶景ではありません。
でも森と川と、ところどころに雪が残り、のんびりまったり走ります。 -
約1時間半で終点・江差駅に到着。
折り返しの電車に乗る人+新たに乗る人で、早くもホームはごった返し・・
あとから聞いた話によると、土日はホームから人があふれるくらい混むんだとか・・うひゃー。
駅前の観光案内所で「江差駅来駅証明書」をもらいました。 -
江差のマンホール。
船と波と岩が描かれています。これらはあとで見に行きますぞ。 -
まずは腹ごしらえ。
予定していた寿司屋は「今日は貸し切り」と言われてしまったので、そばにあった定食屋で
にしんそばを頂きました。
写真が変な色になってマズそうに見えるけど、まぁまぁおいしかったです。 -
江差町の観光を始めます。
まずは江差のシンボル「かもめ島」へ。
“南北に細長く中央がくびれた特異な形が、かもめの羽ばたく姿に似ていることから”
名付けられたそうです。
端から端まで歩いても1時間もかかりません。なかなかの絶景なので、ここはぜひ歩くべし。 -
-
まずは「瓶子岩(へいしいわ)」。
さっきのマンホールに描かれていたのがコレ。
お祭りのときに立派なしめ縄がつけられるみたいですね。 -
「千畳敷」
-
灯台の2階には自由に登れます。見晴らしよくて絶景〜。
でも風が強い〜〜。 -
いいよ〜、この道いいよ〜。絶景だよ〜。
風がすごく強くて、髪がメデューサ状態。 -
「弁慶の足跡」
崖下の平らな岩盤に空いている大きな穴2つ。
これが、義経に伴って江差へやってきた弁慶の足跡なんだとか・・うーん?
潮が満ちると隠れて見えなくなってしまうので、見れただけヨシとしよう。 -
「キネツカ台場跡」
江戸時代後期に作られたもの。
明治2年、江差を占拠していた旧幕府軍は、攻めてきた新政府軍の軍艦に対してここから砲撃を行ったんだとか。 -
かもめ島の至るところにこの黄色い花が咲いていました。
なんていう花かな? -
かもめ島から江差町の中心へ向かって戻ります。
「開陽丸」
幕末期に江戸幕府が所有していたオランダ軍艦。
戊辰戦争や函館戦争などを経て、暴風により江差沖で座礁・沈没。
今あるものは復元されたものなんだとか。 -
「江差いにしえ街道」を歩きます。
ニシン漁で隆盛を極めていた昔の街並みを再現したいにしえ街道。
レトロな建物が立ち並んでいい雰囲気。 -
これはパン屋さん。
小さなイートインスペースがあり、パンとコーヒーで小ブレイク。
横に古い蔵があり、写真が展示されていました。
あとで出てくる、姥神大神宮のお祭りの写真・・これに心奪われました。
素敵な写真でした。 -
「姥神大神宮」
-
「横山家」
160年前に建てられたもの。
ニシン漁で栄えた横山家のお屋敷です。今でも横山さんはここにお住まい。
観光客は、ここでにしんそばを食べたり、ニシン漁全盛期のころ使用されていた生活用具などを見学することができます。 -
入口から奥へずーーっと蔵が並んでいる・・京都のウナギの寝床的な?
-
「江差の春は江戸にもない」といわれた時代の豪壮な建物。
この囲炉裏の部屋の高いふすま、すごいですね〜。 -
さっき通り過ぎた姥神大神宮で毎年夏に開催されているお祭り。
(これはポスターです)
これ、かなりよさげ〜〜。 -
「江差追分会館」
江差追分、という名称は聞いたことあったけど、どういう歌なのかは全然知識なく、行ってみました。
江差発祥の、いわゆる民謡?
信州中仙道の馬子歌が全国に広まり、越後に伝わったものが舟歌となって船頭達に
歌い継がれ、それが北前船によって江差に運ばれてきたらしい。
江差追分全国大会優勝者の歌声を聴くことができます。 -
追分もいいけど・・私が心惹かれたのは、さっきポスターも見た「江差姥神大神宮渡御際」。
15分ほどの紹介ビデオを見て、これはぜひ一度、実物を見に来なければと思いましたよ。
山車が展示されていました。 -
今日のお宿は、ここから車で1時間ほどの、せたな町です。
フェリー乗り場で宿の送迎の方と待ち合わせ。
途中、沿道の観光案内をしてもらいながらドライブ。
これがなかなか絶景でしたよ。 -
「親子熊岩」
まさに親子熊!右に母熊、左に小熊。小熊はお母さんを見上げています。
他にマンモス岩とかタヌキ岩とかあったけど、この親子熊岩が一番ヒット。 -
本日のお宿、国民宿舎あわび山荘です。
海のそばだけど山荘・・ -
設備はちょっと古いけど、清潔ですし、ウォシュレットもあるし、宿の方はみな親切です。
-
-
浴槽そばの木は桜です。
これが咲いていれば、花見露天風呂だったのに〜・・まだ全然、硬いつぼみ。
お湯は鉄分豊富で真っ赤。岩にふれたところが真っ赤に染まります。
足の裏とかオシリとか・・真っ赤! -
その名の通り、あわび料理が楽しめます。
-
あわびの刺身〜。
-
あわびの踊り焼き〜。これはオプション。
-
そして翌日。
土日の江差線は混雑が恐ろしくて乗る気になれなかったので、今日は函館本線で
函館に戻ります。
八雲駅に送ってもらいます。
このあたりの海岸ではマス釣りする人がたくさん!
大会なんかもあるらしい。 -
1時間ほどで八雲駅に到着。駅名がホタテ。
ホタテの養殖が盛んらしい。 -
でもマンホールは、ホタテじゃなくて・・星空?
星がきれいに見えるのかな? -
八雲から特急北斗に乗って、大沼公園駅へ。
大沼公園でカヌーに乗って遊ぶ予定なのです。
駅前にある「沼の家」というお店で大沼団子をゲット。
カヌーに乗りながら食べてやろうという魂胆です。 -
イクサンダー大沼カヌーハウスさんのお世話になります。
今日は我々だけの貸し切り。
風もあまり強くなく、駒ヶ岳もばっちり見える、最高のお天気です! -
今回のカヌーは2人乗りなので、私が漕がなくても後ろの人が漕いでくれる・・うしし。
というわけで、まーったり。 -
ツアーの途中でピザの配達があります。
とあるところでピザ配達人(?)が待っていて、カヌーに乗ったまま受け取ります。面白い。
湖内には大小126の島が点在しており、その中の1つに上陸してピザをいただきます。
これがなかなかイケル〜。 -
こんなハンモックのある島にも上陸。
ぶらーんぶらーん揺られて、うつらうつら・・ -
駒ヶ岳を眺めながら、ぶらーんぶらーん、、
時間を忘れてのんびりします。
本当はこのあと近くの温泉に行こうと電車の時間を調べていたのだけど
もうそんなのいいや。ここでずっとのんびりしていたい。。 -
カヌーハウスに戻ってくると、オーナーのヒゲさんが「よかったら近くを案内してあげますよ」って。
え〜ホント〜??嬉しすぎる〜〜〜。
というわけで、お言葉に甘えて、温泉の他にもう1ヶ所行きたかった「高橋山野草公園」に連れて行ってもらいます。
高橋さんという個人の方が、お庭にたくさんのお花を植えて公園として無料で開放してくださっているんです。
勝手に入っていって、勝手に写真撮りまくり〜。 -
すごいですよ、このカタクリの群落。
-
みっしり咲いています。
-
咲きすぎだろwww
-
ザゼンソウ。
-
高橋さんをお見掛けしたのでお礼を言って帰りました。
たくさんの人に来てもらって、楽しく会話ができればいいというので無料にしているんだとか。
太っ腹な方です。 -
続いて、ヒゲさんおすすめの水芭蕉群生地へ。
道路のすぐそばに、こんな立派な水芭蕉の咲いているところが。
今年は雪が少なく、すなわち水が少なく、ここも泥の中に咲いている感じ。
ライトアップの装置が設置されていました。
水芭蕉のライトアップってあまり聞いたことがないけど、そういうのを見に来るツアーが
あるんだとか。 -
-
大沼公園の駐車場でヒゲさんとお別れ。
あと少し、大沼公園を散策してから、大沼駅へ向かう予定。
大沼駅までは徒歩20分ほど。
大沼公園は「千の風になって」の誕生の地とされています。
作曲者、新井満さんの別荘が湖畔にあって、台風(だったかな?)の影響で別荘地が陸の孤島となってしまったとき、地元の人に助けてもらったお礼に、「千の風になって」の曲を地元アピールのために好きなように使ってください、と言ったんだとか。
記念のモニュメントもあります。 -
てくてく歩いて大沼駅に到着。
大沼公園駅と違って、駅前には何もありません。無人駅です。
待合室で電車を待っていると、さっき別れたはずのヒゲさんが再び登場。
あれ?忘れ物でもしたっけ?と思ったら、ちゃんと駅に着けたか確認しにきてくれたんだとか。
トボトボ歩いていたら拾ってあげようと思ってたんだとか。
うーん、優しいですねぇ。 -
ホームからも駒ヶ岳が見えます。
この後、反対方向からやってきた電車から降りてきた韓国人の団体にホームが占拠されました・・
噂には聞いていたけど、ホントに多いのね、中国・台湾・韓国人の観光客。 -
20分ほど電車に揺られて函館駅へ。
1泊2日の短い旅行でしたが、内容ぎっちりで楽しかったな!
もう乗ることはないであろう江差線よ、さようなら!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
59