2013/05/11 - 2013/05/11
4位(同エリア57件中)
frau.himmelさん
- frau.himmelさんTOP
- 旅行記570冊
- クチコミ0件
- Q&A回答14件
- 912,646アクセス
- フォロワー134人
NHKのBSで下記の番組を見ました。
世界SL紀行「石畳の町をSLが行く ドイツ モリー鉄道」
ードイツ北部、バルト海に面したリゾート地を走る、モリー鉄道。
美しい石畳の街を、鐘を鳴らしながら走る姿は、多くのSLファンを魅了し続けている。ー
行ってみたい!
乗ってみたい!
その姿を見たい!
そして乗りました。
しかし、またまた失敗をしてしまったのです。
そこで言われた言葉、
「例外として認めます!」。
何をやらかしてしまったのでしょうね。
PR
-
ロストックからバスでハイリゲンダムに向かいます。
今回ジャーマンレイルパスにしないで週末チケットを使った理由がここにありました。
ジャーマンレイルパスはバスには乗れないけど、州チケットや週末チケットはバスや市内交通にも使えるはずなのです。
ところが残念ながら、このバスには使えませんでした。
州によって違うみたいです。 -
バスはのどかなタンポポの田舎道を走ります。
-
沿道には日本でもおなじみの「IKEA」が。
-
ここには「マクドナルド」も。
-
ハイリゲンダム・パークプラッツで降りました。
ここで大勢の人たちが降りました。 -
私たちが乗ってきたバス「Kuestenbus」。
バルト海沿岸を走っているバスです。 -
モリー鉄道の案内板が。
左手の森の中に駅はあります。
右手にはバルト海の砂浜が広がっているようです。 -
森の小路を駅に向かいます。
-
私たちは、北ドイツを走る蒸気機関車モリー号に乗るためにやってきました。
テレビで見た街中の狭い道路の真ん中を、煙を上げて走っている蒸気機関車の姿。かっこよかったー。
その姿を実際見てみたい、乗ってみたい!。
モリー鉄道ハイリゲンダムの駅舎 -
チケットを買います。
モリー号は、ドイツ北部のバルト海岸に近い保養地 Bad Doberan(バートドーベラン)から Kühlungsborn West(キュールンクスボルン西)までの15kmあまりを40分かけて走る観光列車です。
私たちは中間のハイリゲンダムからバートドーベラまで乗りたいと思っています。 -
モリー鉄道の路線図。
料金は始発駅バートドーベランから終点駅キュールンクスボルン西駅まで3ゾーンで6.5ユーロ。
始発から真ん中のハイリゲンダムまで2ゾーンで4.5ユーロ
ハイリゲンダムからキュールンクス西まで2ゾーンで4.5ユーロ。 -
私たちはハイリゲンダムから始発のバートドーベランまでの片道だから一人4.5ユーロなのです。
-
駅舎の中には、バルト海の沿線の町らしく帆船の模型が飾ってあります。
-
駅舎に昔のモリー号の写真が飾られていました。
最初に走ったのは1886年と言いますからなんと120年以上の歴史を持つ狭軌鉄道モリー号、
かつては工場用に使用されていましたが、1976年に文化財に指定されました。 -
ハイリゲンダムは、バルト海(Ostsee)に面した風光明媚なところで、ドイツの高級海浜リゾート地です。
駅舎もなんとなくお洒落。 -
観光列車モリー号。
現在は、観光客や鉄道ファンに愛される人気の蒸気機関車です。
あちらに機関車が入線しています。反対向きに客車を引っ張るのですね。
子供たちがわーっと機関車に集まっていきます。 -
車掌さんは女性。
ドイツには女性の車掌さんは多いですね。
颯爽と歩いている姿はカッコいい!。
この車掌さんには後で大変お世話になるのです。 -
ホームでは駅員さんがなにやら2つのハンドルをグルグル廻し始めました。
信号機か何かの切り替え(?)。
カメラを向けるとニコニコと愛嬌を振りまいてくれます。 -
さあ、早く私たちも乗り込みましょう。
-
車内は大勢の子供たちもいて、とても賑やか。
-
サロンカー。
優雅にコーヒーとケーキを楽しみながらSLの旅。
でも混んでいますね。 -
そうこうするうちに反対車線にも煙を噴出しながら列車が入線してきました。
こっちの機関車は前を向いています。 -
あちらにも大勢の乗客が。
モリー鉄道って人気がありますね。 -
あちらが先に出発して、こちらの車両も間もなく出発のようです。
この時はまだ、私たちが反対方向に乗っていることなど全然気が付いていませんでした。 -
列車はハイリゲンダムの瀟洒な白い建物を後にして出発しました。
ここは2007年のサミットの開催地に選ばれた高級リゾート地です。
日本からは当時の安倍首相が出席しました。
丁度私もその時ベルリンに滞在していて、そのときのサミットの様子はよく知っています。 -
サミットに合わせるように、グローバル化に反対する大勢のデモ隊がハイリゲンダムに集まりました。
そのころはテレビでも毎日デモの模様などを映し出していましたので、ハイリゲンダムは注目の地でした。
私も、北ドイツのハイリゲンダムってどんな街なのだろう、って思いましたもの。 -
2007年G8サミット当時、ベルリン市内で買った新聞。
その当時の首相安倍さんご夫妻の、なんと謙虚なこと…。
謙虚は美徳って言いますけど、もう少し前面に出てもいいのに…。
なんとなく当時の日本の状況を見た思いでした。 -
列車は、森の中を抜けて走ります。
写真が悪いのは機関車が吐き出す煙のせいなのです。
当時デモ隊はこういう森の中にも集結していました。 -
一面の菜の花畑の中を走り抜けて行きます。
子供たちの笑い声を乗せて・・。 -
あの建物の向こう側にはバルト海が広がっています。
-
キュールンクスボルン・オストという駅で大勢が降りました。
-
みんな楽しそうにどこに行くのでしょうか?
でもおかしいわねー。
もうそろそろテレビに出ていた町中を走っていてもいいはずなのに・・。 -
なんとなく街に近づいたのかしら?
Goldner Karpfen「黄金の鯉」亭、ホテルでしょうか。 -
可愛いレストランの横を通ります。
これがテレビに出ていたカフェ?
ちょっと印象が違います。 -
と、思ったら、またまた田舎のほうに入っていきます。
おしゃれなお庭の大きな田舎家 -
心配になって通りかかった車掌さんに聞きました。さっきの女性の車掌さん。
「私たちはバートドーベランに行きたいんだけど、まだですか?」
車掌さん「これは反対方向です。次の駅で引き返してください。」と。 -
青天の霹靂。
反対方向に乗っていたとは全く気が付きませんでした。 -
次の駅についたらみんな降りました。
木製の荷車、この中に玩具やリュックなど、小さな坊やの全財産が入りそう。
これをパパかママが自転車で引っ張るのでしょうか。
ドイツ人は余暇を楽しむのが上手です。 -
なんとここが終点のキュールンクスボルン・ヴェスト駅でした。
ここはドイツ最大の長い海岸線を持つ海浜リゾート地です。
もう5時半近いですから、今夜は皆さんリゾートホテルに滞在するのでしょうね。 -
みんな楽しそうに駅から三三五五と散っていきますが、私たちはそういうわけにはいきません。
これから引き返さなければなりませんから、折り返しの列車に乗り込みます。
ガランとした客車。
ビニール張り椅子で、木製の天井、レトロな列車です。 -
車内に張ってあったモリー号の案内。
ところで私たち、チケットはどうすればいいのかしら?
①ここキュールンクス・ボルン・ヴェスト駅から始発駅バート・ドーベランまでの通し切符を買う?
②ハイリゲンダムからバートドーベランまでのチケットはあるのだから、ハイリゲンダムと終点キュールンクス・ボルン・ヴェスト駅の往復
③それとも、1人40ユーロの罰金・・・?
どうしたらいいのかわからないので、車掌さんに訳を話して指示を仰ぎましょう。 -
車窓の風景も楽しめません。
そこへ車掌さんが検札に。
先ほどの女性の車掌さんでした。
よかった、説明の手間が省けました。
「私たちはどうしたらいいですか?」って聞いたら、
「今回だけは例外として認めます(無賃乗車を)。」
あーよかった!
2人とも最悪40ユーロの罰金を払う覚悟でした。 -
現金ねー。それを聞いたら車窓の景色も美しく見えました。
最初に乗車した駅「ハイリゲンダム」。
建物が白で統一されていて、白い街といわれているそう。 -
車線切り替え?をしているさっきの駅の係員さん。
さようならー、どうもありがとう〜〜!。 -
-
機関車の煙の向こうに、馬車の行列が見えました。
-
牧場も。その向こうはバルト海
近くに競馬場もあるそうです。
ヨーロ ッパで最も古い競馬場で、毎年シーズンになるとバ ルト海競馬が開催されます。 -
タンポポの小路をサイクリングしている人。
気持ちいいでしょうねー。 -
連結車のところで風に吹かれて写真を撮ります。
-
そろそろ終点のバートドーベランに到着するようです。
手の届きそうなところに満開のサクラの花。 -
蒸気機関車の鐘の音を聞きつけて、子供たちが手を振ってくれます。
ここいらでは、蒸気機関車の汽笛の音も鐘の音も、騒音ではなく普通の生活音なんでしょうね。 -
石畳の上を走る蒸気機関車。
おばあちゃまと学校帰りの子供。
そうそう、こんな日常的な営みの中を走っているのよね。
この街の人にとって蒸気機関車は生活の一部なのでしょうね。 -
蒸気機関車が走るすぐ脇で談笑している人たち。
-
ここがテレビで見たカフェなのかしら。
反対方向に乗らなかったら、私たちもテレビの中の人になって、ここでお茶をして、町中をはしるモリー号の勇姿を眺めるつもりでした。 -
蒸気機関車モリー号はバートドーベラン駅に18:22分に到着しました。
始発から終点まで片道40分ほどの短い蒸気機関車の旅。
私たちは期せずして1時間20分の旅になりましたが・・。
カフェや町歩きは叶いませんでしたが、優しい車掌さんに出会うことが出来て、無賃乗車という汚点を残さなくてすみました。 -
モリー鉄道のマーク
-
ゆっくりしていられません。
別なホームからロストック行きの列車が18:30分には出ますので、それに乗り込みます。
ロストックで乗り換えてシュトラールズント駅前のホテルには8時過ぎに着きました。
明日はリューゲン島内を回ります。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
57