サラエヴォからドブロブニクへ3日間　Vol.5（ドブロブニク）

2014/01/01 - 2014/01/04

ずっと行きたかったサラエヴォとドブロブニクへスターアライアンスの特典ビジネス航空券で行ってきました。

（往路）
大阪（関空）→上海（浦東）→イスタンブール（アタテュルク）→サラエヴォ

その後陸路でサラエヴォからドブロブニクへ

（復路）
ドブロブニク→ザグレブ→チューリッヒ→上海（浦東）→大阪（関空）


ハードな旅程ですが、無事に何とか行って帰ってこれました。
同じルートを旅行する方や、ビジネスクラスの利用を考えている方の一助となれば幸いです。

Vol,5　ドブロブニクです。

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ドブロブニク2日目

昨日からずっと雨が降っていて、天気予報を見ても絶望的な感じ。
明朝早くに空港へ行かないと行けないのでルートを選定するのが今日の主任務です。

昨晩の食事からこの街の物価の高さに辟易としたので、朝は街のスーパーを探してパンとハムとチーズを買って食べました。

街は城塞都市で入り口から出口の港まで見渡せる大きさです。

朝が早いので人もいないしお店を開いていないので、とりあえず街をうろうろします。

港町らしく猫が沢山います。

港の突端にあったベンチ

晴れていればここから美しいアドリア海が見えるはずでしたが、今にも雨がふりそうな天気で、何も見えませんでした。

そうこうしているうちに城壁めぐりの門が開く時間になったので、城壁を一周します。

城塞都市なので、街の周りには大きな塀がありその上を歩くことができるようになっています。

高いところから街を見渡せ、また展望台と違って様々な場所から街を見ることができます。

街の中心部を見ると家がひしめき合っているのがわかると思います。
美しい瓦の家々、町の外に広がる大きな海。
ここは美しい街です。

塀の外側にも街が広がっています。

山の斜面を利用して家が立ち並び、城壁と同じような塀が連なっています。

城壁を一周している間に大雨になったので、いったん宿に帰って雨が小ぶりになるのを待ちました。

スルジ山へ登るケーブルカーも動いていないようだったし、もし登ったとしてもこの天気では何も見えないだろうと判断し、スルジ山はあきらめることにしました。

昼食をハンバーガー店で安く済ませてもう少し街をうろうろします。

街はプラツァ通りの左右に小さな路地がひしめき合っています。
路地は階段になっていてどんどん登っていく感じになっています。

人が住んでいる家からは人の声がしたり、立ち話をしてたり生活感が感じられます。

いったんピレ門から外に出てみます。

ほとんどの人はこの門からドブロブニク市街へ入ります。
大きな城壁と大きな門が我々を迎えてくれます。

この門の近くに市バスの停留所があり、タクシー乗り場もあります。

明朝の空港行きの方法にはバスとタクシーがありました。
バスのほうが圧倒的に安いのですが、確実に空港まで行きたいのでタクシーを使うことにしました。

このままプジェ門の方へ歩いて行ってみます。

プジェ門まできました。

ここから見る城壁と門もたいしたものです。

雨ばかりで本当にいやになります。

びしょびしょになるので宿に帰っては体を乾かしては出かけるというスタイルで過ごしました。
街中に宿をとっていて正解でした。

夕方になってようやく雨が上がり、鐘楼に日が差して赤く染まっていました。

ああ、この光がもっと早くこの街に届いていたらよかったのに。

スルジ山に面する斜面に日が差し、白壁と赤い瓦の家々が赤く染まります。

ベストシーズンとはいえないシーズンに訪れたので、この街の魅力をすべて知ることはできませんでした。
物価がものすごく高く、人もぶっきらぼうで典型的な観光地でした。
でもやはり多くの人が価値を認めている街だけあって、訪れる価値は大いにありました。

最後に…。

この街も戦火に巻き込まれ多くの損害を受けました。
城壁から見る限りその痕跡はもうわからなくらいに復興していました。
市街には紛争時の展示物が陳列されているところがあり、兵士の写真が壁一面に飾られていました。
旧ユーゴスラビアでは普段見えないところでも、戦争の傷が内包されているのです。