2014年　真冬でも緑あふれる屋久島へ

2014/01/11 - 2014/01/13

オフシーズンの１月３連休を活用し、以前から同居人が切望していた屋久島行きを決行。

島内には1,936メートルの宮之浦岳他1,000メートルを超える山がギュウギュウに40数峰連なり、海岸から山頂までの標高差により北海道から九州までの気候がひとつの島に共存する見本市みたいな島。
雪のため 正月はヤクスギランドへの道路は通行止となっていたそう。
そして「月のうち、35日は雨」。
…はい、３日間のうち２日はしとしと雨が降りました（笑）。
でも濡れた苔やシダは生き生きと美しく、空気までが緑に染まっているようでした。

エリア 屋久島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.5

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス ANAグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

ディレイで始まる屋久島旅。

鹿児島空港に11時35分着、南埠頭までは50分程で行けるので余裕をもって高速船に乗ることができるはずだったのにぃ。

バスの運転手さんは頑張ってくれましたが…。
13:20発 屋久島 宮之浦港行きの高速船が 海にすべり出ていくのが見えた。 \(~o~)／
船会社は航空会社とはなんのカンケーもないから、１分たりとも待っていてはくれないのだそう。
まっ、乗船している他のお客さんもいらっしゃるわけだし、定時運航は当たり前だわな。

船中で食べる予定だったお弁当を、鹿児島本港南埠頭旅客ターミナルで。

驚いたことにこのツアーの参加者は4人！ \(◎o◎)／
最少催行人員は14名なのに、どうして？
4人に鹿児島から同行してくれるツアーディレクターさん、屋久島ではバスガイドさんもついてくれて6人で行動。
結果的に贅沢な旅行となりました〜。

機体の準備遅れらしいけど、この日のスケジュール大幅に狂っちゃったよー。
「遅れまして大変申し訳ありません」
というアナウンスだけで済むんだから、エエなぁ。（←ちょっとイヤミを言ってみたいんです、笑）

余った時間を使ってターミナルとなりのドルフィンポートへお買い物に。

ドルフィンポート
http://www.dolphinport.jp/access/index.html

実は朝 急いでいて、運動靴を履いてくるつもりが別の靴をはいてきちゃったんです。

桜島をバックに凧揚げ、楽しそう♪

15:00発ジェットフォイル トッピーで鹿児島から種子島経由で屋久島へ出発。

ジェットフォイル トッピー・ロケット
https://www.tykousoku.jp/

なにかが降臨!?

人口の多い種子島で降りる乗客が多いため、屋久島に向かう船内はガラガラ。
高速船内ではトイレはもちろんOKですが、席では常にシートベルト着用。

凪凪の海に、夕日が沈んでいきます。

宿泊はシーサイドホテル屋久島に連泊です。
到着時はすでに日も暮れて真っ暗・・・。
この写真は翌日撮りました。

シーサイドホテル屋久島
http://www.ssh-yakushima.co.jp/

屋久島直行の船に乗り遅れ、次便は15：00発種子島経由。
その上ホテルから遠い安房港に入港したため移動時間もかかっちゃって、ホテルに着いたのは18時過ぎ。
夜が早い島らしく、ロビーにはもう誰もいなーい。

ツインのお部屋。

思いがけずシャワートイレ。 \(^o^)／

とにかく荷物をおいて すぐ晩ごはんに行かなくちゃ。

夕食・朝食は２日間ともこちら、レストランしゃくなげで。

ちょっとグロくて見慣れないこの物体は旭カニ。
濃厚で美味♪そしてミソがすごい〜。
私にはもう無理なので（笑）同居人にあげました。

知覧茶鍋にはウコンうどん。

トビウオ揚げ物。
ここも食べられるんです！

冷蔵庫には１滞在１本の水が用意されています。
超軟水の屋久島縄文水です。

大浴場で温まったら即寝ましょ。

翌朝目覚めて見るのは、鹿児島の県民ヒーロー 薩摩剣士隼人が登場するTV放送。
真剣に見ちゃいました（笑）。

今日は1周約130?の海岸線沿いの道を、反時計まわりに観光しつつまわります。

朝一番で白谷雲水峡へ。

はいってすぐに登る登る。(^_^;)

私たち6人の貸し切り状態で、すれ違う人もいません。

コロコロ岩に、モコモコ苔が愛らしい♪

うぅ、真っ白シロスケ。

さつき吊橋を過ぎたあたりから歩道もなくなり、雨に濡れツルーンと滑りそうな道を転ばないように慎重に歩いていると突然

二代大杉が。

緑の中に一点、椿の紅。

ここで折り返して戻ります。

さっきより少し霧が晴れてきました。

次は昨日見学する予定だった屋久島環境文化村センターへ。

天井からぶら下がっている青い玉は、雨の量をあらわしています。
「35日は雨」 は大袈裟としても、半端ない雨量なのは間違いありません。

祠のレプリカ。
岳参りは集落の人々が奥岳に宿る島の神にお参りする登山のことで、今日でも一部の集落でおこなわれています。

たくさん歩いてお腹が空きました。
屋久島観光センター２階のレストランで、屋久杉の器の盛り付けられた屋久杉膳 with たんかんジュース。

バナナ買いたいよー。
でもこの色じゃまだ食べられないし、キャリーバッグにも入らないよーーー。(T_T)

登山用品のレンタルもできます。
屋久島ではホテル等 様々な場所でレンタルが可能なようです。

吉田集落。

NHK 朝の連続テレビ小説「まんてん」に登場したお店だそうです。

屋久島は約1,400万年前に海底から隆起した花崗岩でできた島。
ふつうの集落の一角に この巨岩、やっぱり独特〜。

永田いなか浜。
ウミガメ産卵地として知られています。

粒が大きいのため 昔は線香たての砂として重宝されていたそうですが、今は当然持ち出し禁止。
で小さな貝がらを拾ってお土産に。

足あとでハートをかいてみる。

永田岬にはポツンと灯台。

屋久島で唯一、海岸線から世界自然遺産に指定されている地域にあるのが西部林道です。
道幅が狭いため、大型車は通行できません。

バスを降り、少しだけ散策。

さるのこしかけがきのこの一種だと知らなかった…。

またバスに乗って移動していきます。

思いっきり尖っているので撮ってみた（笑）。

大川（おおこ）の滝。

これで水量少なめだそうです。
滝壺までいくこともできます。

「トイレ案内が岩ってスゴイ！」
と妙なことに驚いて撮影。

ガイドさん曰く
「バック駐車しようとした車がコレにぶつかって止まり、この下の谷に落ちなくてすんだのですよ〜」
と思わぬ活躍ぶりを話してくれました。（笑）

中間ガジュマル。

ぽんかんの無人販売。
そろそろ季節も終わりに近く、ナント一袋100円！
２月くらいから たんかんだそうです。

菜の花満開。

千尋（せんぴろ）の滝。

一瞬、コンクリートで固めたのか!?と思った一枚岩。

ここを登り降りする人もいるんだって。
4人で「うーーーん、やりたいことは人それぞれ・・・」と無理に納得。
写真だと伝わりにくいですが かなりコワイですよ、ここ。

ご存知「ファイト一発」のCM撮影も行われた場所。

駐車場横のトイレの上は展望台。
壁に生えているのは雑草ではなくシダ。
なんか不思議〜。

2014年　緑の空気に包まれて 屋久島
http://4travel.jp/travelogue/10851687
に続きます。

この旅行記へのコメント （6）

• pedaruさん 2014/02/09 06:47:17

  屋久島

  やっちまさん　お早うございます。
  
  何時もご訪問有難うございます。冒頭の説明で、標高差により北海道から九州までの気候を有する島とは貴重な情報だと思いました。
  
  朝一番で登る登る、後をついていくと、山の雰囲気が伝わってきました。いちどは行きたい所ですがとりあえずコタツの中で、やっちまさんの後に着いて行きます。苔、丸い石、真っ白シロスケ、突然の大杉、なんと緑の苔の上にヤマツバキの紅、出来すぎですよ〜　山の神さまの　おもてなし　ですね。
  
  千尋の滝、あの岩凄いですね〜　自然のなせる技とはいえ、・・・十分堪能いたしました。もう行かなくてもいいかな？　次の屋久島第２弾を見てから決めましょう・・・
  
  pedaru

  やっちまさん からの返信 2014/02/09 18:21:11

  RE: 屋久島

  pedaruさま　こんばんはー。
  
  こちらこそ、屋久島旅行記にご訪問下さいまして ありがとうございます。m(__)m
  
  > 朝一番で登る登る、後をついていくと、山の雰囲気が伝わってきました。
  
  歩くのが遅い私のあとについていらしたのでは なかなか前に進みません(^_^;)ので、pedaruさまも是非 コタツをとびだして、いつの日にか 屋久島にお出掛けになってみて下さいませ。
  コンクリートジャングル（←死語かな？）に暮らすやっちまは、一面の緑にとっても癒されました〜。
  天気は悪かったですが・・・。
  
  雨がたくさん降ると 千尋の滝や大川の滝は増水して迫力が増し、また違った景観を楽しめるそうです。
  
  やっちま

• たらよろさん 2014/02/08 16:36:20

  寒くはないの？

  こんばんは、やっちまさん。
  
  冬の屋久島に、遊びに来てます〜
  私もいつかは行きたいと思っている屋久島。
  月のうちほとんどが雨模様だから、雨でも仕方ないと思える数少ない場所だよね（笑）
  雨があるからこそ、生い茂った緑が美しくて元気ともいえるし。。。
  
  ところで、冬の屋久島は、寒くないのかな？
  雨が降っても全然OKな感じ？？
  
  なら、比較的オフシーズンの冬っていうのも有りだなぁ、、、って。
  
  やっぱり生き続けている杉！！凄すぎる〜
  
  たらよろ

  やっちまさん からの返信 2014/02/08 18:35:19

  RE: 寒いよ〜（笑）

  たらよろさま　こんばんはー。
  
  冬の屋久島、寒かったです〜（笑）。
  お正月は標高の高いヤクスギランドへの道は積雪で通行止め、バスガイドさんはその時のお客さんに『「またいらして下さい」ってお願いしたんですよ』と言ってました・・・。
  もちろん屋久島でも晴れる日はあると思いますが、降ったら雨の量が半端なく コンビニにあるようなビニールカッパじゃ役に立たないなんてこともあるらしいです。(^_^;)
  幸いにも私たちはしとしと程度だったので、森林浴を楽しめました♪
  
  そんなこともあるのか〜と承知の上で ちょっと森歩きができたらOKって感じなら オフシーズンの冬は旅費も安いし空いているし有りかなぁと思います。
  
  ちなみにこんなに杉だらけなのに花粉症無いそうですよー。
  
  やっちま

• puyomushiさん 2014/01/24 23:12:48

  冬に屋久島！斬新です

  やっちまさん、こんばんは♪
  
  ３連休に屋久島いらしゃったのですね(@_@)
  行くだけで１日かかちゃいましたか、ディレイを恨みます。
  
  冬の方が雨降らないのかと思ったらそうでもないのですね。
  雨で体が冷えたら、歩いているとはいえ寒かったでしょう。。。
  でも鬱蒼とした屋久杉の風景はピーカンではなくしとしと雨が降る中が
  ベストシーズンなのかもしれないですね。
  
  食材も本土とも沖縄ともちょっと違う独特さがありますね。
  グロい蟹も食べてみたいな〜
  意外にもツアーの代金、そんなにお高くないですね。
  ものすごく高値のイメージを持ってました。
  
  では、続きも楽しみにしています☆
  
  puyo
  
  

  やっちまさん からの返信 2014/01/25 23:15:36

  RE: 冬に屋久島！斬新です

  puyomushiさま　こんばんはー。
  
  今日は少し暖かかったですね。
  これから寒い、ちょっと暖かいを繰り返しつつ春に向かっていってくれると嬉しいな〜。
  puyoさまは今季軽井沢スキーはお出掛けされるのかしら？
  雪いっぱいありそう（笑）。
  
  ディレイは30分以下だったら まぁよくあるかと思えたのですが、１時間くらい遅れたのでイラっとしてしまいました・・・。
  船の時間もあったし、預け荷物が出てくるのも遅くて（これはANAとは関係ないのかな…）他のツアー参加者さんたちを待たせていると思うと気が気じゃなくて。
  
  屋久島は寒かったですぅ。
  鹿児島のほうが暖かい？と思ったくらい（笑）。
  山に入ると どんどん標高があがっていくので急激に気温が下がっていくんです。
  ベストシーズンは新緑の季節らしいです。
  冬は本格登山は無理だし、旅行代金はかなりお安くなってるのでは、と思います。
  グロ蟹、最初はガザミ系かと思ったのですが、違うみたいで。
  他のカニと違い胴体部分しか食べられる部分がないってところも含めて 初めてな感じでしたよ〜。
  
  やっちま