2013/12/27 - 2014/01/06
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はなだいこさん
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暮れの27日に日本を発って釜山で3泊、ソウルで7泊。
昨年の1月には零下15℃まで下がったソウルが、この冬は晴天続きでせいぜい零下2~3℃。
ここ数年で最も温かいソウルの暮れ・正月でした。
そして再々度訪れた3つのディープな市場。
市場の食堂で仲良くなった2人の韓国人の女の子。
新たに発見し利用した、街角の便利で格安なランドリー。
冬のソウルを満喫してきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
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-
本題に入る前に・・・。
表紙写真および上記写真は鷺梁津(ノリャンジン)市場で購入し、食堂で蒸してもらった1.5kgのズワイガニです。
機張(釜山)の水槽に山と積まれた「水槽生活数週間」の痩せたカニと違い、入荷仕立て。
飛び切り活きが良く、身もぎっしり詰まっていておツユもたっぷり。
今まで味わったことのない、最高のズワイガニでした。 -
釜山からソウルに移動した12月30日。
さっそく市場に向かいます。
ここが活きの良いズワイガニを売っている鷺梁津。
何度も何度も訪れている市場。
夫がソウルで一番愛している場所です。
市場の長さは100メートル以上。 -
写真は貝を専門に扱う店ですが、このような、入り口も壁も天井も何も無いむき出しの小売店がずらりと並びます。
-
100メートル以上ある市場の長い通路は、手前から奥に5本。
その5本の通路の両側に小さな店が全部で数百軒並んでいます。
客はそのどこかの店でカニを買い、海老を求め、魚を手に入れて市場内の食堂に持ち込み、一定の席料や調理代を払って、自分の買った魚介類を戴く。
そういうシステムになっています。 -
この女性(日本語不可)とはすっかり顔なじみ。
夫(韓国語不可)の仲良しで、半年ぶり・1年ぶりに市場に現れた夫の顔を見かけると、必ずニコニコと話しかけてくる、貝専門店の美人です。
韓国語と日本語で、いつも何を楽しそうに話しているのか・・・。
不思議な2人です。
ピースサインでにっこり笑顔は良いのだけれど、
「よそ見をしている」
と夫に注意され、 -
やや神妙な顔でもう1枚。
-
そしてこの季節、粒は小さいけれど身がよく締まっていて美味しい生牡蠣。
牡蠣好きにはたまらない!
鷺梁津にはこのあと、1月3日と5日にもお邪魔することになります。
「2020年2月 追記」
その後、市場内のほとんどの店は隣に作られた巨大なビルの中に移転。
夫が「アワビ姉さん」と呼ぶ彼女の店は、一階のエスカレーター上り口の手前左手の超一等地で営業しています。
店の規模が大きくなり、今では貝専門店ではなくなりました。 -
明くる12月31日大晦日。
昨夏の東南アジア旅行時、ペナン・ホーチミン・ダナン・バンコクと、4つの都市で探し、利用した街角のランドリー。
どの街のランドリーも格安(!)で、非常に重宝したため、長く滞在する事の多いソウルでも、街なかの洗濯屋さんを探してみることにしました。
朝早くからホテル近くの南大門市場近辺を探索すること10分くらい。
ありました。
南大門側から市場のメインストリートに入り、新世界デパートの手前を右折。 -
20mほど進んだところにある写真の店の裏手。
-
路地(駐車場?)の左側の階段の下に
-
ランドリーへの入口があります。
明洞からも歩いて4~5分でしょう。 -
店は地下。
薄暗く怪しい階段を下りると、 -
そこにあったのは、バンコクで利用したような「家内工業ランドリー」。
-
そしてこちらが、とっても親切な店主のアジョシ(日本語不可)。
通常は次の日の同じ時刻仕上がりらしいのですが、
「明日1月1日は休みなので、2日渡しになる」
と、一生懸命伝えてくれました。 -
そしてこれが仕上がり。
綺麗に折りたたまれた衣類が、紙袋に詰められて返却されました。
夫の下着とヒートテックのそれぞれ上下に靴下。
それと私と夫の服一枚ずつで7000w。
ペナンやベトナム・バンコクよりはさすがに高いけれど、それでも格安。
ホテルのクリーニング(どの都市でも街なかの洗濯屋さんの10倍以上とられる異様な高さ)なんて、もう全く利用する気になれません。
良い店を見つけました。
ちなみに、ペナン・ホーチミン・ダナン・バンコクの「街角の(格安!)ランドリー」は、それぞれの旅行記に記載してあるので、どうぞ利用してみて下さい。 -
お見苦しい写真を載せますが・・・
下着の替えを一組しか持ってこなかった夫は、洗濯機の前のスペースを借りて裸になり、受け取ったばかりの服に着替えると、脱いだ下着類をアジョシに預けていました。
仕上がりは明日の朝です。
「2020年2月・追記」
その後、安くて親切だったアジョシの店が入ったビルは、地域の再開発のため取り壊され、新しく出来た建物の中にアジョシの姿はありませんでした。 -
日にちは変わって1月3日、この晩も鷺梁津に行く予定ですが、昼間は可楽洞(カラクトン)農水産物市場に出かけました。
地下鉄8号線可楽市場駅の出口のすぐ脇に、巨大な・広大な市場が広がります。
敷地面積は16万平米あまり。
東京ドーム11個分の広さだそう。 -
可楽洞は野菜・果実に関しては卸売市場でもあれば、市民のための小売市場でもあります。
-
ここは野菜の小売店。
巨大な白菜は3玉で7000wでした。
キムチ漬けの季節には、とんでもない量の白菜がこの市場に集められ、出荷されていきます。 -
市場の中に勝手に(多分)侵入して道端に可愛い店を広げ、ほんのわずかな野菜や果物を売っている人も大勢います。
この「店」、1時間もしないうちに売り切れ、閉店していました。 -
果物の小売店もたくさん。
-
そしてそこには!
時季ではないし韓国で採れるはずもないドリアンまで置いてありました!!!
夫の大好物の一品でしたが、値段の高さ(40000w)と季節外れという事もあって、熟考の末、購入は断念することにしました。 -
ちなみにこの旅では、釜山でもソウルでも何回かミカンを買いましたが、とても安いミカンが1つの外れもなく全て美味でした。
で、可楽洞。
とにかく広い野菜市場の先には畜産物売り場もあるのですが、目指すは魚市場です。 -
鷺梁津ほどではないけれど、なかなか大きな市場に活きの良い魚がたくさん。
-
韓国人の好きなエイもあちこちで売られていますが、本日の目的は、暮れの鷺梁津に無かったズワイガニ。
「今日こそは、この市場には、あって欲しい!」と、祈るような気持ちで足元の悪い市場内をくまなく探し回っていると・・・。 -
見付けました!(良かった~!)
元気で大きなズワイガニ!
それもたくさん。
今日は年も明けて1月3日。
この日の可楽洞に有るのなら鷺梁津にも出回っているはず、と思いながらも、もし無かったらどうしようとの不安は拭えず、カニはここで買って帰って鷺梁津の食堂に持ち込むことにしました。 -
市場ではいつものように店を何軒も回り、水槽から出してもらったカニのハサミから4本目の足(薬足?)の付け根をギュッと強くつまんで身の入りを確かめつつ、値段を聞きましたが、どの店も言い値は同じ。
1kg60000w!
幾度となく利用しているソウルの市場で、こんな高値を提示されたのは初めてです。
1年前にも「高いな」と感じたズワイガニですが、それでも昨年1月4日の鷺梁津では1kg35000w、3月末には1kg30000wでしたから。 -
ここには機張(釜山)のような日本人料金はありません。
今日、鷺梁津にズワイガニが出回っていたとしても、ほぼ同じ値段でしょう(実際にそうでした)。
カニは食べたい。
しかしあまりにも高すぎる。
悩みました。
市場をゆっくり一周しました。
買いました。
1.1kg66000wを値切って60000wでした。
夫のリュックに入れてお持ち帰り。
電車のなかでもガサゴソガサゴソ、ずっと元気に暴れていました。 -
そして夜の鷺梁津市場。
市場のビルには何軒もの食堂がありますが、 -
ほとんどが床にべたりと座るオンドル席。
お尻が温かいのは本当に嬉しいけれど、30分もすると膝と腰が痛くなってきて楽しめません。 -
その点、私たちが通い続けている店にはテーブル席があるので安心です。
馴染みとあって、いつも奥さんか親しくなった古参の店員がカニを捌いてくれます。
この日は新人らしい見かけない店員3人が、奥さんの手さばきをじっと見つめていました。 -
カニ・生牡蠣・海老の塩焼き・大きなハマグリとそのスープなどを美味しく戴いていると、隣のテーブルに大量の刺身類が運ばれてきました。
3皿とも、直径30cm以上ある大皿!
注文したのは2人の若い韓国人女性です。
先ほどから「隣の席の日本人」の様子を気にしている感じだったので、超カタコトの韓国語で思い切って話しかけ、大変な量の刺身を写真に撮らせてもらいました。 -
すると、それがきっかけで、あっという間に仲良しに。
それからは女3人、電子辞書を片手に2時間近く、飲んだり食べたりしゃべったり。
辞書を持たない夫も、私のカタコト通訳と「勘」で会話に参加していました。
そして・・・。
気持ちよく酔った私が「2日後にまたここで会いませんか?」と持ちかけると、OKとの返事で、あっという間に再会決定。
夫にあきれられました。 -
明くる1月4日。
4と9の日は、ソウルに来るたびに一度は必ず訪れる牡丹(モラン)市場の開市日。
「食用の犬」を売っていることで有名な市場です。
ふだんはだだっ広い駐車場があるだけのこの場所が、 -
市場の日にはこんな按配。
大変なにぎわいの露天市場に変身します。 -
牡丹市場については、以前の旅行記「厳寒のソウルで巡る7つの市場」でかなり詳しく紹介しましたが、簡単におさらいしておくと・・・。
「何でも売っている市場」です。
写真の衣類に始まり、
靴
帽子
寝具
革製品
化粧品
薬
食器 -
工具類
CD・カセット
指輪
ハンコ
植木
携帯電話
ラジオ -
果実
野菜
肉
魚
唐辛子
ゴマ油 -
うさぎ
にわとり
猫 -
ヤギ
あひる
キジ
ひよこ -
そして
犬
檻の上には犬の丸焼き
檻の中には買い手(食べ手!)を待つ犬たち
このように何でも売っている市場ですが、私たちがここに通い続けるのは、買い物のためではなく、この市場の持つ「お祭りの縁日のようなゴシャゴシャとしたにぎわい」が大好きだからです。 -
行列の出来ている店(テント)がありました。
何かと思って列の後ろから覗いてみたら、 -
いきなりの爆発音に白い煙。
-
煙が引いてみるとポン菓子が出来上がったところでした。
どうも私のように「見てるだけ~」の人がほとんどだったようです。 -
お腹が空いたので何かないかとキョロキョロしていると、とても美味しそうな鶏の唐揚げの店を発見しました。
が、店内のテーブルは、ぶつ切りにされた美味しそうな唐揚げを食べるお客で満席。
しばらく待ちましたが、席が空きそうにないので断念しました。 -
次に見付けたのはたい焼き屋さん。
3個で1000w。 -
これでしばらくつなぎましょう。
-
ずらりと並んだ紙コップに入っているのはハチミツ。
-
熱湯を注ぎ、かきまぜて戴きます。
1000w。
身体は温まりましたが、たい焼きにハチミツで、ちょっとばかり口が甘みに飽きてきました。 -
と、そこに現れたのが立ち食いチヂミの店。
鉄板の前に立つと近くにタネを広げ、焼いてくれます。
焼き上がったらザクザクと切って目の前に。
辛めのタレを付けて戴きます。 -
忘れちゃいけない、マッコリも注文。
全ての客が飲んでいるマッコリは、 -
店内の白くて四角い「マッコリ保存庫」から小さめのドンブリ(?)になみなみと注がれます。
いつも飲んでいるペットボトル入りのマッコリより、色も味も濃いめの、美味しいマッコリでした。
この店で不思議なのは、目の前のチヂミを食べ終えると、少し離れたところで焼き上がったチヂミを持ってきてくれ、それがなくなるとまた目の前で焼いてくれたり、という具合に、チヂミの提供がエンドレスな事。
もうひとつは、「チヂミ3000w」とあるのに、2人でエンドレスチヂミを食べ、マッコリも飲んだのに、代金が6000wな事。
「確か3年前もそうだった」と夫は言います。
どうもエンドレスチヂミはマッコリとセットで3000wみたい。
「もしかしたらマッコリもエンドレスサービスじゃないか」
などと言い出した夫を急き立てて店を出ましたが・・・。
大まかと言うかおおらかと言うか。
いいですね~、韓国のこういうところ。
大好きです。 -
店の脇では木の幹のような、根っこのような物を、ノコギリで切っているおじさんが・・・。
-
何かと思ったら、その木だか根っこだかを細かく砕き、ほぐして絞った絞り汁を売っているようです。
-
せっかくだからと戴いてみれば(1000w)・・・。
子供の頃嫌々飲んだ粉薬を、さらに10倍苦くしたような味。
旅行開始以降、毎晩飲み過ぎで疲れている胃には良さそうな気がします。
が、ほとんど夫に任せました。 -
牡丹市場は3区画に別れていて、真ん中の駐車場部分が何でも売っている露天の市場。
その北側がゴマ油や犬などを売っている常設の市場。
そして、一段低くなっている南側には、たくさんの飲食店と、韓国のちんどん屋「カクソリ」の公演が見られるテントがあります。
昨冬の牡丹では、途中でカメラの電池が切れ、写真に納められなかった南側部分を記録しに行くのが、今年の牡丹行きの目的の一つでした。 -
ところが、南側部分との境目には鉄板の囲いが建てられ、
-
二つある通路は車でふさがれ(人は通れる)、
-
あちこちに「檄文」らしき物が貼り付けられていました。
-
恐る恐る鉄板の裏に回ってみると・・・。
賑やかだったテント屋台街は、ほぼ完全に廃墟と化していました。 -
テントの中にも外にも、椅子が、テーブルが、冷蔵庫やコンロが放置され、転がっていました。
貼り付けてある文章が読めないのではっきりとは判りませんが、おそらく南側部分が「再開発」だか何だかの候補地に選ばれてしまったのではないかと思います。
そこで重機類が入れないように道をふさぎ、反対と抗議の檄文。
ショックでした。 -
見渡す限りのゴミの山。
が、廃墟の片隅の黒い幕の向こうに、何やら人の気配がします。
再び恐る恐る覗いてみると、 -
カクソリ公演のテントだけは、かろうじて残っていました!!!
-
カクソリ公演では、歌や踊りなどで客を集めたあと、飴やCD、カセットテープなどが販売されるのですが、いまはその飴を小さく切って準備中。
-
賑やかな音楽を鳴らした公演が始まると、続々と人が集まってきます。
歌い手は蛭子さんに良く似たおじさま。 -
軽快なリズムに乗って跳んだりはねたり、歌ったり踊ったり。
元気いっぱいのパフォーマンスで客席を湧かせます。
が、客席最前列の中央に陣取ったアジョシは、大音響と派手なパフォーマンスを目の前に、ず~っと眠っていました
3月末、春休みにまた来ようと思っているのですが、この場所もカクソリも、どうなっているか心配です。
「2017年1月 追記」
廃墟となっていた部分は綺麗に整地され、あとは高層ビルが建つばかり、と言った感じ。
「犬肉」の販売も2月末をもって禁止・終了となる模様です。
「2020年2月 追記」
市場は整地された場所にすべて移転し、雑然とした、しかしそれゆえ楽しかった縁日のような雰囲気は消失してしまいました。
悲しい! -
牡丹市場では夫のズボンを買って帰りました(写真下)。
上のズボンは、昨年南大門で買った物です。
これを買った時の面白い話は「厳寒のソウル~」の旅行記に詳しく書いてあるので、よかったら御覧になって下さい。
ちなみに、2本のズボンは色が違うだけのほぼ同一商品ですが、牡丹価格は南大門の半分。
やっぱり南大門で買い物なんかするんじゃなかった。
で、牡丹のズボン。
思った通り、かなり裾上げをしなければ夫の短い足には合いません。
そこで(日にちは飛びますが)帰国する1月6日の朝、6時半から店を開けていると言っていた南大門の洗濯屋さんに出向きました。
ミシンが置いてあったので、たぶん裾上げもやってもらえるだろうと・・・。
すると、裾上げは出来るが、職人が11時にならないと来ない、とのこと。
10時過ぎにはホテルを出なければならないので、残念ながら無理です。 -
一旦ホテルに帰り、親切な洗濯屋のアジョシにもらったピンで、ズボンの長さを決めました。
帰国の準備を完全に終わらせてしばらく時間をつぶし、 -
次に向かったのは、昨年の1月に南大門市場で買ったズボンの裾上げをしてもらった店。
あの時は訳がわからないまま、ズボン屋の主人に連れて行かれた店です。
店の場所は、南大門市場中央付近にある観光案内所(写真)の裏手のビル。 -
案内所の本当に真裏にあるこの入口を入り、
-
怪しく狭い階段から地下に降りると、両側にずらりと何人ものミシン職人がいたのですが、
-
今日はまだ、早かったようです。
-
が、しかし、幸いなことに一軒だけ、「今シャッターを開けたばかり」みたいな店がありました。
アジョシに聞いてみると、職人が来るのは10時。
「ぎりぎりだな~」と思案していると、親切なアジョシは時計の9時45分を指してくれました。
それならば大丈夫。
職人さえいれば裾上げなんかものの3分で出来てしまうことは、去年この目で見て知っています。 -
9時45分まではまだ1時間近くあるので、市場で時間をつぶすという夫を残し、私は1人でホテルに帰って2人分の荷物をロビーに降ろしたら、チェックアウトも済ませて夫を待つことにしました。
10時ちょうど、夫が帰還。
裾上げ代は3000wでした。
「2019年1月・追記」
その後、ビルの改築、解体のためでしょう。地下への入口は封鎖されてしまいいました。たくさんの頼りになるミシン職人たち、どこに行ったんだろう。 -
そして日にちは戻って帰国前日、1月5日。
2日前に再会の約束をした二人の韓国人女性と会う日です。
約束の夕方5時に鷺梁津の食堂に入ると、すでにテーブルはセット済み。
しかし、20分近く待っても彼女たちが到着しません。
夫と2人で買い物を済ませてしまおうか・・・、と考え始めた頃、ようやく2人が姿を現しました。 -
4人で買い出しに行き、
購入したのは
生牡蠣2皿(20数個) 5000w×2 -
蒸される直前、自分の運命を知ってか、大暴れするズワイガニ。
1.5kgで80000w。
一昨日より少しばかり安くなっていましたが、まだまだ高すぎ!
けれどもこれから先、値段はどんどん下がって行くはずです。 -
ヒモまで美味しい平貝
2つで5000w -
大きなはまぐり
1kg9000w
「辛くない(赤くない)」スープにしてもらいます。
ふっくらと柔らかい、熱々の大はまぐり。
優しい塩味の美味しいスープ。
お酒がどんどん進みますよ~。
こんな鍋を目にしたのが初めてらしい彼女たちは、夫が弱めた火をすぐに強くしようとするので、夫からひと言注意。
「火を強くすると身が縮んでしまうので、火は出来るだけ小さく!」
もちろん、身振り手振りと日本語で、です。
するとただちに電子手帳を操作し始めた彼女たち。
2人同時に夫に示した言葉は
「グルメ」
でした。 -
程なく運ばれてきたとても良い香りの海老の塩焼き。
置き場がないので牡蠣の上に重ねます。
ん~、この後1.5キロの大きなカニも来るんですが・・・。
海老は「1kgいくら」で売られていますが、そんなに買ったら私たちの好きな小さい(美味しい)サイズの物だと40~50尾。
半分にしてもらっても多すぎるので、最近は、重さでなく「数」で買うことにしています。
今回は1人3尾の計12尾に、おまけで1尾。
値段は記録し忘れましたが、数千w程度です。 -
ビールを飲み終え、私たち女3人はソジュへ、夫はマッコリへ移行。
電子手帳片手の会話も大忙しです。 -
そしてメインのズワイガニ。
鷺梁津ではいつも必ず、活きが良くて身もぎっしり詰まったカニを、慎重に選んで買っているのですが、ここまで身の締まりが良くておつゆたっぷりの美味しいカニは初めてです。
実はこのズワイガニ、夫がいつもやるように、水槽に手を突っ込んだり水槽から取り出してもらったりしてカニを手に取り、
「これは足がもげているから問題外、こいつは元気がないからダメ、こっちは薬足を押したらへこむから身が薄くてアウト」
などと品定めを繰り返し、良いカニが無いので店を去ろうとしたその時、店の奥の見えないところから店主が持ってきてくれた物でした。
「じゃあこれならどう?」という感じで。
大当たりの一品でした!
ちなみに(これは以前の旅行記「厳寒のソウルで巡る7つの市場」にも詳しく書いた事ですが)、
夫がカニを選ぶ時の必須条件は、
1. カニは必ず自分の手に取ってみること。
大暴れするくらいの元気な物以外は買ってはダメ。
2. 足の付け根を強く押し、へこんだりしないかを必ず確認すること。
3. 最初の店ですぐに買わないこと。何軒も店を回り、カニの質と値段を比べて下さい。
との事です。 -
大ハマグリのスープも、香ばしい海老の塩焼きも、超上等なズワイガニも食べたことがなかったらしい2人の良く食べること、しゃべること。
そして、良く飲むこと! -
最初の乾杯を終えたら、その後は各自が自分のペースで自由に飲むのが日本流ですが、韓国ではどうも違うようで・・・。
夫がグラスを手にする度に、2人から「飲む時はみんな一緒!」と制された上、自分の空いたグラスにソジュを注いでくれと促されます。
なんでも、自分のグラスに自分で酒を注ぐと「3年嫁入りが遅れる」んだとか。
「んったくもう・・・、自分のペースで飲ませてくれい」
とこぼす夫。 -
そうそう、忘れてました。
約束の時間に遅れてきた2人ですが、遅れた理由は、帰国後の横浜の某居酒屋で某モデルさんが手にしている「キム・ナムギル」の写真集にあったようです。
夫が、
「友達(モデルさん)にキム・ナムギルの写真集を買ってきて欲しいと頼まれたのだけれど、大きな本屋に行っても見つからない」
という話を、先日の鷺梁津で2人にしたところ、
「そういう物はソウルの大書店には置いてないから、私が探して買ってきます」
と言ってくれたユジン氏(長い髪の可愛い女の子)が、あちこち探し回ってくれ、それで遅れたようなのです。
代金は受け取ってくれませんでした。
(ちなみに、某居酒屋は横浜の名店「栄屋酒場」、モデルさんは私たちの友達「ヤギちゃん」です) -
飲み始めて3時間くらい経った頃、ちょっとした事件(?)が起きました。
夫は彼女たちに何度もお酒を注がなければならなかったものの、結局自分のペースで飲んでいたのですが、2人は違いました。
ソジュを注がれ、乾杯を繰り返す度に、注がれたお酒を一気に全部飲み干していたんですね~。
後から思えば、小さめのショットグラスとは言え、毎回一気に空けていたのだから相当な量を飲んでいたはずです。
「ずいぶん強いな~」と感心しつつ、何本ものソジュを空にしたのですが、
「今日は本当に楽しくてしょうがない!」と、
はしゃぎながら色々と気も使ってくれたユジン氏が、長い時間トイレから帰ってきません。
で、結局彼女とはそれっきり。
美人のソヨン氏とだけ別れの挨拶を交わし、帰途に着きました。
「今度ソウルに来る時は、料理上手な私の母の手料理を食べに、是非我が家に来て下さい」
とも言ってくれたユジン氏。
再会を楽しみにしていますよ~。 -
「おまけ」
つたない旅行記に最後まで付き合って下さった方に、感謝の気持ちを込めて、
私たちが今回の旅行でとても重宝し、何度も利用した「観光案内サービス」を紹介します。
それは、韓国観光公社が運営する「観光案内センター」の、電話による観光案内サービスです。
ソウル市内でも釜山市内でも、「1330」に電話するだけで、オペレーターが観光案内(観光の手伝い)をしてくれる。 そんなサービスです。
(携帯からかけるときは「それぞれの市外局番+1330」)
対応言語は日・韓・中。
「もしもし」と話しかければ、すぐに日本語担当の方に替わってもらえます。
(追記 日本語での案内依頼は、音声ガイドに従って「3」を押す事になりました。また「英語」での案内も可になっています)
街の情報が知りたい時、
たとえば、
電車の発車時刻・乗車時間
ホテルから目的地までの行き方・利用すべき交通機関
遊園地やコンサートの開場・開演時間・料金
飲食店の場所や営業時間
「東大門近辺の4万w以下で泊まれるホテル」
「ソウル駅に一番近いサウナ」
「南大門あたりのケジャンが食べられる店」
などなど。
どんな質問に対しても、迅速かつ丁寧に検索・対応(24時間!)してくれ、的確な答えを示してくれる、本当に素晴らしいサービスです。
私たちが某飲食店を見付けられずに困って電話した時は、
「(あなたが今いる)地下鉄出口前の○○銀行脇の路地を直進して」
「2つ目の交差点を右に曲がり」等々と、
結局、駅から店に着くまでナビし続けててくれた上、
「電気がついていないので営業していないのかも」
と伝えると、今度は店に電話までしてくれました。
そして、「誰も電話に出ないので定休日だと思います」との言葉。
電話料金だけで利用できる、本当に、本当に、素晴らしいサービス!!!
是非活用して下さい。
自力で動ける範囲がものすごく広がりますよ。
(日本国内からの利用も可)
tel ソウル +82−2−1330(もしくは 009130−010−82−2−1330)
プサン +82−51−1330(もしくは 009130−010−82−51−1330)
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