2014/04/26 - 2014/04/27
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涼丸さん
沖縄三世代旅行の後半は、那覇発のぱしふぃっくびいなすクルーズ。
すず母が前から行ってみたかった屋久島と、日本の離島で2番目に大きい奄美大島に寄港しました。
新婚旅行や、2年前の東北夏祭りクルーズで、クルーズファンとなったすず父母。
すず祖父母たちにもクルーズを勧めていましたが、クルーズは未知の世界のためか、なかなか腰が重い。
今回、沖縄旅行と結びつけて一緒に体験して頂きました。
本旅行記は、クルーズ前半と最初の寄港地奄美大島です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 交通手段
- 船 レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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すず丸とすず父母は2度目のぱしふぃっくびいなす乗船です。
今回は、那覇発神戸着の片道クルーズ。
正確には、横浜〜神戸〜【屋久島・与論島】〜那覇〜【八重山諸島・台湾】〜那覇〜【奄美大島・屋久島】〜神戸〜横浜という長期クルーズの一部乗船だ。 -
すず丸とすず父母は3人利用なので、ソファが簡易ベッドにメイクされている。
大人が3人利用だとちょっと狭いので、すず祖父母が2人で1部屋、すず祖母姉は1人利用だ。
電気スタンドのところに、タオルで作ったウェルカムお猿がぶらさがっていました!
結婚記念日乗船のすず祖父母の部屋には、タオルで作ったペアの白鳥が窓辺に飾ってあった。ワンダホー!
ちなみにJCBトラベル予約Gカード特典で部屋に1つびいなすワインかチョコがもらえた。
ベッドにおいてあったライフジャケットは幼児用。大人用はクローゼットに備え付け。 -
乗船してすぐ、那覇乗船の人を対象とした避難訓練がある。
サイレンがなると、部屋に備え付けのライフジャケットを身につけ、救命ボートのあるデッキまで避難するのだ。避難時に乗る救命ボートの番号は予め指定されており、避難訓練で確認する。
すず丸はサイレンが怖く、「もうおうちに帰りたい」と涙目・・・(汗)
乗船中、何度も、「もうサイレンならない?」と確認していました。
韓国での事故があったばかりで、避難訓練は大事です。 -
5時、那覇を出港。
エイサーでのお見送りがあり、デッキでドリンクも振る舞われる。 -
エイサーを見ていると、手を振る人影が・・・。
すず叔母が見送りに来てくれていました!
見えなくなるまで手を振り、沖縄とお別れだ。
とってもいい天気なのに、予報では翌日からは残念ながら悪天候です。 -
夕食は2回制で、すず丸がいるので1回目を選択。
なので、出港するとすぐに夕食だ。
カジュアルクルーズなのでさほどドレスアップの必要はないのだが、すず丸にもらい物の黒ベストを着させると、プチジェントルマンになりました。 -
この日は、すず祖父母の結婚記念日。
誕生日や結婚記念日の人は、夕食時にお祝いをしてもらえる。
結婚記念日のカップルは、ハートのフレームで記念撮影サービスでした。
結婚シーズンなので、たくさんの結婚記念日の方が乗船されていて、次々にお祝いされる。 -
記念撮影サービス中は、スタッフの方が音楽を演奏して、歌を歌ってくださいます。
ちょっと恥ずかしいがが、たまにはこういう記念日も思い出に残る。 -
売店ではぱしふぃっくびいなすグッズをたくさん販売している。
非売品のキャプテンハットをかぶって撮影もできます。
成長して、普通サイズのキャプテンハットが似合うようになったすず丸。
赤ちゃんサイズのミニキャプテンハットもあります。 -
夕食後は、すず丸を連れて展望浴場で入浴。
部屋にシャワーもあるけど、湯船につかれるのがいい。
大浴場があるから、短期のクルーズは、シャワーのみのスタンダード客室で十分な気がする。
その後、ホールでショーを鑑賞。すず丸は寝てしまった。
すず母も酔っ払って揺れて・・・ではなく、風が強いため、船がかなり揺れていました。
そんな揺れをものともせず歌って踊るショーマンたち。 -
その後、みんなは早めに就寝しましたが、すず母とすず祖母姉は、ダンスホールへ。
クルーズ船にはインストラクターの方も乗船していて、レベルにあわせてお相手や指導をしてくれる。
途中から船専属バンドの生演奏も始まった。
すず母は、前回のクルーズ乗船の前に少しダンスを習いに行って以来だったので、すっかり忘れていたが、ちょっと非日常を味わうのにいいです。
上手な方はダンスが目的でクルーズに乗船されるようです。
途中で船長さんも踊りに来られました。
(新しく買ったカメラのライトキラキラモードで撮影してみました) -
船は夜中結構揺れていたが、明け方には島影に入ったのかぴたりと揺れなくなった。
もう到着したのかな・・・と寝ぼけながら思ったほど。
しかしそんなことはなく、朝、寄港地の奄美大島が見えてきた。 -
奄美大島では南部の古仁屋港に入港。
空港や鹿児島からの船がつくのは北部なので、島の北部が都会であり、南部は素朴な田舎町だ。
古仁屋港は、奄美大島と加計呂麻島に挟まれた大島海峡にあり、天然の避難港なのだそうです。
港では、ホノホシ太鼓でお出迎えがありました。古仁屋港 乗り物
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今回は、船のオプショナルツアーは利用せず、事前に観光を手配した。
グループなのでそのほうが割安だし、すず丸の様子や天候に応じて臨機応変に行動できる。、
まずは予約していたレンタカーを借り(古仁屋にレンタカー会社は1件しかない)、現地ツアーの集合場所であるマングローブ道の駅に向かった。
曇り空で風はあるけど、なんとかもちそうな天気。 -
今回お世話になったのは、スローガイド奄美さん。
参加するのは、「マングローブと森と滝」ツアーです。
3歳のすず丸や70歳前後のすず祖父母たちが大丈夫なのか?という不安がちょこっとあったが、安定性の高いカヌーということと、昔、すず母が西表島でカヌーを体験した経験から、まあ大丈夫だろうと判断しました。
集合場所でツアーの車に乗り換えて川縁に移動し、最初にパドルの動かし方を教えてもらいます。 -
ちょこっと空中でパドルを動かす練習したところで、早くも乗船です。
風があるので2人乗りカヌーのほうがいいのではとのことで、すず祖母姉はガイドの富岡さんとペア。すず祖父母も2人乗り。
すず丸は、2人乗りカヌーの先端に補助座席をおいて座りました。
すず祖母姉は富岡さんと一緒で安心だし、すず父は元ボート部で昔取った杵柄。
問題はすず祖父母ペアか・・・。 -
心配をよそに、思ったより上手に進むすず祖父母。
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カヌーでマングローブ林を流れる本流を進んでいく。
干潮に向かっているところなので、すっかり根が見えています。
奄美大島のマングローブは、オヒルギとメヒルギの2種類だそうです。マングローブ原生林 自然・景勝地
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カヌーの3人乗りはこんな感じ。
漕ぎ手の間でもいいらしいが、前が見える先頭で大喜びのすず丸。 -
ビビリなすず丸が怖がって泣いたらどうしようかと思っていたけれど、面白かったようでとてもご機嫌。
「ボクもやる!」というので、パドルをもたせてみると、それっぽく左右を順番に水につけて漕いでいる(ようにみえる)。 -
干潮時なので、干潟に上陸し、生き物観察をします。
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小さな穴が無数にあいている。
これはカニの巣で、よく見ると、いろんな種類の小さなカニがたくさん出入りしている。
つぶつぶだんごは、コメツキガニが吐き出したもの。
片方の爪だけが大きいシオマネキも観察。 -
マングローブの支流を徒歩で進む。
長靴はツアーで貸してもらえました。 -
支流はすっかり水が引いている。
満潮時は、支流のマングローブトンネルをカヌーで進むのだ。
比較ページなどで見ると、同じ場所とは思えないほど。 -
マングローブの根。板のようです。
マングローブは、干潮時には地上で呼吸をするので、根がずっと水中に浸かっている場所では生息しないそうです。 -
奄美大島はマングローブの北限だそう。
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葉っぱは塩分を含んでおり、噛むとほんのり塩辛い。
すず丸は、生き物を見たり、葉っぱを食べたりと、干潟観察を楽しんでおり、結果的に干潮時でよかったようだ。 -
ガイドさんがなにやら発見。木の棒を水の中に突っ込む。
水が濁って中が見えなくなったが・・・。 -
ガシッ!
木の棒をつかんだ大きな爪が現れた。
マングローブガニだ!
はさんだ爪で木の棒を折ってしまう。すごい力だ。
指を挟まれたらちょん切られそう。
裸足で水の中を歩くのは危険だ・・・。 -
すず爺が何度か木の棒でカニを引き揚げようとトライして、カニの姿を水から一瞬引き出すことに成功。
大きいです!
タイミングよく会えることはなかなか無いらしくラッキー。
通称マングローブガニは、ノコギリガザミというカニだそうです。 -
オヒルギの花。花の季節はこれからでしたが、ちょっと咲いていました。
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再びカヌーを漕いで、出発点まで戻る。
風が強いため、なかなか進まなかったり、水が引いて浅瀬につかまったり、いろいろしながら無事カヌー体験を終えました。
最初は不安を抱いていたすず祖父母たちも、感想は、「おもしろかった!」
すず母は、カヌーで軽く船酔いする(汗) -
トイレ休憩をして、続いては亜熱帯の森と滝へ。
森といっても、見どころの近くまで車で行くので子どもやシルバーも安心だ。
道路脇の「モダマ」の看板のところで説明を聞く。
「モダマ」というのは、ジャックとマメの木のモデルになったマメとのことで、房は1メートルにもなるらしい。
らしい・・・というのは、2年前の台風で房が全部落ちてしまい、現物は見られなかったのだ。あら、残念。
今年、花がついたら、また新たな実がなるかもしれない。モダマ自生地 自然・景勝地
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くるくると伸びているツルというか枝が、モダマのツルだそう。
確かに、こんなにしっかりしたツルなら、天まで伸びていれば、人が登っていけそうだ。 -
車の通る道を少し外れて、水辺に下りていく。
くるくるしたツルをくぐります。
モダマとは、藻玉と書くそうです。 -
水辺には、モダマのツルがたくさん。
童話チックな雰囲気だが、大きなマメの房がぶら下がっていたら、ますます童話の世界だったでしょう。 -
続いて、車で少し移動して、フナンギョの滝を見に行く。
時間のあるときは少し手前からハイクするそうですが、時間が押していたので、すぐ近くまで車で行く。
フナンギョの滝は、漢字で書くと、「舟行の滝」となるらしい。フナンギョの滝 自然・景勝地
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落差は35mだそうで、なかなか風情がある。
亜熱帯の植物に囲まれてマイナスイオンたっぷり。 -
亜熱帯に属する奄美大島で大きく育つクワズイモ。
すず丸のコビト妖精ショット。
これで1人4500円のツアーはお得だと思う。 -
お昼は、奄美大島名物の鶏飯(けいはん)を食べたかったので、ガイドさんに聞いて、近くのマングローブ茶屋を訪れた。
ここはマングローブでカヌーや遊覧船のガイドツアーをやっている。
旅行記の表紙の写真は、この茶屋の2階展望台から撮影したものです。
店内の食事処は小上がりになっていて結構きれい。
メニューも面白そうなものがいろいろあり、目移り・・・。マングローブ茶屋 名所・史跡
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しかし、初心貫徹して、鶏飯丼を注文。
通常の鶏飯はご飯と具が別々に出てくるそうですが、「鶏飯丼」は最初から丼仕立てです。
鶏の旨みがたっぷりで、柑橘風味がほんのりし、予想以上に美味しかった。
残念だったのは、すず丸はレンタカーに乗ったとたん爆睡し、昼食中目覚めなかったので、鶏飯を食べられなかったこと。食べさせたかったな〜。 -
午後からはレンタカーで奄美大島の南部観光。
美しい海をみたかったけど、天気は下り坂。
風が強くなり、雨もぽつぽつ。 -
海岸が石で埋め尽くされているホノホシ海岸へ行ってみるが、すごい強風!
すず祖父母たちは、記念撮影で満足し、海岸に下りてこない・・・。ホノホシ海岸 自然・景勝地
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海岸では、石が波で動き、独特の音がする・・・(?)ような口コミがあり、「音」がキーワードだったようなので楽しみにしていたが、とにかくすごい強風で、風の音と波の音が大きすぎ、石の音がよくわからない。
音が響いているような気もするが、これがキーワードの音なのかどうか不明。 -
波も大きく、怖いので海まで近づけない。
大人でも飛ばされそうな風だ。 -
ホノホシ海岸の反対に位置するヤドリ浜で、海を見ながらティータイムでもしようかと思っていたが、天気が悪く、そういう気分にならない。
大島海峡や加計呂麻島が一望できる高知山展望台に行く予定も、お天気のせいで眺めが今ひとつと思われたので、奄美大島は午前中のツアーで満足したことにして、船に戻ることにする。 -
道中、マネン崎展望台というプチ展望台を発見。
駐車場もあったので、高知山展望台のかわりに、ここから加計呂麻島を眺めることにする。 -
加計呂麻島は、古仁屋港から船で20分ほどのところ。
古仁屋港から近いので、クルーズ船のオプショナルツアー4つのうち、2つが加計呂麻島だった。
寅さんの最終話の舞台らしいです。
ところで帰宅後にマネン崎展望台をネットで調べてみると、晴れた日のエメラルドブルーの海が絶景の写真が出てきました。
やっぱり南国の海は晴れてなんぼです。
その点カヌーや森は多少天気が悪くてもOKでよかった。 -
屋久島で使うつもりのすず丸のレインコートが、沖縄でも奄美大島でも役に立ちました。
風が強いときには防寒着にもなり便利。
すず丸の大好きなトーマスのレインコートです。 -
古仁屋港のせとうち海の駅は、フェリーや観光船の切符売り場、待合所、海産物売り場、土産物売り場、レストランからなる。
クルーズ船が入るためのイベントもやっていました。
写真は、大島紬を使った洋服などの展示販売コーナー。せとうち海の駅 道の駅
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2階には、常設の大島紬小物売り場と機織り実演コーナーがあり、実際に機織りされていました。
大物を購入するつもりはなかったが、奄美大島に来た記念になにかちょこっとしたものをと考え、携帯につける大島紬ストラップを購入した。 -
機織りの実演。
今回は大島紬工房や体験テーマパークに行く時間がなかったけれど、海の駅で少しでも見られるのはいいですね。 -
せとうち海の駅の2階には、寅さんの撮影で使われた小物の展示室もありました。
すず母は、寅さんはあまり見たことがないのですが、最後のマドンナであるリリーの部屋の再現だそうです。 -
せとうち海の駅でぶらぶら遊んでいたら、船のツアーの方々が帰ってきて、一気に土産物売り場など混雑しだしたので、一足先に船に戻る。
入口では、お土産として、ブーゲンビリア一枝をもらう。 -
すず祖父母の部屋の結婚記念日乗船のハートモチーフのタオル白鳥に、いただいたブーゲンビリアを飾ると、とってもすてきなオブジェになりました。
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出港時にお見送りイベントがあったが、雨が降ってきて、島唄はテントの中で。
奄美大島の島唄は、沖縄の島唄とは違い、哀愁を帯びた旋律が特徴とのことです。 -
島の人や子どもたちによる盆踊り。
雨が降ってきてちょっと気の毒だったが、お見送りイベントを見ていると、またいつか来ようという気になる単純なすず母です。 -
この日の夕食は和食。
子どもは、事前申込みで子ども向けワンプレートディナー(豪華お子様ランチ風)を頼むことができる。
すず丸はパンよりご飯党なので、和食のほうがよく食べていた。
ディナー時には、船専属バンドの生演奏もあります。 -
和食は食後のコーヒーが出ないため、喫茶でコーヒータイム。
この日のショーは、ヴァイオリンとピアノのデュエットで、すず丸はやっぱりショーの間に夢の中へ・・・。
翌日の屋久島に備えて、みんな、早めに寝床についた。
屋久島編に続く。
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旅行記グループ ぱしふぃっくびいなす奄美・屋久島
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