フランス：コートダジュール～エクサンプロヴァンスの旅2013_05

2013/09/27 - 2013/10/04

いきなりの腹痛に襲われた第4日目、無事にエクス・アン・プロヴァンスへ到着することが出来るのか・・・。


第1日目：出発～ニース到着(http://4travel.jp/traveler/hakase705/album/10822736)
第2日目：エズ・モナコ観光→エクス・アン・プロヴァンス郊外(http://4travel.jp/traveler/hakase705/album/10826009/)
第3日目：リル・シュル・ラ・ソルグ～アビニョン(http://4travel.jp/travelogue/10843740)
第4日目：ポンデュ・ガル～リュベロン地方田舎巡り（ルールマラン・ボニュー・ルシオン）(http://4travel.jp/travelogue/10843907)
第5日目：ゴルド～リル・シュル・ラ・ソルグ（リベンジ）～エクス・アン・プロヴァンス(http://4travel.jp/travelogue/10843907)
第6日目：エクス・アン・プロヴァンス～グラース～カーニュ・シュル・メール
第7日目：エズ（リベンジ）～モナコ（リベンジ）
最終日：ニースから帰国

エリア フランス

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

8時に寝ぼけ眼で起床しました。体調のことを考えると、もう一泊ここで泊まったほうがいいのかもしれない、と思ったのですが、そもそもここは一泊の値段が高めであり気軽に延泊をお願いできる環境にないこと、また部屋数も少ないので予約が入っている可能性がゼロではないこと、後の予定も詰まっていることから、体調に気配りしつつ出かけることを決意しました。

シャワーを浴びて着替えし、8時30分に昨夜ディナーを食べたテーブルに向かったのですが、私が最初の朝食客でした。皆、遅くまでゆっくりしていたので、朝ごはんもゆっくりめなのでしょう。程なくして、昨夜のメンバーがフルに揃いました。

朝食は、席につくと搾りたてのフレッシュジュースが出され、クロワッサン・フランスパン・デニッシュが皿に盛り合わされて好きなものを取る形式になっており、各自へ陶器に入ったヨーグルトとエシレバター、ジャムが配られました。（ヨーグルトはとても美味しかったです。市販のものでしょうが、良いものなんでしょう。）体調を考えて、飲み物は温かいココアを頂くことにしました。

食事を9時半に終えて荷造りをし、チェックアウトをするときに最後の驚きがありました。オーナーのジャンさんが、たまたま私が手にしていた「地球の歩き方」を見て、”トータル金額”（部屋代だけではなく、飲み物代やらオプションがついたトータル価格）から10％を割り引いてくれたことです。彼の話だと、「特別のことじゃなくて、いつも（ガイドブックを持ってきた人には）そうしているよ」とのこと。期待していたわけではなかったので、とても嬉しかったです。

10時過ぎにジャンさんに見送られながらゴルドに向けてドライブを開始し、40分ほどで現地に到着しました。ゴルドは毎週火曜日にマーケットが開かれており、この日も大変賑わっていました。

村はあまり大きくないはずですが、かなり混み合っており、かなり村の外れにある坂を登り切ったところに近い駐車場に車を停めることが出来ました。（有料式で、2ユーロ/回、クレジットカード不可だったと記憶しています）

このゴルドも、映画「プロヴァンスの12ヶ月」で出ていた土地です。この写真のように見応えのある景色は見ものですが（ここは村外れの展望台的なところに行くと取れます。すぐわかるはず）、マーケットがないとつまらないかもしれません。

ブラブラマーケットを1時間ほど見てあるき、ちょっとした買い物をして村をさることにしました。

日本に返ってきて、ここで買ったベルト（1個5ユーロ）が大変役に立ったことは言うまでもありません。。。なにせメタボなもので。

ここから40分ほど走ると、リル・シュル・ラ・ソルグに行けます。なにせこの間の日曜日に訪れた時には雨模様であり、あまりのんびり散策する気分にもなれなかったので、今日のような晴れの天気に巡りあった日にリベンジをしてみたかったのです。

2日ぶりに訪れたリル・シュル・ラ・ソルグは、空の色とも相まって非常に綺麗でした。ただし、日曜日以外のリル・シュル・ラ・ソルグはやはり賑わっていないようです。街歩きをプラプラしたあと、（トイレを借りる意図もあって）日曜日にも来たカフェ（Grand Cafe de la Sorgue）に入ってしばし休憩し、エクス・アン・プロヴァンスに行くことにしました。

写真はリル・シュル・ラ・ソルグにある水路（運河？）にある水車です。

リル・シュル・ラ・ソルグから、エクス・アン・プロヴァンスへは高速道路を使います。

朝、宿を出るときに、「なぜか日本から持ってきたクレジットカードが、高速道路だけ使えないんだ」という話をしたところ、ジャンさんが「本当に馬鹿げている。おそらく海外のクレジットカードだと手数料が高くなるから受付ないんだろう。いつも外国からの観光客から同じ話を聴くたびに嫌になる！」と同情されました。

とは言えやはりクレジットカードは使えないので、小銭は必須です。

途中、サービスエリアの看板でPAULの文字を見つけたので、よってみることにしました。車を止めた目の前にお店があり、いろいろパンが売っています。が、値段はやはり高めで日本のとそう変わりがありません。

お腹も治っていないので、何も買わずにドライブ続行決定です。

写真の奥に見えるのが、セザンヌが好んで題材にしたという、セント・ビクトワール山です。

リル・シュル・ラ・ソルグから1時間15分ほどで市内に到着しました。早速この日に行こうと思っていた、セザンヌのアトリエに向かいます。（ナビにこのアトリエ情報があって、本当に良かったです）

16時5分にはアトリエに着いたので、良かった見学が出来る！と思っていたところ、係のおばさんから「チケットは売り切れよ」と言われてしまいました。

そんなに大きなアトリエでもないので、30分もあれば見られるはずであり、いくらなんでも売り切れはないんじゃないかと思ったのですが、早々に退散し、市内中心部へと向かいました。

エクス・アン・プロヴァンスは、プロヴァンス地方随一の都会であるため、まずはホテルの駐車場に車を止め、市内観光を楽しむことに。ホテルはすぐに見つかったのですが、駐車場が見当たらないので、その横にある公共駐車場（ROHNDE)に停めました。ここは中心部のショッピングセンターに付属する駐車場です。

ショッピングセンターのすぐ近くに観光局があることがわかったので、市内観光をするトラム情報を聞いてみました。

そうしたところ、エクス・アン・プロヴァンスで一番有名な大きな噴水（1つ前の写真です）の目の前からトラムが出ていることがわかったので、そちらへ向かって行くことにしました。（後でわかったのですが、この噴水、エミール・ゾラのお父さんが設計されたそうです）

トラムは一人7?、現金払いです。トラムは市内観光をするコースとセザンヌの道をたどるコースの2種類があったようですが、現在後者はやっていません。

朝10時から17時（冬季）/18時までの毎時15分に出発し、30分から40分かけて市内を巡ります。もちろん、日本語ガイドもバッチリあります。

トラムはエクス・アン・プロヴァンスの見どころをコンパクトにまとめており、なかなか興味深く、お金を払った価値があると思いました。

写真は、エクス・アン・プロヴァンス名物のお菓子「カリソン」の老舗です。先ほどの噴水設計者情報も、この老舗情報もトラムで知ることが出来ました。
そういえば、このカリソンのお店も、2日目のIngridさんから教わっていました。

建物の角に聖母子像が多いことに気が付かされます。トラムの解説によれば、かつてペストが流行った時、病気が治癒するよう祈りを捧げるために、建物のあちらこちらに聖母子像が設置されていたとのこと。

あのノストラダムスもペストがエクス・アン・プロヴァンスで流行った時に医師として治療にあたったことがあるそうです。

トラムから撮った写真なので少しぼけているかもしれません。コンビニというものを全く見なかったフランスですが、このSPARだけは2〜3回見かけました。

日本ではすっかり見かけなくなりましたね。

トラムでの観光を終えた後、ホテルのチェックアウトに向かうことにしました。予約していたのは、Hotel Arteaというところです。ミラボー通りから少し歩いた、ショッピングセンター・観光案内所近くのホテルですから、非常に便利な場所にあると言えます。近くには24時間営業のレストランもありました。

フロントで付属の駐車場はどこかと尋ねたところ、すぐ近くにある公共駐車場（Rohnde＝私が停めたところです)と同じ料金レートだというので、付属駐車場を使いませんでした。

フランスでは、通りの看板のところどころに、こっちの方向に曲がるとあのホテルがある、このホテルがある、という表示があります。このホテルもその例外ではなかったのですが、看板上は2つ星の表記がありました。一方、ホテル自体は3つ星を掲げているので、どこかのタイミングで格上げをしたのかも知れません。
（エレベーターがないあたりは、2つ星の名残があるのかも、です）

ロビー階（2F)の奥に泊まりましたが、静かで広い部屋でした。

バスタブの他に専用シャワーブースがありましたが、なぜかシャワーブースがトイレと同じ場所で、かつ床に何の工夫もないので、うっかりすると足をビチャビチャにしながら用をたすことになります。

ホテルにチェックインした後、予約してあったレストラン Lavaultへ向かいます。（http://lavault.net/）当時、トリップアドバイザーで大変高い点数がついていたので、大変期待して出向いたのですが・・・。

なんと、当日はキッチンに問題ありで営業が出来ないとのこと。何度か携帯に電話したんですが・・・と言われ、慌てて携帯をチェックしたところ、確かにそれが伝言に残っていました。

とは言えご飯を食べるところを確保せねばなりません。何か同業者としておすすめのレストランはありますか？と尋ねたところ、Mitchというお店が美味しいですよ、と薦めてくれました。

La Vaultから5分ほど歩いてMitchに到着。予約はないがいいか？と聞いたところ、テラス席なら空いているとのこと。

実際、テラス席と言いながらも歩道にテーブルとイスを出しただけでしたが、座れるだけでもありがたや。

このMitch、トリップアドバイザーでそこそこ高い点数がついており、お料理もなかなかのもの。嬉しい誤算でした。

22時すぎにホテルに帰りバタンキュー。ようやくお腹も元通りになってきたのが嬉しかったです。それにしても、生まれて初めて正露丸を飲みましたが、あれって効くんですね・・・。