2013/11/23 - 2013/11/23
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たびたびさん
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四国八十八か所は、中休み。今日は、ちょうど紅葉の季節の小豆島を観光することにしました。
ところで、小豆島は、瀬戸内海では淡路島に次いで2番目の大きさ。人口は約3万人。小豆島町、土庄町の2町からなり、いくつか港があるのですが、一番大きな港は土庄港です。
オリーブと二十四の瞳が有名ですが、そのほかにも、素麺、醤油、佃煮などの生産が盛ん。島内には、たくさんの佃煮屋さんが見られました。
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小豆島へはサンポート高松から。ここは、高松の海の玄関口。JR高松駅、高松シンボルタワー、JRホテルクレメント高松、高松サンポート合同庁舎、高松港旅客ターミナルビルを含む一帯の再開発地区です。
直島のアートフェスティバルは終わったところでしたが、一角には写真のような芸術作品もあって、ちょっとテンションが上がりました。 -
こちらの高松シンボルタワーは、高さ約151.3mの超高層ビルで、四国では最高の高さを誇ります。
最上階にレストランがあって、その入口付近が展望台になっています。高松港が眼下に見えたりして、独特の夜景でしたが、ちょっと微妙。お昼に瀬戸内海を眺める方がいいかもしれません。 -
高松から小豆島の土庄港までは、四国フェリーを利用します。
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所要時間は1時間。料金は670円です。
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瀬戸内海に浮かぶ島々や
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イチオシ
行き交う船を眺めながら、
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あっという間。帰りは寝転んで帰りましたが、寝転べるスペースは限られるので、早めの場所取りが必要でしょう。
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車もぎっしり。やっぱり今は観光シーズン真っただ中のようですね。
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土庄港観光センターは、小豆島の最大の港、土庄港にある施設。小豆島の地元産品を置く販売所とうどんなどの軽食の食堂も併設されています。小豆島の島内に向けたバスの発着場もこのセンター前が起点になっているので、待ち合わせ時間とかあれば、誰しもこのセンターに立ち寄ることになると思います。
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平和の群像は、土庄港観光センターの近くのロータリー脇。二十四の瞳の女先生と子どもたちの像です。二十四の瞳は、田舎の街にも戦争の波が押し寄せ、平穏な暮らしが破壊されてしまうという時代背景も大きなテーマ。純朴な表情がいっそう平和の大切さを感じさせてくれる像ではないかと思います。
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岡田長栄堂本店は、土庄港から降りてすぐの土庄港観光センター向かい。大師まんじゅうという大きな看板が見えたので寄ってみました。まんじゅうを蒸かしていり湯ががもうもうと出ていて、これは期待が高まります。
熱いから気を付けてと言われたとおり、餡子とかまでアチチっていうくらいかなりの熱さ。しかし、それがとってもおいしい。いい饅頭です。 -
今日は、省エネで、土庄港から出る「小豆島 島めぐり定期観光バス」を利用します。土庄港9:40発 土庄港15:30帰着。料金は3,980円。土庄港から、銚子渓お猿の国、寒霞渓、二十四の瞳映画村、オリーブ公園をぐるり一周します。
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バスが出発して、まずは、土渕海峡。これは、小豆島と土庄港のある前島の間にある海峡。海峡と言っても、一番狭いところで9.93mとほとんど川のよう。しかし、ちゃんとギネスブックでも認定された世界一幅の狭い海峡です。なお、写真は、この海峡にかかる橋、永代橋です。
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小豆島大観音は、土庄町。瀬戸内海を望む、見晴らしのきく高台にそびえています。真っ白な姿の観音像は、高さが50〜60mといわれる巨大なもの。近くには行きませんでしたが、遠くからでもよく見えました。景色のちょっとしたアクセントになっていると思います。
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さて、銚子渓自然動物園おさるの国に到着。
始めに、モンキーショーを見物します。 -
よく訓練されていて、笑いを誘っていました。
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奥に進んで、ここは、餌付けされた約500匹の野生のニホンザルが生息しているところ。
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餌付けされていても、れっきとした野生猿。観光客も餌をやることができるのですが、人間の方が檻に入って、金網の向こうから猿に餌をやります。
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銚子渓は、小豆島中央部を流れる伝法川の上流にある渓谷。寒霞渓ほど有名ではありませんが、ここも小豆島では定番の観光スポットの一つでしょう。中心は、銚子滝。滝口が銚子の形をしているのでこの名前になったということです。滝口を眺める施設から、渓谷の全景が見渡せます。山肌にダイナミックな崖の部分があったりして、小豆島の荒々しい一面を感じました。
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そして、銚子の滝は、銚子溪にある、高さ21mの小豆島最大の滝。ただ、銚子渓は自然動物園おさるの国がメインのようになってしまっていて、もしかしたら、この滝を見ないで終わる人も多いかも。おさるの国の入口手前にある施設を入って行って、そこのベランダから下を覗きこむと名前の由来になった銚子のような滝口がこんなふうに見えます。
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銚子渓から寒霞渓に向かう途中。こんなところにも野生猿の群れ。ガイドさんによると、こっちの山の中にいるサルの方が環境がいいのか毛並みがきれいだということでした。
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寒霞渓に到着。
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この駐車場は、寒霞渓の頂上といった場所。
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駐車場の周辺には展望が何か所かあって、そこから寒霞渓を見下ろすことになります。
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あれ、あっちの高台にも展望所が見えてますね。
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あっちの方が眺めがよさそうなので、行ってみます。
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途中は、紅葉のトンネル。
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これもいい感じですねえ。
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抜けると、さっき見えていた展望所です。
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岩場の向こうに、瀬戸内海に続く視界が広がります。
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ところで、寒霞渓は小豆島観光の目玉といったところ。
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東西7キロメートル、南北4キロメートルの大渓谷には、切り立った断崖や奇岩群が連なっています。そして、それをいくつかある頂上の展望台から、一望できるのも寒霞渓のいいところ。そして、やっぱり瀬戸内海まで含めた景観がすばらしい。他では見られない景色でしょう。
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最初にいた展望台。向こうもけっこう崖の上だったようですね。
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改めて、こちらの状況ですが、
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イチオシ
この岩場の先は断崖絶壁。皆さん、眺めを満喫しているようですが、けっこうへっぴり腰。やっぱり、怖い場所なんですよね。
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代わって、私も。
下を向くとさすがに怖いですが、 -
イチオシ
山肌に断崖が連なる
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ダイナミックな景色は、
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さすが日本三大渓谷のひとつと言われるだけのことはあるでしょう。
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駐車場に戻って、今度は一番海側の展望台に回ります。
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こっちは、瀬戸内海に向かって突き出たような場所になります。
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なるほど、瀬戸内海に向かって真っすぐ下って行く景色ですね。
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山肌を振り返って、こんな感じ。残念ながら、ちょっと、逆行気味です。
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三つの展望台を確認したので、あとはロープーウェイで下るだけです。
ただ、その前に。寒霞渓の頂上に出店が出ていて、小豆島の郷土料理という石切り寿司をいただきました。 -
いわゆる押し寿司なんですが、海老やしいたけがちょこんと載って、見た目もすごくきれいですね。ギュッと押されたお寿司も、程よい堅さがあって、食べやすい。岩国にも、こんな押し寿司がありますけど、同じ瀬戸内海でつながっているし、お互いに影響しているのかもしれません。ただ、お店は周囲の店に比べてあんまり売ろうという姿勢が感じられないので、ちょっともったいないかもしれません。
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寒霞渓ロープウェーは、下でバスが待ってくれているので、頂上からふもとに降りる片道利用です。
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動き出しました。
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イチオシ
おー。
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これは。。
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頂上からの眺めも悪くなかったのですが、
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このロープーウェイは、巨岩の間をすり抜けていくような感じ。
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イチオシ
正直、その迫力は比較になりません。
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おー。
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おー。
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そっちも眺めいいですかあ。
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正面に
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広がるのは、
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断崖、
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イチオシ
岩場と
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イチオシ
それに張りついた
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紅葉の赤。
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イチオシ
しばしの空中散歩は、
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まったく予想外の素晴らしさでした。
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いやー、よかった。よかった。大満足です。
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ロープウエイを降りて、バスに向かいます。
ところで、観光バスですが、利用者は普通だと一時間待ちの混雑の中、優先してロープーウェイに乗せてくれるし、それだけでもものすごく利用価値があったかも。 -
おまけに、降りてまた駐車場に上がらないといけない人もたくさんいて、また長い行列に並んでいました。本当にお疲れ様です。
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ちょっと時間があったので、
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登山道の方に回ってみました。上から降りてくる人もそこそこいましたが、眺めは、多分、ロープーウェイの方がいいんじゃないかと思います。
さて、ここから今度は二十四の瞳映画村です。 -
二十四の瞳映画村には、映画のセットで使われた「岬の分教場」がありますが、二十四の瞳映画村に行く途中にあるこちらの建物が、その原型となった「岬の分教場」です。1902年に建設された旧田浦尋常小学校です。
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二十四の瞳映画村に到着。
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映画村は敷地も広いし、
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施設も多いので、
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限られた時間で何を見るのか迷ってしまいます。
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私は、映画をテーマとする「キネマの庵」へ。
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しばらく二十四の瞳を見ました。
映画では、最近言われることですが、女先生の寄り添う姿勢が印象的。強くはないが、自分にできることを素直に表現できる姿は本当に感動的でした。 -
「キネマの庵」前のブロンズ像。
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こんな子供たちにも、戦争の影が忍び寄る。
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イチオシ
逆らうことのできない大きな時代の波を鮮やかに切り取った映画のシーンが、改めて思い出されて、胸に迫るような気持ちになりました。
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最後は映画撮影で使用された「岬の分教場」の見学。
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教室から、
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思いでノートの部屋に。
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イチオシ
この老夫婦も、この日の思いを楽しそうに書いています。そして、また誰かがそれを読んで、思いはつながって行くんですね。
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かまとこは、二十四の瞳映画村の入り口前にあるお土産物屋さん。観光バスのガイドさんの情報によると、ここの塩ソフトクリームが絶品なのだとか。ほかに、じゃこてんのお勧めなのだそうで、
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私はじゃこてんをいただきました。じゃこてんは宇和島が有名ですが、むこうはちょっと塩味がきつい。ここのはすり身の甘みもあって、食べやすい。評判通りのうまさでした。
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今度は、湾を回って、オリーブ公園へ向かいます。
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小豆島は、オリーブが有名ですが、つくだ煮や醤油の製造も盛んな島。小豆島の醤油製造の代表格がこのマルキン醤油です。自動車道路の両側には、醤油工場の施設が立ち並んで、壮観。小豆島の一大産業であることを実感します。蔵は、近代化産業遺産群に認定されています。
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オリーブ記念館は、オリーブ公園の一番高い場所に建つ施設。
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小豆島で、オリーブの栽培が成功するまでの苦労や歴史などを紹介するコーナーに、オリーブを使ったたくさんの種類の食品が販売されています。オリーブの緑のチョコレートがとてもマイルドでおいしい。私としてはイチオシです。
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小豆島オリーブ公園は、瀬戸内海を見下ろす斜面一帯に
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オリーブの木が植えられた公園。
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小豆島では、明治時代に日本で初めてオリーブの栽培に成功しています。
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よく見るとオリーブは実が鈴なり。
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黒いのや緑のやがあって、種類もいろいろ。先人たちの努力によって、豊かになった小豆島の恵みを感じました。
バスの旅はこれで終了です。 -
帰りに見えたのは、エンジェルロード。これは、小豆島の前島から沖に浮かぶ中余島を経て余島へと続く約500mの細長い砂州の道。がんばれば土庄港からでも歩ける範囲でしょう。最近有名になりましたが、干潮時に現れて、これを二人で渡ると結ばれるというのですが、この日も、干潮を待つ行列が出来ていました。
以上で、小豆島はおしまい。再び、高松に帰ります。 -
高松に帰って、まだ時間があるので、ここからは市内の散策です。
最初のe-とぴあ かがわ 情報通信交流館は、高松シンボルタワーの4・5F。観光案内所としては、香川だけでなく、四国各県の見どころや特徴を的確に紹介していて、とても感心しました。 -
それ以上に、香川の古い町並みを再現したテーマ館風のエリアもあって、楽しめる施設としてもかなり充実しています。
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気が付かない人も多いかもしれませんが、高松では穴場中の穴場かもしれません。
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手打十段 うどんバカ一代は、瓦町から歩いて15分くらい。うどん屋さんが不便なところにあるのは慣れています。
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ここもそんなに便利じゃないと思うんですが、行列まではなかったもののたくさんの人が押し寄せている感じ。やっぱり、人気店なんですね。
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で、いただいたうどんは、お店の一押しという釜揚げバター。バターの風味に、掛かったこしょうがいい組み合わせです。それで、最大の特徴は、麺のやわらかさ。ご飯で言ったら、お粥さんということでしょう。ちょっと、新境地かもしれません。
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お肉屋さんの三ツ輪は、瓦町駅の前。若い女性が座って、から揚げを食べていましたが、見るとから揚げには、大量のマヨネーズがかかっていて、これはうまそう。
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ただ、あまりお腹が減っていなかったので、もう一つ気になったポテトの揚げたのにマヨネーズの掛かったタイプをいただきました。ちょっと胡椒が効いていて、熱々。豊かな気分になりました。そうしている間にも、次々とお客さん。地域に愛されているお店です。
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高松市内には、複数の商店街がびっくりするくらい広い範囲にあちこちつながっていて、高松中央商店街というのが総称だそうです。そして、その高松中央商店街にあってはこの南北に伸びる丸亀町商店街が中心。高松城を築城した生駒親正が丸亀から町人を連れて来て商売をさせたのが名前の由来だということです。
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さぬき菓子工房 おんまいは、丸亀町商店街にある丸亀町グリーン西館1F。けっこう広いスペースを使って、ゆったりきれいなお菓子屋さんです。
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いただいたのは、洋菓子風の「みるくつつみ」。なるほど、すごいミルクの香りですね。もちろん、何かの工夫はあるのでしょうが、こうしたレベルにまで高めて提供する姿勢というのが立派なお菓子屋さんの証だと思いました。
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名物かまどは、丸亀町商店街の中。大きな口を開けたような形が特徴のお菓子。テレビ宣伝も積極的にやっているので香川では有名なお菓子です。ただ、本店は坂出のようで。塩田で塩を作る際に使っていたかまどをモチーフにして先代が考えたお菓子のようです。
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今回は、かまどパイをいただきましたが、これも美味。進化を続ける名店です。
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松風庵 かねすえは、丸亀町商店街の一角にあるちょっと元気のあるお菓子屋さんです。
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目に入ったのは、島舞台というどら焼き。坂出産「坂出金時芋」をメインに、小豆島産「オリーブ油」、直島産完全天日干し「SOLASHIO」、豊島産「無農薬レモン汁」に「讃岐和三盆糖」を加えた香川県尽くし。それぞれの味わいが分かるわけではありませんでしたが、その心意気のようなものは感じれたと思います。縞々の焼き色もインパクトありです。
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くつわ堂は、高松を代表するお菓子、瓦せんべいのお店。商店街の中に立派な店構えが目を引きます。
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瓦せんべいは、明治10年、さぬきの三盆白として有名な最高級の砂糖を取り入れ、玉藻城の瓦にあやかり創製したしたのが始まり。まあ、文句なくうまいのですが、問題はその固さ。気を付けて食べないと歯が折れてしまいそうです。ご注意。
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片原町商店街を歩いていて見つけた小さな和菓子屋さんは、冨久ろ屋。高松市内には、あちこち長い商店街があって、けっこう注意していたのですが、和菓子屋さんはこの店位だったと思います。高松は城下町だけに、もっと和菓子屋さんが多いと思っていたのですが、そうでもないようで。ただ、このお店に入ると、いわゆるお茶に使うような季節の生菓子がとても色鮮やかに並んでいました。
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いただいたのは、ピンクのきんとん。このきんとんは餡でできたもの。舌触りの軽い味わいでした。
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こちらは、ライオン通り。
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川福は、その通りにある讃岐うどんの老舗です。讃岐うどんは、けっこう不便な場所にあって、お店も粗末といったイメージがあるのでしょうか、お店をのぞいていた女性グループが讃岐うどんらしくないお店だよねとかいって通り過ぎて行きましたが、まったく、知らないにもほどがあります。
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ということで、ざるうどんをいただきましたが、きれいな味のツルツル系。まさしく正真正銘の讃岐うどんの名店です。ただ、初めて食べた時にはもっと細かった印象があったのですが、だんだん慣れてきているせいでしょうか。今回はあまり感じませんでした。一応お店にそのことも聞いてみたのですが、太さは昔から変えていませんとのことでした。
さて、最後まで粘った三日目も以上で終了です。
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