2013/08/15 - 2013/08/16
81位(同エリア323件中)
かずおさん
大した飛行機の割引もなく、かと言って特典航空券も取りにくいお盆休み。結局今年もどこへ行くか決められないまま8月に入ってしまい、考えた結果久々に東京方面へ行くことに決定。1日目は久々に東京湾フェリーに乗りたくなったのでまずは久里浜からのフェリーの時間を調べてそれに合わせて移動、あとは計画も何もない思いつきで動いた1日になりました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8月15日の午後9時半過ぎにやってきたのは大阪駅のJRバスターミナル。今回は高速バスで東京へ向かいます。今日の便はお盆を関西で過ごした東京の人が帰るのが多いのかな?それとも自分と同じくこれから東京へ旅行に向かう人が多いのかな?
高速バス (西日本JRバス) 乗り物
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交通渋滞も予想され、予定より到着が遅れる可能性があるとのアナウンスも何のその、定刻より10分ほど早い5時35分に池尻大橋駅到着。たまにしか乗らない2階建てのバスですが今回は珍しく1階席でした。1階でもしっかり寝られましたが、2階とどちらが乗り心地は良いものなのでしょうかね・・・?
池尻大橋駅 駅
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横浜まで東急で出て、あとは久里浜まで京急で一直線。平日であれば既に関東のラッシュは始まっている時間でしょうがまだお盆休みですね、比較的ゆったり来ることが出来ました。
京急久里浜駅 駅
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久里浜駅からはバスで港へ。停泊しているこの船が今度の8時20分発金谷行きのようです。
東京湾フェリー (久里浜港発) 乗り物
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ターミナルから船へと続く通路。時間も迫っているので早速乗船しましょう。
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これから向かう房総半島といえばゴルフ場があちこちにあるイメージでしょうか、それに対応してかゴルフバッグ置き場があってしっかり使われています。
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夕方には夕日を見ながらフェリーで往復するサンセットクルーズなんてイベントもあるようです。観光客向けに通常の航路を往復で利用する企画は最近多いですね。
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フェリーといえば靴を脱いで上がれる座敷があるかと思っていたらどうやらこの船には無いようで・・・距離も短いからでしょうかね。最近乗った瀬戸内海のフェリーでは割りとどこにでもありましたけどね〜
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乗船時間は40分、外のデッキで風を浴びることにしましょうか。
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いよいよ出航、あっという間に陸地から離れていきます。
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お、カモメがついてきた。
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三浦半島と房総半島の距離が一番近くなる東京湾の入口を横断するこの航路、東京や横浜へ出入りするとみえるたくさんの船が見えています。
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神奈川県の三浦半島を後にして一気に南房総へ。
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なんか増えてきたぞ。
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火力発電所の横を通って沖に出ます。
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カモメたちのお目当てはもちろん乗客が投げるスナック菓子などのエサ。
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程なくして見えてきたのは海獺島(あしかしま)、明治時代中頃まではこのあたりにアシカが生息していたことからついた名前だとか。
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こちらが久里浜を出たと同時に金谷を出航していた久里浜行きとすれ違い。
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横須賀が近いためか、海上自衛隊の船も出入りしているようです。この船は掃海船の「はちじょう」だそうです。奥には観音崎の灯台も見えていますね。
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大型の貨物船がいくつも見えていて東京や横浜への船の出入りの多さを伺うことが出来ます。
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それにしてもどこまでついてくるのだろうか・・・
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そうこうしているうちにあっという間に金谷港に到着。マンションや住宅が建ち並ぶ久里浜とは対照的に海と山に挟まれた田舎の漁村といった風景です。
東京湾フェリー (金谷港発) 乗り物
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久里浜からついてきたカモメたち。途中での脱落もあったもののかなりの数がついてきていました。ひょっとして毎日こうして船が出る度についてきているのかな??それでは下船の準備が出来たようなので下りることとしましょう。
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伊豆大島へ向かうジェットフォイルが勢い良く駆け抜けていきます。どうせならフェリーの上から間近で見たかったなぁ・・・
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久里浜からの距離は11.5km、発電所の煙突や久里浜港近くのマンションなどが見えています。今の時期でもこれだけ見えるのですから冬になればもっとはっきり見えるのでしょうね。
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この後はノープラン、夕方までに東京に着けばいいのでまずは金谷港の近くをふらふらと。
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目の前には太平洋、普段見ている大阪湾や瀬戸内海は狭くて対岸が見えてしまうのでこういったどこまでも続く海というのは久々に見たかも。
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ここまで乗ってきた船が久里浜へと折り返して行きます。
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自分が乗った時はかなりの乗客がいましたがこの便は少なめ。アクアラインの割引などでかなり苦戦しているようですが、頑張ってほしいものです。
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港から出る道には周辺の観光地やホテルの案内看板が。
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金谷港のフェリーターミナル、年季の入った建物に見えますがそれがまたいい味を出しています。
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一度行ったことはありますが、この後は鋸山に上ることに決定。以前来た時、ロープウェイ乗り場まで歩いて15分位だったと覚えているのでそのときの記憶を頼りに歩いていきます。
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漁船の並ぶ光景。
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ロープウェイ乗り場に到着。ちょうど団体客と重なってしまったもののロープウェイの長さ自体それほど長くないので短い待ち時間で乗れそうです。
鋸山ロープウェー 乗り物
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上手い具合に窓側の場所を確保、ぐんぐん上っていく風景を撮って行きましょうか。
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東京湾を一望です。
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すれ違うロープウェイと、奥には金谷港に到着したフェリーも見えています。
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鋸山は古くから房州石と呼ばれる石の採石場であった山。昭和57年までに採石は終了したようですが、その跡地と見られる場所があちこちに見られます。
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だいぶ高度が上がってきました。もうそろそろ終点かな?
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望遠で金谷港を撮ってみる。
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山上の駅に到着しました。ここで切り出されたものでしょうか、様々な石が展示されていました。
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駅の屋上が展望台になっていて広範囲を見渡すことが出来ます。この時期でも対岸まで見えているので空気が澄んでいればどのくらい見えるのでしょうか。
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南房総方面、海の色が綺麗です。なんか東京湾ってイメージではないような。。。
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ここは「関東の富士見100景」だそうです。今日は流石にそこまでは見えないですが、冬になれば見えるのでしょうかね・・・?
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鋸山の山頂は標高329m。千葉県で一番高い愛宕山が408mなのでこれでも県内でかなり高い山ということになります。スカイツリーはおろか東京タワーのてっぺんよりもまだ低い場所ということですねここは・・・
日本寺 寺・神社・教会
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山全体が日本寺と呼ばれるお寺の境内になり、道が整備されていて見所をつないでいます。まずは百尺観音のある方向へと行きましょうか。
日本寺 寺・神社・教会
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いかにも石を切り出した痕ということがわかります。
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なかなかおもしろい景色、他ではちょっと見たこと無いかも。
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百尺観音に到着。一見長い歴史あるもののようにも思えてしまうかもしれませんが、昭和41年に戦没者や交通による犠牲者の供養のために造られたものとのこと。
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名前の通り百尺=約30mあるという巨大な磨崖仏です。
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百尺観音の上にあたる場所にある地獄のぞき。
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遠くに見えているのは富津岬の東京湾観音ですね。
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金谷港に入ってくる東京湾フェリー。
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まだ新しそうな高速道路が真下を通っています。
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そしていよいよ地獄のぞきへ。先ほど百尺観音を見ていた辺りを見下ろします。
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こうして見るとなかなかの断崖絶壁っぷり。
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羅漢エリアと呼ばれる石像が並ぶ場所を通ります。
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百躰観音
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下りが続きます。
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大仏様が見えてきました。薬師瑠璃光如来と呼ばれるものだそうで、1783年に出来たものが原型で今あるものは昭和41年に修復したものだそうです。
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31mの高さは鎌倉や奈良の大仏を凌ぎ堂々の日本一の高さだそうです。
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本堂は現在工事中とのこと。
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帰りは表参道と呼ばれる山道からロープウェイを使わずに下山します。
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舗装された歩きやすい道を10分ほど歩けばもう麓です。もう少しで海が見えてくるかな?
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海とJRの線路が見えてきました。ちょうど特急列車が来たので海と合わせて一枚。
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このまま進めば駅があるのでそこから電車に乗ることとして日差しの強い中、影もほとんど無い道を歩き続けます。振り返ればロープウェイの山頂駅が見えています。
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目指す駅は内房線の保田駅、山から下りるのはあっという間でしたが結構そこからが長く感じました・・・
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事前に調べてあった電車の時間に間に合うように保田駅へ到着。東京からまだせいぜい100km程度の場所ですが、このあたりになると電車は1時間に1本だけ。
保田駅 駅
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いかにもローカル線の駅、といった雰囲気が漂っています。正面に見えている鋸山の南側にあたるのでこのあたりは鋸南(きょなん)町という地名だそうです。
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電車が来ました。
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窓の外に広がる大海原。空気が澄んでいれば海の向こうに富士山も見えるんですよね〜一度見てみたいです。
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40分ほどの乗車で着いたのは木更津駅。駅そばで昼食にして次に向かう先は・・・
木更津駅 駅
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川崎行きのバス乗り場。朝に乗った東京湾フェリーと、もう一つの東京湾を横断するルートである東京湾アクアラインを高速バスで通りたいと思います。本数も多くて次々にバスがやってくるのは流石に東京や横浜、川崎へ直結しているからでしょうね、陸路で行けば延々遠回りになりますから。
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アクアラインの開通で開発も進んでいるかと思いましたが、それでも木更津の街を少し離れれば田園風景が・・・
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袖ヶ浦のバスターミナルで乗客を乗せたらアクアラインへ。4.4kmの橋と9.6kmのトンネルから構成されるアクアライン、千葉県側から入ると前半は橋になります。
東京湾アクアライン 名所・史跡
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橋も全区間平坦ではなく途中で上り下りがあるようです。それにしても青空と海が綺麗・・・
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海ほたるに到着。下りるかどうか迷いましたが、結局下りました。
海ほたるパーキングエリア 道の駅
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海ほたるは以前に会社の社員旅行で来たことがありますがロクに写真も撮っていなければ、大して中も見て回っていないので今日はしっかり見たいと思います。
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これまで走ってきた千葉県側の橋をバックに。
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そうそう、バスはすんなり海ほたるに入ってきましたが一般の車は駐車場に入るために大渋滞でした・・・目測で5〜600mくらいは並んでいるでしょうか、それも大して動いていないように見えるので大変です・・・
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イルカのモニュメント。
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思っていた以上に広い敷地です。もともと何もなかった海の上にこんなものを造ってしまうなんて・・・そう思えてきます。
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海ほたるを境にここから神奈川県側は海底トンネルに。この真下を通っているのですよね・・・
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南のリゾート風?
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海底トンネルを掘った時に使われたシールドマシンの一部がモニュメントとして保存されています。直径14.14mという巨大な刃です。これで海の底を掘り進んだんですね・・・想像もつかないです。
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鳥たちにとってもここは楽園のようで。
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シールドマシンの前まで来ました。
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刃が擦り減っているのが分かります。
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釣り船かな?トンネルの換気塔である「風の塔」と合わせて。
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シールドマシンの歯がない側です。
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5階建ての建物のうち1〜3階が駐車場、4,5階が売店やレストランになっています。
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駐車場やレストランのある建物から少し離れた場所にある建物は技術資料館「うみめがね」、アクアラインを造った技術や歴史を紹介する施設です。
技術資料館 海めがね 美術館・博物館
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模型やパネルでの展示など、分かりやすく紹介されていましたが・・・それでもこんなモノを造れてしまうのがやっぱり信じられない・・・スゴイ技術です。
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アクアトンネルの入口。ここから一気に東京湾の海底へと導かれます・・・
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そろそろ予定していたバスの時間、アクアラインを通る高速バスの本数は多いものの海ほたるに停車する便数は少ないので気をつけないといけません。
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海ほたるを後にしてトンネルへと入ります。ちょうど海ほたる全体を見られる場所を通ったので一枚。
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トンネルの中はやや渋滞気味であったものの無事神奈川県に上陸。最初の停留所である浮島バスターミナルでバスを下ります。そしてここから歩いて向かう先は・・・
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歩いて5分もかからずに到着できる浮島町公園。対岸にある羽田空港の滑走路を離発着する飛行機が見られるスポットです。早速着陸機が見えてきました。
浮島町公園 公園・植物園
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東京湾へと出て行く貨物船が目の前を・・・
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風力発電機と2機同時に離陸して行くシーン。
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ANAとスカイマークの格納庫が見えています。そう言えば整備場の見学ツアーとかやってますよね〜一度参加してみたいものです。
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東京の街は霞んで見えますね・・・
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いってらっしゃーい。
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こちらはJALばかり並んでいる第一ターミナルですね。あっという間に鶴丸の塗装が増えましたね・・・
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スカイツリーを背にして。空気が澄んでいれば良かったのですが・・・
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大型機はここで見ていても迫力あります。
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ポケモンジェットが来ました。離発着が次々にあるので見ていて飽きません。
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それにしても、さっきから月の横を離陸機が通っていきますね・・・重なったりしないかな。
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お、次に来たのはもうすぐ引退のジャンボではないですか。何度も乗ったけどもう残りの数も少ないんですよね・・・
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何機か見送るものの上手く月とは重なってくれません。なんか、重なるのが撮れるまで帰りたくなくなってきた・・・意地になってるかも?
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チャンスは思いがけず来るものですね、その後すんなり撮れてしまいました。さて、まだ暑いのでそろそろバスに乗って涼しい場所へ行きましょうか・・・
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今度は空気の澄んだ時期に来たいものですね、鋸山からの富士山も見たかったですし、浮島町公園からのスカイツリー、海ほたるからの景色も。ということで路線バスで川崎駅へ向かいあとはJRで東京へ、1日かけてぐるっと周った東京湾の旅を終えたのでした。
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