2013.11久留米とんぼがえり2-寺町散歩2：西方寺から徳雲寺　遍照院庭園

2013/11/26 - 2013/11/26

朝のすがすがしい時間の寺町散歩が続く．西方寺からはじまり，残りの12寺を紹介．特に誓行寺と遍照院の庭がすばらしかった．また徳雲寺にはこの久留米藩の明治時代の悲劇が刻まれていて，久留米の歴史を感じさせる散歩となった．古賀春江，井上伝そして勤王の高山彦九郎など久留米藩の歴史の長さとすばらしさを感じることが出来た．お寺も新旧の建物があり面白かった．千栄禅寺のギリシャ風のような教会風のような建物にはびっくりした．

エリア 久留米(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: タクシー ANAグループ JR特急

0803　西方寺　浄土宗

西方寺 寺・神社・教会

昭和49年の建物

浄土真宗　誓行寺

鐘楼

住職さんが「今年の紅葉も終わりですね」と掃除しながら語ってくれた

庭園が素晴らしい

妙正寺　日蓮宗

妙蓮寺　浄土真宗

本堂は昭和7年再建

正覚寺　曹洞宗

本堂は1852年

これは教会みたいなお寺

千栄禅寺という．

曹洞宗，ブリジストンの石橋家が寄進したようだ

鐘楼もコンクリート

まるでマリア観音　子供を抱いている

ギリシャ風に思う．ブリジストンさん，とても変わったお寺作ったのですね．中を見学したかった

妙善寺　日蓮宗

0817　遍照院　真言宗

入ってすぐに地蔵菩薩彫像板碑の展示

14世紀末から15世紀に地蔵菩薩の板碑が多数作られたと

さらに中へ

燈籠の上に仏像が彫られている

高山彦九郎銅像　18世紀後半の尊王思想家　モーツアルトより9歳年上だ

先駆的な尊王思想家　それで日の丸で祀られている

このそばの知人の家で自害したようだ

お墓に後ろの焚火の煙がはいり，まるでお線香のようだ

庭園に　割と新しい庭園だ

朝の光に紅葉がきれい

焚火の煙が時々来るのが晩秋らしい

庭を出て，先ほどの門まで戻る

少林寺．臨済宗．昭和41年の本堂

一番奥の医王寺，真言宗

来た道とは反対側に山門を持つ

本堂は平成3年

地蔵菩薩

板碑だ．

歩いて行って元の道へと戻る．そして右折

浄土宗　善福寺　昭和41年

古賀春江供養塔　大正期に活躍した日本の初期のシュルレアリスムの代表的な洋画家（男性）である。

善福寺の住職（古賀正順）の長男として生まれたとのこと

徳雲寺　臨済宗

徳雲寺 寺・神社・教会

本堂の前で十志士は明治2年切腹させられたようだ．昭和53年再建

久留米藩の幕末は激動だったようだ．http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E9%A6%AC%E9%A0%BC%E5%92%B8#.E5.B9.95.E6.9C.AB.E3.81.AE.E4.B9.85.E7.95.99.E7.B1.B3.E8.97.A9

滋賀県渡岸寺の有名な十一面観音に似ている．すこしふっくらしているかな．

井上伝女の墓　立派だね．1788年生　21歳のときに原古賀町の井上八次に嫁ぎ二男一女を儲けるが、伝が28歳のとき八次は病死。嫁いでからは試行錯誤しながら久留米絣を「阿伝加寿利」として売り出した。3人の子をかかえながら井上の織物の美しさは評判になり、最初は二十人前後だった弟子が井上が40歳のころには3400人を超えた。そのうち400人は各地に散ばり久留米絣は久留米藩の特産品となる。晩年は実家近くに工場を設けたり、久留米絣の出張教授をしたりした。明治2年（1869年）に82歳で死去。

井上伝女の肖像

お地蔵さん

「十志士とは、王政復古後に樹立された久留米尊攘党政権により、市内寺町徳雲寺で明治二年一月二十五日夜、切腹の悲運に遭った旧政権の有志達で藩の近代化に尽した開明的指導者群を指す。優秀な藩士であった十人の死刑は久留米藩の地域産業や教育・文化・経済の発展のためにはマイナスであり、まことに残念でならない。」
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/6633/0/67324593
現在0852．