2013/11/01 - 2013/11/01
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ちびのぱぱさん
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札幌から千歳空港に知人を迎えに行くことになりました。
ちょっと時間があったので、ふだん通らない道を選んで、偶然通りかかったのが、写真の「白扇(はくせん)」の滝。
このあたり恵庭渓谷と呼ばれ、いくつかの趣の異なる滝が連なって、
紅葉が終わって静かに碧い水をたたえた清流を、殷賑なものにしておりました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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札幌から支笏湖に向かう途中、恵庭市に抜ける山道があります。
コンビニで購入したおにぎりを、どこでいただこうかと思っていると、数台の車の駐まる、大きなパーキングエリアを見つけました。
こんな山中に、奇特なことです。
もちろん、ここでいただくことにしました。
しかし、ツナマヨなんか、よく食べられるものです。
おにぎりは、梅かタラコと相場が決まっているのです。
もっとも、妻のすることにけちをつけるような間抜けなことはしません。
ぱりぱりの海苔の香ばしい焼きメンタイおにぎりをほおばりながら、ぼんやりとほかの車の様子を眺めていると、車から降りた人々が、駐車場の中央にある階段を下りてゆくのが目にとまりました。
食事を終えて、私たちもその階段を下りてゆくと、写真の看板があり、その先に滝があるようです。 -
もう紅葉も終わり、晩秋の趣。 -
滝は、すぐ目の前にありました。
白扇の滝というのだそうです。
滝壺に落ち込む河床が、扇状に広がっているのでそう名付けられたのでしょう。 -
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この立て札がなければ、……
近くにきれいなログハウス風のトイレもあり、少し離れたところに、小さな売店もあったのには驚きました。
ちらりと中を覗くと、年配の男性が腰掛けて何かに目を通していました。
二坪ほどの店内には、いくらかのおみやげや、案内のパンフレットなどが置かれていました。
案内所も兼ねているのかな。
私たちが店の中に足を踏み入れても、男性は引き続き何かに熱心に目を通していました。
この場合かえって、商売熱心に対応されるより、狭い店内で自由に振る舞うことができ、結局買い物をしない私たちとしては、救いとなりました。
この距離感は、店番のこの方が、意図的に設けているものなのかも知れないと、駐車場に続く階段を上りながら、想像力を働かせました。 -
さらに少し進むと、また駐車場があって、こんどはラルマナイの滝というのだそうです。 -
先ほどとはまた趣を異にしております。
ラルマナイとは、水のない川という意味のアイヌ語だそうで、名前とは裏腹な奔流が、滝の急斜面を勢いよく駆け下っています。 -
両側から迫る崖は急峻になり、陽が届きません。
「さむい。」
見ると、妻が蒼い顔をしています。
あまり長居をしない方がよいかも知れません。 -
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車を置いて、道沿いに数分歩くと、こんどは三段の滝。 -
橋の上から、眼前に望むことができますが、持参したカメラの画角が狭く、全貌を納めるのに苦労します。
となりの妻の顔を見ると、どうも、限界が近いようで、車に逃げ込むように戻りました。 -
この川はやがて恵庭湖に注ぎます。
静かで明るい湖面は、いかにも北海道のダム湖の顔をしていました。
瓢箪から駒とはこのことで、ただ通ったことのない道を選んだだけで何も期待していなかった分、さわやかな景色を堪能して、何か得な気分になりました。
千歳からレンタカーで支笏湖を目指すのであれば、恵庭まわりでこの渓谷を通ってみるのは、お勧めだと思います。
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